文中の茶色い文字は、「アラカルトー工作howto」に
緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
外装の各パーツのすり合わせを続けます。
ボディーは「塗装と乾燥と研磨」を何回も繰り返すので、製作期間中の大部分にかかります。特に乾燥はたっぷり時間が必要な上に、その間は
進められない・さわれないという矛盾をかかえます。ですから内装パーツの細工や塗装を、ボディーの乾燥待ち中にやるのが効率がいいんですね。
というワケで、早くボディー塗装にかかれるように、下準備を済ませましょう!
シャーシはアッパーボディーにスカッと合うんですが、
この部分の厚みが不細工です。
特にボディーカラーがピンクでシャーシが黒、と
コントラストが強いので悪目立ちしますよね!
目立たないように工夫します。
後ろは1ミリ角のプラ棒を接着して、ボディーと面一になるように
削りました。
下から見るとこんな感じです。
シャーシとボディーの接着のガイドにもなりましたし、
後ろから見たらシャーシは完全に隠れるし、これでOKです♪
一方、横は後ろと違って曲面ですし、ボディー側に
細工をすると帳尻合わせが大変なので、シャーシを
薄く削る & 奥に引っ込める、でゴマかしします。
カッターナイフでラフに削って(写真左サイド)、
320番のサンドペーパーで整えます(写真右サイド)。
これぐらい目立たなくなればよし、ですよね?
サフを吹いたボディーに
キャノピーを置いて様子を
確認してたら、エライことを
発見!!
キャノピーのフレームの
モールドとドアのスジボリ
の位置が全然合ってない!!
こうじゃないとドアが開きませんよねぇ!!
マスキングテープで正しいフレーム位置の
考察をしてみました。
これならおかしくなさそうです。
で、ためらうコト15分・・・・・・・・
やっちゃえーーーーーーーーーー!!
やっちゃいました!!
320番→400番→600番の順に使って、フレームのモールド
全落としです。
裏からフレームの位置を描いとくのを忘れずに!
マスキングテープを、再現したいフレームの
幅・位置の通りに貼って(黒線の部分)、
その両脇ぴったりにもテープを貼ります。
で、センターのテープを取れば
真ん中にフレームのラインが残り
ます。
という手順を繰り返してこうします。
ここで使用したマスキングテープは一般的な紙製のじゃなくて、ビニールテープのような材質の
厚みのあるヤツなので、3枚重ねるとこれぐらい厚みが出ます。
この厚みの分、パテを盛るワケです。
光硬化パテを盛って、テープの厚みに合わせてサンディング。
パテの高さが不足で凹になってしまった部分を中心に溶きパテ
を塗って、再度サンディングします。
で、テープをはずしてできあがり♪♪
ただし、キャノピーにいっぱい傷をつけてしまったので、
またまた磨かなくてはなりません。めんどくさっ (T_T)
話変わって、リヤのアンテナの細工です。
ボディーにアンテナ基部のモールドが2か所あったんですが、削り落としてしまいました。
ボディーの研ぎ出しのジャマですし、アンテナは自作して軸打ち接着した方が綺麗に
出来ると思うからです。
こういう時に私はWAVEのCパイプを多用します。
←こんな風に接続できて便利なんですよね!
で、さらに今回は新兵器!! → → → →
さかつう の真鍮パイプなんですが、WAVEの
1号からさらに細い方に接続できるんです。
これはありがたい!!
Cパイプ1号 + さかつうの内径0・5 + 同0・3 + 0・27ミリ径のワイヤー
と組み合わせて、瞬着をちょんっと流し込んで、
真ん中で切断したら、アンテナ2本出来上がりです!!
ボディーにはCパイプ1号の外径と等しい、0・9ミリピンバイスで
穴を開けておいて、塗装完了後にこうやって軸打ち接着します。
ボディーを汚すリスク、ほとんどないでしょ?
またまた話変わって、ロールスロイスの
鼻先の定番、フライングレディーの
フィッティングを。
ごつ過ぎるダボは切り落として、
0・5ミリの真鍮線で軸打ちします。
グリルのセンターを少し削って平らにして、
マスコットの座りがいいようにします。
もちろん差し込む穴も開けます。
実車の写真です。 キットのパーツに比べてずいぶんスレンダーですね。 キットはハエみたい (^^;)
ちまちまと削って、いくらか形をハッキリさせました。
膝と腰を曲げてる所やら、衣の袖のウデの感じを出したつもりです。
実物見ちゃうと似ても似つかないんですが、元の形が似てなさ過ぎ、
ということで、勘弁してもらいます (誰に?)
ただ、髪の毛や衣のシワはもうちょっと何とかします、たぶん。
ボディーの整えが済んだので最終のサフを吹きました。
初使用のタミヤ、ピンクサフです。うーん、いい色!
他の缶スプレーのどの色よりペネロープ号のイメージな気が・・・。
よーし、この上からクリアに決めた!
キャノピーを合わせてみても概ねいい感じです。
これで下拵えは完了ですね♪♪
ピンクサフの乾燥後に、ホコリ や 消しきれてなかった研磨跡 を1000番で軽くサンディングしてから、もう一度重ね吹きします。
製作記③ではインテリア部分の作業を紹介していきますね。