その7は sugi さんの2作目、コスモスポーツです・・・・・
昨年の web展にご参加いただき、今年も「その4」に続いて2作目の画像とコメントをお送りいただきました。ありがとうございます。
作品はハセガワのコスモスポーツのヱヴァンゲリヲンバージョンです。アニメが放送されたのは1995年ですが、私、全く見てません。
仕事が半人前から一人前に進歩しなくちゃいけない時期で、余暇とか趣味とか皆無の頃。月に1、2回しかなかった休日はひたすらパチンコという
感じの日々でした。最初に見る機会がなかったので、その後の放映も映画もちゃんと見たコトはなくて、断片的に知ってる程度です。
コスモスポーツと A310 が劇中車として登場するのもプラモで知った次第です ^^; 「残酷な天使のテーゼ」を知ったのもずいぶん後ですわ。
『作り始めてみるとハセガワといえども初期のキット。現在のそれとは勝手が違います。再販を繰り返し、いろいろなところに手を入れ、
各部のチェックはいつも以上に時間をかけました。』
今作を作られたきっかけは、依頼製作でMAT版を
作られることになり、それなら、というワケで
作者お得意の同時製作でエヴァ版も、という
コトだったそうです。
この車の一番アイキャッチなストライプの塗装のための
マスキングの様子。
『改めてヘッドライト部の大型化は効果があったと思いますが、これもよーく見ないとわからないレベルかな。』
「よく見ないと分からないレベル」じゃないですよね。効果大だと思います。私も作る時はそうしようと思いましたよ。
この2台の同時製作、楽しいでしょうねぇ。
想像しただけでワクワクします。
作るのが早い人の特権です、私ならこの2台で1年の大半
かかっちゃいそうなんだもん。
MAT vehicle の方のラインはデカールですよね?
ちなみに「帰ってきたウルトラマン」はリアルタイムで
夢中で見てました♪
『特筆すべきはヘッドライト回りのレンズカバーの縁の部分。ココはマスキングテープで輪郭を出して、一旦スキャンしてデジタルデータ化。
そこからカッティングプロッタでアルミテープを切り出してみました。もう入手が困難なメタルックやハセガワのミラーフィニッシュなども
試してみましたが、一番しっくりなじんだのが100均で購入した台所用のアルミテープだったのが笑い話。』
とのこと。レンズカバーのフレーム、下の写真でご堪能ください。きっちり形が出ていて、これまた効果大ですね。
以下、いろいろな角度からどうぞ。
フェンダーにタイヤが潜り込む、時代を感じさせるデザイン&当時の国産車と一線を画す流麗なシルエット、実車同様に模型も魅力的ですね。
バンパーを挟んで上下に分かれるテールライトも特徴的。塗装したライトのパーツをボディに組み込む時なんてタマランでしょうねぇ。
う~ん、作りたくなってきた。。。
『その他メッキ部の表現も貼ったり塗ったり2台それぞれ違う手法を試してみましたが、できあがりはやはり塗りに軍配があがったものの、
半年後の現在はメッキ感も薄れただのグレーになってしまってます。』
バンパーやホイールのセンターキャップ、よく光ってます。バンパーの鋭い光沢はミラーフィニッシュの貼り込み?
私、もともと旧めの車ばっかり作ってますが、最近特にメッキ多用の年代のモノが多いのでメッキの表現は最重要課題です。
webじゃないリアル展示会で情報交換しまくりたいなぁ。。。
完成後になかなか日の目を見ないインテリアですが、
web展だとちゃんと披露できるって点はいいですよね。
ステアリングをぐるりと1周する極細のライン、ちゃんと
施されてます。難しそう。。。
エッチングのワイパーのアップ。
ウォッシャーノズルは虫ピンの頭でしょうか?
MAT vehicleはお嫁入りしちゃってるので、この記念撮影は貴重ですね。ヘッドライトの効果、改めてよく分かります。
ボディの仕上がりが2台ともツヤっツヤ。デカールや塗り分けの段差なんて微塵も見えません。ナンバープレートがいかにも劇中車♪
最後に俯瞰の2枚。作者さんはいつもベースを工夫されますが、今回は厚みのある木の台座。オトナのコレクションって雰囲気です。
もう1台エントリーくださるそうです。楽しみにお待ちしますね (^-^)
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sugi (水曜日, 03 11月 2021 19:56)
更新されているのをいつもより早い時間に見てびっくり。今日一日そわそわしておりました。しかし、写真もレイアウトの仕方ひとつでずいぶんと印象が変わるモノですね。ささっと仕上げた作品には見えませんな。
今回のお題である「劇駐車」。このお誘いをいただいたとき、このコスモスポーツは本来予定にはありませんでした。本命である「夏の大きなモノ」については今月末にアップさせていただくつもりでつりますが(←まだ出す気でいる。でもブログでネタバレしているか…。)、適度に手を入れながら進めていくのもたいへん楽しかったです。「うーん,作りたくなってきた。」なんてとってもうれしい一言です。私もいつもこちらのHPを見ながら,自分にもこんな工作力があったらな~と思ってますからね。黒いポルシェ356も、思いっきり影響受けましたしね。
先日の話ですが、2台同時制作を我が作風(?)として「こんなコトするの私だけ??」なんて思っていたら、同じことをポリシーにしている方との出会いが半年ほど前にあり、SNS上でそれ以来やりとりが続いてまして、先週末お会いして、2台のポルシェも見ていただく機会がありました。
転倒虫さんもきっとご存じの方かもしれません。
またこちらでは週末ジオラマグランプリや地元の仲間の展示会も予定していたり、12月には静岡でクリスマスフェスタも開催されたりするとのことです。タミヤフェアが中止となったので、地元静岡クラブの展示会も今回は行われるとか。詳しくは週末の我がクラブのミーティングで話題になると思います。詳細わかりましたらまたご連絡します。
徐々にですがお会いできる日も近づいているのだなと思うと,うれしい限りですね。
ここしばらくはカーモデルから離れておりましたが、さて次回作はどうしましょう。
ではまた。
模型転倒虫 (水曜日, 03 11月 2021 23:51)
こんばんは。
ここ最近は本当に久しぶりにほっとするような動向で、展示会再開の期待がふくらんできますね。
一方、過去1年半、期待しては失望っていうのもイヤっていうほど経験したので、どうしても疑心暗鬼にもなっちゃいますけど。。。
今作は元がクラシカルな名車で、それが魅力的なアニメ作品の劇中車になっているというそそられる設定。
いただいた画像で、エヴァ車とMAT車の2台が、ホワイトボディに鮮やかな赤ラインという共通の意匠で並んでるのは心底惹かれましたよ。
お会いできる機会がやってきたら、おととしの冬以降の作品を見せっこできるのがとっても楽しみです。
「大きなモノ」の元ネタのマンガは存じ上げませんでした。最初は、あの車って何に登場してたっけ?って思ってました。
すばらしい仕上がりをすでに貴ブログで拝見していますが、こちらで改めて紹介させていただくのを楽しみにしております」。