文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
製作記の②ではインテリアの製作の様子を紹介していきます。内装の各パーツもすべて合い具合は特上で、修正は不要。また、細かなモールドも
含めて実車の再現もほぼ文句なし。。。とはいえ100%塗って組むだけ、でも楽しみがないので、いくらかは遊びたいと思います。
いきなり実車画像。
シートの肩の所にシートベルトを通す樹脂パーツ。
上部にスリットが開いてます。
で、ベルトはシート後の隔壁から生えてる。
この辺りはキットでは再現されてません。
黒く塗ったマスキングシートの細切りを入れとくから貼り付けてね、ってことです (^^;)
せっかくのオープンボディですし、フィギュアは作らない(作れない)ので、ベルトには少し手を加えることにします。
← まずはここに切れ目を入れます。
うまい具合に、外からは見えない
裏側に貫通します。 →
これでベルトの生える部分はOK。
シートの陰になってあまり見えない場所なので、穴を開けるだけで
済ませます。
まずはプラ板で作ってみたもののうまくいかなかったので、
洋白板を曲げて作り直し。シートに載っかる土台部分はパテです。
この後、丁寧にヤスリ掛けして表面を整えました。
こんな感じでいけそうです。
どうせ真っ黒に塗っちゃうし。
↑ の写真でも分かるように、シートにはステッチも凹モールドされてます。
中央に3本ステッチがあるのは標準タイプのファブリックシートですね。86の時と同様、点々のステッチじゃなくて「ライン」になって
しまいますが、モールドを少し彫り増して赤の塗料を流し込むことにします。
シート & ベルト通しの三角パーツ をマットブラックで塗る
↓
エナメル赤を凹モールドに流し込んで、ハミだしを拭き取り
↓
三角パーツを瞬着で接着
↓
全体の質感を整えるために、ツヤ消しクリアを軽く塗布
という手順です。三角パーツの根元にわずかに瞬着がハミ出したり
しても、ツヤ消しクリアが痕跡を隠してくれるんですよね (^^)
三角パーツ、スリットもはっきり
分かっていい感じ、と自己満足♪
(ヘッドレスト裏の肉抜けは
パテで埋めました)
市販乗用車なのでベルトは黒いのを使います。
裏側や側面の白がチラチラ見えると興ざめなので、
黒く塗っておきましょう。
ベルトの弛み加減が、なるべく自然な形になるように、
何か所か瞬着点付けで固定して、
隔壁に開けといた切れ目にベルトを差し込んで、
裏から引っ張りながら、
シートを定位置に納めます。
深夜の自室で一人悦に入ってニヤニヤ。
続いてダッシュボード周辺。
ステアリングはシルバーの加飾部分を筆塗りで
塗り分けました。
室内各所の金属光沢の部分を、全部メッキ塗装
では大変なので、エナメルのクロームシルバー
です。
エアコンの吹き出し口が別パーツになってて、
綺麗にメッキがかかってます。
マットブラックでスミ入れだけして、ありがたくこのまま使用♪
こんなのを買ってきました。 →
ナビ画面で遊びたかったもんで (^^)
耐候性のあるステッカー作成用ですから、保護シートとの2枚重ね。↓
でも、プラモは屋外の風雨に耐える必要はないので、保護シートは
重ねません。なるべく薄くしたい!!
キットには、ナビ画面のデカールがちゃんと付属しています。オーディオやナビを集中制御する
「マツダコネクト」のメニュー画面の絵柄です。
実車カタログでもこの画面の写真が多用されてて、この車のナビシステムのシンボルらしい。
ですから素直にデカールを貼ればいいんですが、今作は同じキットを多くの人が持ち寄って展示する
ことになるので、ちょっとアマノジャクしたくて (^^)
で、この2種類を印刷してみました。
2015ー2016 CAR OF THE YEAR の画像です。
もとの画像をとんでもなく縮小したものを印刷してるので、
寄って見てみるとワケ分かりません (^^;)
メーターや3連ダイヤルのデカールが
緻密なので、ナビ画面のボヤケ具合が
一層目立ちますが・・・・・
・・・・・右が実寸。
(標準的な15.6型ディスプレイのノートパソコンで見た場合)
なんとなくロードスター&COTY ロゴだとわかるでしょ?
テレビでロードスターのCOTY受賞を見てるっていう
設定ですな(^^;)
ハザードのスイッチは赤色フィニッシュで極小の三角形を切って貼りました。
メーター&3連ダイヤルは
デカールの保護・ツヤ出しの
ためにエナメルクリアを塗布。
シフトブーツとサイドブレーキに、シートと同様に赤のラインを入れます。
コンソールボックスのリッドにカーボンフィニッシュ〈13〉を
貼り込みます。
ダッシュボードの下半分にも貼りましたが、今作の内装はあちこち
カーボン柄。
町のカスタマイズショップで、内外装をちょっとやってもらい
ました、っていうノリをイメージしてます。
と、やっているうちに、青い○部分が気になってきた。。。
大径のダイヤルと小さなスイッチ。
「コマンダーコントロール」というらしいです。
「マツダコネクト」を手元操作するスイッチですね。
モールドを活かしつつ、ちょっとだけ手を加えるつもりだったんですが、
もう少しちゃんと作りたくなったので、まずはモールド落とし。
← コマンダーコントロールのパネルになる
プラ板を切り出し、
基板とします。 →
2.5ミリ径のポンチ〈15〉を使って、
こんな風にして、
パネルができました。
小スイッチは0.8ミリのアルミ線を刺しただけ。
ダイヤルは2ミリ径のプラ棒。
1.5ミリのポンチで抜いたツヤ消し黒フィニッシュを真ん中に貼りました。
実車に倣って、パネル基板を区切るスジを追加。
毎度ワンパターンの工作ですが、シートベルトのバックルを作ります。
今回はオープンカーなので作る甲斐がありますね (^^)
というワケでコンソール部分完成です。
シフトレバーのベースの加飾も、カーボンで統一。
また、シフトブーツとサイドブレーキのブーツは革の質感を出すため
とろとろ濃いめのマットブラック塗料をトントンと載せました。
これまたワンパターンですが、フエルト製の
フロアーカーペット。
オープンなので、普段と違う作り方で、って
構想も持ってたんですが、結局手抜きに
なっちゃいました。
ここまでの成果がこちら。軽めの手間&労力でそこそこのディテールアップ。労力と成果のバランスがちょうどいいぐらいだったかな?
アームレストもカーボンで統一します。
適当に切り出して、
しっかり馴染ませまて、
カットします。
うまくサイドにも回り込んで貼れました。(赤の線の辺り)
アームレスト上のパワーウィンド等のスイッチのデカール。
このまま貼ってペッタンコだとちょっと物足りないような・・・
で、ジャンクインレットで高さを作ることに。
インレットをデカールの形に切り出して、先に貼っておいて、
デカールを貼りました。
保護用にツヤ消しクリアを一塗り。
そのままぺったり貼るよりは良かったかな? 微妙。。。
シートバックバーは、グロスの黒 & メッキ、のツートンにします。
下の写真の運転席側はキレイに境目出ましたが、助手席側はちょっと失敗したので後日塗り直します。
インテリアの最後は付け忘れてたABCペダル。オルガンタイプのアクセルペダルと、つり下げ式のBCペダルの2つのパーツです。
すっかり存在を忘れてて、ダッシュボードをがっちり接着
してしまったアトなので、スキマからピンセットで
よっこらしょ、って作業になってしまいました (^^;)
ピンク矢印同士が同じ位置に来るのが元々の接着位置ですが
BCペダルをアクセル寄り・床寄りにずらして接着。
(青矢印方向ね)
床の方に下げたのは、完成後にのぞき込んだら見えるように。
右にずらしたのはスポーツカーっぽいかなって思ったから。
ヒール&トゥできますよ、って?(笑)
右の写真は一番見える角度を探して撮りました。
BCペダルを定位置に接着してたらほぼ見えない。
完成後はペダルの辺りには光が当たらないので余計です。
というワケで内装は完了 (^^) 製作記②はこれにて。
試行錯誤でのたうち回っているボディ塗装の紹介は後回しにして、③ではシャーシを作りますね。
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