4年ぶりにサンポートを訪れることができて感動。
四国オー集には、第0回トライアル・第3回・第4回
と参加させていただきました。
第4回が2019年の3月で、1年後の2020年の
年明けから「何もかも中止」が始まったので、
今回は丸4年ぶりです。
主催の高松ニッパーズの皆さんも、参加者も
4年分の思いのこもった作品を展示されて
何とも言えない高揚感に満ちた、素敵な
雰囲気の展示会でした。
私自身も再会の喜びを満喫させて
いただきましたよ(^-^)
私はこの8台を出展させていただきました。ここ半年、展示会のたびに同じモノばかり並べてるので、せめてベースを変えようと、「一人ひな壇」
を準備していきました。
前回の四国オー集はこうでした。左下のR380 のあと、青のオープンに進んだので、今回の出展は中断期間に完成したのを全部って感じです。
(あとR380、TS050、ミニ四駆もこの間の完成ですけど)
お隣は単身赴任模型堂さん。
今回は電車での参加ということもあり、CBとナミ ちゃんのコラボ1作展示でした。ナミ のフィギュアはオクで購入したゲームセンターの
プライズを丁寧にリペイントした作品です。1点展示で訴求力ガツン、オトナプラモですねぇ。。。
最近、ビッグスケールの車と、それに
釣り合う大きめフィギュアを好んで
作られてますが、バラバラの
レジンフィギュアでも、このような
リペイントでも、見事に魅力的な
作品に変身させます。
ジーンズがジーンズにしか
見えませんね。
ドライブラシ用の筆で塗られた
そうです。
「人間感」抜群のフィギュアと
メカニカル感抜群のナナハンの
組み合わせの素敵なコト!
模型堂さんと背中合わせの位置に、TDMC の T会長が同卓されました。今回は長期製作中のトラックではなく、こんな作品。
いつもながら車種もキットもマニアックです。
ベルトーネBMW2800って車だそうです。
大修正を加えられます。
修正というよりセミスクラッチレベルの
製作。これだけ切った貼ったしてこの仕上がり、
素晴らしいですね。
で、T会長のお隣、つまり私と背中合わせに畔蒜プロが展示されました。畔蒜さんと同卓。。。なんて晴れがましいんでしょ。
まあ、私と同卓というより、T会長のお隣に置かれたってコトですけど。今回のレポで自分のを最初に紹介したのは、この同卓が理由です。
いつものように、この上なく美しいアメ車を、ご本人の解説付きで拝見しました。
色味もフィニッシュも美しいの一言ですね。調色のノウハウについてとても興味深いお話を伺えました。
「旧い車の鮮やか過ぎない色味の表現」「展示会などの環境での見栄え」「モニター越しの見え方」「誌面での印刷された写真の見え方」
これらで相反する条件をどう考えるか。。。いやあ、奥深いお話でした。拙作キャデラックも観ていただけたし♪
再会を楽しみにしていた 120sec さん。4年間の作品を堪能させていただきました。氏は私と同じぐらい製作期間が長いですが、私と違って
作り込みがとても緻密で正確。モニター越しでしか拝見できなかったので、目の当たりにできて嬉しかったですねぇ。
まずはランボルギーニコンビ。いやはやあきれるばかりのクリーンフィニッシュ。難しいと定評のあるミウラのエッチングパーツも見事に
組み込まれてます。
違和感皆無にまですり合わせられた各パーツのフィッティング、慎重に調色されたボディカラー、リアリティ増し増しのディテールアップ。
それらの組み合わせで、どれも珠玉の逸品へと昇華されてます。また、常にファクトリーストックを再現される作風も素敵です。
普通に作るのも難しいフジミのDINOもこの通りフル開閉化。単に開けました、って工作じゃなくて、開けた所の断面や裏側にきっちり
気を配っているので凄みが伝わってきます。最近ブログの更新が停滞気味でしたが、今オー集のレポは早々とアップされてます。
今日(4月7日)の時点で「その3」まで。皆さんご覧あれ。
同じテーブル、120sec さんと盟友・名コンビのABS さんの作品です。
氏は製作ペースがもう少し早いので、これでも4年間の全てではありません。
ABSさんもモデリングがブレません。シャコタン・社外ホイール・エアロ・フィギュア添え といったスタイル。
ご近所同士のモケトモで、モデリング嗜好が正反対、カーモデルの楽しい・面白い所です。
深紅の308、いいですねぇ。グンゼの旧いキットをご自身の文法に沿ってきっちり作りこまれてます。スマホで自撮りのお姉さんとともに。
最新作はこちらのセルシオ。グリルやヘッドライトに改修を加えて、「セルシオの顔」が見事に表現されてます。ボディカラーも魅力的ですね。
ブログで進行具合を拝見してて、オー集には間に合わないんだなって思ってたら、直前の更新で「持ってきます」ってあったので驚きました。
今日(4月7日 くどい)の時点で、ブログでは完成までは紹介されてません。近いうちに完成までアップされると思うのでぜひご覧あれ。
下の写真では見えない内装の木目表現なども拝見できますよ♪
120sec さんと ABS さんは、四国オー集に参加した時にお会いするのを楽しみにしているお2人です。第3回の時は 120sec さんと、
第4回の時は ABS さんとランチをご一緒させていただきました。今回はお2人&お仲間2人、私と模型堂さんの6人でにぎやかに昼食♪
例によって「気が付けば1時」って感じで、少し遅めにおいしい中華を。昼ご飯の時に1回座って、あれこれ話すのも展示会の楽しみの一つです。
そのお仲間の1人、走り屋おやじ さんの作品。とんでもない数の積みプラをお持ちなんですが、製作もご覧の通り。
バラエティに富んだ国産車のラインナップで、1台1台とってもハイレベルな仕上がりです。
個人的にはこのアリスト、じゃなくてレクサスGSに惹かれました。ボディカラーのチョイスとホイールの組み合わせがとてもラグジーな
雰囲気。この車に元々備わってるちょいワルの魅力が、氏のモデリングでぐ~んと高まってます。
こちらはお若いのにこういうシブいところを作られる I さんの作品。コロナ エクシブって。。。これは2代目なのでI さんが子どもの頃の車。
この車、当時の4ドアハードトップブームを牽引したカリーナEDの兄弟車。とても親しかった職場の先輩が乗ってたのを久しぶりに
思い出しました(^-^) EDに比べたらかなりマイナーな存在と思いますが、そこを作るていうのがなんともシブいです。
フェアレディZもS130、ってチョイスでこれまたシブい。こちらもボディカラーとホイールの組み合わせが個性的&ハイセンスで、
1回観たら忘れない作品です。
VIPカーずらり。カッコいい。こういうのを拝見すると、作りたくなっちゃいます。
模型堂 さんにそう言ったら、「転倒虫さんが作るなら私も付き合いますよ。」って (^-^) う~ん、気持ちが傾く。。。
普段の私の模型の中に1台だけVIPカーがあったら違和感大なので、作るなら複数台かなぁ。。。
とりあえず、今年いっぱい分は作るの決まってるので、頭の中で計画を温めときましょ。と、いろいろ考えるほど魅力的な展示でした。
N.O.S.の皆さんとも、いつものように楽しくお話させていただきました。
こちらは Rydell さん。いつも「私のは作品じゃなくてネタです」なんておっしゃいますが、ジャンクキットに愛情とアイデアとセンスをたっぷり
注ぎ込んで、独特の存在感の車に「再生」される作風を確立されてます。前にも書いたコトありますが、拝見してすぐに Rydell さんの作品って
分かります。
エンスーな JAGUAR Eタイプのレース仕様、と思いきや、
エアリモコンのキットの「差し込み口」をあえてそのまま残した作品なんですね。(エアリモコン、初めて知りました。)
いかにも Rydell さんらしい遊び心。上げ底でドライバーの脇の辺りの高さでフタされてる所とか、当時のオモチャ要素はそのまま生かして、
同時に模型としては超美麗に仕上げられてます。技術の高さはもちろんなんですけど、センスがすごいんですよねぇ。
両脇は 高松ニッパーズの かぱ さんで、真ん中が Rydell さん。このシリーズのことも今回知りました。
かぱ さんの作品は、オモチャっぽいキットをオトナクォリティでビシっと仕上げられたモノで、Rydell さんはタイヤとクリアパーツのない
ジャンクキットにデカいタイヤを合わせてビッグフット風に作られたモノ。こうやって持ち寄って並べるの、展示会ならではの楽しさです♪
N.O.S. の O会長の作品。ここ数年、フォード車をたくさん作られてます。ご本人もおっしゃってましたが、フォードがいっぱい並んでるのって
見ませんよねぇ。これまた個性満点♪
旧いキットにたくさん改造を施されて、自分好みの車に仕上げる。いつもながらクラブ名通りのモデリングです。
いこまにあん さんはミウラ3部作の完成品を出展されてました。大改造を加えてこの完成度まで到達。すごいですね。
このキット、まだ6、7箱持ってます、ですって。
『ぜっしゃか!』の表紙絵再現模型に惹かれたのが、いこまにあん さんを存じ上げるようになったきっかけですが、今回は3巻の作品を拝見
できました。また、カタログ表紙再現の作品もすばらしかったです。
こちらは、クルマは出来上がっているように見えます。女性のフィギュアの仕上げがこれから、って感じでしょうか。
完成形を拝見するのが楽しみです。
32の三輪トラックをとことん作りこまれたすばらしい作品、めちゃくちゃリアルです。1点展示で魅せる、カッコいいですね。
大スケールの模型がいっぱい。
迫力あるなぁ、って近寄っていったら、
ペーパークラフトの作品でした。作者さんが一から設計して作ってるんですが、デジタルスキルは元より、形にした時のリアリティを追求した
アイデアの集積なんだろうなぁ、って想像できます。
水曜倶楽部さんの展示。こちらもいつものごとくにぎやかで楽しい展示ですけど、一つ一つの作品のレベルがとんでもないです。
今夏の第9回関西オー集のチラシも。昨年は参加できませんでしたが、今年はぜひ行きたいです。
特設コーナーの告知も。こういうの拝見すると、中止一色の世の中がやっと終結してきたなぁ、ってつくづく感じます。911、私同級生。。。
Qさま!! の日野コンテッサ1300クーペ。32の小さな模型をきっちり作りこまれてます。味わい深いですねぇ、こういうのを「趣味がいい」
って言うんでしょうね。
ソリッドなグレーカラーがオシャレな911。夏の特設コーナー出展確定ですな♪
こちらは24スケールのアルファ。これもソリッドなグレーが魅力的です。ここ最近、いつもこういうボディカラーで作りたいって気持ちが
あるんですが、どの車種をどんな意匠で作るか決めかねてます。氏の作品を見て、いっそうグレーで作りたいって気持ちが強くなりましたよ。
O さんのNSX。氏はスポーツカー、スーパーカーをシャコタン&キャンディ塗装で製作されます。前回の四国オー集でも作品を拝見してて、
キャンディレッドのアストンマーチンが印象に残ってます。今作も妖しい光沢を放っててインパクトあります。
同郷の大先輩モデラー、SさんのVWコンビ。エンスーな旧い国産車の印象が強いですけど、こういうのも大好きとのこと。
左のビートルは2月の 半田モデラーズミーティングで作成途中を拝見してましたが、今回はきっちり完成。しかもVWバスと2ショットに
なってます。ご本人の楽しさが伝わってくる素敵な展示ですねぇ。会場で感涙モノの宝物をいただきました。その宝物については今年の終わり頃に
当サイトで話題にしたいと思います。
拙いコメント不要な逸品。スッゴイ!
長野さんの934、一昨冬のクリスマスフェスタで拝見してましたが、今回足回りをのぞき込んでいたら、どうぞって無造作にひっくり返して
くださいました。超精緻に作られた作品なので、その無造作加減にこちらが慌ててしまいました。
まあ、それにしても精密・精緻ですねぇ。ひっくり返した途端に周囲の人が近寄ってました。ぜひ拡大してご覧ください。
主催の高松ニッパーズのメンバーさんの作品もとても秀逸なモノばかりで、4年間のエネルギーが喜びとともに噴出したかのような展示でした。
しゅーさん さんの清潔感あふれる作品達。とても綺麗にスミズミまで神経と手の行き届いたすばらしい出来栄え。
清潔、上品、どこにも瑕疵のないお見事な作品です。クジラクラウンの2ドアハードトップ、今見るととても品のある贅沢車って感じます。
最近オフホワイトの実車を見かけます。名古屋のトヨタ博物館で一度、三重県内の国道で一度。佇まいが本当にステキなんですよね。
この作品、ボディカラーも最高です。すばらしいものを見せていただきました。
ikz 代表のサンダーバード、実車と見紛うばかりのクリーン&グッドフィニッシュです。これまた細部に至るまでどこにもスキの見えない
すばらしい1台でした。
クリンチャーさんの Tyrrell 6輪。フォーミュラの知識0の私でも知ってる有名なマシンです。もし、もし、もし、私がF1模型を作るとしたら
これだと思います(^^; 作りこんだ作品を黒1色のベースに置くことで、その精密さ、精巧さが引き立ってますねぇ。
また、白の手書き文字がオシャレで魅力的、いい味ですね♪
CliCli2 さんの新旧フォードGT。ガルフカラーも一度は塗ってみたいかっこいいボディカラーですね。発色の鮮やかさ、塗り分けラインの正確さ、
ツヤの見事さ、惚れ惚れする作品です。文句なくカッコいい!
さて、今回の再会話の最後はこちらの作品の作者さん。うらやましい父子モデラーです。愚息はたぶん車の名前を2、3しか知らないレベル。
今時の若者にありがちな、クルマ=道具 の人で、ましてや車の模型なんて興味まったくなしです。
それに引き換え、父子で車好きで、カーモデルを作ってるなんて、とてもステキです。前列3台が息子さんで、後列3台がお父上の作品です。
4年前は青=父、黄色=息子、のカウンタック2ショットを展示されてました。う~ん、ステキな父子関係。。。
話しかけていただき、ちょうど黄色のスーパーカーを持参していたので、こんな記念撮影をさせていただいてたんです。
今回も息子さんが私を探してお声かけくださいました。
4年ぶりだし、今回はマスクしてるし、自分の模型の側にはいないし、見つけにくかったことと思いますが、よくぞ探してくださったものです。
お父上の XANAVI 並べ、注釈要らずのカッコよさです。
息子さんのF50は今回も黄色♪ リヤカウル内のカーボン貼り込みなど、こだわりの詰まった力作です。おじさん世代と違って、環境も生活も
変化の激しい若者が、4年を経ても変わらずカーモデルに傾注されてて嬉しい再会でした。お声かけいただき、本当にありがとうございます。
というワケで今回のレポは以上です。
愛車が好きで、運転も好き。ご当地のおいしいモノを食べるのも好き、という私にとって、四国オー集は移動中も含めて好きなコトばかりの
夢のような非日常です。直前の金曜まで鬼スケジュールの仕事を片付けて、帰宅翌日の月曜から新年度の目が回るような仕事の日々ですけど、
オー集参加の幸福感がエネルギーになってます。本当に楽しい時間でした。
4年間の中断を経て無事再開され、盛会だった今オー集。準備・運営に尽力された高松ニッパーズの皆様、本当にありがとうございました。
改めて参加させていただいたお礼を申し上げます。
さあ、久しぶりにZ32をイジるとしましょう♪
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