毎年ご参加いただいているゲストさんの作品です・・・・・
・・・・・その2は n.hirobe さん のマッハ号 ♪
『ポーラライツのオモチャkitのオモチャっぽさが少なくなるよう工夫しましたが、原作自体がオモチャみたいなのでこれが限界でした。』
今企画はテーマが「劇中車」なワケですが、元の「劇」によって模型の作り方も当然違いますよね。
実写作品の車なら、作中の仕様とか色とかディテールが楽しみ所。で、真逆で、アニメ(マンガ)作品で実在の車じゃない場合だと、
2次元の画面で描かれるモノのみが資料ですけど、同時に観た人の「印象」「記憶」を加味して表現するのがだいご味でもあり、
そのさじ加減にセンスが表れるところでもあるんでしょうね。
強烈なロングノーズで伸びやかなボディスタイル、カッコイイです。フロントフードの M、すぅ~っと綺麗なラインを描くコトがキモだと
思いますが、もちろん完璧、超クリーン。
内装とシートで色味・質感を変えてあったり、シートベルトが追加(ですよね?)されてたり、といった辺りは、アニメ画面から
じゃなくて、作者さんの「実車化」ですね。いやぁ、カッコいい♪
『ヘッドライトは、パーツが一つだったものを改造してそれなりにしました。
ダメダメのフェンダーミラーもパテで私のイメージのマッハ号に近づけました。』
このアニメのタッチでは、ヘッドライトの細密描写なんてないですから、この改造などはまさに「作者イメージ」の産物。
フェンダーミラーも同様ですね。どちらも存在感あって、リアル化に貢献してます。「マンガのオモチャ」を「カッコいい模型」に
変身させる見せ場ですね。
『このkitの秀逸なのは、真横から見たスタイルです。私が子供の頃見ていたアニメのマッハ号そのものです。』
ぺったんこで流麗なスタイル、'60 のレーシングカーですねぇ。ヘッドライトのリアル化も効果大だし、ホイールのスピナーもアニメに
登場する形を再現されてます。で、白と青の塗り分けラインの美しいこと! 塗り分けライン、複雑な面を通る所があって難しそうです。
「スケ」なしのデカールワークもあいまって作者さんの真骨頂です。
クリアパーツも極厚だったり後ろにエンジンが付いてたり、突っ込みどころは沢山ありますが、アニメのマッハ号のポイントを上手く
とらえたkitなので私と年齢が近い方は、懐かしいのではないでしょうか?
えっ、後ろにエンジン付いてるんですか? だって、アニメでちゃんとV8のフロントエンジンなの分かりますよねぇ。
タツノコプロがユーチューブで配信してます。さっき、第1話・2話を観ましたよ、めちゃくちゃ懐かしかった (^-^)
のっけからいきなりレースしてますが、ルマン式スタートしてました。オープニングで車の各所のアップが次々映る場面があるので、
n.hirobe さんも作る時にここを観られただろうなぁ、って思いました。1967年のアニメで、私4歳。私が観たのはもうちょっと大きくなって
からの気がするので再放送とか再々放送かもしれません。昔はテレビの子ども番組、これでもかってぐらい再放送してたもんです。
マッハ号の看板である数々の特殊装備・自家用ヘリやセスナを操縦するガールフレンドなど、とってもマンガチックな設定なので、
この車で公道を走るなんてたいしたコトじゃないように思えてきます ^^;
三船剛のフィギュアも作ろうかと妄想もしたのですが、kitが手強くて力尽きました。
n.hirobe さんが手強いなんて言われると、ちょっと寒気します。
でも、車の前で主人公が昭和な決めポーズしてるオープニング画面を再現したら、さぞ楽しいでしょうね。
白のクッキリと美しい発色・ピカピカな鏡面フィニッシュ・ホイールの質感、惚れ惚れです。
子ども番組の車をオトナが真面目に綺麗にリアルに作る。わくわくするジャンルです。昔サンダーバードのペネロープ号を作って楽しかったなぁ。
今作は手練れのコンペカーモデラーさんの手になるマンガのコンペカー、とても素敵な作品のご紹介でした。
コメントをお書きください
n-hirobe (日曜日, 19 9月 2021 15:18)
模型転倒虫さん
素敵な紹介文ありがとうございます。
大昔のアニメの実車化は、私のイメージと小さい頃からの思い込みを形にしました。
ボディー下半分は、スミレ色にしましたがこれも私の記憶を再現したものです。もしかすると青の方が正解かもしれません。
レーシングカーなのでシートベルトもあった方がいいかなと思い追加しました。
実車がある個体は、いつも資料とニラメッコしていますが想像で作るのも面白いですね。
模型転倒虫 (日曜日, 19 9月 2021 21:22)
こんばんは。
早々に画像と紹介コメントをお送りいただきありがとうございました。5枚の写真、とてもクリーンでカッコいい雰囲気が伝わり見飽きません。
アニメ/マンガの架空の車の場合、色や細部が回によって違うこともあったりして、なかなか決定版の手本はなくて、
結局は作る人のイメージで表現するコトになるんでしょうね。で、そこに作者のセンスが表れる、と。
私もマッハGoGoGo は大好きでしたが、恥ずかしながらボディの下半分が青かったコトすら覚えてませんでした。
こういった「目」の悪さは常々自覚してるところですが。。。
でも、好きな(or 子どもの頃に好きだった)モノを作るんだから、作者自身があ~でもないこうでもないと楽しんで作るのが一番大事で、
その楽しさが伝わる作品だと思いました。
その3以降もご覧くださいませ (^-^)
おたっくけん (日曜日, 19 9月 2021 22:19)
こんばんは。
今年もウェブ展示会始まりましたね。
声がけいただき、ありがとうございます。
私は今から作ります。最後に滑り込みセーフを目標に頑張ってみます。
ブログ製作記に、リンク貼らせていただきました。
都合悪ければ、変更しますのでお知らせ下さい。
模型転倒虫 (月曜日, 20 9月 2021 00:48)
こんばんは(^-^)
ブログ拝見しました。
シティーハンターの930着手と同時にリンクでのご紹介ありがとうございます。
フジミのエンスーを作られると思ってましたが、なんとタミヤのキットといいとこ取りという贅沢モデリングなんですね。
で、2か月ちょっとという時間でも、やっぱりフル開閉&エンジン付き。。。今回も超絶作品の完成を心待ちにしております。
8マン (水曜日, 22 9月 2021 06:23)
アニメ車なのに実車感が見事に再現されてますね、真横からのショット最高です。
世代的に子どもの頃を思い出しますね。
n-hirobe (水曜日, 22 9月 2021 22:04)
8マンさん
ありがとうございます。
真横のスタイルは、このkitの一番秀逸な部分です。
私の子供の頃TVで見た「マッハ号」そのものです。