今回のオートモデラーの集い in 名古屋 に向けては、
地元のモケトモのみんなで作品を持ち寄って、
合同展示をしてみようと計画してきました。
夏頃に計画し始めた時には、4人・7、8台?って
感じだったんですが、最終的には7人・12台!
県外のモデラーさんの飛び入り2人・2台も含めて
最大で14台が並び、とてもにぎやかで楽しい展示に
なったので、このページにまとめるコトにします。
私が高速の分岐を曲がり損ねて遅刻 (T_T) 正しい道を行ったもう1台の車のモケトモに場所を死守してもらって、10時を回ってやっと展示完了。
「スーパーカーと言えばコレ!」のカウンタックを真ん中に、「カウンタックと来たらBBでしょ!」の2台で挟んで並べました♪
’70のブームの頃のスーパーカーから、最新のモデルまで、各自の好みの車がそろって面白い。また、一口に黄色と言っても、こんなに色合いが
違って楽しいです。色味違いは予想も期待もしてたけど、1か所に並べるとよく分かって興味深かった。
ペタンコの車高に、ドアやカウル、リトラクタブルライトなどの派手な格好。いかにもスーパーカーって雰囲気ですね。
10時から16時までの6時間だったので、4時間経過・残り2時間となる14時に全員回れ右して、後ろ姿の展示に模様替え。
で、さすがに空腹で目が回ったきたので、館内の喫茶コーナーに軽食を取りに行って帰って来たら、なんと1台増えてる!!
有名なコンペカーモデラーの n-hirobe さんのカウンタックプロトが参加してくれてました。(この作品は本編の方で紹介しています)
たくさんの方に見てもらえたし、会話もはずみました。やはり「黄色って言っても様々な色味があって面白いね」って反応が多かったです。
やってよかったね、って参加者一同、楽しい一日を過ごせました♪
では、1台ずつ紹介していきます。 ~~~ 以下、黄色ばっかりです。部屋を明るくしてメマイに注意してご覧ください(^^;)
① ランボルギーニ カウンタック 5000QV 【アオシマ】 作者:NKT さん
NKT さんは、展示会初出展。今回の企画が持ち上がった最初の頃にキットを購入されて、約3か月かけて製作されました。
F1への造詣が深くて、タイヤマニアでもあります (^_^) 今作はホイールを替えてアップデートな雰囲気を意識されました。
素のLP400に比べて、付加物をまとって迫力を増したスタイルに、超深リムの黒いホイールがよく似合ってますね。
繊細な造型のエッチングワイパーも決まってます!
誇らしげにドアを跳ね上げた姿が文句なく格好いい! ぴかぴかのボディと各所の金属感の組み合わせも印象的でした。
② フェラーリ 512BBi 【フジミ】 作者:K さん
K さんも展示会初出展です。参加メンバーが続々と作品を完成していく中、私とビリ争い。なんとしても完成させるぞ、の執念が実って、前日に
フィニッシュです。それなのに(それだから、か?)、当日は体調を崩してしまい、断腸の思いで欠席。朝の集合場所にマスク姿でやってきて、
作品を託して帰られました。悔しかっただろうなぁ (T_T)
BB と言えば、ロアボディがマットブラックの2トーンがイメージですが、最終形のBBiはこの作品のような1色のボディが印象強かったですね。
365 辺りと比べて、なんだかとても「新しく」見えた記憶があります。
ホイールはマルイのものを組まれて、このキットの「ホイールでか過ぎ」を解決されました。実車のタイヤのぷくぷく具合がよく再現されてます。
リヤフォグの辺りも、いかにもBBiって感じ。ボディカラーと相まって、「らしい」雰囲気を醸してます。
③ フェラーリ 512BB 【フジミ】 作者:あいりーん さん ー1
カウンタックを挟んで反対側の隣にもBB。こちらは「i」じゃない 512 です。定番中の定番、黄/黒2トーンにオレンジのウィンカーカバー。
BBと聞いてすぐさま頭に浮かぶ王道の姿ですね。こちらはキットのホイールをそのまま使用。私、365 を製作中なんですが、私もホイールは
そのままで行こうと思ってます。タイヤハウスにみっちり納まってる感じ、かっこいいと思います。
さあ、完成って時にドアミラーがはじけ飛んでってがっくりされてたんですが、奇跡的に発見。無事完成されました。
初めてエンジンのパイピングの工作をされたそうです。
④ フェラーリ F430 【フジミ】 作者:あいりーん さん ー2
黄色いボディと青いホイールの組み合わせの車、のイメージが頭にあって、その方向で作り始めてしばらく放置してあったキットを、今回の企画に
ちょうどいい、って再開されて、一気に完成されました。
308 や 328 と比べると、ボディスタイルに新しさを感じます。リトラクタブルライト採用の車はなくなった時代の車だよ、みたいな。
一色塗りではなく、パールカラーやクリアカラーを重ねられてます。
内外装とも架空の設定ですが、スーパーカーなので、お金持ちのオーナーが贅沢にあれこれオーダーしたり、自分好みにいじったり、は実車でも
よくあるワケで、こういうモデリングもありですよね。
⑤ ホンダ NSX 【タミヤ】 作者:あいりーん さん ー3
今回並んだ中で一番新しい車。なんせおととし登場したばかりですもんね。
これまた今回の車の中で唯一のハイブリッドカー。時代ですねぇ。価格もスペックも生産台数もまさしくスーパーな車です。
午後になって回れ右したら、ホイールが変わって、羽根も生えてました! 着せ替えできるようになってたんですね。
⑥ ポルシェ 911GT3 【タミヤ】 作者:Y さん
ポルシェって小さい車なんだなぁ、って気付かされます。911 系はイタリアンスーパーカーに比べると本当にコンパクトですよね。
鮮やかな黄色で仕上げられました。いろんなジャンルの模型を作られる方ですが、何を作ってもとても手早いモデラーさんです。
今回は作品のみの参加でした。次の機会にはぜひ会場でもご一緒しましょうね。
⑦ ポルシェ カレラGT 【タミヤ】 作者:単身赴任模型堂 さん ー1
タミヤらしく、とても緻密な再現度で、またとても作りやすかったそうです。もともと早ウマモデラーさんですが、作りやすくて余計な手間の
かからない分、一層出来映えに注力されたんでしょうね、すばらしい仕上がりです。同じポルシェでもスペシャルモデルのこちらは堂々たる体躯。
今回唯一のオープンモデルでもあります。
塗色はクレオスのキャラクターイエローで、私のパンテーラと同じなんですが、ピンク下地にされた効果でしょうか、オレンジの色味が強く
出てます。今回の展示作の中で一番オレンジ寄りの色味でした。
エンジンルーム、灯火類、金属表現、すみずみまで細やかに気を配られてて、ずっと見ていたい美麗作品です。
⑧ ホンダ NSX 【タミヤ】 作者:単身赴任模型堂 さん ー2
スーパーカーには明確な定義なんかなくて、人によってどの車がスーパーカーか、って基準はばらばら。でも、この車が和製スーパーカーだって
コトには異論は少ないんじゃないでしょうか。キットの設計の古さは否めず、カレラと比べると作りにくい面もあったそうですが、きっちり
仕上げられてます。
黒いキャノピー風のデザインがとても斬新でカッコよかったなぁ。赤・黄・白・銀、どれも似合う車でした。
ボディ一体のリヤウィングも、それまでの国産車とは一線を画すデザインで、日本にもスーパーカーがあるぞぉ、って誇らしいような気持ちに
なったもんです。
⑨ レクサス LFA 【タミヤ】 作者:単身赴任模型堂 さん ー3
これも現代の和製スーパーカー。500台限定、なんていうのもスーパーカーらしい。黄色い実車の画像と首っ引きで調色された、こだわりの
ボディカラーです。
模型堂さんの3台、全部インテリアカラーが赤なのお気づきでしょうか? 黄色のボディ&赤のインテリア、の意匠で統一した連作なんです。
今年の静岡HSで、模型堂さんはストック状態・私はヘンテコシャコタン、でケンメリ&Zをコラボ展示しました。それがあまりにも楽しかった
ので、今度は黄色いスーパーカーでコラボしよう!っていうのが今回の企画のきっかけです。で、模型堂さんの第1作がLFAなのでした。
⑩ サブロー・ジャパン スコルピオーネ 【アオシマ AZー1改】 作者:katsu さん
マツダスクラッチのマイスターさんなので、
スーパーカーには縁がないかなぁ、って思って
ましたが、こんなので参戦されました。
それにしても2週間って・・・
正式な名称はないって・・・
販売台数5台って・・・
そもそも、ベースのAZー1にしても、このスコルピオーネにしても、スーパーカーなのか?っていう深遠なテーマにぶつかるんですが、
「ガルウィングドアならスーパーカーさ。」とか「パカパカライトの車は全部スーパーカーだぁ」っていう、かつてあった昭和の空気を思い出し、
スーパーカーの解釈をめいっぱい拡大すればOK!!(なのか?) 今回の「変化球賞」なことは間違いありませんね。
これだけの大改造を2週間でやられるって、改めてスゴイことです。形にするだけでも、とても大変だと思いますが、仕上げまで行ってるん
ですもんねぇ。
事前に LINE で「ガルウィングのスーパーカーを持って行きます。って言ったら車種分かっちゃいますかね? 他の方のとカブったらすみません」
って連絡くださったんですが、この場を借りて返答させていただきます。「カブるかぁ!!」 (^^;)
⑪ ランボルギーニ アヴェンタドール 【アオシマ】 作者:おたっくけん さん
今回の企画が楽しみで、ブログで話題にしてたら、数日前に「飛び入りで参加していい?」ってコメントをいただきました。
なので、飛び入りというより、ビジター参加ですね。
どこも開いてない・エンジンのパーツなんて全然入ってない、ってキットをフル開閉にしちゃう凄腕モデラーさんです。
この作品もフル開閉・ライトオンの、おたっくけん さんの文法通りの1台。
大改造を施してるのに加えて、そのフィニッシュがとても綺麗で、わずかな瑕疵さえない、っていうのが おたっくけん さんの真骨頂。
すばらしい作品で企画に花を添えていただきました。(他の作品を本編で紹介しています)
⑫ デ・トマソ・パンテーラ GTS 【フジミ】 作者:模型転倒虫ー1
自分の車&車プラモ好きの原点はスーパーカーブームなのに、最近全然スーパーカーを作ってないって気付き、黄色で連作しようと始めた
1台目です。5月のHSに間に合わせたかったけど、6月完成でした。
とにかくボディサイドの文字ロゴが好き!! フロントエンブレムはプラ板を切り出して自作しました。
模型を作ってみて、なんて乱暴者っぽいマフラーなんだ、って気付きました (^^;) アメリカの血を引いているので、ナンバーはカリフォルニア。
⑬ ランチア ストラトス HF 【ハセガワ】 作者:模型転倒虫ー2
これも、こどもの頃にスーパーカーショーで見てときめいた車です。クリアコートでホコリスパイラルにはまりこんで、ボディをやり直したり、
手の掛かることはしてないのにめちゃくちゃ時間がかかりました。
やっとできましたねぇ~、っていう冷やかしとともに、「本当に小さい車だったんですね。」っていう感想が多かったです。
集合写真でも、他のスーパーカーに比べて極端に小さいの分かります。幅はともかく、車長はスコルピオーネと同じぐらい。軽四並みなんですね。
小さくてお目々が開いてて、愛着がわきます。今は机の上にあって、キーボードを打つ合間に眺めて喜んでますよ。
以上、第27回 オートモデラーの集い in 名古屋 参加レポート の続編、モケトモ企画の紹介でした。
今回はこの企画に夢中で、自分個人の展示はおざなりでした。写真も撮り忘れてた (^^;) (新作もなかったですしね)
来年も盛り上がるといいなぁ (^_^)