文中の茶色い文字は、「アラカルトー工作howto」に

                   緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO. 

ミウラSV製作記④  フロントガラスのヒートプレス

フロントウィンドウは、仮組みしたときに 「ちょっとスキマが開くけど、接着の時に強引にやれば大丈夫なレベルやね!」

と思ってたんですが、ボディーカラーを吹いたアトで念のため合わせてみたらイメージ以上のスキマが・・・。

何のための仮組みやら (>_<)

 

でも、合わないモノは仕方ないので、いつかはチャレンジしなければと考えていたヒートプレスをやる時だ!! と勝手に闘志を燃やします。

幸い、模型電動士さんが、とても安価かつ易しいやり方を丁寧にHPで紹介されてますので、100%マネします。

 

ただし、「やり方が易しい」のであって、私でも「易しくできる」かどうかは別問題ですけど・・・。

 

 

 

 

 

 

 

プレスする ‘ 型 ’ にはもとのパーツをそのまま使用することにしました。

 

足らない部分にパテ〈35〉を盛って → 削って面を整えて → ボディーに当ててみて

 

を何回も繰り返します。

ピッタリ合うまで繰り返して、写真のようになりました。

 

          

 

    ピッタリでいいのでしょうか???

 

 

型が少し小さめじゃないと、

プレスして出来たガラスが大きすぎるハズですよねぇ??

 

とにかく初めてなので全く見当がつきません。

とりあえずピッタリ状態で一回絞ってみよう!

 

 

 

 

100均で買ったフォトフレーム(熱を考えて木製)に

 

同じく100均で買った塩ビ板をセロテープで留めます。

 

(塩ビ板の元の姿は「カードケース」です。)

 

 

 

 

 

台所のガスコンロで塩ビ板をあぶって

 

型に押しつけると同時に、これまた100均のミニタッパーで押さえます。

 

 

 

 

              こういう・・・

 

 

 

 

 

              ことです!

やってみたら、型の強度が足りず、押さえつけた時に型がたわんでしまい、当然できたガラスの形も変に・・・。

 

で、裏からたっぷりパテを盛って型を固くしました。写真の型が真っ黄色に見えるのはそのためです。光硬化パテの無駄遣いだ・・・

 

 

ビビッて炙りが弱いので、塩ビ板の ‘ 軟らか具合 ’ が足りなくて

 

絞りきれない失敗多数。

 

でも、溶けてガスコンロにボトって落ちる恐怖はかなり大きいですよ!

 

充満するにおい・コンロの掃除・あわててヤケド、頭をよぎるんです(>_<)

 

 

 

出来たガラスは予想をはるかに超えてデカ過ぎだったので、

 

型を削って少しずつ小さくしながら、合うまで20回以上絞りました。

 

ついに合った!!!  できた!!!

 

のですが、両脇の曲率の高い部分にブツブツが・・・

 

型を研磨し直したり、勇気を振り絞ってしっかり炙ったり、

 

何回か試しましたがブツブツはなくなりませんでした。

 

 

 

上の写真だと目立ちませんが、

 

この角度からだとよく分かります。

 

幸い、完成作を眺めていて即気付く、というほどは

 

目立ちません。これで行くことにします。

 

気力の限界・・・ 

 

 

 

     このミウラの完成後間もない時期に、全長10㎝ほどの戦闘機をスクラッチ(!)で作ってみえる方にお会いする機会が

     ありました。めちゃくちゃ曲率の高い、小さな小さなキャノピーをヒートプレスでたくさん作っておられたので、

     コツを聞いてみたところ、

 

     「なるべく薄い材料を使うといいよ。私は試行錯誤の結果、ワイシャツを買った時にエリに挟まっているヤツを使ってます」

     とのことでした。

 

     今回は ‘ 合うガラス ’ を作るので精一杯でブツブツはあきらめてしまいましたが、今度挑戦する時は材料の厚さや素材を

     いろいろ試して、きれいなガラスを作ってやろうと思います。

          ・・・・・・・薄い塩ビ板かぁ、車の窓にはワイシャツのエリ芯は小さ過ぎ・・・・・・・・・・・。

 

               (でも、本当はもとのパーツがバチピタなのが嬉しい・・・)