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VW ビートル カブリオレ製作記 ④やっと塗装だぁ。

製作記②・➂とボディ周辺の下拵えをしてきましたが、やっとメドがついてきました。

 

あといくつかやっちゃってからサフに進みましょう。

 

 

一体モールドを削り取ったワイパーは

 

エッチングで再現します。

 

今回は MODELER'S のタイプH。

 

まさにヒストリックカーなので、

 

サイズ的にちょうど♪

 

根元にアルミ線を接着して軸に、

 

曲げを調整してガラスに沿うように、

 

いつもの定番の細工です。

 

 

  

 

今は窓枠に引っ掛けてる状態。

 

接着時は赤いラインぐらいの位置で

 

固定します。

 

ワイパーもウォッシャーノズルも

 

艶消しの黒に塗る予定です。

 

 

 

 

 

 

幌を閉じた時に、この画像のように

 

リヤクォーターウィンドウが欲しい。

 

センターピラーは前半分が

 

サイドウィンドウのサッシュの黒いゴム

 

で、後ろ半分がメッキです。

 

幌は青丸の辺り、こんなカーブで

 

リベットが2つ光ってますね。

 

 

 

 

②で手直しした幌は形状が間違ってました。

 

これではリヤクォーターウィンドウが

 

作れないので再度直します。

 

リサーチ不足。。。

 

 

 

 

 

 

こういうラインが正解ですね。

 

 

 

 

 

裏側までパテで覆っちゃうと工作が面倒なので、

 

こんな風にしときます。

 

 

 

 

年末の大掃除をしながら、ずっと作り方を

 

考えてました (^-^;

 

結局、プラ板です。

 

0・3ミリのプラ板を型紙に合わせて切り出して、

 

窓枠の形に整えます。片側に2つ。

 

 

 

 

 

で、0・2ミリの透明プラ板を

 

サンドイッチして接着。

 

窓枠の外側は汚れても構わないので、

 

外側からクレオスの流し込みセメントで

 

付けました。

 

 

 

 

 

 

外側をカットして、ペーパー掛けして完成。

 

透明プラ板に傷をつけたくないので、メタルックで

 

保護しときました。残り僅かなメタルック、とても

 

もったいないですけど、フチへの馴染みの良さと、

 

剥がしやすさ(=接着力の弱さ)を重視して

 

使うコトにしました。

 

この後、下地を塗装して、メッキ塗装して、って

 

工程で透明プラ板をなるべく傷めたくない。

 

ひどく脆弱なパーツなので、キズ消し作業で

 

壊しそうでしょ。

 

 

 

 

こんな感じで、幌よりは少し奥まった所に

 

付くのが正解なので、

 

 

 

 

 

光硬化パテで接着代を作ってやります。

 

 

 

 

適当ですが、あんまり見栄え悪くない程度には

 

整形しときましょ。。。

ボディの改修の最後はこの辺り。

 

ナンバープレート灯のカバーは、キットでは

 

スリット入りのメッキタイプでしたが、

 

ボディ色のスリットなしタイプに変更します。

 

サンディングしてメッキを落としてしまい、

 

スリットにはシアノンを盛っておいて

 

均しました。

 

フードの下の方に追加した1ミリの穴は

 

なんの穴かというと、

 

自作のオープナーを差し込むためのモノ。

 

*1ミリ真鍮線の頭にキーホールのエッチングを貼って → プラ板に刺して → そのプラ板を長方形に整形して

 

 → 最後にトグルスイッチのエッチングを接着して という手順で作りました。

 

 

 

作業中に何回床に落としたコトか。。。

 

小さい上にやや複雑な構成なので

 

難しかった。

 

これ以上小さい or これ以上複雑な形

 

だとあきらめますな。

 

ちょうど私の限度ギリギリって感じ。

 

 

写真撮る余裕なかったので、分かりにくい

 

言葉での説明になってしまいました。。。

 

 

 

 

 

 

 

これで、予定してたボディに関わる改修は終わりなんですが、サフ前に最後の懸案を解決しときます。

 

 

この黒いモール(シール材)の表現です。

 

ビートルの特徴である前後のフェンダーは

 

ボディと別パーツで、つなぎ目はこんな風に

 

モールで隠されてるんです。

 

 

 

 

 

ボディスタイルが抑揚に富んでいるので、全体の形の

 

ハデさに目を奪われちゃうんですが、一度気づけばとても

 

目立つアクセントです。

 

「貼る」コトで表現できるならいいんですが、

 

うまく行きそうになければ、スジ彫りして黒でスミ入れ、

 

ってことになるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

BBの上下のつなぎ目にも使った KYOSHO のラインテープ。

 

そこそこの厚み(=形状の保持力)があるので、今回の用途に

 

向いてる気がします。フィニッシュの細切りだと、谷間の微妙な

 

形状に影響されて、よれてしまいそう。

 

前にも書きましたが、購入したのはハセガワのフィニッシュシリーズ

 

が出る前の頃。「いつか使うかも」って買ったモノが本当に役に立つ

 

時が来るので、ついつい色々買っちゃうんでしょうね。。。

 

 

 

 

 

うまくいってくれぇ~、って祈りながら貼ってみたら、

 

 

 

 

 

祈りが通じました。すんごく嬉しい。

 

 

 

 

 

というワケで、ファーストサフ。

 

ボディは水色で、とても隠ぺい力が

 

弱いので、サフは白にします。

 

見えてきた細かいキズはサンディング

 

しますが、ヘッドライト回りだけは

 

数回のループが必要です。

 

 

 

 

 

溶きパテ&600番で面の乱れを直します。

 

あと1回で済むかな? 2回かな?

 

 

 

 

 

開と閉の2種類の幌は

 

グレーサフ。

 

砂吹きしてます。

 

リベットも刺しました。

 

 

 

 

 

 

地道な工程が一段落して、色付けに進めます♪ ボディは薄い水色に決めてますが、幌はどの青にしようか迷い中。

 

地元モケトモの 瑠璃色 さんにいただいたプラスプーンで各種の青の色見本を作りました。ツヤあり塗料は半分に艶消しクリアも吹いてます。

 

ボディならグロス、幌や内装ならツヤ消しですからね。クレオスのプレミアムトップコートのツヤ消しを使用。白化なしで綺麗にツヤが消えるので

 

お気に入りです。今後のジャガー&キャデラックにも使えるので、ちゃんと色見本作りました。

結局、今回のテーマのライトな感じが

 

出るようにブルーに決めました。

 

サフに続いてブルーも砂吹きしてます。

 

 

 

 

 

仕上げはクレオスのプレミアムトップコートの

 

ツヤ消しで。

 

実物はもう少し濃い紺色なんですが、

 

うまく写真に色が写りません。

 

 

 

 

 

 

 

閉じたルーフの方はここを表現しなくちゃいけません。

 

 

 

 

 

アルファのジュリアの時と同じ手順にするので、

 

まずはグロスの黒で窓枠を塗装して、

 

 

 

 

 

ミラーフィニッシュの細切りを貼ります。

 

 

 

 

 

で、窓枠ごと全体をツヤ消しにして完了。

 

 

 

 

 

ボディの塗装をする前に、

 

ベースへの固定の段取りを終えて

 

おきましょう。

 

底面はダイソーの合成皮革の紺色を

 

貼って、いつも使う車名プレート用

 

のアルミ板とベスパも配置して

 

みます。

 

 

 

 

 

車の固定はいつもの通りなので省略。

 

ベスパは後輪をベースに刺せるように

 

しました。1か所のみの固定では不安定

 

ですが、スタンドで立つので、前輪は

 

地面から浮く状態。固定には使えません。

 

スタンドを金属線に置き換えてベースに刺す

 

工夫を考えるかな? 後回しにします。

 

 

 

 

 

後輪はこの通り (^_^)

 

 

 

 

 

 

ボディカラーはバーチャロン

 

カラーのセルリアンブルー3

 

に対して白を1で混ぜた色

 

です。

 

このために購入した

 

アネストイワタのブラシ〈77〉

 

の出番♪

 

まず凹部に色つけして、

 

 

 

 

 

様子を見ながら吹き重ねました。

 

慣れないブラシ塗装でしたが、

 

失敗せずに塗れた。。。

 

 

 

 

 

 

 

軽く乾燥させてから、アルミ線に乗った塗料をこそげ落とします。

 

先をヘラ型に削った爪楊枝で。

 

ナイフ等ではアルミ線まで削ってしまうので、爪楊枝の柔らかさが

 

ちょうどいいんです。ボディとの境い目など、これで取り切れない所は、

 

1000番や1500番のスポンジ研磨材なんかも使ってなるべく丁寧にやりました。

 

白サフの時と今回と2回、めんどくさかったけどこれで完了です。

 

 

 

 

水色のボディとリアル金属のモール。

 

ちょっと嬉しくなってきました。

 

 

 

 

 

幌の色との組み合わせもまずまず

 

気に入りました。

 

それにしても写真が難しい。

 

ボディの実物はもっと白っぽく、

 

やや黄色味を帯びてます。

 

幌はもう一段濃い紺色。

 

完成写真も難しそうだなぁ。。。

 

 

 

 

 

 

閉じた方の幌を乗せるとこんな感じ。

 

展示する時は、ほとんどオープンの方

 

だと思いますが、クローズもいい雰囲気

 

にできました ♪

 

 

~上の写真よりさらに色味が違います。

 

 目で見た色味で撮影できるように研究

 

 しなくては。~

 

 

 

 

 

 

メッキパーツもやるコトいっぱい

 

なので、ボディと同時進行。

 

まずはキッチンハイター。

 

メッキがとても取れにくくて、ほとんど

 

原液に近い濃度でやっと取れました。

 

 

 

 

 

麦球仕込み形状のヘッドライト(左)はルーターで

 

削って「お椀」が入るようにしました(右)。

 

パテを充填して丸いモンを押しつけてお椀形状に

 

することも考えましたが、その前にジャンクを

 

隅から隅まで探してみたら、

 

 

 

 

 

 

ちょうどいいのを発見。

 

4つあったので、たぶんストラトスのフロントの4連補助灯のレンズです。

 

メッキ塗装に備えてグロスの黒を拭きました。

 

 

 

 

 

 

 

笑っちゃうほどジャストフィットなんですよ。

 

 

 

 

 

志賀針〈24〉をバルブにします。

 

 

 

 

 

 

リヤコンビライトのベースの部品です。

 

左の厚みを右ぐらいまで薄く削りました。

 

 

 

 

 

この写真のライトは形状違いですが、実車のライトのベースは黒い樹脂で

 

シールされてます。フェンダーのシールと同じぐらいの太さ。

 

今作に使う0.4ミリのラインテープとのバランスを取るためです。

 

 

 

 

 

 

 

まだテープの幅よりゴツイでしょうけど、マシにはなったかと。

 

 

 

 

 

実車のホイールです。

 

センターにVWマークの付いた大きなディッシュはピカピカクロームで、

 

周囲は楕円の穴が開いてて磨かれてないスチールですね。

 

 

 

 

 

穴開いててほしかったですなぁ。。。

 

 

 

 

 

製作記①で宣言したように、裏にある楕円モールドを頼りに開口します。

 

が、裏は平面で、表は曲面。ちょっと考えただけで難しい開口です。

 

しかも、右の黒丸のように、モールドが埋まってる所もある。

 

4本のホイールで合計4か所埋まってました。

 

とんでもなくヤラカシちゃう予感もしますが、悪戦苦闘も模型趣味の

 

ウチさ、と強がりつつGOします (^^;)

 

 

 

 

 

予想通り、裏ではモールド通りに掘れてるのに、表にはズレて

 

穴が開きます。

 

とはいえ、これぐらいの感じなら微修正でなんとかなりそう。

 

よし、とばかりにどんどん掘ったら、

 

 

 

 

 

やっぱり難しかった。。。。

 

綠の丸が合格形状ですが、8×4本の32個のうち、合格は数えるほど。オレンジ矢印みたいに妙に長い所や、青矢印のようにガタガタな穴の方が

 

圧倒的に多い有様です。

 

またまた、仕事中も考えてるモードに突入して、こんなのを作りました。

 

プラ棒を合格の穴の形に成形したひな形です。真鍮線の持ち手を付けました。

 

 

 

 

逆作用ピンセット〈70〉でひな形を保持しといて、

 

失敗の穴に沿わせて周囲をパテ埋めする作戦です。

 

まずは一番ひどい失敗穴(青○)でやってみましょう。

 

 

 

 

左手でひな形をあてがっておいて、

 

右手で光硬化パテをスキマに押し込みます。爪楊枝でね。

 

で、左手は気合いで不動を保ち、右手はLED懐中電灯に

 

持ち替えてパテを硬化させる。うぅ、しんどい。。。

 

 

 

 

 

治ったぁ。。。

 

めちゃくちゃ効率悪くてしんどいですが、これぐらいしかやり方思いつき

 

ません。

 

こればかり連続はあまりにもツラいので、他の作業と並行して一日3個ずつ

 

ぐらいやろうと思います。。。アホかいな。。。

 

 

 

 

 

ホイール整えて、サフ吹いた写真で④を終えたら見栄えいいよなぁ、って目論んでたんですが、全然ムリでした (^^;)

 

まだまだやることいっぱいなので、⑤は思いつくままに進めます。ホイール以外はそんなに難しい作業はないと思ってるんですけど、

 

どうなりますやら。また覗いてくださいませ。