文中の茶色い文字は、「アラカルトー工作howto」に
緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
内装関係の工程を紹介します。
シャーシはセンタートンネルの辺りをグレーに塗装。
リアシェルフの辺りは元のモールドのシボのような表現がいい感じなので
無塗装でいきます。
ダッシュボードをつけて、シートを置いて、ボディーをかぶせたら
ほとんど見えなくなりますが、この部分をグレーに。
室内パーツを同色系の濃淡で塗り分ける場合、パーツで見てちょうどいい
ぐらいの色の違いだと、完成後はわからなくなることが多いので、
かなり極端に差をつけるように心がけています。
今回もかなり薄いグレーにしました。
シフトレバー&ノブは自作。
こういう細い棒状のパーツはパーティングラインをシコシコ取るより
金属線に置き換えた方が断然ラクでキレイだと思うんです。
0.8ミリ真鍮線の先に光硬化パテでノブを作り・・・
形を整えます♪
この部分はウッドです。
実車の資料を見ると、シフトブーツの根元にクロームの輪っかがあるんですが、
パーツもモールドもないので、これまた自作。
パテで円盤を作り、中心に穴を開けて、周囲も丸く整形。
こうなりました!!
右はサイドブレーキ。クラシカルな雰囲気ですねぇ(^o^)
唐沢さんはこのレバーをひねって
サイドブレーキ操作してるのかぁ、気持ちいいだろなぁ・・・
シートはセンターとサイドで材質・光沢が違うので塗り分け、
というかサイドのみ光沢を表現します。
シート全体を艶消し黒で塗装後、サイドにクリアを塗装。
もちろん、完成したらわからなくなりました(T_T)
今回の内装のハイライトは、ふんだんに使われる
ウッドパネルの再現!!
まずは、右の2カ所の凹部分にウッドパネルがはまります。
キットにはパネルのパーツはなくて、直接デカール貼りの指示。
デカールは × ではないですが、メーターパネルのデカールを
うまく貼れる気がまるでしません。
また、ステアリングとシフトノブもウッド製なんですが、
デカールはないし・・・
こんなのも手許にあるんですが・・・
塗装でいきます!!
まずはプラ板でパネルを切り出します。
(シフトブーツ用の穴、ポンチで開ける時に割れました。
リングで隠れる所なのでこのまま)
で、木目塗装!
Bluebellさんに、「ガイアのクリアブラウンを
わざと筆ムラを作るように塗ると、木目表現がラクだよ」
と教わり、初挑戦です。
下地に薄い茶系を塗っておくという手もあるんですが、 実車の
赤っぽい色合いを出したくて、白のプラ板に直接塗りました。
塗料の片寄った所が濃色になり、簡単に木目っぽくなります!!
で、塗料が片寄る=表面がデコボコになる ワケですから平らにしましょう!
ボディーの研ぎ出しと同じ要領で、クリアーを吹いたアト研磨します。
右は2000番で研磨してツヤ消し状態になったところです。
上の三角形の方=仕上げ目コンパウンドで研磨して木目パネル完成!
下のシフト周辺の方=ラプロス〈1〉で研磨し終えて、コンパウンド待ち。
クリア塗装を軽めにして、研磨時に濃色部分も少々削れるようにしたので、
木目の境目がぼやけて(2枚上の写真と比べてみてください)、いい感じに
なりました。
予想よりうまくいきました♪(と、自分では思ってます)
スイッチ類はモールドを切り落として
リベット〈23〉や虫ピン〈24〉を刺します。
超メンドくさい、この部分。
塗装はラクですよ、簡単に木目描けます。
でも平らにするのが(>_<)
ピンセット〈3〉に2000番を挟んで研磨します。
ペーパーのかかっていない部分のデコボコ具合、よくわかるでしょう?
このままではイヤです、ヤッパリ。
ペーパーからコンパウンドまでかけて、木目をキレイに仕上げたら、
次は、ダッシュボードを黒く塗らねば!
今回もマスキングはメタルック〈18〉。マスキングジェルも併用します。
黒と ‘ 赤っぽく振った ’ 木目のコントラストがいい感じ!
と自己満足。
このアト、メーターのデカールを貼って、
ジェルクリア〈27〉で‘ ガラス ’ を入れました。
ステアリングとシフトノブも木目塗装します。
これで室内のウッド部分全部できました。
内装完成!
木目の表現、シフトレバー周辺の自作パーツ、メッキの表現、各部の塗り分け、と満足です。
ところが、オーディオや時計(ストップウォッチ?)は付属のデカールそのままで、そのデカールがあんまり緻密じゃなくて・・・
完成後も、想像以上によく見えるんですよねぇ・・・ ここをもっと工夫すればよかったです。