文中の茶色い文字は、「アラカルトー工作howto」に

                   緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.

ブラックバード製作記 ②  タイヤ/ホイール スワップ

ボディーの塗装前の整えがだいたいできたので、その他の大きなパーツの修正とフィッティングに進みます。早く色を塗りたい誘惑にかられますが、

 

各部の部品をあてがったりはずしたり、の間にキズをつけがちなので塗装はサフまででガマンして下拵えを先にやってしまいます。

 

 

 

まずはジャンク入れ〈43〉から細いミゾの切れているプラ板を

 

 

 

見つけてきて、こんな形に切り出して・・・

 

ここに使います。手持ちのジャンクのエッチングを漁りましたが、

 

適当なのがなかったので、こうしました。

 

 

プラ板にはミゾが走ってるだけですが、エンジンフード自体が

 

幅の狭い桟になってるので、格子状に見えてくれるワケですね(^_^)

 

 

たいした手間をかけずにエンジンルームのそれらしく見える

 

目隠し完了です!

 

 

        ただ、フードより少し奥まった所にあるように見せるため、

 

        プラ棒で脚をつけました。

 

        このプラ棒が接着代になるようにフードにフィットする形状に

 

        削って出来上がり♪

 

次はロールバーを組みましょう。


パーツにはダボの1つもありません、

全てイモ付けって(-_-)

こんなのどうやって組むの? 不親切!

 

で、バスタブを治具にしてとにかく接着。

形にしてしまってから細かい整形をするコトに

します。

強度がなくて整形中に100%壊れると思った

ので、補強を兼ねてバーを2本追加しました。



バスタブに「刺さった」状態で固定したい

ので、プラ棒で延長したり、軸打ち用に

真鍮線を刺したり細工します。

 

バスタブに穴を開けて、ロールバーが刺さるように

します。

整形を終えてサフ。何色に塗装しようか

楽しみ♪ マンガの設定の硬派な走り屋

なら白ですね。車が黒なので派手な色も

映えるなぁ・・・

 



こんな感じになりました・・・

ボディーをかぶせるとフロントからはこんな

感じに見えます。

リヤからはこんな風。結構よく見えるので

面倒な思いをして組んだ甲斐があります!

 


         続いて今回のメインイベント、タイヤ/ホイールのフィッティングです。

 

 

 

キットにはかなり細目のタイヤが4本入ってます。前後同サイズで・・・。

 

ポルシェ、しかも湾岸の走り屋の車のタイヤが前後同サイズじゃおかしい!

 

しかも細いし(-_-)  

 

 

 

この写真ではある程度太く見えますが、実物を見ると

 

ド迫力のオーバーフェンダーにそぐわない貧弱さです。

 

そこで、タミヤのGT2のタイヤ/ホイールをパーツ請求。

同じBBSのホイールで、しかも太さも充分なのでこれに

しました。

 

 

左:GT2リヤ。 中:GT2フロント。 右:キットの。

  (以下)     (以下)     (以下

 

たぶんBBSの同型ホイールなんですが、タミヤの造形が圧倒的に

カッコいいです! リヤの深リムもいいですねぇ!

 

タミヤのタイヤが小さいですが、ホイールにはめると広がって

ちょうどいいサイズになります。

 

では、どのタイヤがちょうどいいかフィッティングをしましょう。決めるためにサス&ブレーキの辺りを仮り組みします。

 

 

 

両面テープやマスキングテープを使って、

 

「タイヤ/ホイールの付く部分」を組みます。

 

よく上級モデラーさんのサイトで、仮り組みを

 

瞬着のちょん付けでやる、って紹介されてますが、

 

うまくやれる気がしません。

 

私がやったら、二度とはずれないぐらいガッチリ

 

くっつきそうだし(^^;)

 

 

まずはリヤから。

 

 

← 極太のをあてがってみました。

  とても収まりません。入れようとしたら

  ロアアームまで削って大改造ですね!

 

 

 

をあてがってみたら、これでギリギリ  →

ハブの辺りを調整したらうまくハマりそう

です。  リヤはで決定!


 

前後異サイズにしますから、フロントは

 

 

当然ということになります。

 

 

少し外に出すように調整したらOKかな。

 

 

 


 

使用タイヤが決まったので、ホイールのフィッティング。タミヤのかっこいい方を使いたい。

 

 

写真のようにフロントタイヤにホイールを合わせ、リヤタイヤにホイールを合わせます。

 

 

リヤタイヤにホイールを使えば幅の修正不要なんですが、がリヤ用の深リムホイールなので

 

 

こうしなければならないんですね。

 

 

 

← ルーターにノコギリを付けて切断。

 

 

   320番のペーパーの上で研磨して  →

   切り口を整えます。

   この時、常に持ち替えながら

   円を描くように削ると、斜めに

   ならずに済みます(^_^)


 

これでちょうどいいタイヤが決まって、そのタイヤに合うようにホイールの幅も修正できたので、最後はそのタイヤ/ホイールがフェンダーにツライチ

になるようにすればスワップ完了、というワケです。

 

      まずは簡単なフロントから。

 

 

 

← 右はほんのちょっとの引っ込みです。

 

 

 

                 左は引っ込みが大きめ →


 

     

 

        プラ板をかましてホイールを外に追い出します。引っ込みの大きい左には厚く。

 

 

 

 

 

                  いい感じのツライチできあがり♪♪

 

 

 

リヤはかなりのハミ出し。しっかり奥に引っ込めないといけません。

 

 

 

 

               5ミリほどでしょうか? 現物合わせでつめていきましょう。

 

 

 

 

写真の赤い2か所がつめられる部分ですね。

 

 

 

さいわい、片方削っただけで済みました。

 

 

 


 

 

 

 

              うーん、かっこいい(^_^) 

 

 

 

 

 

きっちりセッティングしてあるぜ! って雰囲気になったと思いませんか?

ところで、キットのホイール(左)と、タミヤのは

 

雄雌が正反対。

 

 

タミヤのを付けられるように、雄を切り取って

     

               雌を接着します→


 

このページ最後はシートの調整。

 

実車の正面写真です。

ヘッドレストがダッシュボードよりかなり

上まであります。

 

 

キットのままだと右の高さ。左まで上げましょう。

 

 

プラ棒でゲタをはかせただけですが(^^;)



 

 

あと、仮り組みが必要なのはワイパーぐらいですかね。エッチングを使うつもりですが、まだ手が回ってません。近々やります。

 

あっ、それからタイヤをツライチにしたので、フェンダーを裏から薄く削りこむ作業もやらないと。

 

その後、ボディーの塗装→乾燥中に各パーツの細工・塗装、の繰り返しに進みます。2月1日の横浜に間に合わせるぞぉ!

 

 

 

 

      ブラックバード③       ブラックバード 完成画像 へ       製作記&作品画像 トップへ