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JAGUAR Mk.Ⅱ 製作記 ①ボディの整え

ESPRIT の次は、ぐっと古い英国車、JAGUAR Mk.Ⅱ を作ります。

 

2015年にロードカー版がスポットで再販されてますが、私の持ってるのはレーシングカー仕様のキット。実は、私が初めて県外の

 

展示会に出かけた時にお譲りいただいた、思い出深い一箱なんですね。「うーたん爺」さん主宰の「浜北モデラーズクラブ」の

 

「プラモデル愛好家の集い2012」の会場で行われていたフリマに出てた物。「完成させて来年の ‘ 集い ’に持ってきます!」って

 

約束したのに、あれから4年近く経ってる  *_*;)  この機会に完成させて、今度うーたん爺さんにお会いできる時に

 

お見せしたいと思います!!

 

実車は '50年代の車ですから、今まで作った中で最も古い。また、4ドア車を作るのも初めてです。 はじまり はじまりぃ。。。

 

 

クラシカルなボディスタイル、

 

味わい深いですねぇ。

 

 

 

名車って言葉がぴったりハマる佇まいです。

 

 

 

このスタイル+各所のクロームピカピカ+

 

内装のウッド&革、って辺りが JAGUARの

 

イメージの原型って感じ。

 

古いキットでも、透明パーツはタミヤ品質。

 

綺麗で透明度高いです。このランナーのみで

 

独立した袋に入っていたので、傷もついて

 

ません。ただ最近のキットに比べるとかなり

 

厚ぼったいかな。

 

 

4面独立なのもありがたい。ボディに当てて 

 

みたらぴったり合いました♪

 

接着代がほとんどないのは恐ろしいですが。

 

  やる気をかきたててくれる凝った造形のワイヤーホイール。

 

  この車の外観上の特徴であるメッキモールやエンブレムがインレットで

 

  付いてるのもとても嬉しい。


 

 

 

 

最近のキットに比べて

 

ちゃんとコストがかけて

 

あるねぇ、って印象です。

 

 

 

 

台無しにしないように

 

頑張って作りましょう!

 

 

 

 

手に入れた時、箱全体がしっとり湿ってました。

 

家に帰ってすぐに違う箱に入れ替えたほどです。

 

で、デカールはカビだらけ。

 

 

 

 

今回はゼッケンデカールは不要ですが、

 

ナンバープレートやエンブレムは欲しい。

 

幸い、それらは入手しやすいロードカー仕様のキット

 

と共通♪ デカールのみパーツ請求します。

 

 

ボディスタイルを楽しむことを眼目にしたいので、ボンネットは固定。真っ先にフィッティングします。  

 

 

 

      ①

 

 

青↓の辺りはツラがぴったりですが、

 

赤↓の方ではボンネットが落ち込んでます。

 

 

 

 

             

 

  

  ヒケというか乱れというか、カーブ部分の隙間が

 

  広くなってしまってます。

 

 

 

 

 

            ③

 

   

      で、青線の方は面がまっすぐにつながりますが、 

  

      赤線の方はボンネットが外にはみ出てます。

 

と観察し終えたところで、盛ったり削ったり修正なんですが・・・。

 

BMW320iでボンネットとボディのチリ合わせをしっかり済ませた後で、シャーシをはめたらボディがたわんで新たな隙間が (T_T)  って経験を

 

したばかりなので、パテを手に取る前にシャーシと合体してみます。

 

その結果、ボンネットのチリには影響なさそうですが、シャーシのゆがみを発見。何十年か放っとかれたキットってあちこちゆがんでますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

   平らな台に置いて見てみると、

 

 

このゆがみ。

 

 

 

水平基盤からの距離が、赤と青の

 

ように違います。

 

 

赤が正しい位置。

 

 

 

(白く見えているのはプラ板。

 写真撮るの忘れて修正作業始めて

 しまった。)

ここでスキルのある人ならお湯で修正、と

 

なるんでしょうが、私、お湯にはトラウマ

 

あります。

 

 

 

で、正面突破ではないですが、プラ板で

 

接着代を拡大して強引にくっつける作戦。

 

パテ・瞬着も使って、拡大した接着代周辺

 

の強度も確保しておきます。

 

 

 

無様ですが、がっちりボディにくっつけられる

 

 

ようにしました。

 

 

 

    ①の修正。

 

 

 

 

    パテ&プラ板で現物合わせ。

 

 

 

 

 

 

 

その結果、②は一層ひどくなりますが、

 

 

 

 

 

 

 

ボディ側にパテを押し込んで修正。

 

③の修正はボンネットを削るだけです。ただ、曲面が不自然にならないように注意はしました。

 

パテ&ペーパー目でどんどん汚らしくなって、整ってるのかどうかワケ分からなくなってくるのはお約束。ここでファーストサフ吹いてみます。

 

 

 

 

 

 

確かめたいフロント部分だけに

 

サフを吹きました。

 

 

 

グレーと白のツートンみたいに

 

なってますが  (^-^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      左サイドは赤い ← のところがダメ。

 

 

 

 

 

 

フロントは中央付近で隙間が広くなってます。

 

 

 

 

 

  右サイドは継ぎ足したプラ板との境が

 

  埋まってませんでした。

 

 

 

   サフで見えてきたアラを直します。

 

 

   不足部分やヒケ、大きなキズにパテを盛って

 

 

 

  サンディングして整えていきます。

 

 

 

  

 

 

 

 

  あちこち削ってたらエラい発見してしまいました!

 

 

  前後の窓枠のモールドが超あいまい。。。

 

 

 

 

 

   この辺なんかスジありません(*_*;

 

 

 

 

   前後の窓枠はクロームピカピカに塗装しなくちゃ

 

   なりませんから、後のマスキングのために彫っておきます。

 

 

 

   モールドがほぼないような場所は、ガイドに沿って

 

 

   ニードルでそぉーっとアシを付けてから、

 

 

 

  タガネに移行。

 

 

  BMCタガネは切削力が強いので、これまたそっと

 

  彫ります。力を入れすぎると蛇行しやすいです。

 

 

 

 

  前後ともこうなるまで、3時間使いました。

 

 

 

  古いキットならではの作業。

 

  でも、実は結構好きかも、こういう下拵え(^-^;

 

 

           セカンドサフを吹いて、整えも第2段階。

 

 

 

  今回一番キモになるのは、スジ彫りの幅を均一に

 

  そろえるコト。

 

 

 

  青丸部分はちょうどいいので、画像左の方を

 

  彫り増して広げます。

 

微妙な彫り増しなので、BMCタガネは手持ちの最細の

 

0.125を使用。

 

 

通常のスジ彫りはほとんど0.2を使いますが、こういう時は

 

細いのが重宝します。

 

 

 

 

 

 

        最後の一仕上げは600番の細切りで。

 

 

 

    ボンネットの四周が均一の幅で整いました。

 

    

    一歩前進 ♪

 

 

こんな感じであちこち修正を続けますが、写真が地味過ぎてご覧のみなさんはいい加減飽き飽きですよね。以下省略。

 

最終サフを吹いてこんな感じです。

 

製作記①はここまで。②はどこから手をつけようか思案中。。。