文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
製作記第22回 はフジミのパンテーラ。 ブログ【280】で話題にしたように、70年代のスーパーカーブームの
頃のイタリア車を作ろうと思うんです。私の車好き・車模型好きの原点なのに、ブームの頃のスーパーカーを
最近作ってないなぁ、って。ブログではパンテーラとランチア・ストラトスを黄色でって書きましたが、もう1台
加えて、黄色のイタリアンスーパーカー3連作とします。今年は黄色ばっかりになりますね (^^;)
エスプリとよく似た部品構成。
エンジンは影も形もなし。
シャーシも平らな板。
思い切り割り切って、ボディと内装だけ
表現しようね、ってキットです。
サクっと作れそうで好きです、
こういうの。
ボディ、かっこいい♪
前後のアンダー部分は別パーツですが、
フィッティングは良好。
ドアハンドルとサイド前後のウィンカー
辺りの細工がポイントかな。
タイヤはピレリ。
225/50/14 のモールド、超小さい文字まで表現されてます。
ただ、この車って 70/15 とかじゃなかった?
50扁平って嘘くさい気がします。
他のキットと共用でしょうか?
ガラスはピラーのはまる凹モールドが
強烈に深くて、スナップキットのように
きっちりはまります。
フロントのこの段差の深さ、どうですか!
3ミリぐらいあります。
×24=72ミリ。防弾ガラスかぁ?
こんなに厚くて、違和感大丈夫?
って仮り組みしてみたら、
スーパー違和感。。。
ジャムかなんかのビンの底みたい (T_T)
サイドガラスは厚いだけじゃなくて
妙に丸く膨らんでる。
なんでこんな造形にしたんでしょう?
丸丸ぷくぷく の窓ガラス。。。
サクッとは作れませんねぇ。
同じフジミのエスプリの
ガラスはすっきりクリーンで
手間なしだったのに。
幸い、フロントガラスはちょこっと曲面なだけ。サイドガラスもほぼ平面。プラ板に置き換えられます。
ただし、前も横もピラーを薄く削り込まなくちゃなりません。真っ先にその作業を始めましょか。
フロントガラスの接着面はこう。
で、この恐ろしい厚みを削っていって、さいごに上と同じような接着面を整形しようというワケです。
なるべく接着面の形をキープしたまま
削っていきます。
これぐらい薄くするのを目標に
ひたすらギーギーガーガー
やって。
新接着面ができました。
ガラスの存在感を考えると、0.4ミリ厚のプラ板を使いたいんですが、かすかながら3次曲面なので、フィッティングがイマイチでした。
写真は0.2ミリ厚で試したところ。フィットは良好ですけどね。。。今、0.3ミリ厚のも取り寄せお願い中なので、試してみようと思います。
サイドのピラーも裏から削って少々薄くしました。というワケで、ガラスのメドがついたので、スジ彫りを深めました。
今作は黄色なので、サフじゃなくてライトサンドで下地です。
3連作はこの3色で塗ります。
プラ板にライトサンド下地を吹いて
おいて、3色を試し吹きしてみました。
キャップの色、かなり正確ですね。
パンテーラはキャラクターイエロー
にします。
塗装に行く前に仮組みを
やってしまいましょう。
足回りのパーツはこれだけ。
あっという間に組めちゃいます。
ダボ穴がきつめな所が何カ所かあり
ますが、それ以外は合いも良好。
それにしてもこの床下。。。
最新のスーパースポーツの
エアロダイナミズムかぁ。
ここまで真っ平らだと、
ちゃんと塗装しようかどうか
迷う余地もなくてスッキリです。
で、ボディをかぶせてみると、
お見事! な状態。 腰高に過ぎず、ぺったんこ過ぎず、この時代のスーパーカーらしいジャストなたたずまい♪
前輪はちょっとだけ
外に出したいかな。
実車ももう少し外側の
ようです。
後輪はこのままで
ぴったりの位置と
思います。
ホイールがタイヤに対して幅広過ぎるので、
奥の円盤部分を切りとばして、その幅の分を
削ります。
400番でガシガシ。
で、キッチンハイターに漬けてメッキを除去。
カンパニョーロのマグホイール、シルバーと黒っぽいのと
あるみたいです。
箱絵は黒。ネットではシルバーの方がいっぱい。
黒の方が変わってて良いかなぁ。
ちょっとブレンドして、「真っ黒」じゃない黒にしよかな。
エスプリ同様、ベース固定ネジ用
のダボ穴(開いてないけど)が
準備されてます。
真鍮パイプを刺せるように
2.5ミリ径のドリル刃で貫通
させます(赤い方ね)。
で、バスタブもこのダボに固定する
ように設計されてます。便利♪
シートの裏にちょうど当たる長さに
カットしてパイプを接着。
で、とっととボディ塗装って思ったんですが、
ちょっとだけ細工します。
フロントのエアインレットのフィンの開口です。
フロントフードは黒にするので、今後
黄色→黒→クリア、と塗り重ねることになります。
フィンのモールドが埋まらないようにマスキング
しなくちゃ、って思ってたんですが、
開口しちゃえば塗料で埋まることもないよね、って。
ルーターで攻めていって、途中から400番。
これぐらい透けてきたら、もう一息です。
綺麗に抜けました (^^)
アウトレットの方も開口したいけど、
ガラスのフィッティングのために裏から削って整形した
接着代の部分と重なるのでガマン。
幸いモールドは十分に深いし、余計な塗料を乗せたく
ないときは、この部分のパネルごとマスキングしやすい
ので、このままにします。
ここも悩ましい。
くり抜いてメッシュを貼りたい
ところですが問題が。。。
お分かりですか?
メッシュ部分の裏にシャーシのダボの
受けがあるんです。
このダボが前後とも正確で、きっちり上下合体
できるので、生かしたいんですよね。
こういうダボ受け。
メッシュ表現をどうするか考えつつ
製作記①を終わります。
②でボディが黄色くなりますよ (^^)
もともと花粉症がひどくて、シーズンの最初は熱まで出てしんどいんですが、今年は格別。
2月23日に反応が始まって、2週間ダルくてダルくて。やっとここ数日普通の花粉症レベルになってきました。
製作もHPの更新もペースダウンでした。ここから加速するぞぉ(できるか?)。。。