文中の茶色い文字は、「アラカルトー工作howto」に
緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
ボディーの下ごしらえをだいたい終えて、最終サフを待つばかり。
エンジン周りの作業のために机上のスペースを空けようと、
ボディーパーツは机の前の棚に上げました。
あれ?・・・・・ふと見ると左サイドが浮いて・・・・・
水平な台に載せて確認すると、はっきりゆがんでます!!
ボディーの左サイドが上方向に大きく湾曲・・・。
なんぼなんでも、もうちょっと早く気づけよ! と自分にツッコミつつ
すぐに「お湯漬け修正」決定!!
「こういう時に慌てず騒がず。オレもなかなかやな!」って勝手に
ほくそえみました。
翌日の仕事帰りにホームセンターに寄って、
固定用具(クランプというんですね)を購入。
押さえの部分がフレキシブルになっていて、
斜め状態でも固定できます(^_^)
下の鋼板も含めて数百円でした。
写真の状態で「お風呂+α」の温度に漬けましたが
まったく変化なし。
ポコッ ポコッ と泡が出る温度(推定70℃?)に
上げて、1分ぐらい漬けて・・・
・・・引き上げようとしたら、ズルってクランプがはずれました。
あれっ、過負荷を警戒して、締め方が緩すぎたのかなって思いつつ、
ボディーを見てみると・・・・・グンニャリ(>_<)!!!!!
「オレもなかなか」どころじゃありません。転倒状態全開です(T_T)
・・・・・・・・ グニャリとゆがんだボディーを握りしめて、行きつけのブルーベルホビーへ走りました。
店に入るなり、「Bluebellさん、たいへんやぁ!! タミヤの787B買うから、再販開始になったら即 仕入れて!!」と取り乱して叫ぶと、
「転倒虫さん、落ち着いて! どうしたんですか? 787B はリサイクルショップで見つけたって喜んでたじゃないですか?」・・・・
・・・・事情を説明すると、「そういうことならボディーパーツだけ取ればよくないですか?」と諭され、やっと我に返りました(^^;)
タミヤに問い合わせていただいたところ、パーツ単位でも絶版中で、取り扱いはキット本体の再版開始後になるとのこと。
(デカールも同様でした。再版される 787Bはレナウンカラーではなく、マツダワークス版ですから再販デカールは私には無用の長物。
製作記①で紹介したSTUDIO27のものをこの時に注文しました。)
みなさん、お湯で変形を直す時は、お風呂+α の温度から始めてくれぐれも慎重に進めましょうね!!
キット毎に最適温度は違うでしょうが、少なくとも泡がボコボコ出るようなのは熱すぎだそうです(T_T)
ちょこっとエンジンを進めつつパーツ待ち。
そのうちにHPを作り始めてプラモは中断
してました。
年が明けて改めてボディーのやり直し開始です。
1か月ほどの時間と手間をかけてやったのと同じ作業を
もう一度やるのは苦行ですが、仕方ありません。
ただ、「何をどうやるか」はすでに決まってますから、
考える時間はゼロで、ひたすら手を動かすだけなのでラクですよね!
製作記①で説明不足だった写真を撮るように意識して進めました。
元の状態 → → →
ダクトを「別体」っぽく見せるために周囲をスジボリ後、
周辺のボディーを削って低くして、ダクトを浮かせました。
ドアヒンジのモールドも掘り込みました。
写真右端の凸モールドは削り落として・・・・
ハセガワのカッティングプレート〈10〉を使って輪郭を決定して・・・
穴を開けて、裏からプラ版で作ったパーツを差し込めるようにします。
BMCタガネ〈10〉で各所のスジボリもシャキっとさせましょう。
ワイパーは、STUDIO27のエッチングを使います。①で紹介したように、真鍮線の軸をつけたのですが、キットのダボ穴に刺すと角度が
低かったので、真鍮線と同径の0.8ミリのピンバイスで穴を開け直して、フロントガラスに合うような角度に修正しました。
ボディー組付けに関係しそうな辺りを仮組み。
~シャーシはボディーと同じランナーなので、
一緒に届きました。
確認するとシャーシもゆがんでたので
取り寄せた方のパーツを使います。
新パーツは整形色が白なので、オレンジの
オリジナルパーツとの継ぎはぎ感満点です!
ボディーの丸い穴は給油口。黒い隔壁パーツから給油管が伸びて、この穴に収まる構造です。
給油管がピッタリ合うようにボディーを置くと、右端写真の青の ← のように少しズレます。給油管が隔壁にぶつかって後に片寄っているのが原因
なので、削って調整しました。
「シャーシ&サイドシル」と「ボディー」の合体はダボもなく接着剤頼り。最後の最後で失敗のモトになりそうなので、何か工夫が要りそうです。
見えないところにパテかプラ板で接着代を作るコトになるかな? 軸打ちを工夫すべきかな?
左がダッシュボード上面の実車写真、途中で高さの変わる二段の構造です。
中央がキットの元の状態ですが・・・(^^;)
そこで、室内側の取り付け部分を削って「背」を低くするとともに、カドを丸めて継ぎ目がなだらかに見えるようにしました。
これでも実車の一体構造とは違いますが、「ボディー側の半円部分を切り取ってダッシュボード一体化」の作業はオオゴトの割には効果が
薄いと思うので、これでOKということにします。