文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
製作記の第20回は初めて2台同時に作ってみようと思います。
お題はブログ【249】にも書いたように、私が小学校時代にかっこいいなあ、って感じた
ヤンチャな走り屋の ケンメリ と 240Z。
族車、街道レーサー、グラチャン、旧車會・・・。時代や改造のパターンでいろんな呼び名
がありますね。分類を詳しくは知りませんが、私の少年時代のそれは極端なタケヤリデッパ
の方向ではなく、日本GPやシルエットフォーミュラ(Gr.5)の雰囲気の方向性だった
ような記憶があります。シャコタン、でかいオーバーフェンダー、ツライチ、って感じ。
タイヤも ハの字 を強調するというよりは、低扁平・ワイド、だったような。
この種の車 & その模型 に詳しい人から見たら変な設定かも、ですが、私の郷愁+好み
で作ろうと思います。 (箱絵も ハの字 じゃないですね、2台とも)
~~~ で、なんで2台同時かというと?
1台だけ完成させると、展示会に出した時に自分の他の模型と毛色が違いすぎて
浮いちゃいそうだから (^^;)(^^;)(^^;)
左のムックは今作のために購入した中古本。
カラーリングの参考にしようと思います。
右のはHP開設以前に資料にしてたモノ。
久しぶりに引っ張り出してきました。
ノーマルの両車が載ってます。
まずケンメリから。
ノーマルボディにオバフェンをくっつける構成です。
もとのホイールアーチを大幅に切り取る必要がある
ので、最初にそのカットラインを決めます。
こうしておいて、
穴と穴をつなぐようにニッパーを
入れて切り取ります。
ケンメリのサーフィンラインを
ぶった切るって、私世代にはスゴイ
罪悪感。あこがれの象徴でしたからね。
強度を増すために裏から
エポキシパテ〈35〉を補って、
ボディと滑らかにつなぐために、境目を
ラッカーパテ〈35〉で埋めます。
車検を考えてビス留めにするんじゃなくて、
パテ埋めしちゃうのが気合いの入った走り屋
だぜ、みたいな雑誌記事を当時見た記憶が
あって、今回の2台もそうしようと (^o^)
これを綺麗に整形するの苦手で、何度も
パテ&サフ の繰り返しになるんだけどね。
ケガキが十分深くなったら、裏からもルーター〈53〉で少し削ってやって、
最後に押し込んでやればペリっと取れます。
スキマが不自然なくらい広くなってしまった。
エンブレムをデカくするより、穴を小さくする方が難易度低いので、
表から両面テープの台紙でカバーしておいて、
(台紙は難接着性でパテがくっつかないでしょ)
裏から光硬化パテ〈35〉。
で、両面テープの台紙をはずせば、
表は平らな面になってるので、
整形の手間を減らせるワケですね。
棒ヤスリ〈20〉や筒状に丸めたサンドペーパーで、穴を広げつつ整形すれば、
ちょうどいいスキマ完成です。
ウィンカーやドアハンドル、キーホールなどのモールドも
今の時点で落とします。
自作パーツに置き換える方がラクで綺麗ですからね。
左の状態のパテを、
ルーター+サンドペーパーで削って、
右のように整えます。
完成後にチラリと見えた時に
がっかりしないようにね。
表側のパテも削ってある程度まで
整形したらファーストサフ。
整った所とダメダメな所がはっきり
分かるようになります。
サフってすごいなぁ。。。
この繰り返し、あと3回と予想。。。
オレンジ○の所のガタつきも見えやすくなりました。
このキット、簡単にボンネット開口できるように
最初から切れ目が入ってるんですが、このガタつきも
もれなくついてきます。
エアアウトレットのモールドがつぶれないように、
今後のサフループ前にマスキングしておく方が
よさそうです(青→部分)。
またまた両面テープ台紙&光硬化パテの組み合わせ。
こうしておいて、
バリを、
削って、整形。スジ彫りし直して、
まっすぐになるように整えます。
これでOK。
こんな風に各部を修正していきます。
最終サフまで地道な繰り返しですね。
こちらは最初からオバフェン
付きボディなので、手間なし
です♪
スジ彫りの乱れもないので、
彫り増しだけやればOK。
青○3か所のモールドは
落とします。
削り取るべきモノを落として
スジ彫りもしゃっきりさせて
サフ。問題なしです♪
ちなみに4面一体のガラスも
ぴったりフィット。
いいぞ、アオシマ!
リヤスポもゲート処理しただけで、ご覧のフィッティング。
ストレスないなあ (^^)
リヤバンパーはちょっと合わないけど、ダボを細く削ってから、
ボディと当たる所を少しサンディングしたら解決。
さらにリヤパネルもちゃんと合います。
ドアミラーのイモ付けはキライなので軸打ちしときます。
キットに入ってたドアミラーですが、
この角度、ワルそうな雰囲気出てきました。
Z はボディに手を加えてないし
外装パーツの合いも良好なので
下拵えが速攻で終わりました。
ケンメリはセカンドサフです。
遠目まあまあに見えますが、
ほぼOKの所もあれば、
もう一回パテ & サンディングの必要な所も。
地味な整え作業ばかりだと飽きてくるので、
他の部分も手を付けます。
チンスポのイモ付けも心許ないので、
パテで接着代を作ります。
これで安心♪
リヤスポはスキマだらけなので、パテで整えます。
またまたボディにセロテープ作戦。
ケンメリ、この作業が多くないか?
頼むぞ、アオシマ (^^;)
パカっとはずせば、このようにキレイにスキマが埋まります。
周囲にはみ出たパテを削り落とせば完了。
これでいいかな。
こちらのドアミラーも軸打ち。
これもキット付属のミラーですが、
ワルそう。。。
ドアミラーが違法の時代ですから、
ここにミラーが付いてるだけですでに
不良なんですけどね。
さて、アオシマのケンメリの最大の
鬼門。ボディ前端のクロームの
加飾部分です。
この部分は実車ではボディと面続き
なんですが、キットではグリルの
パーツについてて、ボディパネルより
一段内側に引っ込んでるんです。
8年前には直すすべもなく、
キットなり。
メタルックを貼り込むだけで精一杯
でした。
今回はなんとかしなくちゃなあ。。。
と、パーツを見てたら、なんと解決してました!
ヤンチャ仕様の「ツリ角目4灯」のグリルの部品が
入ってるんですが、加飾部分がボディと地続きに
なってる。
これはありがたい。
要望の声、多かったんでしょうねぇ (^^;)
丸目4灯で作るので、不用部分は切り落とし。
加飾部分のみ使います。
ここを自作するのが手間だなあ、って思ってたので、
かなり嬉しい。。。
ぴったり合ってるし♪
組説の4面図のコピーを何枚か用意して、
マスキングテープを貼ってみたり
しながら、
カラーリングを考えます。
今作は「町の人気者のヤン車コンビ」
って感じの、マンガに出てきそうな
設定で作るので、共通の意匠の
2トーンカラーで塗ろうと思います。
あー楽し♪
モチベーションアップを図って、Zの1色目を吹きました。ライトガンメタルです。
ふふふ、ワルそうで速そうでいいじゃないか (^^)
ケンメリのボディの下地作りがまだ未完ですが、画像的に変化もなく、作業も同じコトの繰り返しでつまらないので、製作記①はここで終わります。
②では両車のボディにどんどん色を付けていきたいですが、そういえばシャーシはまだランナーについたままですねぇ。下回りのフィッティング
しとかないと、あとで泣きそう。その辺りから進めます。 乞うご期待 (^^)/
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