文中の茶色い文字は、「アラカルトー工作howto」に
緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
このキットを作ろうとした時は、展示会に初めて出展させていただき、その楽しさに目覚めたばかりの頃でした。
と同時に、オールジャンルの展示会では車好きな人の割合は高いワケではなく(むしろ低く)注目してもらうには一工夫要るなぁ、
と思った頃でもありました。
で、思いついたのがパーツパネル!! タミヤが受注生産で販売してますよね。
ただ、私の知る限り、趣味のカーモデル作りで誰かがやってるのをリアルはもちろん、web上でも見たコトありません。
これは目立つぞ!って。
(でも、本当は組み上げるのがプラモですよねぇ。私ごときの腕でこんな邪道に行くのはアカンかも、とも思いましたが・・・)
(追記:2013/02/02 のオートモデラーの集い でパーツパネル作品が展示されていました。「見たコトない」ことなくなりました(-_-)
〈キットの選定〉
パーツ状態で展示するんだから、ボディーパーツ単体でも装飾的なモノがいい! ならばデカールいっぱいのレーシングカーで
行こうと考えてタミヤのR32 GT-R カルソニックスカイラインをチョイス。エンジンがパーツ化されていることもポイントでした。
大好きな車です(^_^)
〈額探し〉
A3の紙の上に切り出したパーツを並べてみました。
ボディー、シャーシ、インテリア とグループ毎に配置してみて、最低A3の面積
が必要なコトを確認。
一番「背の高い」パーツはボディーで、約4.5㎝です。
額の深さは5.5~6㎝ぐらいが適当と判断しました。あまり深いと、各パーツが
箱の底の方に落ち込んでる感じで見栄えがよくないと思ったんです。
A3+α の面積で、深さ6㎝の立体額・・・・
・・・・・あるのか?・・・・・・・・・・・
というワケで、ひたすら額の通販サイトを探しまくって、やっと1つだけ発見!!
有効面積はA3より一回り広くて(好都合!)、深さは7㎝(ちょっと深すぎ)のもので、8000円少々です。これ以外ですとオーダーとなり、
1万円を大きく超えます。8000円超でも充分高価ですが、これしか選択肢がないので注文しました。
届いた立体額は作りもまずまず丁寧でアクリル板もキズ1つなく、納得できる買い物でした、よかったよかった!
額のメドがついたので、製作を始めます! いつものようにまずはボディーから。
パーティングラインはキットの古さなりにしっかりあります。写真でもテールランプ&バンパーのサイドなんかわかりやすいですね。
スジ彫りも深さ不足と思ったのでしっかり彫り足して、右の写真のように仕上げました。シャキッとしたでしょ!
ルーフにはアンテナが付きますので、その穴を開けます。
今回は実際には「組まない」ので、穴も不要なんですが、
「整形・塗装し終えて、あとは組み立てるだけの状態にしたパーツ」をパネルに並べる
というコンセプトなのでちゃんと穴も開けます。
~最初に開けた穴の位置がズレていて、パテ〈35〉埋めして開け直した写真です(^^;)
リヤスポイラーの取り付け穴と給油口の穴も。
小さい穴はピンバイス〈12〉で、給油口はだんだん穴を広げて、最後は筒状に丸めた
サンドペーパー〈1〉で断面&形を整えます。
ドアミラーもパーティングラインや表面の荒れが目立ったので整形。 600番で削っています。
ワイパーは折らないように集中して右のようになるまで削りました。
くっついていたアームとブレードの間にナイフを入れて、スキマを開けたのは効果大だと自己満足・・・
タイヤなんて、最初は右の状態ですよぉ!
あんまりでしょ!!
バリをデカールハサミ〈4〉で切り落とした後はひたすら600番です。
オマケで内装パーツの細工を2つばかり・・・・・
ステアリングはセンターのモールドを落とし、
ボス部分を六角形に切ったプラ板で、IMPULのパッドをポンチ〈15〉で打ち抜いたプラ板で再現しました。
IMPULの所の 透明樹脂コートの表現はジェルクリア〈27〉です。
塗装は、ステアリングホイール=ラバーブラック スポーク根元=セミグロスブラック 六角形ボス=ライトガンメタル です。
続いて、シフトノブ&ブーツの実車写真です。
キットのシフトは「似ても似つかぬ市販車用」が入ってるだけだったので・・・・・
シフトノブ= 真鍮線〈25〉にパテ〈35〉で製作
シフトブーツ= 1.5・2・3・4・5 ミリ径の各サイズのポンチでプラ板を打ち抜いて円盤を作り、
そのプラ円盤を各サイズ3枚ずつ重ねて厚みを持たせたモノを、
オフセットさせて積み重ねた後、サンドペーパーでカドを適度に落としました。
シフト基盤= 7ミリ径のポンチを使用。プラ板を打ち抜くのではなく、グリグリっと軽く押しつけて
プラ板に丸い跡をつけて
→ 四隅の出っ張り部分を適当に残しつつ、ポンチ跡に合わせて丸く切り出し
→ サンドペーパー等を使って整形 の手順です。
次回,、GT-R② ではパーツ自作しまくりのダッシュボードの細工を中心に紹介する予定です。