文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
3連作の2台目はこれ。
86もNDもとんでもなく作りやすさが追求されてて
感動しました。「最新のタミヤキット」って
響きだけでわくわくしますねぇ。
前作は3か月の予定を10日程オーバーでしたが、
今回は3か月以内で作ってみたいです。
仕事の予定を見るとぞわぞわする4月ですけど。。。
S30 は 12年前にハセガワのこれを、
8年前にフジミのこれを、
5年前にアオシマのこれをオチャラケ仕様で作ってます。
名車スポーツカーの代名詞みたいな車ですけど、ストック状態のオリジナル仕様を作ったことないんです。ホイールも含めてストック仕様で作る
のにふさわしいキットだと思うので、自身4台目のS30はファクトリーストックで作りましょう。
ビス止めオーバーフェンダーの車作るの久しぶりだなぁ、って思って確認してみたら、HP開設以後では初めてでした。これまたわくわくです♪
今回も子どもの時のアルバム写真から。
2000GTとは違い、フェアレディZは目にする機会も
多かったので、複数の写真が残ってます。
もちろん、ホントの240ZG や 432R はそんなに
簡単に出会えるモンじゃないですけどね。
と言ってたら、この赤いGノーズのは「三 33」。
240Zでしょうかねぇ。(この頃は「三重」じゃなくて「三」)
友達とポケットカメラ(若い人は初耳ワードかな)を
持ってあちこち自転車で行って写真撮ってたの
本当に楽しい思い出です ^-^
予想通り・期待通り、胸のすくような
バチピタです。
元のボディにヘッドライトから前の
部分のパーツを換装してGノーズに
なるという、実車と同じ構成。
好き心を満足させてくれます。
換装しなければ、ノーマルノーズのZになる
ワケで、432とかのバリエーション展開も
容易に予想できますね。。。
タミヤ製のサファリ仕様とか !(^^)!
重箱の隅の話もしましょ。
ヘッドライトカバーのフレームのメッキパーツ。
お見事なアンダーゲートなんだろうなぁ、って
思ってたんですが、見える所にゲート跡が出ちゃいます。
この加飾フレーム、実車画像を確認してみました。
ボディと面一なワケじゃなくて、キット同様に一段高さが
あります。だからこの状態で正しいんですが、ゲート跡が
見えてしまう構成は意外でした。
パーティングラインもまあまあ深い。
別にパテが必要ってほどじゃないんですが、
600番で軽くなでたら消えますって
レベルでもありません。
旧いキットによくある、パーティング段差
って呼びたくなる状態。
ボディの曲面やエッジを損ねないように
慎重にサンディングして消しました。
パーティングラインは細いAピラー上を通って
リヤまで続いてます。この辺りも結構深い。
あちこちに、なんとなくクリーンじゃないなぁって
感じるレベルの面の乱れがあります。600番で一削りすると
その乱れが分かりやすく見えてくる感じ。
それらも研磨して整えます。
ボンネットフードにはウェルドラインが
しっかりあって、これまたラインにとどまらず
少し凹みがある感じ。
繰り返しますが、決してパテで補修しないといけない程ではありません。でも期待値が高いだけに、「あれ、そうなの?」って、ちょっと
肩透かしを食う感じです。600番でボディ表面を整えるのは好きな作業なので苦にはならないけど。。。
せっかくのフルディスプレイキットですが、今回もボンネットは接着しちゃいます。いつものように、まずボディの塗装をしたいので、その準備
を進めます。
とっととボンネットとこのパネルを接着しようと
して、危ない所で気が付きました。
この辺り、凝った構成になってるんです。
フロントガラスを接着してから、このエアアウトレットの
パネルが被さる。
で、このパネルにはボンネットのストライカーも
付属してるので、ボンネットは最後に上に乗っかると。
この順番を守らないといけないんですね。
室内側から見た所です。このスキマにガラスの接着代が
挟まる。別体化されたメッキの窓枠も含めて、
作りやすさとリアルを両立させる構造です。
なんかスゴいんですけど。。。
というワケで、このパネルの接着は最後にガラスを
くっつけてからにしないとしょうがないですが、
ボンネットは塗装前に接着したいです、チリを綺麗に
揃えたいので。
で、苦肉の策。
ストライカーを含む部分だけ切り離してしまって、
ボンネットとともに先に接着作戦です。
ボンネットとGノーズ構成部品を仮止め。
各部のチリが完全に同じに見えるように
きちんと位置決めします。
ポルシェ356の時に、ミゾに接着剤が入り込んで
ガタガタにする失敗をして凝りているので、
今回は慎重に慎重に。
製作の最終盤まで接着できないパネルも
この時点でチリの幅を整えておきます。
600番で面を整えながら、他に落とし穴がないか
確かめます。バリか?って思いつつ、確認してみたら、
とんでもない。
超精密設計でした。削り落とさなくてよかった。
この辺はまったく調整の必要なし、バチピタ♪
リヤハッチも接着しました。
これまで作ったS30のキットはバンパー中央のゴムが
モールドだったので、削り落として本当のゴムを
貼ってました。
で、接着汚し&塗装のやり直し率100%。。。
今回は別パーツになってて、バンパー本体にゴム部分の
部品をはめ込み接着するんですが、そのダボがそのまま
ボディへの接着のダボにもなるという。。。
あ~ラク。すごい。
ZGのシンボルのオーバーフェンダーも
ボディへのフィッティングはばっちり。
ちょっとは手を加えたいので、ビスのモールドを
金属に置き換えます。
周囲をキズつけないようにモールドを落として、
このブラインドリベットのパーツを刺します。
開けたい穴は0.5ミリですが、いきなりやると
位置ズレしやすいので、
二段階で。まずは0.2ミリの刃で落としたモールドの中央に
開口しておいて、
0.5ミリで広げる、と。
難しい細工じゃないですけど、面倒ではあります。
でも、こんなふうにいい位置に決まると嬉しい。
ボディと付加物の色の検討にいきましょう。
白ボディのタミヤの指定色はレーシングホワイト
ですが、昔レーシングホワイトで作ったケンメリを
引っ張り出して来てちょっとびっくり。
えらく黄色いんです。経年による黄変もあるみたい。
2000GTは右端のピュアホワイトで
塗りました。少しオフホワイト寄りで
差別化するなら、クレオスの
グランプリホワイトかな、と。
旧車の色決めって難しいなぁ、って今回改めて思いました。オリジナルを写した写真は古くて画像が劣化してるコトが多いですよね。
で、デジカメで撮影した新しい写真だと、車の方が再塗装されてたり。特に、白なんて光の当たり方でもかなり違って見えやすいですし。
まあ、240Zは「オフホワイト」って言える色なコトは確かだと思うので、これでいきます。
お次は付加物とホイールの色の決定。これも同様の理由で色味の判断が難しいです。
バンパーとオーバーフェンダーは同色なんですが、
画像によって違って見えるんですよねぇ。
色味もツヤ感も千差万別って言いたくなるぐらい。
この画像辺りを目指します。
半ツヤで濃いグレー、メタリックっぽい粒子感は
あまり目立たない感じで。
指定はLPー19、ガンメタルですが、
ガンメタルは粒子感が強すぎるかな。
元から半ツヤのブライトガンメタルの
方が抑え気味でしっくりくる気がします。
これにしよ。
ここもガンメタルってか。。。
うーん、「メタリック」っぽさはないよなぁ。
ホイールはLPー61、メタリックグレー指定ですが
いくらツヤ消し塗料とは言え、
実物はメタリック感ないですよねぇ。
というか、塗料に含まれている金属粒子のツブが
大きいのが問題なんでしょうね。車の実物の大きさに
対してちょうどいいツブツブでも、1/24の模型には
大き過ぎるって感じでしょうか。
ホイールやリヤのパネルはソリッドのグレーの
中から選んだ方がそれっぽく見えるのかもしれません。
ともあれ、ボディの白サフ完了。
各部のパネルライン、綺麗に
できました。グレーサフだともっと
くっきり見えて嬉しいんですが、
今回は白サフなので楽しみ半減。
ブライトガンメタルで塗った付加物を乗っけてみます。
ちょっと嬉しい。
粒子の見え方、半ツヤ具合、
これでいきましょ。
あれこれ考えてばかりで、製作は進んでませんが、長くなってきたので①はここで区切ります。
②はボディの本塗装をしてから、シャーシを作り始めようと思います。
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