文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.

プリンス R380 製作記 ②ここもあそこも。

製作記①でリヤフェンダーのエアインテークの手直しが気に入ってちょっと悦に入ってました ♪ 

 

その勢いでボディ各部の実車画像(S.HEMMI さんからいただきました。詳細画像いっぱいです)とキットを見比べてたら、

 

やたらと違いが見つかるコト! 

 

模型なんですから、実物と違いがあるのは当たり前ですし、私はもともと「こだわりまくって実車再現に注力」なんてワケでも

 

ありません(技術的にもできないし)。 

 

でも、「ここをスルーしたら自己満足できないなぁ」って所がやたらと見つかるんですよねぇ。

 

洗浄 → プライマー → サフ → 塗装、という工程を一気に進める前に、手直し・下拵えはきちんと終えたいので、もうちょっと

 

辛抱してチマチマやりましょう。

 

 

 

ヘッドライトのレンズと反射鏡のパーツです。

 

材質は何と言えば正解なんでしょう? 軟質プラ、でもないような。。。

 

レンズの透明度が低いうえに、カットのモールドもない。

 

反射鏡の方はバルブのモールドも施されていて、まずまずと思いますけど。

 

 

普通のまん丸形状だし、大きさもよくあるサイズのヘッドライトなので、

 

カットのモールドがあるジャンクを使う方がラクで綺麗そうですね。

 

 

レンズ & 反射鏡のストックです。この写真以外にもランナーに付いたままのとか、けっこういっぱい。


 

 

いつどこで買ったか分からない、アルミ製の

 

反射鏡も発見 (^^;) 

 

頂き物じゃなくて買ったんだとは思いますが。。。

 

最近、本当に記憶力がダメです。悲しい。。。

 

 

 

一番下の大きいヤツがちょうどいい

 

サイズなので採用!

 

 

 

で、径の合うレンズは・・・・・

 

 

・・・・・あったあった!

 

 

実車同様のシマシマカットで、サイズもぴったり♪

 

すんごく嬉しい。

 

 

 

反射鏡にはでっかい穴が開いてるので、透明ランナーか

 

なんかでバルブを作ることにしましょう。

 

 

ヘッドライト取付部はこんな感じ。

 

お椀型の反射鏡がはまるように、貫通 & 拡大します。

 

このキットを始めてから、ルーター〈53〉の出番がやたらと多い (^^;)

 

 

こんな感じに。フチがガタついてますが、反射鏡で隠れるので

 

問題なしです。

 

 

組み込んでみると・・・

 

 

大きさがちょうどいいし、キリっとしてて

 

いい雰囲気になりました。

 

 

少し斜めから見ても、

 

カバー越しのヘッドライトが歪んで見えません。

 

プラモデルのクリアパーツと違って、

 

薄いですからね。

 

 

お目々がリアルになりました。

 

ここはこれでよし、と。

 

 

実車のヘッドライトです。

 

 

ライト後方の締め具は無視します。

 

こんなん、うまく出来そうもないし、下手に作るとワケ分からん物が付いてるだけ

 

に見えて、小汚い見栄えになっちゃいそうだし。

 

 

 

おや、カバーの周囲は赤く塗られているワケではないんですね。

 

 

 

 

車体色ごとのデカールが付いてて、ここは塗装でしょ!

 

って思ってたんですが、「色を付けない」が正解だったとは。。。

 

 

リベットの表現がキモになりそうですね。

 

 

ボディ自体の改修をしたい所、まずは下の3か所が気になります。

 

フロントカウル上の様子。

 

 

A・・・実車ではもちろん貫通していて、

 

穴の奥にラジエーターがチラリと見えます。

 

キットにはご覧のようなエッチングが入って

 

いて、これを貼って目隠しするようになって

 

ます。どうしようかなあ?

 

 

B・・・実車では窪みはこんなに深くない。

 

っていうか、このままではボディ外板の

 

厚みが10㎝以上やがな (^^;) 

 

ここは直します。

 

リヤカウル上にあるオイルの注入口(?)です。

 

ここも実車画像を見ると、こんなにキノコみたいに

 

飛び出てなくて、カウルと面イチに埋まってる感じ。

 

直しましょ。

 

 

BやC、なんでこんなに実車と違うんでしょう?

 

ひょっとして、1966年当時はこのキットの状態が

 

正解だったりして。そんなことないか。。。

 

 

 

 

 

Aの改修

 

かなり奥まった部分の表現になる上に、ボディに大穴を掘るコトになるので迷ってましたが、やっぱり直します。粉まみれ上等だぁ!!

 

カウルを開けた実車画像です。下の写真の白い丸が A のエアアウトレットのトンネル。で、黄色い丸の辺りが覗いて見える部分です。

 

カウルを閉じて外からトンネルを覗くと、真下方向には青い四角の辺りが、トンネルの角度に沿って見ると黄色い四角の辺りが見えるようです。

 

なので、キットの「メッシュのエッチングを置いて目隠し」という構成は、斜め角度に限定すれば正しいワケですね。

 

片方掘ってみました。

 

上下合体用のネジ穴があるので、

 

できれば生かしたい。

 

真ん中だけ残して、もう片方も

 

掘りましょう。

 

 

掘った所をサンディングして

 

滑らかにつながるようにしないと

 

いけませんね。

 

 

ジャンク入れ〈43〉から「いつか使うかも」って取って

 

おいたスピーカーを持ってきてサンディング。

 

 

こんな使われ方をするとは思ってなかっただろうなぁ。

 

 

ボディのネジ穴を生かすために

 

一手間めんどくさいですが、こんな風に

 

パーツを揃えます。

 

 

で、こんな風にくっつけます。

 

 

ひどい景色ですけど、まあ、穴を覗いた時だけ

 

見える部分なので、楽屋裏のひどさは

 

無視しましょ。

 

 

真上から見下ろすとこう見えて、

 

 

トンネルの角度に沿った視線では

 

こう見える。

 

 

元のままよりは面白いですかねぇ?

 

A の細工は以上です。。。

 

 

Bの改修

 

こちらもまずは実車の写真から。カウル面の一段下に同色のパネルがあって、そこに注入口が付いてます。で、注入口とカウルがほぼ面一。

 

またまた粉まみれ作業です。ひたすらルーターで彫りこんでいって、最後にカウルのパネル分の厚みを残して平らに整形します。


 

 

こんな感じ。

 

 

もうちょっと厚く残してもよかったかも

 

しれません。

 

もう掘っちゃったから後の祭りですけど。

 

 

裏からプラ板を貼って、

 

 

 

こんな風になります。

 

パネルの2段構造はこれでよさそう。

 

 

注入口のパーツは実車と形が違うので、これまた自作します。

 

 

ジャンクの宝庫、フジミのガレージから、イスの足のキャスターを採用。

 

なんで缶コーヒーのフタの上で作業しているかというと、流し込みの

 

セメント接着剤がプラはくっつけても金属にはくっつかないからです (^_^)

 

 

ぴかぴかメッキ塗装したら、それらしく見えてくれる

 

でしょうか?

 

 

実車に合わせて、注入口の下に黒い基部を置くつもりです。

 

プラ板で十分かな。ゴムシートの方がリアルでしょうか。

 

まあ、アトで。。。

 

 

Cの改修

 

実車ではカウルに楕円形の穴が開いていて(左写真)、その下にタンクのキャップが来ている(右写真)構成ですね。


 

 

 

この辺に、これぐらいの大きさの穴。

 

 

こういう形はハセガワの

 

カッティングプレート〈10〉

 

あったハズ♪

 

 

カッティングプレートをあてがって、

 

ニードル〈10〉で脚付けします。

 

 

ある程度彫った所でプレートははずして、

 

ガンダムマーカー〈8〉をシンナーで拭き取り、

 

さらにけがき続けます。

 

 

裏から掘っていって、最後に楕円の形にポロっと

 

抜けて欲しいので深めにね。

 

 

ルーターで掘る量を軽減したいので、

 

金属用のニッパー〈56〉でゴリゴリと

 

削ります。

 

 

高硬度の金属線でもビクともしない丈夫な

 

刃なので、こんなラフな作業でも安心なんです。

 

 

今度はすぐ下にパネルがあるんじゃなくて、タンクがある状態なので

 

プラ棒でゲタを履かせときます。

 

 

ジャンクの仲間入りしたばかりのBBのパーツのキャップ部分とプラ棒でタンクを作って、


 

 

ゲタにくっつければこう見えます。

 

 

 

 

もう大穴掘りはないと思いますが、もう少し摺り合わせの必要な所がありそう。製作記②はここで終わって、③で下拵えの続きを紹介します。