文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
製作記①でも触れましたが、今作はキャンディ塗装に挑戦します。
下地の金属光沢にはいろいろ選択肢があると思いますが、昨年の「関西オートモデラーの集い」で、メッキ調塗料を下地にした作品
に一目惚れしたので、私もマネします。今までサフ・色塗装・クリア、とほぼすべてラッカー系の塗料の吹き重ねの経験しかない
ので、どうなりますやら (^^;) 目指せスキルアップ!!
製作記①で紹介した写真をもう一度。
メッキ調塗料〈19〉の下地はテロテロ
ツヤツヤが肝。
クリアコートしてコンパウンドで磨いて
から吹きました。
念を入れて1週間乾燥。
上吹きする塗料の食いつきが心配だった
ので、まずはプライマーをスプレー。
あっという間に曇りました (>_<)
いきなり大転倒ですねぇ。。。。。
めちゃくちゃショックでしたが、あきらめずに再挑戦。ここでやめたら、たぶん二度とやらないでしょ。
新しいスキルを得る機会ですから、踏ん張ってやり直します。
まずは曇ってしまった原因探し。
100均スプーンであれこれテストして・・・・・
・・・ボディで起こった曇りの状態を
再現しました。
ナイフの黄色い柄の写り具合にご注目。
上:クリア → タクミ → クリア
下:スプーンに直接タクミ → クリア
理屈は分かりませんが、理由は判明。
メッキ塗料をはさんで上下にクリア(ラッカー
系塗料)の層があると、真ん中のメッキが
曇ってしまうようです。
メッキ塗料の下がプラスチック地のままなら
OK、という仮説でいろいろ試し吹き。
スモークやらクリアブルーやら吹いて
みましたが、メッキ塗装の金属光沢は
保たれてます。
タミヤとクレオスで缶スプレーの含有成分に違いがあるコトを
Bluebellさんに教えていただいたので、その違いもテスト。
幸いどちらもメッキ層の光沢には影響ないみたいです。
左はタミヤを2度吹き。右はクレオスですが、色がつきにくくて
3回重ねました。
クリアカラーは 色ムラ・塗装ムラ が特に目立つ塗料なので、
より均一に色が載りやすいタミヤスプレーで行きましょう。
目指す色合いは3
メッキ塗料 → スモーク → クリアブルー です。
レシピが決まったので下地作り。
プラ地に直接タクミを吹く = サフもクリアも使わず、研磨だけで
ボディをツヤツヤにしなくちゃならない。
まずは消したい傷の所にペンで印をつけます、真っ白で見にくいもんで。
輸入車のPDIセンターの作業みたいですね 笑
大きめのキズを400番で消してから
600番、800番、1000番、1500番、2000番
と研磨した状態です。
ここまでは順調。
さらに
バフレックス → ラプロス(グレー) → ラプロス(茶)
→ タミヤコンパウンド(細目)
と進めたら、あれ?って思う程の深い傷が見えてきました。。。
使った研磨材〈1〉が使い古しだったので、余計な削りカス
でもついてたかな?
・・・・・全部新品に替えて、600番からやり直し (T_T)
ところが、コンパウンドまでたどり着いたら、また同じ状態。 なんでこんなに深い傷が! ってのが全面についてます。ワケ分からん。
こうなりゃヤケだあ!! 青キャップで全部消したるぞぉぉぉ!!!
全体がこうなるまで4晩かかりました (T_T)
仕上げの鏡面出しならともかく、なんで下地作りで
こんなコトしなくちゃイカンのだ!って怒りながら
磨きましたよ。
毎晩ホントにつまらなかった。。。
怒りながらプラモしたのは初めてだったし (泣きながら はしょっちゅう) 、ポリッシャーにも引導を渡すコトになりましたが、そのご褒美がこちら。
新車ご成約プレゼントです、ってディーラーでくれるミニカーみたい (^^)
ともあれ、やっとメッキ塗装完了です。(1ヶ月前の状態に戻っただけ、とも言う。。。)
ボディはこのアト3日間置いてからクリアを吹きました。しっかり乾燥させてから上吹きを始める予定。
その間に一休みして、外装各部の塗装に行きましょう。
前にも書きましたが、今作は「町のカーショップでちょこっとドレスアップしてもらったよ」というイメージで作るので、色で遊びたい。
でも、小物を極端に目立つ色にするとオモチャっぽくなりそう。また、ボディ色と合わない色を持ってくるといかにもセンス悪っ、てなりそうです。
実はかなりあれこれ考えたんですよ。
フロントリップ、サイドスカート、リヤアンダーの各部は
クレオスのファントムグレー。
濃いグレーですが、若干青みを帯びてて、ボディカラーと
相性よさそうなので。
ドアミラーもこの色にします。
ドアハンドルはクローム。サイドスカートの一番下の細い部分とコーディネートします♪
フロントグリルはガンメタルで。
実車ではツヤのある黒ですが、今作は全体的に金属感の
ある塗装なので、グリルも統一性を持たせます。
アンテナとワイパーは普通にマットブラック。
続いては灯火類の塗装。
リヤコンビは巷で話題のパーツ割り。
塗り分けしなくていいようになってます。
ありがたくまずは真っ赤に塗装。
で、恐ろしいことに中央の透明パーツは、
元から一体だったかのようにピーーーッタリ嵌ります (^^;)
面相筆でプライマーを流し込んで接着剤代わりにしました。
それ以外に汚さず接着する方法、思い浮かびません!
実車では透明部の向こうはこんな感じなので、
何か造作があるっぽく見えるよう、
手持ちの断熱シート調のメタルシールを
貼り込んでおきます。
フロントのアクセサリーライト(デイライト?)はLEDの凹モールド
を避けて周辺を黒く塗ってから、電球部分にシルバーを流してできあがり。
後退灯は各国仕様別にデカールがついてます。
日本のは⑥・⑦なんですが、面白くないのでアメリカ用のを
貼りました。
サイドにつく小さなウィンカー。
キットは透明な三角形のパーツですが、実車の写真を見ると、
中央にオレンジのバルブが見えます。
0.3ミリのピンバイスで穴を掘って、塗料を流し込んで電球。
左のパーツ番号の所は練習です 笑))
同じシールを裏から貼って、
こうなりました。気付いてくれるのは100人中たぶん1人か2人?
ヘッドライトユニット内のウィンカーのモールドにも
気合いで塗料載せました。
ハズキルーペ着用。。。こちらは200人に1人かな。。。
最後はフロントガラス。
窓ガラスのパーツは、傷を消してコンパウンドで
磨き上げる作業を必ずやってます。
デカールの都合によってクリアコート & 研ぎ出し
をやることも時々。
その甲斐あって、ちょくちょく「ガラスが綺麗だね」っ
て言っていただきます、ちょっと嬉しい。
と、エラそうに言ってたら、
マスキングが甘くてハミだし (T_T)
はみ出した塗料を溶剤で拭き取りますが、こういうボヤボヤとした
拭き残し、しつこいですよね。
拭き取りではキリがないので、コンパウンドで磨き落とします。
この方が早い・綺麗。ついでにマスキングの境目のギザギザも軽く
磨いてやれば、なだらかになって目立たなくなりますよ。
満 足 ♪♪
で、水性の接着剤で裏から
バックミラーをくっつけたら、
(ガラスにもミラーのインレットにも傷をつけるのがイヤなので、竹製のピンセットを使ってます。)
黒の塗装面を乱すコトなく、
接着跡が隠れてくれるワケですね (^^)
キャンディ塗装に挑戦、っていうタイトルのページなのに塗装してません、テストなんかはやりましたけど (^^;)
長くなってきたので、④はここで終わります。 ボデイ以外、全部完了。 ⑤で仕上がりまで。 続く。。。。。