文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
最終回は小物とボディを仕上げて完成までです。
窓枠のマスキングの難関が残ってますが、下拵えの苦労の成果を味わえる楽しい工程ですね (^_^)
メッキ塗装を失敗したパーツ、もう一度クリアコート&
研磨をして塗り直しました。
別体化したエンブレムの接着面をマスキング。
メッキ調塗料って接着剤やテープの粘着性を受け付け
にくいコトがあるので、念のためにね。
グリル完成♪
ナンバープレートは黒で塗った
上からデカールを貼って、
周囲にはミラーフィニッシュを
貼りました。
フロントバンパーもメッキ塗装
やり直し。
ナンバープレートはここに付きます。
こちらリヤバンパー。
中央の丸い部分を別体化してあったので、
差し込んで接着します。
まっすぐくっつくように、固まるまで
こんなふうに置いときました。
丸プラ棒もメッキ塗装。
先端にデカールを貼ってから、
エナメルクリアでコートしてあります。
テールライトは2色に塗り分け。
クロームのモールはミラーフィニッシュ
のつもりでしたが、うまくいかないので
メタルックにしました。
こうして拡大して見るとイマイチ
ですねぇ。 やり直し?
← ②でこんな風に作った
ドアミラー。
付け根部分をちょっと
追加工作して、
メッキ塗装も完了。 →
で、ミラー面を、ちゃんと写る鏡にしたい。その方法を考えて、ちょっと手が止まってしまいました。ミラー面の直径は3.5ミリ。。。
各サイズのポンチを持ってるんですが、1,1.5、2,2.5、3、4、5、6、7ミリ。3.5ミリはない! 円盤の中心に穴が開くのはイヤなので
パンチコンパスも使えないし・・・
・・・・・しばし考えて、こうしました。
プラ板の上に、3.5ミリ径の穴を開けたもう一枚
のプラ板を重ねて置いて、ジェルクリア。
← 硬化させて、
パカって外せば、3.5ミリ径の
円盤完成。 →
(何枚も作って、うまくできたのを2枚採用。
写真は割れた失敗作です。成功したヤツは、写真撮る
前に先に進めちゃったので)
その円盤にミラーフィニッシュを
貼って、めでたしめでたし (^_^) →
メッキ塗装のパーツが全部ピカピカになったので、今度はボディのピカピカにいきましょう!
2000番で中研ぎ後、最終クリアを厚めに吹きました(スプレーたっぷり3層)。 最近は中研ぎを入れるようにしています。
2000番の傷を消し切るのに労力を使うので、最終クリアの面をなるべく綺麗にしておいて、研磨はラプロスから始めたいんです。
クリアを吹いてから
5日経ったので、
そろそろ磨いても
大丈夫そう。
最近秋晴れ続き
だったし。
上の写真、綺麗に見えますが、いくら中研ぎを入れたと言っても、
クリア吹きっぱなしですから、細かいユズ肌はあります。(以下拡大します。)
ラプロスで水研ぎ。磨いてるうちに、凹凸がなくなってくると、
感触がスルッ、て滑らかに変化するのが分かります。
ラプロスのグレー終了。
ラプロスの茶色が終わった所。あんまり変化が伝わりませんね (^^;)
続いてタミヤの青キャップ。ルーター〈53〉で一気に
これぐらいまで。
小傷が残ります。
ウエスで手磨きする所と・・・・・
・・・綿棒なんかも使いながら、目立つ傷を
取っていきます。
この辺り、この車のボディデザインの
見せ場ですが、磨くのはタイヘン。
白キャップで仕上げ。
正真正銘、無傷の
ツヤピカになりました。
このボディに
メッキ塗装したパーツ
やインレットを貼ったら
映えるだろうなあ・・・
・・・って思ったら
ガマンできなくて、
ちょっと置いて
みました♪
(こういうコトしてるから
パーツ なくしたりするん
ですが。。。)
うぅ、嬉しいっ!
早く完成したトコ
見たいっ!!
ホーングリルが内側
に傾いてますねぇ。
垂直につくようにダボを削ることにします。
磨きを終えて、ミゾに詰まったコンパウンドも洗い落とした所で、
スミ入れを済ませましょう。
ボディ色 + 黒 のお約束通り、この4色で暗いグリーンを作って
影の色にします。
今回はミゾが深く、奥まで塗料を入れようとして、すごいはみ出しに。
この拭き取り、いろいろ試しましたが、ティッシュを小さく
折りたたんだのが一番やりやすい気がしてます。
拭き取りは、タミヤのエナメル溶剤ではなく、油絵の画材の
ホワイトスピリット〈22〉を使用。モンモンが残りにくいです。
マスキングの写真を
撮り忘れましたが、
窓枠のメッキ塗装も
完了。ボディ研磨で
窓枠もツルツルに
なっているので、
メッキ調塗料の光沢
が綺麗に出ますね♪
少しはみ出しがあり
ましたが、コンパウ
ンドでそぉっと磨き
取って解決。
続いてインレット貼り。
今まで、エンブレムや鏡程度の小さなモノしか
貼ったことありません。
この長ーいの貼るのはけっこう難易度が高そうで
どきどきですね。
劣化がひどくて、インレットの上に、こんな風に盛大に
ノリがこびりついてます。
先をとがらせた爪楊枝でこそげ落とそうとしましたが、
しつこくて中々取れません。
仕方ないのでテープはがしを使います。
塗膜を犯すケミカルなので、こんな危ない使い方はやりたくありませんが、仕方ない。
慎重に慎重に!
ふうぅー。やっと綺麗になった。
でも、この作業をいちいちやるの? って
ちょっとゲッソリ。。。
ところが、貼れたのはこの1本だけで、
他は全部、貼り付け面の粘着力がキレイさっぱり
なくなってました。
入手前の保管状態(箱がシンナリ、の湿気)
が影響してるんでしょうか?
デカールもカビだらけだったしねぇ。
ここで決断、インレットをパーツ請求じゃ!
テープはがしの手間から解放されたぜっ、
案ずるより産むが易し。(使い方が微妙に違う(^^;)。)
パーツが届くまで、他を進めます。
こちらも難所、ガラスの接着です。
この接着代のなさ、すごいでしょ。
最近のキットでは考えられない部分ですね。
流し込みタイプのセメントで一部を固定してから、
コルベットの時以来愛用している、ハイグレード
模型用セメダインで補強。
前後のガラス接着を終えたので、小物をつけていきます。
ホーングリル、まっすぐ付くように直しました。
車幅灯、マーカーも無事接着。
コードがつながってるヘッドライト & 引っかかり易さNO.1
の JAGUARAマスコット は後回し。
ずんぐりしたフォルムの車ですが、実は上下合体がキツくて、ドア内張りの裏がガリガリ削れるほど。合体はかなり冷や汗の作業になります。
なので、上記のマスコットを始めとして、バンパーやドアハンドル、バックミラーなど引っかけやすい部品の接着は合体後にやります。
で、それ以外のパーツをくっつけてくワケですが、ホーングリル同様、今さらながら修正のいる小物がいっぱい。
仮り組みの手抜きがたたりますねぇ、反省。。。
まずはワイパー。
全くガラスに沿わないので、ダボを切り
落として、プラ棒に斜めに軸打ち接着。
プラ棒が新たなダボになります。
ウォッシャーの
ノズルは実車で
クロームなので、
アルミ線の頭を
丸く整形して
差し込みました。
← 実車のここには
キーシリンダーがあります。
パーツもモールドもなかった
ので、これをくっつければ
いいや、ってほっといた
んですが、 →
こうするために、今頃になってボディに
穴を開けました。
もっと早くやっとけよ、って思います。
(シリンダーは0.5ミリ径のアルミ線)
リヤのコンビライトも修正必要。
これまた、なぜか斜めなんです。
念のため実車画像を確認しましたが、
やっぱり垂直が正しい。
さいわい、大工事しなくても、ダボを片方
落としたら解決しました。
よかった。。。
ライトの接着は合体後に。
インレットが届いたので貼っていきます。
新しいのはノリのコンディションもOKで、
貼るのは楽しい作業♪
と思ってたら落とし穴。
細長いインレットが曲面に追従できずに端からはがれてきました。
これは予想もつかないトラブル。終盤に気が滅入りますねぇ。
もちろんこっちも。
どうやって直そうかぁ・・・・・
削ってとがらせた爪楊枝の先に接着剤をつけて、インレットに点々と
乗せてから接着。すぐに固定できるように先端にあらかじめテープを
セットしておきます。
こんな風に固定して硬化を待ちます。
待つ間、「うまくくっつきますように」って祈り続けて・・・・・
・・・なんとかなった。
で、ついに上下合体♪ って思ったら、サイドガラスのサッシュのメッキ塗装がまだでした。これはどんくさいですねぇ。クロームなのはボディ側の
ピラーだけと思いこんでましたよ。
黒は適当マスキング。メッキ塗料の発色のための黒塗装なので、多少
色が回らない箇所があってもOK。逆にはみ出しはダメなので、
そのつもりのマスキングです。で、段差が激しくなるのを避けて、
一度テープをはがして全体をクリアコートしました。
クリアが乾いてから、全体をコンパウンド掛けしました。
サッシュもガラス面もツルぴかになったら再度マスキング。
このマスキングは手間をかけて丁寧に丁寧に。
Rの所や三角窓の所は小さなテープをちまちまと貼り合わせました。
今度こそ上下合体。
ビッグフットじゃありません。
キツキツの合体の途中で、室内にホコリが
入ってないか最終確認するついでに写真
撮ってみました。
スピナーやドアミラーをくっつけて、
最後のパーツは leaping jaguar。
(マスコットのメッキ塗装 & ボンネット に
傷をつけないように柔らかい竹ピンセット。
タクミの塗料は乾燥後は十分固いんですが、
念のために。)
10月中に完成のつもりでしたが、1週間オーバーでした。
ちゃんと撮影してから完成画像まとめます。ツートンの両方の色が写るように撮影するの難しそう。。。。。
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