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プリンス R380 製作記 ④早く塗りたい。

 

前回サフを吹いたボディですが、まだフィッティングやパーツの自作などやるコト残ってます。

 

毎度のパターンですが、地道な作業ばかりでイヤになってきたので気分転換でピンクにしたんです。

 

トップページのサムネイルに変化を付けたかった、って動機もあり (^^;)

 

早く赤を塗りたいですが、その前にやらなくちゃいけない所を済ませましょう。

 

 

フロントのウィンカーの実車画像です。

 

ボディパネルに面一の縦溝のレンズですね。

 

 

キットのパーツはエッチングの「板」。。。

 

クリアパーツですらない!

 

作らなきゃ仕方ない。。。

 

 

ジャンクから縦溝のパーツを探して小さくカット。

 

 

愛用の GSR のニッパー〈3〉はよく切れるので、こんな風に

 

使ってもクリアパーツにヒビを入れる心配は少ないです。

 

 

でも、買ったばかりの頃の切れ味はなくなってきたので、

 

そろそろ新しいのの購入も考え始めてます。

 

よく切れるニッパー、高価なんですよねぇ。。。

 

 

使うのは左下の部分。

 

これを少しずつ削りながら、ボディのモールドぴったりに

 

合わせていきます。

 

 

 

ほぼ長方形で、単純な形状なので

 

それほど苦戦しませんでした。

 

 

フロントカウルの固定バックルもエッチングが

 

入ってます。

 

形はこんなモンでいいと思いますが、

 

 

こんなにボディ面から沈み込んでしまいます。

 

 

実車ではほぼ面一なので、

 

エッチングにゲタを履かせるコトにします。

 

 

0.3ミリのアルミ線を

 

横方向に1本、縦長に1本、瞬着で貼り付けました。

 

 

横棒は「ゲタ」の役割と同時に実車にある「軸」

 

の表現を兼ねてます。

 

 

沈み込み解消。

 

 

 

 

リヤの様子見を。

 

スリットの奥は黒く塗るので、ほんの

 

ちょこっとホースやらなんやら追加するだけ

 

にします。

 

 

マフラーはこの先に金属のパイプを

 

刺すようになってますが、これでいいの?

 

あんまりよくないみたい。。。

 

 

6本のエキパイがリヤタイヤの辺りで

 

2本に集約されて、その2本がテールエンドまで

 

伸びてる構造ですね。

 

 

最後の所でその2本がステーで固定されてます。

 

 

プラ板でステーを作ります。

 

 

こんな風にして、

 

 

外径2.5ミリの真鍮パイプ2本を固定します。

 

いつも車体を展示ベースに固定する時に使ってる

 

パイプです。

 

 

すぐ奥が行き止まりだし、

 

実車の通り、って言えるようなモノじゃ

 

ないですけど、

 

 

 

太さも含めて、キットのままのこの状態

 

よりは見栄えよくなったんじゃない

 

でしょうか?

 

お次はワイパー。

 

 

アップの画像ないんですが、

 

黒色のまっすぐなワイパーが

 

運転席の反対側に傾いて

 

付いてますね。

 

 

 

 

キットにはエッチングが付属してるんですが、

 

肉厚感が気に入っている KAmodels のを使います。

 

もとから黒色だし。。。

 

 

アルミ線を軸にします。

 

ガラスにフィットする角度になるように、ボディに穴を開けて差し込んでみます。良さそうですね。


 

 

ナンバープレート灯のパーツはこんなの。

 

ごつくて存在感あり過ぎな気もするし、

 

形状も少し乱れ気味。

 

イマイチかっこよく見えない気がします。

 

 

ふたたびこの画像の登場。

 

上下左右の4つの面が組み合わさっている

 

形状で、キットの部品より華奢な感じ

 

ですね。ネジ留めしてあるのも分かります。

 

 

下にはナンバープレート設置ベースも

 

ありますね。これはキットのエッチングでも

 

再現されてます。

 

左のように削って形を綺麗にして、右のように下側を彫りこみます。実物はこの窪みの中に電球のスペースがあるハズですもんね。


 

 

こんなふうに下からのぞき込まないと

 

見えない所。

 

でも、ちょっと下気味から見上げた時に

 

自然に見える、あるいは窪みの有無で

 

影の感じが違って見える、

 

そんなレベルの効果はあると信じたい。

 

 

志賀針〈24〉00号を刺しました。

 

 

メッキ塗装してくっつけた時に、

 

キットのままより見栄えよくなっている

 

と信じたい。

 

 

 

 

 

 

フェンダーミラーはこの位置。

 

付け根の中心がホイールアーチの後端ぐらい。

 

 

昔の高価格車・高性能車によく装着されてた砲弾型のミラーで、

 

S54Bスカイラインにもこんな形状のが付いてますね。

 

テールライトでさえS54Bのパーツを流用してるぐらいですから、

 

たぶんミラーもそうなんでしょうね。

 

ミラーの付くダボ穴は実車よりずいぶん前の方に開いています。元のダボ穴を埋めて、正しい位置に軸打ちします。

 

 

 

ついでにミラーとボディの間に

 

スキマが開かないようにパテで

 

補います。ボディにセロテープを

 

貼って養生。

 

整形の手間を減らすために、

 

パテが柔らかいウチにナイフで

 

切れ目を入れました(矢印)。

 

 

 

整形してこんな感じです。

 

まだ微妙なスキマが残ってるので、

 

溶きパテを追加して修正しましょう。

 

 

スキマ消滅。

 

取り付け位置も実車通りに

 

なりましたね。

 

 

このネジの再現はやめときます。

 

小さくて表現が難しいですし、たとえうまくできてもリアリティを

 

増す効果があんまりない気がするので。

 

 

根本のゴムの表現は何かします。

 

実際に敷くんじゃなくてミラーに黒い色を付けるだけですけど。

 

 

埋めたドアミラーのダボのヒケが気になって、塗装に踏み切れなかったボディ。で、内装に手をつけて回り道してたんですが、メドが立ったので

 

塗装まで進めます。

 

 

サイドウィンドウは塩ビ板の外ハメなんですが、接着代の幅が広すぎ。最低限の幅を残して削りこみました。


 

 

 

これぐらいは残さないと仕方ないです。

 

接着で失敗しないようにがんばろ。。。

 

で、サイドのガラスの様子を実車画像で確認

 

してたら、フロントガラスのモールというか

 

パッキンの質感に気付きました。

 

 

キットにはエッチングのモールが入ってるん

 

ですが、かなり雰囲気が違う。

 

 

実車のモールはゴムそのものの質感で、

 

厚み・丸みがあります。

 

 

ここをスルーはイヤですねぇ。。。

 

 

 

エポキシパテでヒモを作って、

 

マスキングゾル〈16〉を塗っといて、ヒモを押し込んで整形しました。硬化してから、折らないようにそっと外して、


 

こびりついたゾルを除去します。もっといいやり方があるのかも知れませんが、私はこういう時にピンセットでゾルの固まりをつまんで、

 

ペトペトとくっつけて取ってます。


 

外装のだいたいの作業が終わったので、待望の塗装です♪ ジュリアに使ったタミヤのイタリアンレッドはとてもいい色でしたが、また同じ色って

 

いうのも芸がない。かといってピュアレッドでは鮮やか過ぎる気がします。

 

 

というワケでクレオスを試します。

 

キャップの色で判断して右の3色を候補に

 

しましたが、まあ、キャップと色が違うコト!!

 

 

ガンダム用のサザビーレッドは即却下。

 

左の2色で迷いましたが、レッドに決定。

 

フロントガラスのモールはラバーブラックで。ボディのレッドは、缶スプレーでは塗料の回らないフロントのエアアウトレット内側やリヤピラーの

 

裏側などに、前もってブラシで色づけ。その後、スプレー塗装して乾燥させてから、小さなウネリや1つ2つ付いたホコリを1000番で軽く研磨して

 

もう一回吹きました。やっと赤くなった、嬉しい♪

 

 

全部で27個あるリベットは、ワイパーなんかのエッチングに付いてる

 

丸いヤツを使うつもりでした。春先のオー集で途中経過として出展した時も

 

そうしてます。だって、分厚いレジンボディで穴を貫通させられないから、

 

リベット刺せないでしょ。

 

 

必要数を準備しようとして、これらのゲート部分を全部ヤスって

 

まん丸にするのぉ、ってゲンナリ。。。整形途中で絶対半分は失くすし。

 

で、こうするコトにしました。

 

 

よく考えたら、穴が貫通してなくても、

 

リベットの軸を切ればいいじゃないか。

 

 

なんでこんな単純なコトを

 

思いつかないんだ (^^;)

 

 

リベットの頭は0.8ミリ径。

 

ボディに刺すための0.5ミリの穴を掘って、

 

さらに、リベットの頭が少し沈むように、

 

0.9ミリのピンバイスで浅く掘りました。

 

で、ズラリと並べて、プライマーを塗ってからボディ同色で塗装。筆でちょんちょんです。

 

 

クリアで境目が埋まっちゃわないように、最後に刺します。

 

 

これらは綺麗なマットブラックに

 

塗れたし、

 

 

これらはメッキ塗装完了。

 

旧車なのでAK〈67〉のギラギラじゃなくて、

 

メッキ感控えめのタクミ〈19〉です。

 

これで製作記の④は終わり。⑤で室内の細工を最後まで紹介します。で、⑥でデカール貼りから完成まで、って予定です。

 

途中で大失敗せずに進みますように。。。