文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
今作は(ほぼ)素組みなので、紹介する内容もシンプル。④で完成までいきたいと思います。
まずは、内装のやり残し。
シフトブーツが不格好に思えてたので、削って半分以下の嵩まで
小さくしました。
まん丸なノブはパーツから切り取ったモノを使い、
レバーは金属線に置き換え。
製作記③で写っているのと見比べてみてください。
マシになったでしょ? (ちょっと素組みから逸脱気味。。。)
下半分完成です。
シルバーリーフで塗った
ホイールはクリアコート
して、センター&ボルトに
黒を乗せました。
会心の4点接地♪
車高をいじったのに、
これだけ4輪がきっちり接地
すると気分いいですなぁ。
では、外装へ。これら2つはクリアが綺麗に乗ったので中研ぎなし、一気に磨いて完成です。
ボディは1500番で中研ぎします。
写真手前側がペーパー掛けてツヤ消しになった所。
全体にゆず肌もそこそこあるんですが、
それ以上に、デカールの凸段差 と ラインの凹段差 を
消さなきゃなりませんからね。
リトラクタブルヘッドライトは閉固定に決定。
接着しちゃいました。
こんな感じになるまで研磨。
esprit のロゴの凸段差 も 金色のラインの
凹段差もほぼなくなってフラットな表面に
なりました。
研磨してないBピラーと比較すると、ツヤ消し
状態になってるのがよく分かるでしょ。
上機嫌で削ってたら、お約束の地出し。。。
仕上げクリアの前にラインの補修塗装だぁ (T_T)
(ちなみにドアハンドルは真っ黒けに塗るので、
地が出てるのはノープロブレム)
灯火類に行きましょう。
リヤコンビライトの反射板のパーツは綺麗にメッキが
かかってて、しかもバルブのモールド付き。
ラクできますね♪
こりゃカッコいい!!
フジミ最新キット、いい仕事です。
クリアレッドとクリアオレンジを裏から塗って、
3色の境目のスジボリには表からマットブラックを
流してクッキリ感を出しました。
ボディにスキマ0でぴったりハマリますよ♪
どうです、このジャストフィット!
接着剤いらないぐらいです。
いいんじゃない?
ウィンカー組み込みのフロントバンパーも
こんな感じで完成。
こちらもバルブ付きの反射板。
手間いらずで灯火類がリアルになるのは
ありがたいなぁ。
ガラスはフチの黒塗りをする前に、小キズを
磨き取ります。タミヤの仕上げ目コンパウンド。
クリアパーツは硬くて中々キズが消えないので、
嫌いな作業ですが、綺麗なガラスは完成後の印象に
影響大(だと思う)なので、必ずやってます。
付属のマスキングシートを貼ってから黒塗装。
(裏から)筆塗りなので、シートの内側をくり抜きました。
広面積でベッタリだと、貼るのもはがすのもメンドウだし、
せっかく透明にしたガラス面に余計な汚れやキズを付けたくないし。
ツヤ消しのエナメル黒を筆塗り。
1回ではムラが目立つので、タテヨコタテ、と3回ぐらい重ねます。
ミッドシップの定番、シート直後のガラスも黒で縁取り。
ワイパーはいい造形なんですが、抜けてて欲しい所をデザインナイフで貫通。絶対折らんぞぉって、不退転の決意で作業しましたよ。 成功。
まあ、綺麗なガラス。 満足満足♪
ワイパーはダボには普通にセメントを付けて接着。
さらに、これの細切りでブレードをガラスに密着させました。
両面テープよりはるかに薄いので、こういう場面にはグッド。
接着剤ハミだしの恐怖もないしね。
中研ぎの甲斐あって仕上げのクリア、
綺麗に乗りました♪ スプレー3層重ね。
メッシュのモールドを保護しておいた
マスキングをここではがします。
写真は白飛びですが、しっかり網目残って
ますよ。当たり前か。。。
磨き終えてから最後に黒で塗ります。
乾燥中に鏡をやっつけようと思ったんですが、これ、どう思います?
イギリス仕様のドアミラーですが、存在感ないですよねぇ。。。
しかも右側だけ。
ネットで画像検索すると、このミラーを付けてるのが圧倒的に多くて、
これが正解なんですが、模型的には面白くないなあ、って。。。
で、ジャンクを漁って、これを付けてみます。
この方が断然かっこいいぞ、って悦に入りつつ、再度ネット検索。
あらら、こういうミラーをつけた実車画像、ぜんぜんないよ。
うーん・・・・・かっこよけりゃいい、って考えもありですが、
これにする必然性ないし、説得力もないよなあ・・・・・
ネットではこういうミラーの車はたくさん見つかります。
でも、このタイプでかっこよく見せるのは難しそう。
いまさらボディパネルの真ん中に穴開けるのも剣呑だし。
で、ふと組説に目をやってのけぞりました。
なんでキットとちがうドアミラーなの???
でも、この方が好きです、これで行こ。
いいジャンクありました。
バリがすごいので、整形しながら一回り小さく削りこみます。
左のように整形。
← 軸打ちして、
穴を開けて →
満足。
・・・素組み違反はこれで最後ね(^^;)
鏡はいつものパターン。
透明プラ板の裏側にミラーフィニッシュ
を貼り込みます。
ちゃんと写る鏡になりました♪
すべてのパーツを作り終えて、たっぷり乾燥時間も取ったので、ボディを磨き上げましょう。いよいよ最終工程に近づいてきました♪
磨きの最初の手を迷いましたが、ゆず肌も最小限だし、
今回は細目コンパウンドからにしました。
タミヤの細目→仕上げ目。
ただし、デカール周辺だけは2000番で段差を消してから
コンパウンドかけてます。
段差ないでしょ、鏡面完了 (^^)!
ここも段差消えました。
逆に凹段差になってたラインも
きれいに面一に♪
嬉しくていつまででも眺めていられますが、それでは完成しないので、ボディ各所の塗り分けに進みます。
ここはエナメル筆塗り。
1ミリ程度以下の幅だと、私は筆ムラが気になりません。
ならば、マスキングがラクで失敗のリスクのないエナメル。
こんな感じに。
ここはBピラーが太いので、
筆塗りは無理。
しっかりマスキングします。
吹いたらさっさとマスキングを
はずしていきます。
ここはクローム仕上げなので、エアブラシ塗装。
またまたマスキング。あー面倒くさい (+_+)
お次はボディサイドを長々と貫く黒いモール。実は製作初期からここをどうするかが懸案でした。
①エナメル:出っ張った部分なので、あれこれ当たったり触れたりで、完成後にはがれてくるのがいやだなあ。
②ラッカー:研ぎ上げたボディに黒がはみ出したら号泣。フェンダーアーチ部のマスキング難しそうです。
③艶消し黒フィニッシュ:直線から急に曲がってフェンダーアーチに続く部分が追従しきれずにはがれてきそう。
と迷ってた。結局は③にしたんですが、実は③が一番ないと思ってました。七力夕二 さんがご自身のブログで紹介されてる製作記を拝見して
「えっ、できるんだ!」って決断したんですよ。
七力さんはオレンジボディ・タータンチェック内装、の極上のエスプリを完成されてます。ほれぼれの仕上がりですよ!
今回、マネさせていただくに当たって連絡さしあげたら、即快諾してくださいました。出会いは数年前の横浜オー集ですが、この機会に相互リンクも
させていただくことになりました♪ (リンク集のページに加えました)
難接着性のピンセットを使って、
細切りを貼り付けていきます。
私のウデを考えれば、絶対に
塗装より綺麗な仕上がりです。
天井裏やピラー内側は、いつも真っ黒にして終わり、です。
で、これまた塗装は面倒くさいので、艶消し黒フィニッシュ
を多用してます。
こんな風にピラー裏に貼って、周辺の広い所はエナメルの
マットブラックを筆塗りしちゃいます。
よし、ボディ終わり! と喜んで一度仮り組み。
上下合体のタイトさは製作記①で触れてた通りなんですが、今回はリヤのアンダーボディ(バンパー下の部分)をボディに接着したため、
さらにキツキツが加速。組むことはできたけど、外すときにメリメリって音が響いて、アンダーボディが取れた (;´Д`)
もちろん、写真を撮る余裕なんか1ミリもありませんでした。
パニックから脱出するために一晩寝て、翌日に接着し直し。
それぞれの接着面に残った接着剤や、面の荒れを慎重にサンディング
してから合体させました。
接合部の裏にプラ板を当てがい、たっぷりセメントをつけて、
強度を増しておきます。
というワケでボディ完成♪ とっても苦しい上下合体の作業の邪魔になるので、ドアミラーは未接着、最後につけます。
スジ彫りにはダークグリーンでスミ入れしてあります。 ボディ、アラなしとはいきませんでしたが、自己採点80点ですかね。
製作記はこれにて終了。近日中に完成させて、なるべく早く完成画像アップするつもりです。
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