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                   緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO. 

ミウラSV製作記③  タイヤ位置の修正とエンジン塗装

 

ボディーと外装パーツの細工が一段落したところで、

下地塗装と同時進行でいつものようにタイヤ位置の調整にかかります。

 

ボディーは、ボディーカラーを塗ったアトはなるべく触らずにおきたいので

下地塗装の頃までに触る必要のある工程は済ますようにしてるんです。

 

まず「車高の決定 & ボディーとの上下合体」の際に、影響しそうなパーツをすべて仮組み

ダッシュボードや、このキットの場合エンジンルームと室内を仕切る窓枠なんかが要注意です!

 

 

 

 

横から見てみると、フロントが高いのが分かります。

 

逆にリアは実車と比べるとやや低めですが、

 

カッコいいのでこのままで!

 

フロントを下げてリアに合わせる方針でいきます。

 

 

 

斜め前から・・・

 

古い車ですから、現代の車ほど ‘ ツライチ ’ じゃないのは当然ですが、

 

フロントは引っ込み過ぎなので、少々引っ張り出すことにしましょう。

 

 

 

リヤはパツンパツン。

 

とはいえ、絶対修正しなければ! というほどでもありません。

 

 

よく見るとホイールアーチに沿ってフェンダーがフレア状に広がっていて、

 

キットではその広がり分がそのままプラの厚みになってしまっています。

 

なので実車の状態に近づけるためにも、ボディーを裏から削り込むことに決定。

 

 

 

ダッシュボードはいい収まり具合のようです。

 

窓ガラス分のスキマもちょうどいいぐらいありますね。

 

その他の内装パーツも合体に影響しないようです、よかった(^_^)

  ~ ちょっと休憩  下地と染み上がりについて ~

今回ボディーの様子のチェックには、初期の大きな修正=大きなキズや段差発生 の時点ではグレーサフを使っていましたが、

途中からは 「下地 兼 サフ 」として「ライトサンド」に切り替えました。

 

この塗料はツヤ消しで隠蔽力も強く、サフ並みに使えます。 なにより、この色を下地にすると、暖色系の発色がいいんですよ!! 

 

黄色なんかの場合、隠蔽力が弱いので下地には気を使いますが、この色を下地にするとビックリするぐらい一発で黄色くなってくれます。

 

このページの段階では傷やパテを使った所の段差を発見してまだまだサンディングしてます。

最後に仕上げのライトサンドを塗ってから、ボディーカラー塗装に進みます。

 

      そうそう、もとのキットの成形色が赤の場合によく問題になる「染み上がり」。今回、箱を開けた時は

        「下地にシルバー塗装の層を置かなきゃな!」って思っていたのに、この辺りの作業をしている時点で

      完全に忘れてました。幸い、完成後3ヶ月経った今でも大丈夫ですので、たまたまOKだったようです。

      もし染み上がりが起こっていたら、これこそ転倒虫!ってなるトコでした。  よかった!!

 

 

 

 

~~~さて、 

 

方針が決まったところで、修正作業にかかりましょう。

 

 

プラ板からポンチ〈15〉でリングを打ち抜いて・・・

 

 

フロントホイールの取り付け部分にゲタをはかせます。

 

 

これで、フロントタイヤが上にあがる=車高が下がる ワケです。

 

 

リヤの修正。

 

 

ルーターにセットしたヤスリで、フェンダー裏を荒削りしてから、

 

ペーパーで整えます。

 

写真左が削ったアト。右と比べてかなり薄くなったでしょ!

 

 

 

修正後のフロントタイヤ位置です。

 

車高が下がり、引っ込み過ぎも改善したのがお分かりになりますか?

 

~ちなみに引っ込みの解消は、ホイールの車軸への突き刺し、を浅めでとどめただけです(^^;)

 

 

リヤはこうなりました。

 

フェンダーとタイヤの間に適度なスキマができて、自然な感じに♪

 

 

この車のエンジンは、リヤのルーバーのスキマからのぞいて見える位置にあります。

 

つまり、のぞかなければ見えない! んですが、そこそこ丁寧に塗装します。

 

基盤のツヤ消し黒のみスプレー塗装して、エンジン本体はエナメルのシルバーを筆塗り。

 

手抜きですが、ツヤ消しの塗装の場合は筆でもかなりの面積までいける、と思います。

      (思うようにしています、が正しいかも) 

 

 

 

 

ヘッドカバーはモールドのリベットを削り落とし、金属リベット〈23〉を刺します。

 

のぞいた時に目立つように、リベットの「背」を大げさに高くしました。

 

赤く塗ったのも目立たせるためです。実車資料で見つけたのは銀や黒でした。

 

 

で、付属のデカールを指定位置に貼って、

 

    ヘッドカバーはツヤ有り・エンジンブロックはツヤ消し 

 

のクリアーでコートしました。

 

  (ツヤ消しクリアでコートすると、筆ムラがかなり隠れますよ♪) 

 

 

 

 

手持ちのランボルギーニのエッチング〈5,6〉セットから、

 

エンブレムと車名のナンバープレートを使用します。

 

(うーん、イオタのプレートもあるなぁ・・・また作りたいキットが・・・)

 

 

手順1:メタルプライマー〈22〉塗布  2:ラッカー系のゴールドで塗装

  3:ラッカーのクリア塗装      4:エナメルの黒を凹部に筆で入れて

  5:凸部にはみ出た黒をエナメル溶剤で拭き取り

  6:ジェルクリア〈27〉でコート

(工作howto の 「スミ入れ」と「エンブレムにガラス」で紹介している作業です)

 

フロント用(盾型)1個  ホイール用(丸大)4個  ステアリング用(丸小)1個 

を作成しました。

 

 

 

 

車名プレートは

 

メタルプライマー → ラッカー黒塗装

 → 文字に付着した黒塗料をラッカー溶剤で拭き取り → ツヤ消しクリアでコート  の手順です。

 

 

 

ホイールにつけました。

 

実車の資料を見ると、この部分にはエンブレムのついていないコトの方が多いようです。

 

ついている場合は、オプションなのかオーナーが作らせてつけているのか知りません。

 

私はつけたかったので(^_^)  (エッチングいっぱいあるので使いたかったし)

 

 

 

さあ、これでボディー塗装だぁ!! と思ったのですが・・・・・・・・(T_T)