トヨタ2000GT製作記④　　タイヤ位置の修正・メッキ調塗装

＊車高が高いです。

　しかも後ろがより高くて

　前傾姿勢。 

＊リヤタイヤが後に偏り

あらら？

今度はフロントタイヤが

前に偏り？？

フロントです。

分かりにくいかもしれませんが、

「シャーシのタイヤハウス」とタイヤの位置関係はズレてません。

ボディーのホイールアーチの開口自体が左右でズレているんです!!!　

こりゃビックリ！　初体験です。

リヤも同じ。

びっくりですが、タイヤも含めたシャーシ全体には矛盾がないワケ

ですから、コトは単純。

ボディーのホイールアーチの位置を直せばいいわけです！

まずは右サイド。直すのはリヤのホイールアーチ。

線の辺りまで削って・・・

逆側はパテで補う！

左サイドはフロントを修正。

同じ作業です！

続いて腰高を直しましょう！

実車画像を見るとやや後が

下がり気味の印象です。

（実際は水平でしょうが･･･）

その印象と正反対の

この後ろ上がりは許せません！

矢印２カ所でホイール・タイヤを受ける構造です。

なので、上を切り取って（赤の矢印）、

穴を移動して（青の矢印）、

リヤの車高を下げます。２ミリ弱ぐらいです。

2000GTのボディーサイドってすごく丸み帯びてますよね。

ボディーをかぶせると、ボディーのラインは赤のような感じです。

つまり、このスキマから室内が見えちゃうんです！（３枚下の写真見てください）

こんな所からシートが見えたりしたらヒドいのでプラ板で隔壁を作ります。

内装のバスタブは、後ろは隔壁状なのでいいのですが、

前はスカスカです。

このプラ板を黒く塗っておけばOKでしょう。

タイヤ位置の調整後です。

落ち着いたと思います。

フロントタイヤがかなり外寄りですが、

実車もこうです。

フロントタイヤの前側はボディーから

はみ出そうなんですよ、実車も。

ボディーの修正・塗装と並行して、メッキ調塗装のパーツも進めます。

黒で塗装してから、クリアコートして、コンパウンド〈２〉で研磨。

めんどくさい工程ですが、この下地をツルピカにすればするほど、

きれいに金属光沢が出ます。

リヤのバンパー。

メッキ調塗装をしてからマスキングして、ゴム部分をツヤ消し黒で塗装しました。

こういう細かく・曲面を含むマスキングにはメタルックを使うこともあります。

ちょっともったいない気もしますが、きっちりフィットしますよ！

2000GTのバックミラーは、内側がツヤ消しのグレーで、

外側はクロームメッキなんです！　いかにも昔の高級ＧＴって感じですねぇ!!

塗装手順は

　全体を「黒塗装」　→　コンパウンド掛けてピカピカに

　　→　クロームにする部分をマスキングして「ガンシップグレー塗装」　

　　→　逆にグレーの部分をマスキングして「メッキ塗装」

です。　　（右の写真は最後のマスキング作業）

できました。

最近の車のように、「ケースの中に可動式の鏡が入っている」んじゃなくて、

リング部分が鏡と一体の構造です。（ですよねぇ？）

後ろにあるのは塗装済みのアンテナ。

リヤのコンビライト。

クリアレッドで塗装します。

反射材のモールドは施されてますが、

より強調するため＆光を反射させるために・・・

裏から断熱材調シート〈18〉を貼りました。

画像左端に写っているタバコの銀紙みたいなのです。