2023年の最初の展示会参加は
半田モデラーミーティング。初めて参加させて
いただきました。
無観客でモデラーの交流が目的っていう
展示会です。出展者の友人知人の見学はあり、
なんですが、会場にいるほとんどの人は出展者。
和気あいあいな雰囲気ですが、「濃い」空間
でもありました(^-^)
昨年、展示会が再開され始めて、いくつか参加しましたが、「合う」率100%のSさんの展示を真っ先に拝見しました。
製作中の2台。奥のビートルはデフォルメのキットで、いつもエンスーなキットを作られるので意外に思ったんですが、実は大好きだそう。
ハコスカはマルイのキットとのことですが、なんかカッコいいと思いませんか? フォルムがいいキットのようです。進捗が楽しみ♪
で、これです。昨秋の静岡オー集では完成間近って感じで、その後完成形も拝見してましたが、今回はさらにガン見&アップの撮影をさせて
いただきました。
というのも、(たぶん)来月、フジミから日本GP仕様が久しぶりに再販されるので、それを作るための参考にしたかったんです。
Sさんは膨大で貴重な実車資料に基づいて再現されるので、この作品の各部の仕様をそのままマネさせていただけば「正しい」というワケですね。
こういうナンバープレート付けてたコトとか、
ホイールは5穴のテッチンだったとか、
テールライトやマフラーはこういう姿
だったとか、
室内のむき出しの部分は白だったとか、
リヤフード上のデカールがキットに入って
ないよ、とか。
これらにネット漁りだけでたどり着くの、
とても大変(無理?)だと思います。
Sさんの知的財産をちゃっかりいただいて
申し訳ない気持ちもありますが。。。
「実車資料じゃなくて、この作品を資料にして
作ります」って言ったら鷹揚に笑ってくださった
ので、許してもらえそうです ^^;
こちらも合う率100%の mutti さん。コロナ前からず~っとGTマシンを連作されてます。5年ぐらい? 全部で15,6台になっていて
ネタ切れ気味だそうです。最新は2台のAudi 。
デカールが大判な上に、貼る面の形状も複雑なので、想像しただけで大変そうですが、「とても貼りやすいいいデカールなんですよ。」との
コトでした。いくら良質なデカールだとしても、難易度高いのは確かですけど。。。
スケールワークスのYさんの赤いLP400と うたたね さんの「イザベラ カウンタック」の2ショット。Yさんが前回イザベラ号をご覧になって、
原作マンガ「グランプリの鷹」をあれこれ調べられたとか。そんなお話を楽しみつつの記念撮影です。
こちらもスケールワークスのSさん。なんと本格的にプラモ製作を始めてから5、6年なんですって。自分の「始めて5年」の頃を思い出すと
余計にこの作品のすごさが実感されます。細部までまったく手抜かりのない見事な1台ですねぇ。
これも驚きました。1/12なので、タミヤの935からの改造かと思いますが、技術も労力もとんでもないレベルです。すごい。。。
300SLを魅力的な色味のソリッドカラーで塗装して、ホイールはスポーティにアップデートっていう個性的なモデリングです。
惹きつけられて何回も拝見しました。
n.hirobe さんのコンペマシン5台並び。綺麗に作るコトの大切さと、綺麗に作られた作品の魅力とを感じさせてくれる展示です。
で、こんなふうに綺麗に作るコトの難しさも改めて思い知らされちゃうんですけど。。。^^;
こちらは3Dプリンタで自作された、
ブレーキ&サスのパーツ。
ブレーキパッドの内側でディスク回転します。
コイル、伸縮します。
すごい。。。
このホイールも製作されてます。実車のオプションホイールだそう。とても細密な造形ですばらしい完成度ですね。
この作品のお話を伺いながら考えたコト・・・何も知らずにこの作品を見て、ホイール自作のすごさを分かるためには、
〇これが実車のオプションだと知っている。 〇キットにはこのホイールは入っていないコトを知っている。の2つの知識が要ります。
私、どちらも知りませんでした。自作ホイールを抜きにしても、ハイレベルな仕上がりなのはもちろんですけど、ホイールが3Dプリンタで自作
されたモノだと分かって見ると、一段とすごい作品に見えますよね。
作品の鑑賞には実車&キットの知識が必要だなぁ、私、全然不足してるよなぁって。
という愚痴というか反省はともかく、本当に美しくて魅力的な作品でした。詳しいお話、ありがとうございました。
こちらも、ここのところ連続で作品を拝見している I さんのブルーバード6台。早い・上手い、に加えて仕様の選択のセンスも抜群です。
数か月ごとに展示会で拝見するたびに、新作がいっぱい。このクォリティで。どうすればこんなコトができるのか、想像もつきません。。。
平野さんのラジコンボディの超絶塗装、HSの会場でおなじみですよね。
お姉さんの画像はもちろんキャッチーなんですが、
大きなボディ全体に及ぶ模様の多様性と
緻密さがすごいです。
ドット・直線的な幾何学模様・植物のような図案
さざ波のような不規則な表現。
鉛筆で紙に書いてみ、って言われてもできる気が
しません。これをすべてボディ裏に施してるって。
1/12の787B。大きな模型にぎっしりディテールを表現、これまた知識と製作記述とセンスと労力が全部伴わないとできませんよねぇ。。。
オールジャンルの展示会だと、普段知らずに
過ごしているこういう作品に出合えるのも
嬉しいです。金工のドラムセットの作品群です。
まったく知識ありませんけど、実在のドラマー
のセットを再現されてるようで、バンド名や
ドラマーの名前が添えてあります。
オシャレな趣味ですねぇ。
素材の金属の質感をそのまま見せて、
造型で勝負って感じでしょうか。
見入ってしまいました。
同じく楽器の模型で、こちらはギター。この展示、訴求力大と思いませんか? ナマで拝見できてよかったです。
またまた知識ない(何も知らんなぁ、我ながら)ですけど、それでもギブソンとかフェンダーとかの名前はさすがに知ってます。布袋モデルも。
詳しい人が見たらたまらないラインナップなんでしょうね。木製ですが、材料はアイスの棒です。裏側を見せてくださいましたが、確かにアイス
のバーの幅の板が貼り合わせて作ってありました。
こちらは「森の弦楽四重奏」って意匠の作品。どんぐりのカサを髪の毛に見立てて、背景に木の枝や枯れ葉をあしらって。なんて高尚なオトナ趣味。
会場では参加者が持ち寄ったキットその他の
フリマがオークション形式で開催。
数えたワケではないですけど、100箱は
くだらなかったような。
楽しい趣向でした。
浜名湖オートモデラーズクラブの新進気鋭の若者、Kさんの展示です。質も量もすごくて、迫力満点。車種・設定・改造、全部に個性とか好みが
出てて、しかもそれが作品として結実してます。歴が浅くてもすごい人はすごいんですねぇ。
こちらは同クラブ会長の sugi さんの RX-7。色味がとても魅力的です。この写真ではあまり分からないですが、茶色みを感じるメタリックで
深みのあるいい色でした。
早ウマモデラーの本領発揮で、この3連作も新作です。3台のカラーリングのバランスが趣味良いいですなぁ。
さて、今回の展示会を前に、sugi さんから「Zの集合展示をやるので、よかったら参加して」ってお誘いいただいてて、楽しみにしていました。
S30、Z33、Z34、RZ34 と4世代のフェアレディZと「その他のZ」 (笑)が集合です。
こちらは 240ZG 4台。ここに私のも置かせていただきました。
Z33 は5台。右端はいつも楽しく遊んでいただいてる地元モケトモ うたたね さんのです。
Z34 が4台。これだけカラーリングが違うと、1台ずつの個性があって見応えありますね。
で、恐ろしいことにRZ34 もすでに4台並んでます。赤・マルーン・青の3台は sugi さん。この人は夜寝てるんだろうか。。。
左の複雑で妖艶な色の1台は実車のカタログカラーじゃなくてオリジナル。見る角度・光の当たり方で色味の変化する美しい塗装です。
こちらは主催者長野さんの「完成形&中身見せ」2台並べを含むサファリZ。1/12のS30 が4台も並んでます。
「その他」、がこちら。浜名湖オートモデラーズクラブの母体倶楽部の浜北のうーたん会長の作品です。
ご本人にお話し聞いたら「Z集合って言うからZ50持って来たよ」ですって(笑)
見切れてますが、250GTO はフェアレディZを
改造した作品です。実車で行われる、250GTOの
レプリカをフェアレディZから作る、っていうのを
模型でも、っていうヒネリを利かしたモデリング
です。以前に拝見して、そのアイデアの洒脱さに
感動した作品なんですが、なんで「Z」コーナーに
あるのか、かなり時間経ってから気づきました。
我が脳細胞の劣化の悲しいこと。。。
こちらは うたたね さんの展示。車にもモータースポーツにもとても造詣の深い方ですが、オトナプラモに本腰を入れ始めてからは5年ほどです。
今回はその5年分の作品を全部出し、の展示でした。ここ数年はすっかりwith フィギュア を定番にされてて、クルマはもちろん、フィギュアも
すばらしいクォリティで仕上げられてます。
最新作は1/24のF1マシンです。昨秋、間に合えば出展します、と言いながら完成に至らなかったんですが、今回拝見できました。
最後に私。毎度おなじみデジャヴ展示ですなぁ。だって新作増えないんだもん。。。昨秋に仮出展したコスモスポーツを改めて完成させたのが
唯一の新作ってコトで。。。
というワケで、今年初の展示会を楽しませていただきました。来る日も来る日も仕事ばっか、っていうキツい日常をひと時忘れることができて、
とても幸せな一日でした。ご主催された長野さん、楽しいZ企画に加えていただいた浜名湖オートモデラーズクラブのみなさん、会場でご交流
いただいたみなさん、ありがとうございました。すっかり目の保養をさせていただき、模型エネルギー充電させていただけました。
Z32 の製作が面白くなってきたので、今回いただいたエネルギーで先に進みたいと思います。