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JAGUAR Mk.Ⅱ 製作記 ② 楽しく改造♪

製作記②は内外装のディテールアップの様子を紹介します。esprit が素組みしばりだったので、今作は気の向くまま

 

イジろうと思います。展示会への新作出展を考えても、HPの更新頻度を考えても、さらっと早めに作るキットは

 

必要なんですが、こだわっていろいろ追加工作をするのはとても楽しいし、完成作への愛着(=自己満足)も深まり

 

ます。古き良きイギリスの名車なので、やりがいもたっぷりだし。。。

 

 

 

 

  まずはここ。

 

 

前端の断面とほぼ同じ大きさの丸いライト

 

がついてて、上面に豆粒ぐらいのオレンジ

 

のマーカーがあります。

 

 

 

 

    キットのこの部分はこんな感じ。


 

 

 

 

   キットのレンズは小径過ぎて、実車の雰囲気にならないので、

 

 

   ジャンクから一回り大径のレンズを探しました。

 

 

 

   

   これを使いましょう。

 

 

 

 

   で、大径のレンズが収まるように斜めにカットして

 

 

   面積を稼ぎます。

 

           大きさはちょうどいい。          けど、ライトが上向いてるがな(^^;) こりゃアカン、あとで直します。。。


 

 

気を取り直して、オレンジの所を作りましょう。

 

       材料はアルミ線。           600番で削ってマーカーの形にします。         これをボディに突き刺せば、 


 

 

 

 

 

 

 

  こうなる。

 

 

 

 

  小さすぎてなんだかよくわかりませんが(アルミ線は0.5ミリ径)、

 

 

  実車とキットの両方を知っている人が見たらニヤッてしてくれるのでは?

  

 

  キットには砲弾型のバックミラーのパーツが

 

  入ってます。(レースカー仕様なので不要部品扱いですが)

 

 

 

  ネットの実車画像では色んな形のミラーが

 

  色んな場所についてます。

 

 

  クラシカルなこういうのが似つかわしいので採用。

 

  自作します。

 

 

 

 

 

 

   まずは軸打ち用の穴を開けます。

 

 

   左右の位置がズレないように注意して。

 

 

 

材料はこれら。

 

 

  丸いのはキットの中に「不要部品」として入ってたモノ。

   (砲弾型ミラーの鏡の部分ですね)

 

  薄く削って、内径0.9ミリの真鍮パイプを埋め込みます。

 

 

 

  脚は0.8ミリ径の真鍮線。

 

  これにも同じパイプを通しときます。    

 

  

 

で、グニグニ曲げます。

0.8ミリ径だと結構固くて大変。アルミ線なら曲げるのはラクですが、逆にできあがった後で簡単に変形してしまう。というワケで真鍮を使いました。


 

 

 

 

    いい雰囲気♪

 

 

 

付け根の所はもうちょっと細工した

 

方がリアルになりそうですが、

 

とりあえず形になりました。

 

 

 

 

うまくいくと次の工作へのやる気が

 

アップしますなぁ。

 

 

 

 

 

タイヤは中心にバリが目立つ

 

ので削り落とします。

 

 

 

 

320番を使用。


 

 

続いてインテリア。

 

 

 

ステアリングはまずはコツコツと穴開け。

 

ピンバイスは内側から順に

      1.0、0.8、0.6、0.5、0.3ミリ。

 

 

 

ホーンボタン周辺のビス用の穴も0.3ミリです。

 


 

綺麗なデカール、無事に入手

 

できました。

 

 

せっかくのデカールをきっちり

 

決めたいので、ホーンボタンも

 

別体化します。

 

 


実車のこの部分は○の二段重ねになっているので、径違いの○のエッチングを使用。

素材はこれ。ただの○のために使うのが、ちょっともったいない気もしますが、

こんなにランボルギーニを作ることもないだろうし。


 

 

 

 

  これで下拵えは終了。

 

 

 

  ステアリングホイールは木目塗装、

 

  スポークはメッキ塗装、

 

  ホーンボタンの周囲にはビスを突き刺し、

 

  中央にはデカール・クリアコート。

 

 

 

  これ一つでもやること山積みです。

 

工作にも塗装にも注力したい

この部分。

 

 

あーして、こーして、って

考えてるとわくわくして

きます。

 

 

まずはABCを切り離して

扱いやすくしときましょう。


 

 

で、室内がどれぐらい外から見えるのか一度仮り組み。


旧車のサルーンらしく天井が高く、その分窓も大きいのでよく見えますね。ディテールアップやる気が出ます♪

 

 

 

 

 

 

 

← このスキマは許せん

 

 

 

 

 

と思ったら、サイドのガラス

 

の厚みの分でした。   →


 

 

 

 

 

 

 

     こちらのスキマは本当の許せん、です。

 

 

 

     後でプラ板で延長します。

 

 

で、細工の構想を。

 

A:木目塗装。キーシリンダーはアルミ線を突き刺しましょう。 

B:このパネルは黒。スイッチ類は金属で置き換え。メーターはフチのリングのモールドは残して穴を開け、裏からメーターがのぞくように。

C:木目。メーターは別体化した方がラクそう。右端のインジケーターランプ(?)は虫ピン刺そ。

D:ここは難しい。もうちょっと考えます。


 

 

          これと                 これを使って                 こうします。


 

 

← こうなります。

 

 

 

  デカールを貼って、ジェルクリアで

  ガラスを入れて、Cの下拵えは完了。 →  


 

 

Aの穴開けは簡単。

 

 

Cはインジケーターランプのベースの金属の輪っかも

つけました。

 

 

順調順調。Bに行こう。まずはメーターを穴開け。

メーターが奥に引っ込み過ぎるので、裏からルーターで薄々作戦してたら、ドカーン。

 

  

仕方ないのでプラ板で作り直し。

 

 

 

余計な手間なことは確かですが、

 

黒塗装のマスキングの手間は

 

省けたぜ(と負け惜しみ)。


 

 

← 直径1ミリほどの輪っかや、

  キーシリンダーのエッチングも

  貼り付けて、

 

 

   全体にマットブラックを吹いてから、

   エッチングの上の塗料だけ

   削ぎ落とします。         →


← やっとパネルの基盤ができました。  

  メーターのデカールは裏から

  のぞかせて、あとでジェルクリア

  垂らします。

 

 

 キー&キーホルダーのエッチング。→

 

 

シリンダーは本当にミゾが切れてるので

 

最後にキーを差しますよ(^_^)

 こんなことしてたら時間食いますよねぇ(^^;)


 

木目はデカールじゃなくて塗装で

 

行きます。

 

久しぶりにガイアのクリアブラウンの

 

出番♪ わざと筆ムラを作りながら

 

塗れば、こんな感じに。


 

 

で、デカール段差を消すのと

 

同じように、クリアコート&

 

サンディングを何度か繰り返し

 

て平滑に仕上げて行きます。


 

 

 

 

   ステアリングも同じ塗装。

 

 

   ホーンボタンもデカール&クリアまでして完成してます。

 

 

 

   

 

   木目の塗料が完全に乾いたら、スポークのメッキ塗装をして完成ですね。

 

 

ダッシュボード周辺ぐらいは完成させて区切りにしたかったんですが、ボディやら展示ベースやらあれこれ手を出してるので、なかなかまとまり

 

ません。中途半端ですが製作記②はここまでにします。③はもうちょっと色のついたパーツの写真をたくさん載せられると思いますよ、乞うご期待!