文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
②まで地道な下拵えでしたが、③でやっと色を塗る工程が多くなります。1台のキットを作る時にこの辺りからがお楽しみですね♪
ボディの修正の最後はここ。プラ棒を継ぎ足しました。
丁寧に均してから最終サフ。OKのようです。→
塗装前に上下合体してみたら、少しぶつかります。
もとは赤の高さだったのを、切り落として
ぶつからないように調整。
足回りのパーツも含めて仮り組み。よさそうですね。いよいよ本塗装です。
英国車3台を色味違いのグリーンで、というのが今回の連作のテーマ。 この JAGUAR は一番濃い緑のTSー9:ブリティッシュグリーン。
ただし、エスプリにラインを入れたのと同様、今作も少し変化をつけます。 と言うのも・・・・・
2013年の名古屋のオー集の
「泰之」さんの作品。
微妙に違う色合いの赤でイタリアの
名車を3台。渋いですよねぇ!
これを拝見した時から、
「色味違いの連作」がずっと頭に
あったんですよ。
先月の大阪のオー集では、
「たなやん」さんの黄色の色違いも
拝見しました。
こちらも大人の味わい!
・・・・・ところが、私は「塗装は缶スプレー」でやってますから、これらの作品のように微妙な色合いの変化を緑でやるのは難しい。
(お二人と私では作品レベルそのものが違うのは重々承知ですが、そのコトはちょっと横に置いといてくださいな)
そこで、色調を変えるだけではなく、各車の塗装にもう一つ変化を加えよう、って考えたんです。
名車中の名車ですから、適当な設定ではアカンよなあ、ってネットで JAGUAR MkⅡの画像を探してたら、ツートンカラーの車を多数発見。
オプション塗色なのか、オーナーによるリペイントなのかは知りませんが、ツートンの実車が多数存在することは確かです。よし、方針決定♪
白サフを吹いて準備完了。
ダークグリーンにベージュ系の色を合わせたら
イギリスっぽくていいかな、って考えて、
クレオスの 111:キャラクターフレッシュを
吹きました。
で、十分乾かしてからマスキング。
この車のツートンの塗り分けは
このラインになります。
ところが、塗ってみたら
気に入らない。
グリーンが濃すぎて、
ベージュが薄すぎて、
あんまり綺麗な組み合わせに
見えないんです。
配色カード使って検討したのに
ダメって。。。
本当に色のセンスないなあ (T_T)
ならば今度は薄くてくすんだグリーンは?
ネットで見つけた実車の中にもグリーンの濃淡のがあったし。
缶スプレーの棚の隅から隅までじろじろ探して、
タミヤの ASー29:灰緑色 を購入。
百均スプーンに吹いてみたら、緑味が弱くてほぼ灰色じゃん、
って思いましたが、そのスプーンをボディにあてがってみたら
いい感じに見えるので、これに決定!
せっせともう一回マスキングして、
吹きました。
この組み合わせは気に入り
ましたよ。
ダークグリーンに隣接すると
ASー29 も引っ張られて緑の
色合いが強調される感じ。
ボディはこれで決定。
関西オー集でSOFさんにいただいたLEDユニット。
JAGUAR にぜひ使ってください、との仰せなので
ありがたく使わせていただきます。
スイッチ付きの電池ボックスの厚みが、愛用のWAVEの
Mケースの台座より厚い。。。
しばし考えてから台座に丸い穴を開口。
固い台座の樹脂を切り抜くのに、
パンチコンパスの刃が折れました (T_T)
パテと瞬着を使ってがっちり固定。
丸く切り出したプラ板でカバーして、表からはこんな感じ。
お化粧は、エスプリとはパターン違いの石畳です。
で、ベース完成♪
LEDは、白色じゃなくて電球色なので
旧車にはちょうどマッチしますね。
うまく車に組み込めるか?
初挑戦です。
続いて小物をどんどん塗装していきます。旧車のお約束で内外装ともに銀ピカだらけなので、まずはメッキ調塗装のパーツから。
ドアの内張には、インナードアハンドルと
レギュレーターハンドルがモールドされてます。
で、これがクロームピカピカなんですよ。
マスキングより別体化の方が綺麗&リアルに
なりそうなので切り落とします。
← デザインナイフで慎重に切り取り
ました。4ドアなので合計8個、
呼吸困難になりそう。。。
厚みが半分ぐらいになるように整形。
で、接着軸 兼 塗装の持ち手にする
リベットをくっつけます。 →
こうなります。
塗装後に接着する時、もう少し浮き気味
の位置で固定して、「動きそう」な
雰囲気を強調します。
もう1か所下拵えを。
リヤバンパー中央にこんなモールドがあって、
ここにデカールが付くんですが、メッキ塗装した上から
デカールはややこしいので、ここも別体化。
こうしとけば綺麗にいけそうですよね。
メッキ塗装をするパーツはこれら。
①キッチンハイターで元のメッキを落として、
②下地&パーティングライン をペーパー
掛けて落として、
③クリアを吹きます。
めんどくさいですよぉ。。。
内張の8個。 これもいいでしょう、小さいし室内だし。
ところが失敗部品がいっぱい出ました。
アウタードアハンドルはご覧のようにホコリや気泡のブツブツ。
気泡はクリアをたっぷり吹きした時の物のようです。
「小さなパーツだから、クリア吹きっぱなしで充分。
磨きまではしなくてもいいでしょ」って手抜きした報いですな。
さらに、事前に気泡を発見できなかったのは目の衰えもありますね、
認めたくないけど (T_T)
でも、こんなに大きな気泡も気づかなかったのは、
白いパーツにクリア、っていう元々見えにくい条件だったのも
あるんです(と抵抗してみる)。
めんどくさい作業の末に、うまく仕上がると「ご褒美」って感じで
嬉しいんですが、失敗だとシンドいですねぇ。。。
気を取り直して、現時点で色の付いた部分を紹介。
内装色はダルレッド。テスタロッサの時にも使った色です。
カーペットは何年前かも忘れるぐらい以前に買った物。
パッケージには「1/24 ジャガーMkⅡ用」ってあります。
作る運命だったのね!! 裏がシールになってて便利。
シートも同色ですが、半ツヤクリアーを吹いたら、
妙に茶色っぽくなってしまった。
そこでブルーベルさんに相談して、シワへのスミ入れを
兼ねて、シャブシャブに希薄したエナメルのクリアレッドを
筆でざぶりと塗りました。
適度な光沢も出ていい感じになりましたよ♪
スクラッチしたメーターパネル。
下段左右に3個ずつ並ぶレバー式のスイッチは、KA MODELS の
エッチングワイパーから、小さなパーツを持ってきて、
適当に整形。
その他、リベットやらプラのカケラやら使って、
なるべく実車通りになるように作りました。
ステアリングも完成。
ここの木目は、クリアブラウン塗りっぱなしで、研ぎ出したりはしてません。
面積狭いし、曲面だし、許容範囲かと。
こっちはクリアコート&研磨を3回ほど繰り返して
綺麗な平滑面にしました。
フロントガラスからよく見えるんですよねぇ。
というワケで、ダッシュボード周辺は
ここまで来ました。
右端の赤いのは虫ピンの頭にクリアレッドを
乗せて電球っぽく。
あとはラジオの所の塗り分け。
あれこれ考えていましたが、モールドが精密
なので、いじらずに塗装を丁寧にすることに
しました。
(各パーツ、もちろん両面テープで仮り留めしただけですよ)
相変わらず中途半端ですが、ここで③を終えて、④に続きます。④はメッキ塗装のやり直し・内装の完成・電飾の細工辺りかな。
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