文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
トップガンのポルシェ&ニンジャを作ってる頃、他にも 24スケールのバイクとクルマ並べができたら楽しいかもって思いつきまし
た。すでにビートル&ベスパもあるので、シリーズっぽい感じに並べられるよなって。24サイズのバイクのキットがあること・クル
マとの2ショットに意味があること、の2つの条件を満たすのをあれこれ考えて、このキットにたどり着きました。
2023年の6月にヤフオクで見かけて購入。
いわゆる小鹿タミヤで、箱に700円の印刷が。
昔は安かったのよねぇ。
700円らしく部品は少なめ。
箱にこういう仕切りが付いてるの懐かしい
です(^-^)
モトコンポはランナー1つで、部品は7個!
作るの楽しみです。
チューブのセメダイン。。。
なんだか懐かしいコトだらけですけど、
その分、苦労するところはたくさんあるん
だろうなぁ。。。
未開封商品というコトで、どのランナーも
袋に入った状態ですが、同じく袋に入ってた
ボディを取り出したら、あれ?
黒成型のボディに黒塗装がされてました。
強烈なユズ肌で。。。元の持ち主さん、
缶スプレー、よく振りましたか?
委託出品とのことでしたから、出品者も
気づかなかったんでしょうね、袋に入れて
あったし。。。
2024年末、サバンナが出来た後はこれを作ろうって思い始めてたんですが、なんとそのタイミングで再販発表。内容増えてるからデカールは買おうっ
て、すぐに思いましたけど、キット自体を買うかどうかは半々の気持ち。白成型の新品ボディの方が作りやすいのは目に見えてますけど、ちょっと贅
沢かなぁ、って。ヤフオク商品が約4000円、再販キットが3300円。7000円だもん。。。元の定価700円なのに。。。
青で作るって決めてました。CITYは真っ赤の
イメージ強いし、ターボは黒の印象強いし。
青っていうのがいいトコ突いてるよね、って。
なのに、発表ブースの作例が青だったので
ちょっとがっかりでした。
まずは気になるガラスの合い具合を確認。
4面一体ガラスがバチピタです。
文句ないバチピタ。前作のサバンナといい、
古いキットなのに意外です、嬉しいけど。
ただ、サイド部分にウェルドラインが。。。
再販品でこれが解消されてるなら価値あります。
リヤシートが中2階みたいな位置です ^^;
改修1か所め決定。。。
ウィンドウレギュレーターは sugi さんに
いただいた3D部品があるので、一瞬も
迷うコトなく削り落とし決定です。
サイドブレーキがモールドなのもイヤなので
これも落とします。
マーカーで落書きしたラインで切り取って
リヤシートを下げることにします。
切り落とし幅は目分量でしたけど、
ちょうどいい高さに収まりました。
順調。
ここは盛大なスキマなので、バルクヘッドを
追加して、ドアの内張りも延長しないと
いけません。
前作で苦労しまくったタイヤハウスの改修
ももれなく付いてきました T_T
パテとプラ板でこんな風に。
ここで一度仮り組みしてみます。
トノカバーはちょうどいい場所にきます
けど、左右が寸足らずです。
プラ板で土台作って、
パテを盛って、
濃いグレー(クレオス缶のファントムグレー)を
砂吹きして、仕上げにつや消しクリア。
CITY のがそうなってるのかどうか分かりません
けど、分割線も彫ってみました。
観察を続けます。
ダッシュボードも内張りの上端もいい位置
に収まりますね。
シート下げてなかったら、リヤガラスの真ん中
辺りにトノカバー来てたのかぁ。。。
内張りの後端、スキマが目立ちますねぇ。
背が高くて、ガラスの面積が大きい車なので
完成後に室内がよく見えるようです。
内装、なるべく丁寧にやらないとね。
内張りのスキマは、トノカバーと同じ手順で
プラ板を土台にしておいてパテで埋めましょう。
ウィンドウレギュレーターに加えて、ドアグリップ
も削り取ります。
で、白サフ。
後端を延長したのお分かりですか?
リヤシートも白サフ。
シートも内張りも黒と青のツートンに
なるので、青の発色のための白サフです。
これでスキマは解消です。
ドアグリップは自作。
2ミリ角棒から削り出します。
持ちやすいように、なるべく最後の方まで
プラ棒とつながったまま削ります。
これでOK、と思いましたが、
室内がよく見える車なので、2か所のポケット
も彫ることにします。
前方の小さいポケットは厚みがあるのでモールドを生かしたまま彫ります。後の大きいポケットは薄っぺらいので彫るための道具が入りません。モー
ルド落として、プラ板でポケットを作り直しました。
ドア内張りはほとんどが黒色なんですが、
上端はボディ色。また、グリップの付くパネル部分
は水色のスエード調です。それらの発色を良くする
ために、白サフ必須なんですね。後ろのポケット
の上の凹も水色と思い込んでましたが、実車画像
で確認したら黒でした。気づいてよかった。。。
フロントシートは形状は実車通り。
ごついパーティングライン消しと、
背中のフタするのと、2つだけやりましょ。
前=もとの様子 後=加工したもの
さっそく1色めの水色を吹きました。
タミヤのフラットブルーとフラットホワイトです。
今後、内張りはボディ色&黒、
シートは黒の塗り分けをします。
スエードっぽいふわふわクリア、今回は
なんとか成功させたいですねぇ。
いろいろ練習してみます。
ダッシュボードの接着位置はしっかりしてて
合いも良好です。
が、コンソールとの間にはっきりスキマが
あきます。実車にはこんなスキマはないので
プラ棒くっつけて、少々整形して解消させます。
こういう最初の工程をやりながら、実車の画像を
見るワケですが、その都度気づいた所に
手を入れてく、っていうのがいつものパターン。
場当たり的な手順ですけど、これが私には合って
ます(^-^) 最初に気づいたのはエアコンの
吹き出し口。「閉」状態ならキットの通りで
ただ丸くフタされてるんですが、「開」状態で
ルーバーつけたいな、って。
2ミリの刃でちょうどいい穴が開きます。
(一段低くリング状なのは実車通り、これをキープ
したまま穴を開けるのがドキドキだった。)
で、ほんのちょこっと、バリ程度残ってるので、
筒にした600番でお掃除を兼ねて広げます。
この穴に2ミリ径の円盤のルーバー付けます。
80年代の主流だった、後付けのカセットデッキ
を付けましょう。ジャンクから良さそうなのを
選んで、
ペラペラ状態に切り取ります。
ルーバー、アクセントになると思いませんか?
カセットデッキはコンソールの一番上にセット。
懐かしの1/2DIN サイズ、若い人知らないでしょ笑
メーターのモールドは無視して、再販品のデカール
を貼ります。ピッタリ形状のプラ板用意ね。
場当たり改修の続きを。
ルーバー付けたので、サイドガラスへの
吹き出し口のモールドが不自然に見えてきちゃった。
ここも開口してルーバー追加しましょ。
こんな感じ。上述したように、室内がよく見える
ようなので、こういう小細工の甲斐があると
思うんですよね。気づいてくれる人いるといいな。
フロントガラス越しの目線だとこの角度かな。
さて、せっかくカセットデッキを付けるので
トノカバーの上に箱型スピーカーもね。
80年代のド定番♪ このジャンクもいつか
使いたいって思ってました。
大流行だったパイオニアのスピーカーっぽく
します。バリやパーティングラインを丁寧に
取って、各エッジをほんの少し面取りして
整形。まずはシルバーで塗りました。
再販キットを買うか、デカールだけを購入するか迷ってたので、ボディには一切手を付けないまま内装から作り始めてます。この順番は初めて。。。
結局一箱購入を決めて、お店に予約も入れたので、ボディは再販キットを購入してからって確定。このまま室内を進めます。
さて、スピーカーにこんなデカール貼りました。
TS-X の方も、下の PIONEER もフォントとか
適当ですけど、80年代ノスタルジーってことで。
ルームミラーのステーの形状がオモチャっぽいので
直します。しっかりしたヒケもあるので、それも
削って平らにしましょう。
実車のステーの形に似たカーブのジャンクパーツを
見つけてきて加工します。
こんな感じ。雰囲気よくなりました。
ミラー部分は表もウラもガシガシ削ります。
表は周囲のフレームがなくなるまで。この写真から
さらに削りました。
ウラはヒケが完全に消えるまでね。
ミラー面のフレームまで削り落としたのは、これをやろって思いついたから。これまた懐かしい、ワイドミラー♪ みんな付けてましたよねぇ。
幅50cmぐらいありそうなデカイのとか、45度以上
傾けてる人とか。高価なモノじゃないし、実用性も
向上する(メチャクチャ傾けない限り 笑 )し、
私、19歳から50前まで、ずっと付けてました。
今の愛車の一つ前の車を買った時、センサー感知の
防眩機能が付いてて、それをムダにするのが
惜しいので卒業。。。
バネ式で伸縮するツメで、元のミラーを挟んで
装着するようになってて、付け外しは簡単でした。
(若い人向けの説明です。。。)
ツメはプラ棒のカケラをくっつけただけで適当です
けど、黒く塗ればそれっぽく見えるでしょ。
一番難しかったのは、切り出した鏡面フィニッシュを
プラ板の中央に貼ること。何回も息を止めながら
位置決めするのが苦しかった。。。
コラムの部品は形状は正確ってほどじゃないけど、
このままで気になりません。パーティングライン
を処理して、エッジを少し丸めたぐらい。
ステアリングの根元の「円柱」が長~くて不自然な
見た目になるので、赤いラインの所でカット
しました。
いくらか自然になったかな。
太くて短いライト&ウィンカーレバー、
扁平な形のワイパーレバー、どちらも真鍮線と
プラ棒の自作パーツと置き換えます。
実車のレバーとあんまり似なかったです ^^;
ステアリングの部品も、パーティングラインや
ヒケがなかなかですよ。ここまで整えるの、結構
時間かかります。パッドの中央の四角のモールド
は落としました。再販品のデカールに、ここの
「H」マークが入ってることを祈りましょ。
室内の樹脂部分の色味、あれこれ迷いました。
実車画像は豊富に見つかりますけど、真っ黒じゃ
なくて、少しグレーっぽく見えるのが多いんです。
で、缶スプレーのグレーの中で一番黒に近い(と思う)
クレオスのファントムグレーの砂吹きに決定。
一番上の青はボディ色。ピュアブルーにホワイトを
加えてます。
で、シートの起毛の黒ですが、これまた真っ黒に
見えない画像が多い。。。こちらは、内張りより
黒に近づくように、フラットブラックにフラット
ホワイトをちょい足しの色で。
その後、ツヤ消しクリアをいっぱい吹き重ねて
こんな感じに。クレオスのフラットクリアを
ツブツブ感が出るまで砂吹きで重ねて、最後に
プレミアムトップコートを軽く吹いて、
落ち着かせました。
スエード感を目指したツヤ消しクリアの結果です。
見えやすいように黒背景の写真を撮ってみました。
よし、って感じじゃないですけど、ふんわり感は
出せたかな。フロントシートのヘッドレストは
樹脂なのでクリアが掛からないようにマスキング。
「TURBO」ロゴを貼る2段目もザラザラでは
デカールが密着しないので隠しときました。
タミヤのサイトで「1月25日頃発売」ってアナウンスされてましたが、発表通りの25日に予約してあった模型店で購入できました♪ 旧デカールの
「TURBO」は文字だけですが、新デカールは黒地の中に文字のデカールになってます。(右上のですね)
黒く塗った上に文字デカール、よりも青い所に
新デカール、の方が文字の発色はいいハズですよね。
この進化はありがたい。
待ってました、って購入した日に早速貼ります。
切り出して置いてみると、ピッタリのサイズ。
そりゃ、タミヤの新製品ですからねぇ。
この後、余白はきわきわまでカットしました。
マークセッターが効きにくい印象。いつものように水で希釈したマークセッターで始めて、馴染む様子がないので、原液で貼り直し。かなりしつこく
フチを押さえて、やっと曲面に貼りついてくれました。デカールのツヤの具合が、ちょうど実車のビニールレザーの感じなので、コートせずにこのま
まにします。
ほんのちょこっと右端が足りなかった。
2段目だけ、少し内側まで黒くしとけばいい
んでしょうね。そこまで思いつかなかった。。。
セミグロスの黒を面相筆でスっと塗って隠れました。
まだこの1枚しか使ってませんけど、マークセッター
でフニャフニャにならない感じなのかなぁ。
タミヤのデカール、すぐにフニャフニャって印象が
強いんですが。。。
再販キット入手前に時間を巻き戻します。購入まで
に室内完成、って目標で塗装を進めましょ。
フロアはボディ色に合わせたカーペットなんです、
このクルマ。この価格帯のクルマにこの贅沢。
好景気だったんですねぇ。真っ黒に塗っちゃう
前に気づいたので、まずは白サフ。
実車の画像を見ると、床の青の彩度は、
ボディ色未満・シート色以上、って感じ?
フラットの青と白を混ぜて吹きます。
コンソールの側面&サイドブレーキの土台を
内張りと同じファントムグレーで塗り分け。
たぶん見えないけど、シートレールも念のため。
ネットで画像を見てるだけなので不確かですけど、
コンソール前面は黒に見えます。実車を見ない
限り答えは分からないので、画像観察を信じて
セミ黒で塗り分けます。
こうなりました。青を吹く時にコンソールを
マスキングしてたのは、
最後にこうして、
こうしたかったから。つや消しの青のせいで
この部分がざらざらの下地になるのを避けた
かったんです。実車はキラキラのクロームって
ほどではないようですけど、メッキ塗料を吹いて
金属感は表現したかった。セミグロスの黒の上から
だとちょうどいいだろうな、って。
カセットデッキをくっつけてコンソール完成。
キットにABCペダルは入ってないので作ります。
ジャンクのペダルに真鍮線のアームを付けて
おいて、ダッシュボードの底に刺して取り付け。
こうしとけば高さ調節自由でしょ。
ペダルの作業をしてて、前方にバルクヘッドが
ないのが気になってきました。完成後に変に光が
入ったりしたらイヤので、目隠しプラ板を立てて
おきましょ。
これも自作します。シートベルトの受け部分ね。
ほぼ毎作、これは自作ですなぁ。どっかから
20個入りトカで汎用品出ないですかねぇ。。。
数年前に購入してから出番のなかったこれを
使ってみます。直刃の彫刻刀みたいな形状
ですが、くりくりと回して底の平らな穴を彫る
道具です。私は彫刻刀として使いたくて買いました。
カチャってハマる溝を刻みます。
どんな風にミゾが切れてるか分からないので
マーカーで黒く塗っといて作業します。
これだけ接着。どの部分も会心のデキって所は
ありませんけど、まずまずのまとまり具合かと。
一気に内装完成って時に、床に落としてここが
欠けました (T_T) 仕方ないから、欠けた所に
もう一度パテを盛って整形&再塗装。
というワケで内装90%ぐらい完了です。
ね、まとまり感ありませんか?
このクルマらしい、カジュアルな雰囲気の
室内ですね。
フロアマットやABCペダル、完成後に見える
かな? エアコン吹き出し口は見えてほしい。
サイドブレーキは絶対見えない。。。
この4つを残して内装できました。だから90%ね。
スピーカーはデカール段差が目立つので
研ぎ出します、めんどくさいけど。
メーターはクリア吹いたので、乾燥後の磨き待ち。
Hマークなかったので、ステアリング中央の
エンブレムは考え中。
どれも接着が難しい部品でもないので、でき次第くっつけたら内装完成です。製作記①はここまで。②はシャーシ製作の様子からの予定です。
まだです。 まだです。
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