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MAZDA 787B製作記 ①  ボディーの下拵え&外装ディテールアップ

私の模型趣味はとてもストライクゾーンが狭いと思います。カーモデルのみ、しかもロードカーもしくはロードカーベースの競技車両にしか

食指が動かないんですね。

 

でもこれだけは別! 日本メーカーの車で唯一 ルマン24時間 で優勝したマツダの787B。タミヤのキットです。

 

4,5年前に作りたいと思った頃には、模型店でも通販でも全く在庫なしで手に入りませんでした。でも、2011年が787Bの優勝から20周年なので、その年には絶対再販されるハズ!!! と楽しみにしていたんです。なのにナシのつぶて・・・・タミヤのバカ!としょげました。

20周年を記念して、雑誌『Racing on』が特集号まで出したのに(将来の製作に備えて買いました)。

 

で、2012年になって再版をあきらめてたある日、何の期待もなしにのぞいた ブッ○オフで発見したんです! 車のキットは全部で20箱ぐらいしか

なくて、どれもこれも模型店ですぐに見つかるようなキットばかりなのに、1つだけ異彩を放つ古びた箱が(^_^)v 値段は4900円也。

部品の袋も開けられていない状態なので、高すぎる値付けとは思いません。即レジへ持って行きました。    興奮したなぁ!!

 

デカールはかなり黄ばみが来てましたが、白い点線ストライプ以外は日光さらし作戦でなんとか使える状態になりました。

しかもダンロップのタイヤマークも入ってるし。 あー嬉し! 

資料になるムックとSTUDIO27のエッチングセットもすでに購入済みだし、製作準備万端!

 

ところが 、半月も経たないうちに再版決定の情報が!!!!!!! なんなんだ、この中途半端なタイミングは!?

開いた口がふさがらないとはこのことです。ちなみに再販される新品の市場価格は半額ほど・・・(T_T)   

 

劣化で使用不能な場合に備えて STUDIO27 のデカールも追加で買ったので、総額で1万円に近い購入費用です。

作り始める前から転倒状態とは・・・。 自己新記録。

 

(ちなみにSTUDIO27のデカールは文字&マークのみで、グリーンもシルバーもボディーは塗装でどうぞ、の内容です。2000円也!)

 

 

 

 

 

 

入っていた組立説明書はシミだらけ。

 

いかにも最初に発売された時に購入してツんでたのを

 

持ち主が手放したって感じですね。

 

 

 

高い買い物になっちゃいましたが、再版ではないオリジナルを作れるから

 

パーツ精度も高いハズって納得することにします。

 

 

ランナーから切り離して、工程ごとに小分けしたところ。

 

 

お菓子の空き箱やら100均の小物入れやらに、こんなふうに整理してから

 

製作にかかるのが毎度のパターンです。

 

 

 

なんせ、キット&モロモロで1万円もかけたんだから、

 

エンジンも作り込んで、たっぷり楽しんでやる!!

 

 

 

まずはいつものようにパーティングライン消し

 

 

ボディーカラーのオレンジとグリーンの境目が凸モールドされてます。

 

こんなん要るかぁ?  一緒に消します。

 

なお、ボディーはタミヤカラーのブライトオレンジで塗装し、

 

グリーンの塗り分けは、塗装にするか、付属のデカールを貼るか思案中。

 

 

クリアパーツは全部バチピタ!

 

どれも曲率の高い複雑な形のガラスなので、修正不要なのはすごく嬉しいです。

 

 

 

さすがは初期ロット! 設計通りに金型が機能してるぜっ!!

 

 

 

フロントガラスの留め具&ドアのヒンジ(上)はエッチングに換えるので

モールドを落とします。 (青○部分)

 

 

写真右端のキルスイッチも削り落として、自作。

            (茶○部分)

 

 

ドアのヒンジ(下)は凹モールドのみなので、プラ板で埋めます。

またフロントフードのロックをワイヤー〈11〉で自作するので

穴を開けておきます。  (黒○部分)

 

    (この車のドアは前方にせり上がるように開き、

     ヒンジはAピラー上端とキルスイッチ横の2カ所です。)

 

 

 

キルスイッチは真鍮パイプ〈25〉虫ピン〈24〉などを使って自作。

モールドを落として貫通した所に裏からプラ板を貼って、そのプラ板に刺します。

 

 

ドアの下ヒンジはプラ板を切り出して接着。今後、塗装を重ねる時に

スジ彫りが埋まらないように注意していくつもりです。

 

ドアガラスはリベット〈23〉留めするために穴開け。

 

エアダクトもリベット留めに見えるようにするので穴を開けます。

 

 

 

写真左端のウィンカーの丸いモールドは貫通させて、

裏から自作パーツをつけます。

 

 

右端も四角い穴を開けて、同じく裏から自作パーツ予定です。

(ここは「電気系のケーブルのカバー」で合ってますかねぇ?)

 

 

 

 

           ここも実車同様リベット留め。

 

 

 

 

 

 

 

クリアパーツを接着剤で汚す危険がないので、リベット留め大好きです(^_^)

 

 

    (ここまでアップにしてもバチピタです。タミヤ偉い!)

 

右から順に

 

   伸ばしランナーでアンテナ自作(0.5ミリ真鍮線〈25〉で軸打ち)

 

   金属パーツ〈23〉のアンテナ

 

   エッチングセットのワイパー(0.8ミリ真鍮線の軸を接着)

 

   左下が 透明プラのランナーから作ったウィンカー

 

といった外装小物パーツです。 

 

      ドアガラスリベット留め

 

      自作ウィンカー

 

      ドアオープナーにエッチング仮置き

 

      四角く開けた穴の裏から自作パーツ

 

 

といった辺りの様子を見た所です。良好良好(^_^)

 

 

エアダクトはモールドですが、実車では別パーツなので、

 

別体感を出すためにスジ彫りして、そのスジに沿ってボディーを

 

少し削って低くして、浮き気味に見えるようにしました。

 

 

フロントフードのキャッチピンは極細ワイヤーで自作。

ルーフ上にあるこのパーツもモールドを落として自作します。

 

    クリアレッドのプラ棒(昔作ったキットのランナーをとってあったモノ)をルーター〈21〉につけて、細く&先端を丸くして

                            ↓

         2ミリの白プラ棒に接着してから、径が揃って一体感が出るように再び  ルーター=旋盤作戦  で削って

                            ↓

                     底面を削って平らにして軸打ちして

 

できました。白の部分はアトでシルバーに塗装します。(実車で何のためについているモノなのか知りません・・・

                                       メカに弱い上にレース車両にも詳しくないので)

 

 

 

 

ボディーの整えとディテールアップはだいたいメドがつきました。

 

 

さあ、果てしないエンジンの細工へ いざ !!

 

 

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