文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
③で車は完成しましたが、今作はもう一工夫します。
鳥肌が立つぐらいデキのいいキットを作りつつ、ちょこっと工夫を加えたくて、室内のキルティング表現やら、縦2連マフラーの
自作やらやってきました。でも、3連作として並べることを考えると、2000GTのリトラ開に比べて工夫が地味だなぁ、
かといって他にイジる所もないし。。。で、久しぶりにエンジンの単体展示添えをやってみようかと。
エンジンのランナー取り寄せも考えましたが、遠い将来にマルーンカラーで(エンジンレスで)作るのもいいかも、ってワケで
一箱追加購入。結果的に窓枠のやり直しにも部品使っちゃいましたが。。。
エンジンの工作に取りかかる前に、車を眺めてニヤついてたら、
ショックな発見が。。。ボディ裏はインスト通り黒く塗りつぶしてるんですが、矢印のあたり、お分かりですか?
リヤハッチの裏側の黒塗り範囲が足りなくて
白のままの所が見えるんです。ここはバスタブで隠れる
モンだと決めつけてました。
まあ、普通に眺めてる分には気づかないんですが、
気づいてしまったら気持ち悪い。外して塗りました。
上下合体前後の部品取り付け手順を考えて進めてたのに。
案の定、フェンダーミラーが片方外れました。
幸い、部品自体は壊さないで済んだ。。。
さて、エンジン添えですが、初めてやったのは
この時。私のプラモ趣味が初めて自分の部屋から
外へ出た思い出深い模型です。HP開設前の2011年。
エンジンとミッションケースの切断場所が
違ってますけど ^^;
で、かなり間は空きましたが、アメ車+エンジンって
いう意匠で並べたくてこれを作ったのが2回目。
2015年です。
これが3回目、2018年。
脚元にタイヤを配したりしましたが、
3つとも同じ形の展示台です。
今回は違う台のアイデアが欲しくて、エンジン・展示 とかのワードで検索したら、横浜の日産エンジンミュージアムの画像だらけ。
ちょうど日産車だしマネすることにしました♪ きっと横浜には L24 も展示されてるんじゃないかな。
まず、土台の骨になる形を0.5ミリ厚のプラ板で
切り出します。
4枚、同一形状にしたいので両面テープで
貼り合わせておいて削ります。
で、0.3ミリのプラ板を骨のカーブに合わせて
接着します。
パテで補強を加えたりしながら。
支柱は金属。ニトリのフォトフレームの脚です。
垂直に気を付けてベースにネジ込みます。
ネジより少し小径の穴を開けておいて、
ぐいぐいってネジ込めばOK。
がっちり立ちました。
エンジンミュージアムの展示台は頑丈そうな鉄(?)の
台座に太い柱が立っていて、その柱の上にエンジンが
乗ってる形です。
柱の根元の補強材もマネします。
これはジャンクの足回り部品から作りました。
そこそこ整えたつもりでしたけど、
こんなキズとか、
こんな接着剤のはみ出しとか。
こういう類の修正ってなかなか埒が明かなくて
キライです。何回かループですな。。。
車に組みつけた方のエンジンはまったく何にもせずに塗っただけですが、こっちはむき出しになるので少しずつ手を加えます。
ファンベルトの部品のお約束、分厚過ぎるベルトを
薄く削ります。左が削った後です。
ナイフの刃が滑って、一か所切っちゃいましたが、
それも直して出来上がり。
ファンも厚みが気になるので薄くします。
右のような厚みのままだとちょっとねぇ。
難しくはないですけど、7枚、面倒でした。。。
羽は白で塗ります。
この小さいハートは何をしてるかというと、
エアクリーナーに付く蝶ネジ。
実車の画像を見ると、まあまあ目立つので
加えてみましょう。
う~ん、微妙ですねぇ。
実物は小さいので、この画像よりはそれっぽく
見えますけど。もうちょっと考えます。
エンジンブロック本体とE19の部品は、こんなふうに
組み合わさります。
E19 がブロック本体の一部とエンジンを車に
載せる取り付けステーとを兼ねてます。
もちろん取り付け精度ばっちりで、きっちりシャーシに
載るんですけど、単体展示の場合はステーがジャマ。
ステーを切り落として、パーツの合わせ目の段差&
スキマを直します。
これまた2、3回ループすることになりそう。
で、そこそこ整ったのでまずはブルーに。
下半分は青く塗装されてるんですね、この車。
この後、上半分にシルバー吹いて、
最後に全体につや消しクリアーという手順です。
土台も整形し直しができたので最終塗装。
シルバーリーフ → プレミアムトップコートの
ツヤ消しを少し砂吹き気味に。
このキットのエンジンの部品、フラットアルミ指示が
多いんですが、この重ね塗りで行くことにします。
ブログでも話題にしましたが、ヘッド部分の
「NISSAN OHC」の文字は実車画像では
エンブレムじゃなくて、一体の凸造形。
インレットではピッカピカ過ぎる気がします。
なので、塗装前にインレットを貼ってしまい、
その上からシルバーリーフの砂吹き。
これでヘッドに浮彫りっぽく造形された雰囲気に
近づいたかと。
それにしても、「OHC」がスポーツエンジンの
アピールだったんですねぇ。
80年代以降の「ファミリーカーまで全部 DOHC」を
経た今の感覚からすると、いかにも時代を感じます。
デストリビューターの凸モールドは切り落として
0.7ミリの穴を開けます。まあまあ等間隔に
できました。ブラグコードの根元の形状を表現しようと
あれこれ考えたんですが、結局いい工夫を思いつけずに
今回もワンパターンの「金属パイプ埋め込み&コードぶっ刺し」
になっちゃいました。
さて、今回のエンジン製作で唯一の自作は
クラッチカバー部分。
一体部品からミッションケースを切り落としてます
から、その断面を作らないといけません。
2000GT で使わずに大事に取ってあったのを
早速使います。ガスケットはプラ板切り抜き。
忠実再現じゃないですけど、それらしい形には
できたと思います♪
ガスケットはシルバー、クラッチカバーは
ガンメタルにツヤ消し黒を混ぜた色を吹きました。
最後に0.4ミリ径の穴を配して完成。
面倒だけど楽しい工作でした。。。
この部分は、インストでは細かい塗装指示なし。全部をフラットアルミ、ベルトだけ黒ね、って感じでした。
それではあまりにもツマラナイので、実車画像に
倣ってこんなふうに塗り分けてみました。
グリーンはジャンクデカールの細切り、ベルトは
ラジコン用ラインテープです。
この写真は黒背景なせいで、ベルトのザラザラ感が
白く目立って写ってますが、目で見たらそんなこと
ないです。下の写真でご覧ください。
プラグコードを6本つないで、細かいパーツを
全部くっつけて完成です。
車同様、エンジンもストックなので、コードも
地味に黒。でもエアクリーナーのオレンジ、
ファンの白、エンジンブロックの青、
オイルフィルターの水色、グリーンのラインなど、
元々がカラフルです。
エアクリ&オイルフィルターのデカールも貼りました。
単体展示されるエンジンには部品の表示ステッカーや
プラグコードが付いてない場合もあると思いますが、
模型遊びとしては付けた方が楽しい (^-^)
日産エンジンミュージアムの画像でも付いてるのが
たくさんでしたし。
エンジンの補器類も部品が繊細で緻密なので、
こんな風に「裏から覗く」角度でも機械感充分。
クラッチの所もその雰囲気の足は引っ張っては
いないかなと。
土台はベースに接着、エンジンも脚に接着。
プラグコードはツヤ消し黒フィニッシュの
細切りを巻き付けて束ねました。
できたできた、って喜んでたんですが、この写真を
見てエアクリの蝶ネジがまだなのを発見。。。
物忘れが怖いです、私。。。
蝶ネジは上の方で紹介したプラ板切り出しがイマイチ気に入らないので、アルミ切り出しで再挑戦しようと思ってます。
それができたら本当の完成ですな。とりあえず車と一緒に記念撮影して製作記④完結とします。
エンジンは運転席側に傾斜して車に搭載されてます。オイルパンの底が地面と水平で、エンジンは傾いてる。ディスプレイもその角度にしました。
車の完成写真の撮影ができたら、⑤として画像をまとめようと思います。
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