展示会参加レポート vol.28  オートモデラーの集い in 横浜 2018      【 2018.2.3 】

 

2018年最初の展示会は厳寒2月の横浜。380名来場・850台出展と、今年も盛況でした。

 

前日午後の時点で、私の道程に冬タイヤ規制はなしだったんですが、積雪情報では途中の御殿場で12cmって。つまり高速道路の除雪はOKだけど、

 

周辺には雪残ってますよ、ってコトですね。ほぼほぼ大丈夫だと思いましたが、万一を考えて新幹線で行きました。だってノーマルタイヤで、

 

オートソックを持ってるだけなんだもん。結果的には車で行ってもノープロブレムでしたが、のんびり列車旅も気楽でよかったです (^^)

 

荷物を減らす工夫はいりましたけどね。

 


 

10:00ちょうどに主催クラブのNTMCさんのご挨拶&諸注意の開会式。その頃にはたくさん用意していただいてたテーブルもほぼ展示済み。


 

NTMCさんが、社名変更に伴ってクラブ名も変更されました。クラブがちょうど10年の節目ということで、その展示も。

 

 

それでは、会場入り口に近いテーブルから順に、素敵な作品を紹介します。

 

 

 

最初は1/12 の 935。私は24ばかり作っていますが、もし大スケールを作るならこれかなぁ、って思います。

 

でも、方々の展示会で作例をお見かけし、どれもが入魂の傑作なのでハードルが上がるばかり。自分なりに納得するモノを作ろうと思ったら、

 

軽く年単位だろうなぁ。年に数回展示会に出かけるのが楽しみなので、新作なしの期間が長いのはツライです。

 

話が逸れちゃった、今作もすばらしい 935 でした。

 

 

 

いつも大勢で、にぎやかな展示で楽しませてくださる、CREATIVITY のテーブルから。

 

2枚と4枚のケンメリ。R仕様にするんじゃなくて、GT顔でシャコタンっていうのがシブイですね。綺麗な作品でした。

 

うんうん、やっぱりケンメリにハヤシはカッコいいなぁ!

CREATIVITYからもう1台、こちらはS30の Z。魅力的な塗色&超美麗仕上げで引きつけられる作品でした。

 

アオシマのエアロカスタム。私も作りましたが、S30のボディのカッコよさを再認識させてくれるキットだと思います。

 

 

 

kunny さんの展示。総勢15、6台だったでしょうか? 大量出展でしたが、すべてをビネット仕立てにされてて、車種選択もシブかった (^^)

 

大量ですが、1台1台きっちり仕上げ。MG に カニ目 に トラ ですって! GT roman ですねぇ♪

で、みんな目が光っているという。。。 迫力の展示でした。

 

 

 

ヒロシ さんのサバンナ。これとバイオレットのワークスフェンダーは、少年時代の郷愁をそそって、作ってみたい車です。こちらの作品、綺麗な

 

カラーリングとフィニッシュで訴求力ありました。ダッシュ上のナンバープレート「3」です(^^)  写真がヘボで申し訳ありません。

 

 

 

私の好物、ズラリ♪ BMWのM1のズラリです。全部きっちり作られてました。

で、その中の1台がヒカルさんの作品。去年の横浜では1/20&1/28のランタボで驚かせてくれました。今年のM1はエンジンルームが未完成で、

 

今後補機類を追加されるそうです。

 

 

 

page さんの凝った作品。カードに「有名なあのシーンを」ってあるのに、私は全然知らないのでお聞きしました。

 

曰く「空力効果をねらって車体後部を断崖にしたのに、パン焼きの窯みたいって揶揄されて、ジョークで撮影されたこの写真が有名なんです。

 

ただ、有名って言っても、一部の人の間限定ですけど(笑)」ですって。なんてコアな世界!

 

 

ゴースト

 

バスターズの

 

ECTOー1。

 

 

しっかり電飾を

 

施して、

 

オシロスコープ

 

を展示台に

 

したオシャレな

 

展示です。

 

 

 

楽しくお話させていただいた  おたっくけん  さんの2台。まずは599GTO 。すごい完成度です。開閉化も塗色もツヤも細部の仕上げも!

最新作は AMG GT3。これも元のキットはどっこも開かないですよねぇ。ため息です。グリーンガラスの塗装のコツを教えていただきました。

 

 

 

車がすばらしいのはもちろん、いつもセンスのいい展示台の Chi~ さん。今回は黒板で、作品紹介がチョークで(っぽく)書かれてます。

 

おしゃれですねぇ!

 

 

 

TDMC の T さんは、今回はBB2台。右の 512 のオープンは実在の車をモデルにされてるそうです。

 

一癖どころかまさにクセモノの 365 と 512 の2ショットでした (^^)

 

 

 

小スケールなのにこの作り込み。これらのキットにも車にも知識ないので、カードがなかったのは残念でした。

 

金属感と密度感がむんむん伝わってくる作品群でしたよ。

 

 

 

ミチバシリ さんと yaszo さんの2ショット展示。DATSUN 2000 ロードスター。車種選択が通で、2台ともハイレベルなモデリング。粋ですね♪

 

 

 

N さんのベレットのコンペカー。実在の車を再現されています。ユニオンジャック模様のベレット、斬新でハッとさせられますね!

 

 

 

自分のテーブルまで戻ってきました。開会してしばらく経ったころでしょうか、同卓にこれが展示されてるのを発見。

カードの作者名は「ハンソン」。実は、HP始めて間もない頃、メッセージをくださって、しばらくメールのやりとりをしていた人なんです。

 

お若いのに車の好みがシブくて、模型も丁寧に作り込まれる作風。当時はご自身も模型ブログを開設されてて、拝見するのを楽しみにして

 

いました。やがてブログを中断されて、ご本人の受験なんかもあってお互い連絡も途絶えてたんですが、昨年私がジュリアを作り始めた頃に

 

久しぶりにメッセージをくださって、懐かしがってたんです。その人のアルファの作品が、突然自分と同卓に展示されてたら欣喜するでしょ?

 

昼頃に無事初対面を果たして、初めて直接お話できました。うれしい出会いでしたねぇ。

 

もちろん並べて記念撮影♪(こんな大事な写真がピンボケって。。。)

 

 

 

こちらも同卓、kwn さん。いつも超超美麗作品で感動させていただいてます。本当にお上手なモデラーさん。なんでこんなに綺麗に作れるんだろ?

このキットの鬼門のフロントガラスは、クリアパーツのフチを段落とし整形してきっちりフィッティング!!! すごっ!

 

よく難しいと言われるエッチングも見事に組み込まれてます。うま~~い!


もう1台 kwn さんのRSR。もうフジミのキットを作られたのね、ってよく見たら、ヒロのレジンキットでした。フジミのが出たので、

 

急ぎ作られたそうです。マルティニラインの赤は塗装にして、細い青のラインのみデカールを使うコトで、曲面でシワが寄るコトを回避されて

 

ます。なるほど。。。さらに貴重なコツも教えていただきましたが、内緒 (^^)  私がフジミのを作る時にはマネする許可いただきました♪

 

 

 

まだまだ続く凄腕さん。相互リンクしていただいている、七力さんの3台を紹介します。

 

まずはシトロエンDS。仕上がりの美しさで十二分に驚嘆なんですが、なんとオープンモデルに改造された作品なんですね。

 

ブログでは拝見してたんですが、実物の美しさと大改造の見事な完結ぶりに感動させていただきました。

こちらは、困ったちゃんなキットのファミリア。シャキッとさせるために、しっかり手を加えられた労作です。我が青春時代のベストセラーカー!

最新作はこのパルサー。こんなキット知らないでしょ? なんと上のファミリアのキットを大改造してパルサーにしてるんです。

 

ファミリアは土台にしただけで、ほぼスクラッチ。なのにこのフィニッシュ!

 

ブログで製作過程を拝見してて何度のけぞったコトか! この作品も直接見られてよかった♪♪

 

 

 

H さんのdragonsnake。289のキットを改造されてます。

 

私、寡聞にして知りませんでした。ただ、変わった格好のコブラで、塗色もとても鮮やかで惹かれました。帰宅後ネットで調べたら、ドラッグ

 

レーサー仕様の有名な個体だそう。後輪が地面に伝えるトルク勝負ですから、前後輪で全くサイズも違い、ホイールもこの作品の状態のようです。

 

これまたコアなモデリングですねぇ!

 

 

 

222 さんの愛車スクラッチ。進んでませんねぇ! 昨秋の名古屋から、新たにパテを使ったのは分かるかな、ってぐらい。

 

「実車に乗りまくってて、模型が進んでないんです。」とのこと。展示会で拝見するたびに進んでなくても写真を紹介し続けますよぉ、それが

 

この作品の完成へのモチベーションにつながるといいな、って思います。

 

 

 

mutti さんの86はアニメの劇中車仕様。いつもながらスキのない仕上がりです。いつもお話させていただくんですが、今回は会場でお会い

 

できませんでした。ひょっとして作品だけ来場してたのかな?

 

 

 

完成の時まで、拝見するたびに進捗具合を追跡レポートしようと決めている、haltica さんの 935。ボディが進んだようにお見受けしました。

 

「このエンジン、バラして塗装したアト、もう一回組み立てられるんですか?」「もちろん!!」 とのことでした (^^;)

 

 

 

32モデラー、T・A さんの新作2台。小さいのにしっかり作り込まれてます。同じ水色でも色味も変えてキメ細かい作品。

 

右のオープンのメーターパネルの木目塗装とメーターリングの工作が素晴らしかったので、アップの写真撮ったんですが、ひどいピンボケで

 

とても紹介出来る写りじゃなかった。。。残念です。

 

 

 

のりを さんの恒例製作、関西オー集号。2018年版がお披露目でした。

 

第6回の「6」にちなんだ車をあれこれ迷われた末、C6に (^^)  名古屋の時はデカール(案)って感じでしたが、鉄壁の完成度で登場です。

 

今年の関西オー集は 8月26日に決定ですって♪ 今年もお邪魔するつもりです、よろしくお願いします。

 

 

 

katsu さんの展示です。

 

 

 

kastu さんの

 

超ストイックスクラッチ

 

がTV番組になって、

 

1月27日に、東海地方で

 

放映されました。

 

 

 

その番組に合わせて

 

作られたソフトトップの

 

ロードスター(一番手前)が

 

初出展。

 

 

私は同郷のよしみで、TV放映の翌28日に実物を見せていただいたんですが、ソフトトップが電動で開閉します。で、運転席のドライバーが左手で

 

開け閉めするという (^^;) しかもドライバーは katsu さん本人だし。開いた口がふさがりません。

 

開閉させて遊ぶ人が入れ替わり立ち替わり訪れて、一日中楽しげなテーブルでした♪

 

 

 

kenー1 さんの

 

ポルシェ934。

 

 

 

 

ネット検索・・・・・

 

耐久レースに出場

 

した実車の

 

カラーリング

 

なんですって。

 

 

オシャレですね。

 

 

 

今回初対面、初めてお話させていただいた、kenji さんの

 

ミウラです。

 

奇しくも上の方で紹介した、kwn さんのミウラとよく似た

 

ボディ色。

 

アフターパーツのエッチングを見事に使いこなされている

 

所も共通です。

 

kenji さんもフロントガラスのフィッティングばっちり!

 

ガラスの外周を削って、ルーフ&ピラーにぴったり合う

 

ようにされたそうです。

 

つまり、接着代はガラスの断面ってコトですね。

 

 

難しい接着ですが汚れなど一切なし。

 

 

 

それにしても、ガラスぴったりのハセガワミウラが

 

複数ある会場って。。。すご!!

 

 

 

超弩級の作品がありました。S さんのNSXです。車自体が美しい塗装で仕上げられてますが、さらにフル電飾。ありとあらゆる灯火を再現。

 

ルームランプまで点いとるがな!!

 

で、さらにさらにシャーシ&エンジンを別で製作されて、それがまたすんごい作り込みなんです。

 

いやぁ、またまたすごい人を見つけてしまった (^^;) 

後部、エンジン周辺。

コクピット周辺。

 

 

 

H さんの作品。メルセデス・ベンツの 540K という車です。ルパン3世の車でしたっけ?

 

私の嗜好は、実車でも模型でも1960年代までで、50年代以前は守備範囲外です。知識も皆無。

 

でも、これだけ仕上がりがいいと、守備範囲を超えて見入ってしまいますね。細部までとことん作り込んであって、存在感ありましたよぉ! 

 

 

 

O さんのシビックRS。 この車の現役時代は、私がスーパーカー小僧になってた頃で、派手なスタイルのスポーツカーにしか魅力を

 

感じなかった。オレンジのRSなんて、実際に車を所有・運転するオトナにはたいそう魅力的な車だったでしょうけどねぇ。

 

さっと作ったようにさりげないけど、見れば見るほどきっちり美しく仕上げられてる作品でした。

 

 

 

続いてもう1台、私がオトナになる直前の車を。I さんのスターレットです。これまた見事なフィニッシュの作品。

 

これの次からスターレットはFFになって、大ヒット車になりましたよね。その初代FFスターレットからは、オトナ目線で見てました。

 

この作品、カードに「使用キット:プライベート」って書いてありました。どういうモノなんでしょうね? 

 

 

 

北澤プロのスーパーカー2台。うーん、なんて言ったらいいんだろ? 美しさにオーラがありますねぇ! 

 

 

 

で、つづいて畔蒜プロ。最近のオー集ではシブめのアメ車作品をよく拝見してましたが、今回は派手なダッジ・チャージャーです。

 

ボンネットに「HEMI HEMI」って。リヤタイヤから白煙もくもくさせて加速しそう (^^)

 

 

 

またまた有名人、かっぱコージさんの作品。ロードカーとコンペマシンの2ショットの展示です。

 

こういう「2台並べ」、前々からやってみたいって思ってます。こんなデキばえで並べられたら、さぞや気持ちいいでしょうねぇ!

 

 

 

続いて、これまた興奮する2ショット展示、O さんの作品、930ベースと964ベースの2台のブラックバードです。

 

意匠も作品のクォリティも極上です。かっこいい♪

 

 

 

もういっちょうポルシェ、I さんの作品。珍しいRUF仕様、しかもCTRじゃなくてBTR、しかもテスト車両の再現ですって、コア。。。 

 

RUF CTRは名前知ってますが、BTRとなると全然知りません。

 

各種パーツをコンバートしたり、改造を加えたりされてますが、それらをカッチリとまとめてて、迫力と存在感のある1台でした。

 

 

 

というワケでとんでもない作品達を紹介してきましたが、最後に私の展示の様子を。 (最初にしとけばよかった、見劣りしちゃうじゃないか。。。)

スーパー7 と ジュリア は実車オーナー&その家族にたくさん話しかけていただいて楽しかった。エンスーな車の模型を作ると、実車オーナーが

 

楽しんでくれますね♪ 

 

ジュリアの前後ガラスの窓枠の「グロス黒塗装→ミラーフィニッシュ→ツヤ消しクリア」って工程は、思いの外多くの方が高評価してください

 

ました。これは嬉しかったな。

 

今回は万一の雪を警戒して新幹線で行きました。荷物を少なく・コンパクトにしたかったので、布屋さんに行って、端切れ と ギザギザに切れる

 

ハサミを買ってきて、敷物を準備。これなら丸められるし軽いしね。

 

 

modelcars誌の鵜飼編集長とカメラマン氏が、撮影ブースを持ち込んで取材されてました。

 

  「今回の新作はどれでしたっけ?」 「このアルファです。」 「あれ、このケンメリも初めて見ますよね?」 

 

  「去年秋の名古屋オー集に、張り切って作って持ってったのに、取材に来られないんだもん。がっかりしてたんですよ。」

 

  「いやあ、締め切りで忙しくて行けなかったんですよぉ。OK、アルファとケンメリ撮影させてください。」  

 

というワケで、2台撮っていただきました。両方とも掲載していただけるかな (^^) 

 

今回もまた、実物より格段に綺麗に見える超絶写真、とっても楽しみです。

  

 

 

以前はお土産に LEAFのトミカをいただいてましたが、

 

今回はアトラス。

 

 

非売品(たぶん工場見学の記念品用かな)だそうです。

 

 

        以上、オートモデラーの集い in 横浜 2018 のレポートでした。

 

 

  主催のNTMC 改め NATMCの皆さま、共催のNKMC・SEMの皆さま、お世話になりありがとう

 

  ございました。とてもとても楽しい時間を過ごさせていただきました。

 

  また、ご交流いただいた皆さま、楽しかったですねぇ♪ 今後もよろしくお付き合いください。