アフターコロナの世の中になって、以前のような
ペースで展示会に参加できるようになり、
とっても幸せです。
8月末の大阪から中一か月の10月1日、静岡の
オートモデラーの集いに参加させて
いただきました。
私のコロナ後のオー集参加は昨年の静岡が
第1弾でしたが、もう一年なんですねぇ。
今回はいつもに増して模型話が楽しくて
お一人お一人と長~くお話した感じ。
以下、楽しくお話させていただきながら
拝見した作品を紹介します。
最初は 七力夕二 さんの2台と私のセイランブルーでの記念撮影の画像から♪
中央イカズチイエローは特別仕様車の「プロトスペック」化されてて、右のステルスグレーのは、リヤスポレス・ATの 「version T」化。
version Tのホイールはデータをご自身で作成された3Dパーツです。塗色も改造センスも工作技術も仕上げも、何から何までハイレベル。
自分の製作記で何度か書きましたが、後追いで製作するに当たって、あれこれ参考にさせていただきまくりでした。
というか、「マネするのにも程があるだろ!」ってぐらいです。。。日本刀加飾の修正・タイヤハウス内側の目隠し・クリア塗膜の厚み予防、など
着眼という意味でも、工作手法の点でも、本当にありがたかった(^-^)
自分もやると決めていたAT化で先を越されちゃった時は超ショックでしたねぇ(^^;
先を越されたって言っても、私はまだZ32 作ってる頃でしたけど。私ののクォリティが劣るのは横に置いといて、嬉しい記念撮影です。
プロトスペックの特別色、version Tの3Dホイール、私のBBS、一台もノーマルホイール履いてません 笑笑
で、こちらも先に作られてて、いっぱいアドバイスをいただいた うたたね さんも呼んできて、プリズムホワイトを加えた4ショットも撮影♪
4台ともボディもルーフもキラキラと光っていて綺麗、いい写真ですねぇ、嬉しい・楽しい。
キットのデキがすごい、接着や塗り分けが楽ちん、なんて話し込むうちに、シャーシのマスキングだけは面倒でしたね、って話題になりました。
そういえば、このマスキングも 七力さんの製作記を参考にさせていただいたんでした。七力さんが横向きに立ててくださったので、
うたたね さんと私も倣って、シャーシ裏を見ながら話してたんですが、そのうちこの光景が面白くなって、ひとしきり大笑いでした。
「4台事故って横転してるの?」とか「ドアミラー大丈夫なの?」とか言われながら。こんなふうに並べたの初めてだったので、撮影しながら
今回のサムネイルはこれに決定って(^-^) いやあ、楽しかった。お2人は汚し塗装もカッコよく施されてます。私は塗りっぱ。。。
丁寧に調色されたボディカラー、自作ホイール、美麗フィニッシュ、アップでどうぞ。
この2色、看板カラーの2ショットです。
うたたね さんのとも2ショット。
うたたね さんの作品は、Twitterの無改造コンペへのエントリー作品なので、完全オリジナルでの美麗フィニッシュ。
大阪では sugi さんの5台に囲んでいただいたり、RZ34 でずいぶん楽しい思いができます。作ってよかった。
七力 さんの最新作、86の「style Cb」化作品です。『model cars』のコンテストで一等賞取られてましたね!
大改造なのにビシっと仕上がっていて、驚異の完成度でした。ツートンの色味もとても魅力的で綺麗でしたよ。ちなみに、実車ではこのカラーは
120万円のオプションだったんですって。いったい何台が世に出たんでしょうね?
いつもながらアイデアと製作クォリティがとんでもない高次元でバランスされてて感動の逸品でした。
自分の卓に戻ってきました。今回も単身赴任模型堂 さんと同卓です(^-^) ここ数年はデフォルメキット、フィギュア、1/12の国産スポーツ、
と振り幅の大きなモデリングをされてます。ビッグスケールの国産スポーツカー製作は、実車への深い知識と愛着に裏打ちされた、超絶作り込み。
箱外パーツをふんだんに使用し、ワンオフホイールまで誂えられる珠玉の作品です。
今回はデフォルメ4WD4台と1/8バイク、フィギュア2体の展示でした。右手前の青のランクル&隣にいるガールズ&パンツァーのミカちゃん
が新作です。私、このアニメはタイトルぐらいしか知らないんですが、今秋10周年で、新作映画なんかも公開されるみたいですね。
単身赴任模型堂さんのデフォルメキットの製作方針は、子どもの頃に箱絵と似ても似つかない出来栄えになっちゃったキットを、
オトナクォリティできっちり仕上げるっていうモノ。ランクルのパーツの整え・塗色の選択・各部の素材感を再現した塗装、スキなしの
仕上がりです。ミカちゃんは今回の映画で活躍するキャラとのコトで、カンテレを膝に置いたこの姿が映画の中で印象的なシーンらしいです。
カンテレの弦は0.2ミリのピアノ線ですって。間近で拝見しましたが、1本1本きっちり張られてました。
ゲームセンターのプライズのリペイント作品です。今回お話をうかがって知ったんですが、こういうリペイントがフィギュア趣味の1ジャンルと
して盛り上がってるんですって。身長が20cmぐらいなので、1/8見当ということで、スズキ ホッパーとの組み合わせ、というワケです。
腕の肌色の濃淡やワンピースのハイライト部分と
シャドウ部分の色味、すごいですねぇ。
本物の陰影じゃなくて、塗装でそれを表現するって
コトは絵画と同じってコトですよね。
私、絶対できない。。。
目もとても巧みに描かれていて、視線が分かります!
麦わら帽子の素材感も素晴らしいですねぇ。
お仕事も超多忙なハズですが、模型製作の質と量が
これって。。。
次にお会いする機会もとても楽しみです。
車もバイクも、壮絶に作り込んだ内部と、ボディ(カウル)を被せた完成形の2台展示でお馴染みの長野さんの作品です。
手前の「内部」展示の作品、3Dパーツをふんだんに組み込んで、というより3Dパーツを組んだ所々に元のキットのパーツがあるっていう
ぐらいの作り込みだそうです。この作品の前にしゃがみこんでお話伺いました。ありがとうございました。
痛恨なのはVFRの写真がピンぼけ。奥のバイクにピント行ってます。超絶作品の写真がこんなんって。。。申し訳ないコトですm(__)m
こちらはSさんの新作の途中経過。おぉ、コンテッサだぁ♪
この時点で美しいボディカラー・ビシ~と通ったストライプ・タイヤのロゴも含めたシャープなデカールなど、すばらしい1台になる気配が
ビンビン伝わりますね。ご本人は、まだまだここから大変とおっしゃってましたが、完成した姿を拝見するの楽しみです。
私の次作予定のプリンス スカイラインについて、ありがたいご助言(脅迫?)たっぷりいただきました。今回も楽しくお話させていただいて
ありがとうございました。
同卓の最後は、浜松のsugi さん。どうしても抜けられない仕事があって、昼前のご到着。
大阪で取り囲んでいただいたRZ34が後列に、前列にはバイクです。本当に美しく早く作られますねぇ。
静岡のものを食べたいってリクエストして、お昼に連れて行っていただきました。単身赴任模型堂 さん、うたたね さん、4人で♪
4人とも違うモノという迷惑注文でした(^^; 私は旬のさんまの刺身を含んだ定食。おいしいのはもちろん、昼食中もずっと模型話という
楽しい時間。次回も楽しくお話させてくださいませ。
お隣の卓は密度感とクォリティが尋常じゃない迫力のこの展示。
前日にツイッターのコンペ出展者のリアル展示会が東京であったそうで、そちらに参加した4人の合同展示です。
地元モケトモの うたたね さん・Iさん・(今回初めてご挨拶させていただいた)アッシー さん&K さんの4名。
土曜:東京、日曜:静岡、と展示会のハシゴって!
反対側からも。1卓「どの方向から見ても正面」の展示です。
うたたね さんの最新作は ホンダ VFR750。事前に画像で拝見して、どの部分をアップで見ても本物みたいで、直接見るのを楽しみにしてました。
上で紹介したRZ34 フェアレディもそうですが、うたたね さんの作品は細部の再現度がすばらしく、その細部の集合体としての全身も実車
さながら。車もバイクも実車への造詣が深いので、ディテールアップの方向に迷いがなくて説得力がある、って感じです。
ね、本物みたいでしょ。
背景をちゃんとして、大きさが分からないように
撮影したら実車ですよ。
(もう1枚、3Dパーツを組んだチェーンの
アップの写真を撮ったんですが、スゴイ
ピンぼけでした。。。)
ploverbell さんのフル開閉・超絶作り込みのZ32。
同じキットを作ったばかりなので、全身切断して開閉化されてるスゴさはもちろんですが、それにともなう各部の細かい追加工作の着想と労力にも
刮目です、「ここにこんな部品もモールドも全然なかったハズ。これ全部気づいて自作したのぉ!」っていう驚きですね。
切断する時の手順について、目からウロコのお話を伺いました。
フル開閉はずっと頭の中にありますが、手を出せないまま何年も経っちゃってます。でも今回教えていただいた手順はいつか自分がやる時にとても
参考になりそうです。次作は完全クローズの製作ですが、その次には少し取り入れさせていたこうかな、って気持ちになってます。
(ドア内張り部品の一番下に切り欠きがあって、なんだコレ?って思ってたんですが、実はシートベルトの引き込み口のモールドと教えて
いただきました。「私、パテ埋めしちゃいましたよ」って話して大笑いでした ^-^ )
ボディと同じく、内装もエンジンルームも「全部見せ」に伴いとことん追加工作が施されてます。着想も実際の工作も含めて、拝見してると
気が遠くなるぐらいの作り込み。たくさんのお話とともにじっくり拝見させていただきありがとうございました。
mutti さんの展示です。昨年はホビースクエアでの初開催&コロナ対応もシビアな時期でした。今年は新会場2年目で、少なくともコロナ対応
については昨年よりナーバスではなくなりましたが、今年もご準備から当日の運営まで、大変だったことと拝察します。
コロナ前からずっとGTマシンを製作され続けていて、夏の大阪でラリーカーを出展されてるのを見て「おやっ?」て思ったんですが、お話する
機会がありませんでした。今回は主催者として多忙な中、お話する時間を作ってくださりありがとうございました。
GTマシンのデカール発売の端境期にシエラが発売になったので製作されたそうです。その後左のフォーカスも連作され、「フォードラリーカー」
の展示になったとのこと。カテゴリーは変われど、全身を覆う大判デカールの貼り込み・研ぎ出しのお見事さは不変です。
マルティニカラーがかっこいいフォーカス。ドアミラーはアフターパーツなんですが、周りを同色のデカールが取り囲んでます。
「デカールと塗装の色を合わせるのが難しくて・・・」と話し始められた時は、なるほど、オレンジの所はデカール貼らずに塗装されたのね、
って早合点しかけたんですけど、なんとドアミラーの塗色をデカールに合わせたんですって。
塗色をデカールとぴったりに合わせるのって、
とても難しいですよね。それも少し離れた所なら
ともかく、隣接しまくりですから、これを同色に
揃えるのって至難だと思います。スゴイ。。。
またリヤクォーターガラスのドライバー&
コ・ドライバーのデカールの面一化もすばらしい
です。ここまでデカール余白と段差を消しきる
クリアコート、お見事の一言です。
やっぱり、直接お話を伺えると作品のすばらしさをより味わえますねぇ。今後はGTマシンに戻られるとのこと、次作も楽しみにしております。
水曜倶楽部の卓、いつものように洗練されたハイレベルな展示です。
前列左の方がいつもお話させていただいてる Oさんの作品で、右の方が Oさんのお友達の たけ さんの作品です。
このホイールが妖しい魅力の金属光沢&金属色で一目ぼれしたので、塗装方法をお伺いしたら、メッキパーツの上からクリアブラックですって。
メッキを利用したキャンディ塗装って感じでしょうか? これはかっこいいですねぇ、いつかマネさせていただこうと思います。
Oさんご主催の展示会の告知も。
もう5回目とか6回目になるそうですよ。
私、寡聞にして今まで存じませんでした。
微力ながらここでも告知させていただきます♪
(工具の情報もありがとうございました。モケトモに
拡散させていただきましたよ)
こちらはお友達の たけ さんのエスハチ サビサビ仕様です。32スケールの並びの中に展示されたたので、てっきり Qさま! さんの新作かと
思いました。ナイフでボディを削いで浮かせたり、ピグメントを使用したりして、立体感のあるサビ表現の草ヒロ車に仕上げられてます。
これまでガンプラを主戦場にされていましたが、映画「フォードvsフェラーリ」以来、クルマに傾倒中とのことでした。
今後もO さんともどもよろしくお付き合いください。
水曜倶楽部の前列左の方の 32スケールずらり。
Qさま! さんの新作、パブリカDXです。ワンオフエッチングの組み込みを始め、スタンダードモデルのキットを「デラックス化」改造
されてます。ロゴとかグリルのエッチング、細密で雰囲気いいですねぇ。
で、その細密感と模型自体の繊細な工作がぴったりマッチして素敵なコト。ボディカラーもとてもいい色合いで、旧車の佇まいをお見事に表現
されてます。毎回すばらしい作品を見せていただき眼福です♪
Iさんの作品です。清潔感あふれる出来栄え、とても美しく陰影をつけた塗装など、すばらしいです。
今回は使用されたメッキ塗料について特に詳しくお話を伺えました。
乾燥後の塗膜の硬さ、クリアコート時の輝度劣化の少なさ、などかなりのスグレモノとのことです。
耳より情報だったので、当日会場にいたモケトモに言いまくって、何度もこの作品の前に戻りましたよ(^-^)
今回のレポを終えたら、当日教えていただいた商品モロモロを購入しようと思ってます。
今回のレポで唯一、お話させていただいてない方の作品です。痛車を複数台展示されてましたが、その研ぎ出しのすばらしさに惹かれました。
デカール段差が消えてるのはもちろん、どの角度から見ても表面のウネリとか凹凸がありません。ここまでデカール面と周囲を綺麗な面一に
仕上げるには、クリアの吹き付け、中研ぎ、最終研磨、すべての工程でゴマカシのない正確で丁寧な作業が必要なんだろうと思います。
本当に美しいボディワークでした、機会があればぜひコツ・技法などお話をうかがいたいモノです。
今回は自分の展示の撮影、忘れずにできました ^^;
レポの編集にまるまる1週間かかってしまいましたが、これにて終了です。
当日、楽しい・有益なお話をさせていただいた皆様、ありがとうございました。
また拙作を見ていただきご交流いただいた皆様もありがとうございました。
何より、企画・準備・運営にあたられた主催者の皆様、本当にありがとうございました。あらためて御礼申しげます。