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MAZDA  ロードスター 製作記 ④ キャンディ塗装に挑戦

 

製作記①でも触れましたが、今作はキャンディ塗装に挑戦します。

 

下地の金属光沢にはいろいろ選択肢があると思いますが、昨年の「関西オートモデラーの集い」で、メッキ調塗料を下地にした作品

 

に一目惚れしたので、私もマネします。今までサフ・色塗装・クリア、とほぼすべてラッカー系の塗料の吹き重ねの経験しかない

 

ので、どうなりますやら (^^;)  目指せスキルアップ!!

 

 

         ↑ ↓  タミヤマークの写り込み具合を比べて見てください。
         ↑ ↓  タミヤマークの写り込み具合を比べて見てください。

 

 

製作記①で紹介した写真をもう一度。

 

 

 

 

メッキ調塗料〈19〉の下地はテロテロ

 

ツヤツヤが肝。

 

 

 

クリアコートしてコンパウンドで磨いて

 

から吹きました。

 

 念を入れて1週間乾燥。

 

 

 

上吹きする塗料の食いつきが心配だった

 

ので、まずはプライマーをスプレー。

 

 

 

 

あっという間に曇りました (>_<)

 

 

 

 

いきなり大転倒ですねぇ。。。。。

 

 

         めちゃくちゃショックでしたが、あきらめずに再挑戦。ここでやめたら、たぶん二度とやらないでしょ。

 

                 新しいスキルを得る機会ですから、踏ん張ってやり直します。

 

 

 

 

まずは曇ってしまった原因探し。

 

 

 

100均スプーンであれこれテストして・・・・・

・・・ボディで起こった曇りの状態を

              再現しました。

 

ナイフの黄色い柄の写り具合にご注目。

 

 

 

上:クリア → タクミ → クリア

 

下:スプーンに直接タクミ → クリア

 

 

 

理屈は分かりませんが、理由は判明。

 

メッキ塗料をはさんで上下にクリア(ラッカー

 

系塗料)の層があると、真ん中のメッキが

 

曇ってしまうようです。

 

 

 

 

メッキ塗料の下がプラスチック地のままなら

 

OK、という仮説でいろいろ試し吹き。

 

 

 

 

 

  スモークやらクリアブルーやら吹いて

 

  みましたが、メッキ塗装の金属光沢は

 

  保たれてます。

 

 

 

 

     タミヤとクレオスで缶スプレーの含有成分に違いがあるコトを

 

     Bluebellさんに教えていただいたので、その違いもテスト。

 

 

 

     幸いどちらもメッキ層の光沢には影響ないみたいです。

 

     左はタミヤを2度吹き。右はクレオスですが、色がつきにくくて

 

     3回重ねました。

 

 

 

     クリアカラーは 色ムラ・塗装ムラ が特に目立つ塗料なので、

 

     より均一に色が載りやすいタミヤスプレーで行きましょう。

 

 

 

             目指す色合いは3

 

 

        メッキ塗料 → スモーク →  クリアブルー です。

 

 

 

レシピが決まったので下地作り。

 

 

 

プラ地に直接タクミを吹く = サフもクリアも使わず、研磨だけで

               ボディをツヤツヤにしなくちゃならない。

 

 

 

 

まずは消したい傷の所にペンで印をつけます、真っ白で見にくいもんで。

 

輸入車のPDIセンターの作業みたいですね 笑

 

 

      大きめのキズを400番で消してから

 

 

      600番、800番、1000番、1500番、2000番

 

 

      と研磨した状態です。

 

 

 

 

      ここまでは順調。

さらに

 

 

バフレックス → ラプロス(グレー) → ラプロス(茶)

 

                 → タミヤコンパウンド(細目)

 

 

と進めたら、あれ?って思う程の深い傷が見えてきました。。。

 

 

 

使った研磨材〈1〉が使い古しだったので、余計な削りカス

 

でもついてたかな?

 

 

・・・・・全部新品に替えて、600番からやり直し (T_T)

 

   ところが、コンパウンドまでたどり着いたら、また同じ状態。 なんでこんなに深い傷が! ってのが全面についてます。ワケ分からん。

 

               こうなりゃヤケだあ!! 青キャップで全部消したるぞぉぉぉ!!!

 

 

 

 

    全体がこうなるまで4晩かかりました (T_T)

 

 

 

    仕上げの鏡面出しならともかく、なんで下地作りで

 

    こんなコトしなくちゃイカンのだ!って怒りながら

 

    磨きましたよ。

 

 

 

 

    

    毎晩ホントにつまらなかった。。。

 

 

 

 おかげで青キャップ用のポリッシャー〈52〉も寿命を迎えました。

 

 

 

     787B が使い始めですから、今作で8台目の使用。

 

     7、8台分はもつようです。


 

 

怒りながらプラモしたのは初めてだったし (泣きながら はしょっちゅう) 、ポリッシャーにも引導を渡すコトになりましたが、そのご褒美がこちら。

              新車ご成約プレゼントです、ってディーラーでくれるミニカーみたい (^^)  

 

            ともあれ、やっとメッキ塗装完了です。(1ヶ月前の状態に戻っただけ、とも言う。。。)

 

         ボディはこのアト3日間置いてからクリアを吹きました。しっかり乾燥させてから上吹きを始める予定。

 

 

 

 

その間に一休みして、外装各部の塗装に行きましょう。

 

前にも書きましたが、今作は「町のカーショップでちょこっとドレスアップしてもらったよ」というイメージで作るので、色で遊びたい。

 

でも、小物を極端に目立つ色にするとオモチャっぽくなりそう。また、ボディ色と合わない色を持ってくるといかにもセンス悪っ、てなりそうです。

 

実はかなりあれこれ考えたんですよ。  

                         

 

 

  フロントリップ、サイドスカート、リヤアンダーの各部は

 

  クレオスのファントムグレー。

 

 

 

  濃いグレーですが、若干青みを帯びてて、ボディカラーと

 

  相性よさそうなので。

 

 

  ドアミラーもこの色にします。

 

 

 

 

ドアハンドルはクローム。サイドスカートの一番下の細い部分とコーディネートします♪

 

 

フロントグリルはガンメタルで。

 

 

 

実車ではツヤのある黒ですが、今作は全体的に金属感の

 

ある塗装なので、グリルも統一性を持たせます。

 

 

 

 

        アンテナとワイパーは普通にマットブラック。

 

 

 

ブログ【174】で、すでに写真出ちゃってますが、

 

幌カバーはネイビーブルー。

 

 

 

思いっきり遠くから砂吹きしました。

 

かなりザラザラ感出た♪

 続いては灯火類の塗装。

 

 

 

 

    リヤコンビは巷で話題のパーツ割り。

 

 

    塗り分けしなくていいようになってます。

 

 

    ありがたくまずは真っ赤に塗装。

 

 

  で、恐ろしいことに中央の透明パーツは、

 

  元から一体だったかのようにピーーーッタリ嵌ります (^^;)

 

 

 

 

  面相筆でプライマーを流し込んで接着剤代わりにしました。

 

  それ以外に汚さず接着する方法、思い浮かびません!

 

 

 

 

 

     実車では透明部の向こうはこんな感じなので、

 

 

 

 

  何か造作があるっぽく見えるよう、

 

 

  手持ちの断熱シート調のメタルシールを

 

 

  貼り込んでおきます。

 

 

 

 

 

  フロントのアクセサリーライト(デイライト?)はLEDの凹モールド

 

 

  を避けて周辺を黒く塗ってから、電球部分にシルバーを流してできあがり。

 

 

 

   後退灯は各国仕様別にデカールがついてます。

 

 

 

   日本のは⑥・⑦なんですが、面白くないのでアメリカ用のを

 

   貼りました。

 

 

サイドにつく小さなウィンカー。

 

 

キットは透明な三角形のパーツですが、実車の写真を見ると、

 

中央にオレンジのバルブが見えます。

 

 

0.3ミリのピンバイスで穴を掘って、塗料を流し込んで電球。

 

左のパーツ番号の所は練習です  笑))

 

 

        同じシールを裏から貼って、

 

 

  こうなりました。気付いてくれるのは100人中たぶん1人か2人?


 

 

 

  ヘッドライトユニット内のウィンカーのモールドにも

 

 

  気合いで塗料載せました。

 

 

  ハズキルーペ着用。。。こちらは200人に1人かな。。。

 

 最後はフロントガラス。

 

 

 

 

 窓ガラスのパーツは、傷を消してコンパウンドで

 

 磨き上げる作業を必ずやってます。

 

 デカールの都合によってクリアコート & 研ぎ出し

 

 をやることも時々。

 

 

 

 

 その甲斐あって、ちょくちょく「ガラスが綺麗だね」っ

 

 て言っていただきます、ちょっと嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

   と、エラそうに言ってたら、

 

 

 

   マスキングが甘くてハミだし (T_T)

 はみ出した塗料を溶剤で拭き取りますが、こういうボヤボヤとした

 

 拭き残し、しつこいですよね。

拭き取りではキリがないので、コンパウンドで磨き落とします。

 

この方が早い・綺麗。ついでにマスキングの境目のギザギザも軽く

 

磨いてやれば、なだらかになって目立たなくなりますよ。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

       満 足 ♪♪

 

 

 

 

で、水性の接着剤で裏から

 

 

 

 

 

バックミラーをくっつけたら、

 

 

 

 

 

 

                               (ガラスにもミラーのインレットにも傷をつけるのがイヤなので、竹製のピンセットを使ってます。)

 

 

 

 

 

      黒の塗装面を乱すコトなく、

 

 

 

 

      接着跡が隠れてくれるワケですね (^^)

 

 

キャンディ塗装に挑戦、っていうタイトルのページなのに塗装してません、テストなんかはやりましたけど (^^;)

 

長くなってきたので、④はここで終わります。 ボデイ以外、全部完了。 ⑤で仕上がりまで。 続く。。。。。