文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
せっかくのオープンですから、内装はなるべくがんばります。クローズドの時でも内装はイジリますけど、
今回は完成後も見えるので、やる甲斐がありますね。うまくできないとがっかりも大きいですけど (^^;)
まずは⑤の続きから。
シートは中央部分にツヤ消しクリアを塗布。
こういう黒のツヤ違いって、クローズドボディ
では全然分からなくなっちゃう所ですよね。
シートベルトをあしらったり、
小物を置いたりするので、
アラも隠れてくれる予定。。。
内張から切り取ったアームレストはこんな風に成形し直して、
「握れる」ようにしました。
同じくウィンドウレギュレータもちょっと細工。
軸打ち用のリベットを刺す穴を開けます。
ピンバイスの位置がズレやすいので、位置決めしておきます。
これで接着準備完了。
そのままだと内張りに全体が貼り付いてしまって、元のモクアミなので、
付け根の所には0.3ミリのプラ板を貼ってかさ上げしときます。
ドアオープナーはプラ板から切り出して自作。
メッキ塗装しました。
実車画像を見ると、この部分は真っ黒なのとクロームなのが
見つかります。
せっかく別体で自作するんだからメッキでね。
割り箸の先の両面テープにそっと載せてありますが、
あまりに小さいので、なくさないように回りにマスキングテープで
受け皿を作っときます。もう床を這い回りたくない。。。
各パーツが内張りと別体に
なりました。一体モールドの
ままよりはリアルになったと
信じたい。
水色の所に黒の塗り分けになるので、
ハミ出し厳禁。
カドのRに合う径のポンチで
マスキングテープをくり抜き、
慎重にマスキングしたんですが、
びっくりするぐらいハミ出し多数。。。水色も黒もブラシで吹き直したりしてやっと下の状態になりました。
ハミ出し状態の写真はショックで撮り忘れた。。。
で、各パーツを接着。元のパーツ表面はザラザラ成形で、パテのマップポケットはツルっとしてたので、期せずしてツヤの違いが出てくれました。
勝手に実車に近づいてくれて嬉しかった♪
いつものように、実車忠実再現には遠いですけど、
そこそこ寄せられたんじゃないでしょうか?
さあ内装の本丸、ダッシュボードに
かかりましょう。
部品を見た瞬間に気になるのは
スピードメーターの表現。
オーディオのモールドも雑かも。
時計はデカール入ってません。
実車観察を。
フードにみっちりハマる大径メーター。
キットよりかなり奥まってますね。
両脇の小さな○は風の吹き出し口。
ダッシュコーナーデフロスターって
いうらしいです。
まずはオーディオ。
ジャンク入れにこれだけありました。
アオシマの旧車を作るとオマケパーツがたくさん
余るのでありがたい。同じパーツが2個ずつあったり
します。
左から2列目のを使いましょ。
きっちりはまるように、慎重に開口。
めんどくさいけど、実際にはめ込んだ方が
本当っぽく見えるでしょうからね。
これぐらい手前に飛び出してる感じが
リアルですかね?
改造1つ完了。。。
メーターはまずデカール探しから。
フードにいっぱいいっぱいの、ちょうど
いいサイズのが見つかったので、アトは
それを使うための細工です。
彫刻刀とルーターを使って5ミリ径の穴を
掘っていきます。
5ミリ径のプラ板の周囲に0.3ミリの
プラ棒を一巻き接着してフチにします。
プラ棒は接着しやすいように、あらかじめ
丸めておきます。
こうなりました。
黒く塗っておいて、デカール貼って、ジェルクリアでコート。
これまた実車そっくりではないけれど、「やった感」はあります。
休憩がてら簡単な所をいくつか。
ABCペダルは3つ一体の部品ですが、少し手を加えます。
3つをバラバラにして、
BとCは脚を細く整形します。
Aはエッチングに置き換えます。厚みが欲しいので裏にプラ板を
貼りました。
バルクヘッドにぶつかってたら
「踏めない」ペダルになっちゃうので、
接着剤が固まるまでスペーサー置いときます。
シフトレバー・ノブ、サイドブレーキはいつものように金属線に置き換え。
サイドブレーキはバーは真鍮で作りますが、根本は表面の荒れを整えたり、
リベット刺したりしつつパーツを使います。
こんな風になります。
シフトノブは、こういう扁平形のようです。
四角いアナログ時計、デカールをどうしよう?って考えてたんですが、この写真を見て解決。
時計は四角いけど、文字盤は丸く並んでるんですね。
それなら、黒い盤面に丸い時計のデカールを貼ればいいワケです。
これに気づいた時は嬉しかった♪
これで解決。
オーディオの所と同様に時計部分を開口。時計は裏から貼ります。
赤い針はゴメンナサイします。
ふふふ、これで満足です♪
「ダッシュコーナーデフロスター」は真鍮パイプを刺しただけです。実車ではこの筒の中にフィンが
1枚あるんですが、これもゴメンナサイ。
内径0.9ミリのパイプ内にフィン。。。難しい上にやる効果がほぼゼロな気がするんだもん。
ダッシュボードの改修はこれぐらいにします。アトは全体を黒くして、スイッチ類を一部塗り分け。実車がクラシカルな実用車なので、
スイッチなんかも派手じゃないんですよ。ほぼ真っ黒。
ステアリングは回りそうな雰囲気を出すため、コラムから少し
浮かせて接着しました。おそらく100人見ても気づく人はいない
でしょうが (^^;)
ウィンカーとワイパーのレバーはこんな風に曲がってて、先端が
平らにつぶれてるようです。アルミ線をつぶしてそれっぽくして
みました。
というワケでダッシュボードは完成。
ステアリングのセンターは、実車は真っ黒で型押しの
模様があるんですが、そんなの彫れるワケないので、
エナメルの白で適当に描きました。
邪道です。。。
シートベルトは STUDIO27 のセットで。
バックルは厚みを半分ぐらいに削りました。
フロントもリヤも瞬着点付けでタワミを
つけてます。
パネルラインは濃紺でスミ入れ
して、フェンダーの継ぎ目には
0.4ミリのラインテープを貼り
ました。
ブログ【391】で紹介した0.3ミリ
を試したんですけど、細くて
スジ彫りの存在感に負けてたので、
元通り0.4ミリで貼り直しました。
KARMANN のエンブレムはボディのモールドは削り落としちゃった
ので、0.3ミリのプラ板で厚みを作ります。
プラ板にデカール貼って、クリアコートしてから切り出します。
切断面はシルバーで塗って、メタルっぽくね。
手つかずだった灯火類を塗装してくっつけようとしたら、
ここのウィンカーに目立つスキマが。
仮組みの時に気づかなかったなぁ。
大きな改修したい所がたくさんあって、その印象に紛れてしまったのかも。
しばし考えて・・・・・
プラ板削ってぴったり嵌るようにベース作りました。
面倒くさいけど、いまさらパテは使えないから仕方ない。
実車でもこんな風に黒いゴムのベースの
上にウィンカー付いてるので、
ちょうどよかったぜ (^^;)(と負け惜しみ)
この辺り、まずまず気に入りましたよ。
リヤのコンビネーションライトは、まずベースをツヤ消し黒で
塗って、反射材はいつもの耐熱シート調シールを貼ります。
クリアパーツの接着代のためにフチより一回り小さく。
1色目はオレンジ。
1ミリ幅のマスキングテープとマスキングゾル併用です。
2色目の赤を塗って、ベースに嵌めて完成、なんですが、
境い目のあいまいさがイマイチ気に入りません。
塗り分けラインはきちんとできてるんですけど、こういう隣接する
赤とオレンジって、いつも気に入りませんねぇ。。。
もっとシャキっと見せるいい方法ってないのかしら。
というワケでまたまた邪道に逃げます。
ツヤ消し黒フィニッシュの細切りです。
こうやって、すぐに安易な方法で逃げるから、
新しいワザが開拓できない。。。
しかも、効果の程も微妙だし。。。
フィッティングして軸打ちしてあったハズのワイパーは
冗談のようにガラスから浮いてます。
これには久しぶりに大笑いしました。ひどっ。。。
フィッティングし直してこうなりました。
どうだ、これでもか、ってぐらいガラスに沿ったぜぃ。
このキットはダッシュボードとドア内張りを
ボディに接着する構成なので、くっつけて
いきましょう。
時計、こんなに目立たんとは (^^;)
ウィンドウレギュレーターは、ダッシュボード
にぶつかって回らない位置なコトを発見。
元のモールドのあった位置がおかしかった
んです。なんていい加減な (>_<)
気づかずに進めた私が悪いですよ、もちろん。
でも、モールド位置は疑わないでしょ、普通。
もうこのままです (T_T)(T_T)(T_T)
ガラス&内張りの接着
が難所っぽかったので、
それを終えてかなり
ホっとしました。
幌を置いて
にやにやタイム♪
後ろ姿はこんな感じ。
フロントもここも
スリットの裏に目隠し
しとかないといけません。
忘れないように。。。
サムネイル用に撮った画像
です。
WBを「曇り空モード」に
すると実物に近い色合いに
なります。上の写真と随分
色が違うでしょ。
普段は部屋で撮った白い紙
をWBの基準に設定してて、
それでだいたいは
いけるんですけどねぇ。
サンバイザーは木甲板色を砂吹きです。
ツヤ消しクリアーを重ねるかどうか思案中。
未接着のパーツはあとこれぐらい。
あっ、ヒンジミラーももちろんまだです。
ヒンジミラーは本当の最後ですね。
もう完成寸前のハズですが、ガタガタなホイールの穴を直して塗装しないといけません。「完成しました」の様子はブログで紹介します。
製作記はこれにて終了。完成写真をお楽しみにぃ。
~~~と書いて終わったんですが、その後、ベスパを作ってないのに気づきました。ビートルの最終工程とベスパの製作の様子を
製作記⑦としてまとめます。。。
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