文中の茶色い文字は、「アラカルトー工作howto」に
緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
今回は「パーツを並べて額装」が完成なので、仮組み不要です。
いつもは必須のガラスのフィッティングも、車高・トレッド等の調整もなし!
なんて気楽なんだ !!
というワケで、どんどんパーツを作っていきます。
まずはこの部分、ダッシュボード周辺です。
右が実車の写真、下の一番左(拡大します)がキットの状態です。
数時間、実車写真とパーツを交互ににらんで、ディテールアップの方針を決定!!
1:センターの、追加メーターや各種スイッチを含むパネル → モールドを削って(写真中央、百均彫刻刀〈4〉を使用)から
プラ板等で自作(写真右 白い部分)。
2:右端の赤いダイヤル型スイッチの自作。
3:メーターパネル左右の、ライト&ワイパーのレバー → ここもモールドを削ってプラ棒で自作。
(写真右、赤○が削ったトコです。写真は拡大します。)
4:メーターパネルを立体的に & カーボン表現。
といった辺りをがんばるコトに! 普段の「組む」時はボディーをかぶせるとイマイチ見えなくなる所ですが、今回は丸見えなので(^_^)
【 ↑ まずは 1 のセンターパネルです。】
写真左・・・3ミリ径のプラパイプの輪切りと3ミリ径ポンチで打ち抜いたプラ板で追加メーターを作ります。
黒で塗装後、ジャンクから径の合うメーターデカールを探して貼ります。
写真中央2枚・・・軸打ちしたプラ棒とプラ板でスイッチを作成。全体を黄色で塗装後、根元だけマスキングして赤を塗装。
写真右・・・虫ピン〈24〉とリベット〈23〉も配置して、こんな感じになりました。 カーボン模様はデカール(フジミ製)です。
【 ↑ 続いて2 のダイヤル型スイッチの自作 】
写真左・・・整形の時に持ちやすいように、5ミリ径のプラ棒に先に軸打ちしてから切り出して、
中央・・・ダイヤル型に整形します。主に精密ヤスリ〈40〉を使って削りました。
右・・・ダッシュボードに合わせてみると、OKOK! 赤で塗装後、実車と似て見えるジャンクデカールを探して貼りつけ。
(かなり似たデカールが見つかりましたよ♪)
【3 のワイパー&ライトスイッチの細工です】
モールドを削った窪みに合うように、プラ棒で
ライト&ワイパーのレバーを作って、
レバーの目盛りはジャンクデカールで表現します。
ネタはメーターのフチのメモリです。
左右レバー上の四角いスイッチは、曖昧なモールドを
スジ彫りしてハッキリさせた後に、極小の文字デカール
を貼りました。
写真の真ん中の下に写ってるのはツマヨウジです。
デカールの小ささ伝わりますか?
【最後に4 のメーター】
メーターの形をくり抜いたプラ板にカーボンのデカールを貼ったモノ。
+
プラ板にキットのメーターデカールを貼ったモノ
+
両者の間に透明プラ板をサンドイッチ
で、「カーボンのパネル & ガラスの入ったメーター」の表現をしました。
上のようにメインのメーターにはガラスが入りましたが、センターパネルの追加メーターにも
ガラス表現をするために、ジェルクリア〈27〉を使います。
付属のライトは、2枚重ねたボタン電池を電球の導線で挟むだけ、というシンプルさ。
いちいち手で固定するのがメンドウなのでマスキングテープ〈17〉で固定しちゃいました。
そのままでは常時通電になってしまうので、普段は間に絶縁体を挟んでしまってあります。
(絶縁体の正体は両面テープの台紙です。よくスベるので抜き差しがスムーズ!)
完成(^_^) v
全体を半ツヤの黒で塗装後、ジャンクから探した
CALSONIC のデカールを貼って、
↓
メーター手前の部分のみマスキングして、他の部分に
ツヤ消しクリアを砂吹きスプレー。
↓
エアコン吹き出し口にスミ入れ。 の手順です。
~この手順で塗装するのは
*CALSONIC のデカールの段差(境い目)が
ツヤ消しクリア一発で目立たなくなる。
*アトからスプレーするのが、ツヤ消しとはいえ
所詮クリアーなので、たとえハミ出しても被害が
たいしたことない。 などのメリットからです~
あっ、ちなみにセンターの下のスイッチがたくさん並ぶパネルは、自作しかけましたがうまくいかずに断念。ジャンクからオーディオパーツの
それらしいのを見つけてくっつけました(^^;)
カーボン模様はオーバースケールですが、一目でカーボンだって分かることを優先しました。
バスタブの塗装もしましょう。
グレーサフ
↓
全体をクレオスのブルーでスプレー
↓
フロアをマスキングしてサイド(ドア周辺)を
タミヤのヘイズグレーでスプレー
↓
ドア内張の一部をマスキングして同じくタミヤの
ガンシップグレー2でスプレー
の順です。
室内の黒やらシルバーやらはエナメル筆塗りです。
筆ムラはほとんど目立たないと思ってますが・・・・・
*クレオスのブルーを選んだのは、ボディーカラーのタミヤ:ブリリアントブルーより色味を少し濃くする目的です。
実車はボディーもシャーシも室内のフロアも同色なんですが、パネルに並べた時に単調で面白くないので・・・それに、実車写真を見ると、
ボディー以外の青は少し濃く見えるんです。色そのものの違いではなくて素材やツヤの違いかもしれませんが・・・。
ですから、パネルじゃなくて組んだとしても、やっぱり色を変えてたと思います。
ただし、この色は隠蔽力が弱くて参りました!! 青はムラになりやすいので、慎重に薄く重ね吹きしましたが、エッジや凹部分になかなか色が
乗らず、何回重ね吹きしたか数えきれません! 今まで使った缶スプレーの中でダントツでした。
*ドア内張のマスキングは、
マスキングテープをペタッと貼って → モールドに沿って鉛筆で輪郭を書いて → カッターマットの上で鉛筆ラインで切り抜いて、
という手順です。
~~仮組みしなくていいから気楽! とか言いましたが、パネルへの部品の取り付けは、その気楽さを帳消しにする以上のメンドくささです。
ホームセンターで大きなプラ板を買ってきて、それを額の背板にします。その背板に全てのパーツを軸打ちして突き刺す、という方法でいきます。
「背板にパーツを置いて、上から一気にピンバイス!」ができる部品はいいんですが、下のダッシュボードなどはそうはいきません。
試行錯誤の結果、透明プラ板をあてがって穴を開けておいて(真ん中写真)、今度はその透明プラ板をガイドにして背板にピンバイス(同右)、
というやり方です。
背板には方眼紙を貼り付けて、メドのついたパーツから順に穴開けをしていきます。この方眼紙はすべての穴を開けるまで決してはずしません!!
各パーツがタテヨコにまっすぐ並んで見えるように、また左右一対のパーツは綺麗に対称に並ぶように、細心の注意を払って位置決めします!
この紙をはずして、パーツを
どんどん突き刺す時が来たら
嬉しいだろうなぁ!