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LOTUS  SUPER7 製作記 ⑥難しい組み立て。

    楽しく細部を作り込んできたスーパー7。製作記もこれが最終回、完成までの工程を紹介します。

 

 

パーツ単位ではほとんどできてますが、あれこれ改造したせいで、組み立てが難しくなってます。たとえば、⑤で紹介したフェンダーやフロント

 

スクリーンの取り付け。ボディ表面がベアメタルなので、そのまま付けても接着強度0、ベアメタルごとはがれてきちゃうでしょ。そこで、リベット

 

留めにしたり、接着面だけベアメタルをはがしたり、といった工夫が必要でした。

 

このあとエンジン・ロールバー・スペアタイヤ・ノーズコーンなど、難しい組み付けが残っています。付ける順番も重要ですね。

 

でも、組めば組むほど形になっていく、「報われる工程」でもあるので、あせらず楽しむコトにしましょう♪

 

まずは⑤の続きから。

 

フロントスクリーンのビス・リベットを再現します。

 

エッチングパーツは・・・

 

ステーの赤丸の2か所は穴が開いてます。

 

で、ステー、フレームともに青○の所は凹モールド

 

という状態。

 

 

 

 

 

その結果、こういう感じで、実車の写真と

 

見比べると不自然と感じてしまいます。

 

 

 

 

そこで、ステー(青矢印)には平リベット。

 

と言っても、5か所全部に穴が開いてるワケでは

 

ないので、リベットの軸は切り落としてしまい、

 

頭だけを接着しました。

 

で、フレーム(赤矢印)には0.5ミリ径の

 

アルミ線を接着。同じ長さに切るのが面倒でした。

(写真では黒く見えますが、アルミ色のままです)

 

苦労の甲斐あって、リアルさ増したと

 

思いませんか?

 

どちらも保持が大変で、いっぱい飛ばして

 

しまった。部屋のあちこちに銀色のカケラが

 

落ちてるのね (^^;)

 

 

かっちり掴めるピンセットと、

 

貼り直しが容易な接着剤、

 

このコンビがなければできなかったと

 

思います。

 

 

 

 

 

ヘッドライトを作るの忘れてました。

 

実車では、黒 とか ボディカラーが

 

レギュラー仕様らしい。今作はミドリとアルミ色

 

の2トーンなので、黒がアクセントになって

 

いいかな、って思いました。レンズと反射板の接着は、

 

メタルプライマーを面相筆で流し込んで行いました。

 

プライマーって乾燥後の透明度が高いんですよねぇ。

 

接着箇所が見えてしまう時にこの方法を取りますが、

 

今まで外れた経験はありません。結構しっかり

 

くっつくと感じてます。

 

さて。 組み上げの順番を考えた結果、

 

まずはエンジンルームを組むコトにしました。

 

先に組んじゃっても、他の所を組む時のジャマに

 

なりにくいかと。

 

まずは、燃料パイプを差し込みながらエンジン

 

本体を接着。

 

キャブレター、壊さずに済んだ♪

 

 

 

 

 

続いて、イグニッションコイルをくっつけて

 

おいてから、センターコードを差し込んで接着。

 

 

 

 

 

ジャンクから探してきたパーツを加工して、

 

ここに接着。

 

で、こんなふうにチューブをつなぎました。

 

 

 

 

 

 

 

他のコード類はスカットルからつながるので後回し。いかにも壊しそうなフロントスクリーン付きのスカットルの接着はまだ早い!!

 

ので、タイヤに行きます。

 

接着部分のアソビが大きくて、真っ直ぐに付ける

 

のがちょっとやっかい。

 

そこでベースを治具代わりにしました。

 

タイヤむき出しな車なので、箱車以上にタイヤの

 

真っ直ぐは大事ですよね。

 

 

 

 

前後ともにタイヤがしっかり固まってから

 

マフラーとタイヤラックを付けました。

 

だんだん持てる所が減ってゆく(^^;)

 

 

 

 

 

ノーズコーン & スカットル よりは危うさの

 

マシなここを付けます。

 

ロールバーは、幌カバーの穴を通った向こうで、

 

車体側の穴に刺して接着しなければなりません。

 

しかも、スペアタイヤのベルトも幌カバーの下に

 

潜り込まさなければならない。

 

ちょっとアクロバット。とてもとても作業中の写真

 

なんて撮れませんでした。

 

 

 

 

 

ここまでの成果を眺めます。大きなミスなくここまで出来ました。(小さなミスはちょこちょこ。でも、その都度リカバリーできる程度で済みました。)

ステアリングシャフトを通して、

 

ABCペダルも付けたスカットル。

 

これをくっつけて、コードを全部つなげれば

 

かなりゴールが近づきます。

 

 

 

 

 

バックミラーはエッチングですが、コンパウンドで

 

磨いて、映る」ようにしました。

 

ここまでの作業にかなり時間と集中力を要したので、

 

一度休憩。

 

先を急ぎすぎると大失敗の元です

 

(過去の教訓)から。 (^^;)

 

 

 

 

 

気力と時間に余裕のある日を選んで、スカットルを

 

組み付けます。

 

斜めに伸びるボディ補強のバーをセンターコード

 

の下に潜り込ませながら(大きい○部分)、

 

同時にバッテリーの黒コードも差し込みつつ

 

(小さい○ね)、スカットルを設置します。

 

さらに・・・・・

 

 

 

 

 

・・・・・ステアリングシャフトの先っぽを、

 

シャーシ側の穴にはめて接着しなければなりません

 

(その部分にピント合いません。赤丸の中央、銀色の

 

縦棒がステアリングシャフトの先っぽです。

 

3枚上の写真参照。)

 

3か所同時な上に、コード類や細かい部品を壊さない

 

ように気をつけなければならず、これまた なかなかの

 

アクロバット。。。

 

 

 

 

 

  

置くコトができれば、あとは1本ずつコードを

 

つなげる作業。簡単とは言いませんが、

 

注意深くやれば大丈夫です。

 

まずは流し込みのセメントでスカットルを固定

 

し終えて、

 

 

 

 

 

アクセルワイヤはヘッド上を通して

 

リンケージへ。

 

ブレーキホースは補強バーに沿わせて

 

ごまかし (^^;) 

 

クラッチホースは下の方へ潜らせて

 

ごまかし(>_<)

 

3本とも実車画像に倣いました。

 

 

 

 

 

ABCからのコードは黒く塗りました。

 

この期に及んで色を塗るって。。。。。

 

こんなに手順がどうのこうのって

 

言いながら、なんというマヌケな

 

手順なんだ (T_T)

 

でも、それはともかく、いい具合に

 

ゴチャゴチャ感が出て、そこそこリアルな

 

エンジンルームになったと自己満足 ♪

 

 

 

 

ここでヘッドライトを接着。

 

これは、ノーズコーンを付ける前の

 

必須作業です。

 

 

 

 

ヘッドライトの黒色、正解でした。

 

いい配色だと思いませんか?

 

 

 

 

 

さあ、一気に完成! といきたい所ですが、

 

一つトラブルです。

 

追加工作したボンネットのエアインレットが

 

大きすぎて、フェンダーにぶつかる。(←部分)

 

そのせいでボンネットフードを置いた時に

 

まっすぐにならないんです(T_T)

 

そのため、スカットルとの間のチリが、左側で

 

開きすぎに。。。

 

 

これは見過ごせません。

  

ボンネットは何度もベアメタルを貼り直した

 

なので、もう一度やるのはイヤですが仕方ない。

 

エアインレットをひっぺがして、一回り小さく

 

作り直しましょう。

 

その過程で、たぶんボンネットのベアメタルが

 

破れるので貼り直し、ってコトになりそう。。。

 

 

 

 

 

 

 

              というワケで得意の回り道。これまた放置してあった、テールライトを作ります。

 

        まずサンディング。

    で、クリアレッド。クレオスです。

 

 

 

← マスキングしてレンズ部を隠しといて、

 

  ベースをマットブラックで塗装。

 

 

 

  クローム加飾をミラーフィニッシュで。→

    クリアコートして光沢を増して、


 

キットのテールライトはこれだけ。ウィンカーありません(と言うか、ブレーキライトとウィンカーが一体で兼用なのかな)。

 

実車画像では個体ごとにいろんなパターン。四角いブレーキライト & 別体でまん丸のウィンカー、って組み合わせもたくさん見受けられました。

 

よりクラシカルな個体は、今キットと同様に楕円の赤ライトのみって感じ。なので、キットの設定に逆らわずに、このパーツのみでいきます。

 

自作追加はなしね (^^) 

           

完成までもうちょっと。10日はかからずに作り終えたい。。。。。

 

~~~ 再開。ずっと放ったらかしにしてた、フロントフェンダー上の補助灯をやっつけましょう。

 

パーツはこんな感じ。小さいのにパーティングラインはでかい。削って形状を整えてるうちに、ぜんぶ粉になって消滅しそう。

小さいので、ボディにくっつけちゃえば、少々の形状の乱れなんかワケわかんないかも・・・


 

・・・ですが、メッキ塗装すると小さな乱れもとても目立つようになる気もします。何よりも先端はライトレンズのハズなのに、クリアパーツ

 

じゃないのもツライ。完成後に後悔するのはイヤなので細工を考えましょう。

 

 

ちょうどいい小ささのジャンクなんかないよなぁ、って探したら

 

あるじゃないか!!

 

たぶんフェラーリのボディサイドのウィンカーですね。

 

ちゃんと取っといてよかった(^^)

 

 

 

これを見つけたので、一気に自作する気になりました。


     1.5ミリ径のプラ棒を削って、

 

軸打ちします。「保持できるモノは工作できる」

nanapapa さんの名言です(^^)

    で、こんな感じ。

 


違和感なさそうですね。

 

 

 

 

 

 

      サフ吹いて、

 

   グロス黒 → タクミ と塗装して、

 

    レンズをつけてできあがり。


さて、塗膜の硬さ良好、って言ってた

 

AKインタラクティブのメッキ塗料。

 

根本の辺り、塗装が剥げてます。上の方で書いたように、

 

この辺りの組み付けが難しくてかなりぎゅうぎゅうと

 

触りました。ですから塗膜の脆弱さじゃなくて、扱いの

 

荒さのせいだと思います。

 

直すかスルーか、毎日迷ってましたが、完成後に楽しい

 

気分で眺められるコトが何より大事だろ! と自分を叱咤して

 

塗り直しを決心。

 

ノーズコーン以外のパーツはがっちり

 

接着済みなので、解体はありえません。

 

気合い入れてマスキング開始。

 

 

 

 

 

 

              こうして、

 

 

こうします。リベット留めのフェンダー & ベアメタル貼りのボディ

に、怖くてテープなんて貼れないでしょ。


面白い絵ヅラなので写真を1枚 (^^;)

 

このあとコンビニ袋の切り貼りでカバーを

 

加えて、ロールバーのみ露出の状態にしました。

 

はみ出しもなく再塗装完了。 

 

やってよかった。

 

 

 

 

 

最後の難関、ノーズコーンの接着。

 

ボンネットフードの前後のチリが完成後の印象を

 

大きくを左右すると思うので、慎重に位置決め

 

します。

 

ベアメタルの上にマスキングテープ、これまた

 

心臓に悪いぜ。。。

 

 

 

 

 

うまく行きました。

 

やっと車の形になった♪

 

ややこしい接着を終えたのでテールライトや

 

ホイールキャップも付けて。

 

 

 

 

 

 

 

ここまで終えといて、最後の仕上げは模型製作会の会場でやりました。完成の瞬間は一人でニンマリしながら迎えるのが普通ですが、今回はモケトモ

 

と一緒で新鮮な経験でした (^^)  昼間の自然光でパチリ。 エアインレット、ちゃんとフェンダーに当たらなくなってるでしょ。

 

 

        ソリッドの濃色とアルミの光沢の2トーンで撮影難しいですが、完成写真もアップしました。ご覧あれ (^^)