トヨタ博物館はすがすがしい晩秋の青空。オシャレなポスターに心を躍らせつつ開場待ち。
駐車場には、クジラクラウンの2ドアハードトップ(!)が停まってたり、渋いエンジン音を響かせて
アルミ無塗装のスーパー7が走ってたり、いつもながら刺激的なロケーションです。
去年と同様、このページを本編としてレポートさせていただき、part2で地元モケトモの合同展示の様子を紹介させていただきます。
それではいつものように撮影順に紹介しますので、珠玉の作品をお楽しみください♪
主催の CLUB MODENA のテーブルにあったポルシェ。
こういう色のセンス溢れる作品、あこがれます。白も青も単純な原色じゃなくて、仕上げのすばらしさと相まってとてもオトナ。
1年近くの製作期間を経て、ribechan さんがブラバムを完成されました。これまで途中経過を拝見してきて、カウルの美しさとか、機械部分の
精密な工作とか「部分」だけでも感嘆しきりでしたが、当然完成形は格別ですね。今オー集で完成をお見せします、って伺っていたので
楽しみにしていました。
お願いしてカウルを外してもらいました。これをスクラッチできる知識と工作技術、次元が違いますね。じっくり鑑賞させていただきましたよ♪
TDMC T会長のアバルト トランスポーター。ついにキャビンが!
各地のオー集で途中経過を見せていただいていますが、見た目に大きな変化として現れない部分の工作を進められている最中です。
そういうシンドイ部分を終えられて、見た目の変化が加速するのがとても楽しみです。気が遠くなるようなスクラッチですけれど、
ライフワーク的な長丁場にされるつもりではないそうです。今後の進捗にも期待大です。
(カメラのタッチセンサーの誤操作でISO感度が最大になってたみたいで、画像が荒れててすみません。)
浜北模型同好会の sugi さんの33・34GT-R。どちらも即実車のイメージを思い浮かべてしまうようなボディカラーが魅力的です。
sugi さんの最新作がこちらのハーレー。大理石塗装が秀逸です。石目模様の造型も、彩度や明度を微妙に変えた色の配置もハイレベルで、
すばらしい表現。まだ一部未完成とのコトですが、存在感がすごいです。背景の条件さえ整えば、絶対実車に見えます。
浜北会長の うーたん さんのハーレー2台。ストリップドレッサーという仕様だそうです。私、全然知識ないので教えていただきました。
バイクへの造詣の深さと手練れの工作技術を感じる作品です。
うーたん 会長には7年前に初めてお会いして以来、気さくにお声かけいただいていて、展示会への参加やHP開設に向けてのモチベーションを
高めてくださった恩人です。また近年は sugi さんにも親しくさせていただいています。
浜北模型同好会といえば、静岡HSでの「浜北コンペ」。会場でご覧になり、投票したコトのある方も多いと思います。
今年の投票総数は1000票を超えたという人気企画。
今回、sugi さんから事前に、名古屋で浜北コンペについてお話があります、って連絡をいただいてて、内容の見当が付きませんでした。
テーマに沿ったジオラマやフィギュアをからめた作品を集めて開催されてるので、車の単体模型しか作ら(れ)ない私にお話って?
って思ってました。
で、どういうコトだったかというと、来年の浜北コンペは、
ミニ4駆のキットに趣向を凝らした塗装をしたものを集めて、
塗装表現をテーマに行うので、エントリーしませんか、ってコト
だったんです。毎年のコンペ出展作のレベルの高さは存じてるので、
腰が引けるんですが、キットまでいただいちゃったので、挑戦しよう
と思います。
こんな機会じゃないとミニ4駆をいじるコトもないし、ニギヤカシの
1台になれればいいかなって (^_^)
がんばらないで楽しんで、って言っていただきましたが、
がんばろうと思いますよ!
レポを続けます。
ミッレミリアのワンシーンを再現したジオラマ作品です。味わい深くてオトナな作品ですねぇ。
車とパティスリーがハイクォリティなのはもちろんですけど、ショップの窓にレースのポスターが貼られていたり、バイクが水色の車体にオフ白の
シートなんていうオシャレなカラーリングだったり、見れば見るほどセンスの良さに気づく逸品です。いいもの見せていただきました。
今回、ポルシェとビートルの美麗作品を多く見かけました。
おぺ さんの 934 はボディの仕上げもマルティニラインもとても美しかったです。元のキットの様子は知らないんですが、フェンダーの辺りの
雰囲気なんかを拝見しても、かなり手を入れられてるんじゃないかなって伺われます。極上仕上げの1台。
こちらは はまくく さんの356B。1/16のビッグスケールです。いかにも 356 っぽい雰囲気を醸す姿に改造(改良)を施されていて、
かっこいい。個性的でちょっと危険な感じのシブイ大人が乗ってそう、って妄想しちゃうほど引力のある作品ですねぇ。
高松ニッパーズの F 会長のペーパークラフト。
今春の四国オー集でオーラを放つ 250GTOを拝見しましたが、今回は「紙」の方の作品を見せていただけました。ご挨拶しようとするたびに
他の方とお話に花が咲いている様子で、声をおかけする機会がありませんでした。残念。。。
来春の告知チラシが置いてありましたよ。
「平成」ってテーマなら私もエントリー出来そう?
チラシに掲載の
ビークロスも
展示されて
ました。
メタリックな
赤のカラーに
ボンネットと
サイドのマット
な黒の組合わせ
がハイセンス
ですね。
オートキャンプのジオラマです。
車のちょうど良い感じのウェザリング、ルーフ上のゴムボートの質感、テントなどとても自然でリアルな工作をされててすばらしいですね。
キャンパスフレンズセットのベスパは私も近々作るので興味津々。しっかり手が加えられてて、キットの素から大きくクオリティアップしてます。
Rydell さんが愛車を再現したラジコン作品。
走らせずに鑑賞専用だそう。そりゃそうですよねぇ。以前のオー集で持参されていたのに、拝見しそびれてしまって、それを嘆いてたら今回見せて
くださったんです。椅子の座面と比較して大きさがお分かりでしょうか。後にあるのは愛車の写真。ホイールやルーフスポイラーに至るまで
こだわって再現されてます。ナンバープレートも実車通りなので伏せさせていただきました。入れ物から出す時に引っかかってしまい、
フロントの牽引フックが外れかけになっちゃいました。きちんとお直しくださいますよう。。。
TさんのMGB。とても美しい発色とツヤに惹きつけられました。
赤のボディにゴールドのホイール、相性の良い色の組み合わせながら、色味のバランスによっては子どもっぽくなったり、おもちゃっぽくなったり
して、実は難しいんじゃないでしょうか。こちらはとても似合っててすばらしい雰囲気ですね。
各地のオー集でお会いするたびに親しくお話させていただく おたっくけん さんのポルシェ4態。4連作目となるカレラGTを完成されて
コンプリートです。明度違いのシルバーのボディカラーに合わせて、お姉様達のコスチュームも黒と銀色でまとめられてます。これらの意匠が
とてもハイセンスなんですが、その上に車の出来映えがすごい。羨望と賞賛しかありません。
フル開閉・電飾・リアルな着色ガラス。で、スキなしのクリーンフィニッシュ。ボディカラーも深みのあるいい色ですね。
私、4台のうちこの色が一番好きです。
細かい所までとてもきっちり仕上げられてて、それなのに製作時間は決して長くないんです。すごい。。。。。
ノコッチ さんとお会いして、今回新作は何ですか?
ってお聞きしたら「坂道です!」
・・・爆笑しました。
先月の静岡オー集の時に、この見事なウェザリングの
インプレッサを拝見したんですが、登り坂をフル加速
してる姿を作ったのに、坂道が間に合わなかった
って仰ってたんですよ。
で、後刻に作品を拝見したら笑いが引っ込みました、とてもリアルな坂道で、あまりにもかっこよくて。ウェザリングも地面作りも初めてとの
コトですが、初めてとは信じられませんよねぇ。AFVのモデリングをしっかり研究されての成果です。砂埃の表現もお見事で、不自然さ・違和感
が全然ありません。
新作が「坂道」。笑う所じゃなかったです。車と合わせて素晴らしい作品の完成を拝見できました。本当にリアルです♪
mutti さんも静岡オー集で途中経過だったセリカの完成作を出展されてました。いつものように細部まで綺麗で精緻な出来映えです。
全身デカールもきっちりフィニッシュされてますね。
ボディを外して布目の表現が秀逸なシートベルトを見せてくださり、情報も教えていただきました。撮影したんですが、激しい手ブレでベルトの
布目がわからない写真で使えません。はあ~。
kunny さんのジオラマ。近づいていって、作品カードを見る前に「バブルだぁ」って分かりました。でかい携帯、懐かしい (^_^)
説明の言葉なしにテーマが伝わるってすごい作品だよなぁ、って感じ入りました。
N.O.S. の O会長のセレステ。私が免許取る前の頃に現役だった車です。今見てもスタイリッシュで魅力あるスタイルですね。
主に旧い珍しいキットを作られる方なので、単身赴任模型堂 さんがライフワークにされてる、こういうキットにも目がないワケで、お2人でかなり
長く話し込まれてたそうです (^_^)
今春の四国オー集で、コミック表紙再現のジオラマに一目惚れした いこまにあん さんの作品。ぜっしゃか2巻の表紙再現作品です。
夏の関西オー集ではフェアレディのボディの途中経過を拝見してましたが、今回は完成されてました。車も背景もフィギュアも作れないと
成り立たない高度な作品ですね。灯台の大きさの設定など、お話を伺いたかったんですが、お話中なコトが多くてかないませんでした。
パリジャン さんのビートル。大きな改造を施されてると思いますが、すばらしいまとまりです。色ツヤも含めてとても完成度高いですね。
もう1台ビートル。上品でシブめのボディカラーにローダウン仕様という個性的な作品ですね。仕上がりもお見事です、美しい。。。
乗用トラック大集合の
展示。
どれも完成度高い
作品ばかりなんですが、
中でもこれに惹かれました。これまた説明ナシで作品のテーマが一目瞭然ですよね。パネルとスピーカーのデザイン&質感の表現が秀逸です。
会場でポルシェとビートルの美麗作品が目立ったと書きましたが、こちらは両方が並んでます。ミニも含めてとても綺麗に作られた3台並び。
たまらなく好きです♪
名古屋のオー集で3台の極上の作品を並べて展示されるのがお決まりのパターンの 泰之 さんの作品。
最近作品をお見かけしないなぁ、って思ってたんですが、今回は発見して嬉しかったです。
エンスーな車種・丁寧に調色されたボディカラー・細部まで正確&清潔に整えた造型、オトナ中のオトナモデリングって感じで、私、ファンです。
絶品ですねぇ。
関西オー集の告知&作品展示のテーブルです。「V8」は間口の広いテーマなので、私も並べさせていただきたいですねぇ。
平成&V8 な車を作ったら、遅い私も2つのオー集の企画に乗れますね (^^;)
ウカイ さんのS13。
いつもながら美しく上質な佇まいの作品です。ホイールの艶やかな赤が鮮烈な印象です。灯火類のふわりとした透け見えの表現がすごい。
こういう輪郭のくっきりしてないライトの表現って難しいですけど、とてもリアルに仕上げられてます。
n.hirobe さんが、たなやん さんのスクラッチ作品の可動・開閉を見せてもらう、って会話の所に居合わせたので、便乗して私も見せていただき
ました。ドア、トランクはもとより、リヤシート背面まで可倒式。外ヒンジだから難しくないよ、って仰ってましたが、いやいやいや、ですよね。
最後に紹介するのは naovia さんの初代シルビア。
先だってS13、14、15のシルビアと180、シルエイティをコンプリートされて、今度は初代です。会場でお会いして、今回は新作何ですか?って
伺った時、初代シルビアです、っておっしゃった表情に充実感が漂ってる感じがしました。
で、期待しつつ拝見しにいくと、このすばらしい作品。手を入れてない所ないぐらいです、とのコトで、徹底的にボディの改修を施されてます。
おぉ、いいですねぇ!って、じろじろ
見入っていると、これが元のボディ
なんですって、昔作ったのを出して
見せてくださいました。
グリルの幅&形状、
ボンネットのプレスライン、
Aピラー、
フェンダーアーチ、
サイドのプレスライン・・・
なるほど、本当にとことん改修されてます。いたる所を修正して、その修正部分と周囲の帳尻を合わせる作業の連続なワケで、ちょっと想像した
だけで大変さが分かります。その上でこの完成度ですから、そりゃ達成感ありますよねぇ。すばらしい作品の完成、おめでとうございます。
たくさんの方と模型話をしながら、一日かけてすばらしい作品の数々を見せていただきました。幸せ。。。
主催クラブの皆さま、ご準備ありがとうございました。今年も楽しく過ごさせていただきました。
名古屋オー集レポ本編は以上です。よろしければ part2 もご覧あれ♪
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