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CITY TURBO 製作記 ③残るはボディ塗装だぁ。

今作は再販待ちしたために先にインテリアとシャーシができてて、最後にボディをやるという普段と反対の手順にな

 

ってます。なのでボディができると同時に完成なワケで、その点は楽しみですねぇ。無事に購入できた再販キットの

 

白ボディ、進めていきましょう。

 

まずはフロントの灯火類。バンパー組み込みの

 

フォグは輪郭の所の肉厚が薄いので、ケガキ&

 

裏からガシガシですっきり抜き落とせます。

 

 

 

 

 

その上のウィンカーは分厚い所なので抜くのは

 

タイヘン過ぎます。ここはあきらめてリューター

 

で削りましょう。

 

メチャクチャになってそうですけど、輪郭は

 

荒らさないように削ってます。

 

 

 

 

 

だいたい削り終わり。

 

 

 

 

 

ここから、削るというより凸を均す感じで

 

ソフトタッチにして、

 

 

 

 

 

これぐらいまで。

 

 

 

 

 

彫刻刀で隅をくっきりさせるように均して、

 

 

 

 

 

最後はピンセットに挟んだ400番で仕上げ。

 

思ったより苦労せずに綺麗になりました♪

 

 

 

 

 

フォグを抜いた穴は裏からプラ板貼って塞ぎます。

 

 

 

 

 

で、クリアパーツ化するつもりでしたけど、

 

80年代遊びを思いついてこうしました。

 

抜いたフォグの表面のレンズカットを平らに

 

研磨しちゃって、自作のデカール。フォグじゃなくて

 

フォグカバーってコトですね。PIAA とか CIBIE とかの

 

カバー付けてる車多かったですよねぇ、当時。

 

 

 

 

 

さて、ウィンカーはクリアパーツのジャンクを

 

削って自作しかないと思ってたんですが、sugi さん

 

から嬉しい嬉しいプレゼント。透明樹脂でプリント

 

した自作3Dパーツです。1年前に始められたばかり

 

なのに、自在に使いこなされてます。凄い人。。。

 

CITY のクリアパーツセット、設計は30分仕事だよ、

 

ですって。

 

 

この写真では分かりにくいですけど、両サイドの

 

ネジの頭まで造形されてる精密な部品。もちろん、

 

形状とサイズも完璧。オレンジに塗るだけで

 

でき上りだぁ、ありがたいですねぇ。

 

 

 

 

 

 

当時のクルマにはラジオ用のアンテナが必ず付いてました。運転席から手を伸ばせば出し入れできる場所にね。ここの形状を探すの苦労しましたけ

 

ど、オールドバイクの紹介YouTubeをやられてる方の動画でやっと確認できました。

 

「シティターボ・モトコンポ」って検索すると、

 

青シティ&青モトコンポの動画見つかります。

 

車の細部まで映るのでありがたいですよ。資料用に

 

スクショいっぱい保存させていただきました。

 

一発で造形するの難しいので、まずはこうして、

 

 

 

 

 

志賀針00号刺します。

 

 

 

 

 

で、ボディから外して形を整えます。

 

 

 

 

 

もう一度ボディに当てがって基部の四角い所も

 

パテで作ってこうしました。えへへって感じです♪

 

 

 

 

 

さて、灯火につづいてここも鬼門。。。真ん中辺で

 

窓枠が消滅寸前という。。。

 

 

 

 

 

パテの当たる部分にセロテープを貼った

 

ガラス部品をハメておいて、

 

 

 

 

 

パテ。手近の道具をとっかえひっかえしながら

 

形を整えていって最後は指の腹でなだらかに。

 

これをしておくと硬化後の整形がラクなんです

 

よね。

 

 

 

 

 

こうなりました。

 

 

 

 

 

ガラスを外して整形します。

 

アンテナの基部、同時進行中。

 

 

 

 

 

整った気はしてもここからループなんだろうなぁ

 

って覚悟してたんですが、

 

 

 

 

 

サフ吹いたらほとんどOKでした。いい方に予想外♪

 

その後、もう少し研磨整形して、2度目のサフを

 

吹いた写真です。これで完了。

 

 

 

 

 

テールライトは仮り組みしてみると一見良さそう

 

ですが、内側にやや大きめのスキマが。またその

 

スキマのせいで少し傾いて付いちゃうようです。

 

なので、内側にプラ板を貼っておいて、

 

 

 

 

 

スキマと傾きの同時解消を。

 

上の方は0.2ミリぐらいプラ板があって、斜めに

 

削って、下の方はプラ板がなくなるまで。

 

この写真から、さらにもう少し削りました。

 

 

 

 

 

無事水平確保。あとは上辺のスキマにパテを入れて

 

でき上り。

 

 

 

 

 

なんですが、楽して光硬化パテを使ったので、

 

プチプチ穴や、

 

 

 

 

肉厚不足が。溶きパテで補いました。

 

 

 

 

 

サイドのウィンカーも自作。たぶん今頃 sugi さんが

 

3Dで作成済みでしょうねぇ ^^;

 

ジャンクから楕円のクリア部品を作って、パテに

 

押し付けます。あとの整形が楽なように、

 

なるべく余計な所をカットしときます。

 

 

 

 

 

ゴム部分を整形する間に、たぶん30回は落とした。

 

まあ、持ちにくかったコト。一体なので先にオレンジ

 

を吹いてから、エナメルで黒を筆塗り、はみ出しは

 

爪楊枝で除去、って順番です。

 

 

 

 

 

こちらは購入した3Dパーツ。ちょうど1年ぐらい前、

 

ホビーサーチのメルマガで見つけて買いました。

 

エアバルブとキーホールですね。今作は両方使います。

 

 

 

 

 

バルブ刺しました。写真拡大して見てくださいませ。

 

実車画像のでバルブが銀色だったので倣いました。

 

 

 

 

 

ヘッドライトは買い置きの barchetta のカップ&

 

レンズを組み込みます。カップの中央に穴が開いて

 

るので、虫ピンでバルブを表現。

 

 

 

 

 

 

それっぽく見えるでしょ。

 

 

 

 

 

調整なしでスカっと収まります。

 

 

 

 

 

と、進行してたんですけど、こんなありがたい

 

部品をいただいてしまいました。

 

 

 

 

 

barchetta のレンズ(左)はカットが CITY と違うのが

 

気になってたんですけど、いただいたパーツ(右)の

 

カットはズバリなんです♪

 

 

 

 

 

 

 

ただ、少し大きめ。。。削って調整可能な範囲と

 

思うので、こちらを使うコトにします。

 

 

 

 

 

となると、カップも一回り大きいのにしないと。

 

左がそれですが、これまた少し大きすぎてボディに

 

ハマらない。。。ので、周囲を削って合わせます。

 

右が削った後のモノです。

 

 

 

 

 

レンズを、カップの内側にハマるぎりぎりぐらいの

 

直径に削って、面相筆でメタルプライマーを流し込み

 

ます。私、接着代のないクリアパーツの接着は

 

いつもメタルプライマー。

 

 

 

 

 

接着の補強と、フチのチラ見え対策を兼ねて、

 

ジュラルミンフィニッシュの細切りを1周巻きつけ

 

ときましょ。

 

 

 

 

 

左、バルケッタの中サイズのカップ&レンズ。

 

右、削ってハマるように調整した大サイズの

 

カップ&いただいたレンズ。

 

 

 

 

 

う、うれしい。。。

 

 

 

 

 

キノコ型(!!) だった元のパーツをハメるのとは

 

かなり見栄えが変わったと思います。

 

 

 

 

 

半田モデラーミーティングに途中経過を展示したくて

 

やっつけ塗装したボディ。ユズ肌がひどかったので、

 

3000番で均してから再塗装しました。

 

 

 

 

 

塗り分け手順をあれこれ考えた結果、まずは下半分の

 

黒い所だけ先に吹くことに。

 

 

 

 

 

ホコリを噛んで失敗したここだけ吹き直し。

 

他にも小さい失敗はちょこちょこありますが、

 

磨き取ったり、逆にタッチアップしたり、で

 

直るレベルでした。

 

 

 

 

 

丸いヘッドライトの枠を含むフロントはもちろん、

 

矢印の所の塗り分けラインなんかも地味に

 

面倒くさいマスキングです。

 

モールとサイドスカートの間にボディ色の部分が

 

あるのも面倒だった。。。

 

 

 

 

 

フロントのTURBO デカール貼りました。

 

 

 

 

 

が、線が細くて存在感が物足りないので、

 

旧キットのデカールに貼り直し。実車のロゴは

 

再販キットのデカールぐらい細くて繊細な線なので、

 

正解なんですが、こっちの方が模型的には好みです。

 

 

 

 

 

リヤも旧デカールです。

 

 

 

 

 

黒ボディだと②と⑤を使うので線の細さはあんまり

 

気にならないかも。また、赤ボディだと③と⑥。

 

白い文字色がクッキリ見えそう。青ボディに赤文字、

 

の組み合わせが一番見え方が弱いのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

リヤのこの2つは厚みのあるエンブレムなので、

 

プラ板に貼りました。カットを失敗しないように

 

慎重にやらないと!

 

 

 

 

 

さて、下半身の黒をツヤ有りにしたのは、デカール

 

に備えてです。マットな表面だと密着しないので。

 

貼ったあとでクリアコート&段差消しをやっといて、

 

最後にツヤ消しのクリアでコートする予定です。

 

 

 

 

 

理由は TURBO のデカールだけじゃなくて、ボディを

 

1周する赤ラインの表現にも備えてです。

 

 

 

 

 

 

昼間、仕事の合間に赤ラインの方法を一生懸命考えてました。1:キットのデカール。2:赤色フィニッシュ。3:エナメルスミ入れ。4:マスキン

 

グして赤吹き付け。1、2は密着性を考えると表面はグロスにしときたいし、4の場合もマスキングテープがちゃんと貼り付くためにはグロスの方が

 

いいです。また、3でもハミ出しを拭き取るにはやっぱりグロス。どの方法でも最初からツヤ消しの黒では具合が悪いという結論です。

 

一番お手軽なスミ入れ方式。黒の上から赤のスミ入れ、

 

発色は? って思いますけど、10年前に86で経験済み。

 

シートのステッチを表現しようとこんなコト試してます。

 

思いのほかキチンと赤くなるんですよねぇ。

 

 

 

 

 

小鹿ボディは黒塗装されてるので、実験にちょうど

 

いい。早速スミ入れ試してみます。

 

ミゾの幅が広いので、流し込んだ塗料が泳いで

 

フチに片寄ってしまい、中央が黒残りしちゃいます。

 

写真は1度赤を入れて乾燥後に、もう1回重ねた所。

 

2回流し込んでもこれではねぇ。

 

とりあえず「3」は却下。

 

 

 

 

 

デカールは余分なラインは入ってないので

 

テストできません。「2」の赤色フィニッシュの

 

テストに行きましょう。ここはクレオス缶スプレーの

 

プレミアムトップコートのツヤ消し。矢印の所、

 

激しく浮き上がってきました。こりゃイカン。。。

 

このクリアに付き物の白点もイヤですねぇ。

 

写真拡大してみてください。丸の中に白い点があるの

 

分かると思います。

 

 

ここはガイアのフラットクリア、ブラシ吹き。

 

同じく矢印の所、浮き上がってきました。

 

フィニッシュ、やっぱり極端に溶剤に弱いなぁ。

 

 

 

 

 

ここにはクレオスの缶スプレー、スーパークリアの

 

ツヤ消しを吹いてみました。フィニッシュがきちんと

 

貼り付いたままです。光明が♪ ただ、ツヤ消し効果

 

が強すぎて、白っぽくなっちゃうのがいただけない。

 

ほかの場所で吹き付け量を変えたりしてみましたが、

 

やっぱり白くなるようです。

 

 

 

 

 

ならば、同じ缶スプクリアの半ツヤではどうだ?

 

あえてどっぷり吹いたら恐ろしいぐらい

 

フィニッシュがヨレヨレになりました(T_T) 

 

あきらめきれずに、砂吹きしてから、2度目に

 

ウェットに吹いた右側は無事。フィッシュで行くなら

 

この方法に決定です。

 

 

 

 

結論。まずはデカールを貼ってみて、ミゾの中で蛇行せずにまっすぐに貼れたらOK。ただし、デカールの赤色がイマイチ真紅じゃないのが気になっ

 

てます。ひょっとして、黒下地の上に貼ると色味が濃く見えるようになるのか? うねってまっすぐ貼れなければ、赤色フィニッシュでやり直して、

 

半ツヤのクレオス缶クリアを慎重に吹く、って感じです。それもうまく行かなかったらマスキング&ブラシ吹き。この方法はマスキングが超面倒なの

 

がイヤですねぇ。ミゾの底だけを赤くしたいので、ミゾの側面まで隠すマスキングになるんだもん。。。

 

これもちょっと手が止まってます。ステーが折れる

 

んです。金属線と置き換えかなぁ、面倒臭っっ。

 

鏡の周囲のフレーム状の造型もこれがスタートだと

 

イバラの道になっちゃいそう。新たな鬼門だぁ。

 

 

 

 

 

 

とりあえず、黒の塗面の乾燥を待ちます。ラインデカール、うまくいきますように。。。ここで③を終わって、続きは製作記④で紹介します。

 

今3月18日。HSまで2か月切りました。。。

 

 

 

                        まだです。          まだです。