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ペネロープ号製作記  ①外装すり合わせ & ボディー修正

今回はサンダーバードの劇中車、ペネロープ号です。昨秋にアオシマからサンダーバードシリーズがどどっと発売された時に購入しました。

 

今年も5月に開催される草生郵便局模型展のテーマはサンダーバード。空を飛んだり地に潜ったりするメカは他の出展者の皆さんにお任せして

 

私は車を作らせていただこうかと(^_^)  1/24以外のスケールを作るのも、実車の存在しないキットを作るのも初めてです!

 

                                                  ( 昨年の草郵展の様子はこちら

 

 

箱絵、しぶいですね。

箱には1967年発売当時のイラストと

書かれてます。

当時もアオシマ製だったんでしょうか?

 

1/32とは言っても、この大きさ。

バンパー・グリル等を含めずに19㎝。

32倍すると・・・6mちょっと。

なるほど、これでいいんですね。デカイ車!!

 

パーツはたったこれだけ!

直さなければいけない所はたくさん

あるでしょうが、パーツが少ないので

ちょっと気が楽です。



 

 

 

 

仮り組み、あっという間にできます。

 

 

もろオモチャ風ですが、極力本物っぽく

 

 

するのを目標に作り始めましょう。

 

 

本物は存在しませんが(^^;)

 

 

 

 

          ~~~ キャノピーのフィッティング ~~~

 

 

予想通りキャノピーのフィッティングが必要です。ここがバチピタなら優良キットですよね。でも、直し不要なのもちょっとさびしいかも・・・。

 

                       いかんいかん、ビョー的になってきた(^^;)

 

 

後はボディーとぴったりなんですが・・・

 

・・・前はスキマがあって・・・

 

・・・しかもキャノピーがボディーとの接合面

より大きくて、はみ出してます(青の線の部分)



←キャノピー外周の面の乱れをサンディング

 

 して整えます。ついでにフレームの立体感を

 

 強調するために周囲を削ります。

 

 

  パテの当たる部分を

 

  マスキングジェル〈16〉でカバー。 →


 

 

 

で、エポキシパテ〈35〉でキャノピーより一回り外側に

 

 

接合面を作ります。

 

 

 

 

これを整えるまで手間かかりそうですねぇ!

サンディングして、

見えてきたがたつき 

に溶きパテを。


 

 

改めてサンディング。ボディーとの境い目はほぼOK。

 

サイドは綺麗にラインが出ましたが、前部はがたつきあり。

                 (青線辺り)

そこに光硬化パテをつけて、さらにサンディングします。

 

 

 

 

これでおおざっぱには整いました。残った乱れは、

 

サフを吹いて見つけることにします。

 

 

敬愛する模型電動士さんは、キャノピーをヒートプレスで自作して、さらにフレームをボディーと一体化、という超絶改造をされていますが、

 

私は分をわきまえてここまでです。

 

 

 

 

         ~~~ トレッドの調整とフェンダーの削りこみ ~~~

 

 

 

フロントタイヤの位置はこのままで良さそうです。

 

リヤは時代を考慮に入れてもあまりにも引っ込みすぎ

 

なので、少し外に出すことにします。

 

 

 

 

それから、ホイールアーチ部分の断面が厚すぎ。

 

このままだと厚さ7~8㎝の鉄板ってコトに!

 

銀行の金庫じゃないんだから・・・。

← この厚みを、もう少し自然に

 

  見えるように削ります。

 

 

  ルーター〈53〉でラフに

 

           削って →


 

320番でゴシゴシして、こんな感じに。

 

 

32倍したら、これでもまだ厚いでしょうが、

 

プラモとしてはこれぐらいが自然でしょう。

 

リヤのトレッドはキットのシャフトを

 

少し長めの真鍮線に置き換えて解決。

 

片側で2ミリほど広がりました。

 

お手軽お手軽。

 


 

 

 

 

 

          ~~~ パルテノングリルの細工 ~~~

 

 

キャノピーと並んで外観のポイントになるグリル。RRのシンボルですもんね! ボディーと面一になるよう、ビシッと仕上げたい部分です。

 

 

右サイドはOK。

 

上面はボディーがやや高い。

左サイドは白線の辺りはボディーが

 

はみ出し・・・

・・・青線のところはグリルがはみ出す。



グリルとボディーを固定しておいて

 

 

← まず上面をサンディング。センターの

  プレスラインが、ズレたりウネったり

  しないよう気をつけて。

 

 

 

          サイドも同様です。→


さて、フィッティングはできましたが、

 

グリル自体の造形が・・・。

 

 

右はネットで見つけたレプリカ(って言うのも変ですが)

 

の画像です。

 

 

18枚のフィンが重なっています。

 

キットは9本のモールド。半分ですね。

 


 

 


          しかも、

 

 

組み立て説明図にはこんなことが書いてあります・・・

 

 

取り付けなくてもいいでしょう、って・・・・・

 

 

穴開いたまま放っとけってか!!

 

  

というワケでちょっと細工します。

 

 

  ピンバイス〈12〉で穴だらけにして

 

   ニッパー〈50〉で切り取って

 

      ナイフで整えて

 

       サンディングして

 

 

     無事、折らずに開口完了。



 

 

 

 

 

      開口部にぴったり合うようにプラ板を切り出します。

 

      現物合わせでアチコチ少しずつ削って合わせました。

0.5ミリ厚のプラ板を一枚ずつ貼っていきます。間隔が一定になるように、間に同じプラ板を挟みながら。

     貼り終わりました。

 

 

挟んであったプラ板を抜き取って、

 

高さが揃うようにサンディング。



 

← で、グリルの枠に合うようにスラント形状

 

  に整形。

 

 

 

 

      下の部分もフィットするように、

 

         こんな風に削りました →


           

           

           

            できたぁー ♪ ♪

 

 

     けど、ちゃんとスキマに塗料回るんでしょうか?

 

 

         今さら不安・・・(T_T)


ここでのプラ板の貼りこみにはこの接着剤を使いました。クレオスの流し込みタイプです。

 

例によってブルーベルさんに教えていただいた新兵器。

 

 

瞬着並み、ひょっとしたらそれ以上の速さで接着できます。しかも、流し込みタイプで、キャップ付属の筆で

 

使用できるので、瞬着より扱いやすい。しかもしかも、プラを溶かして接着するので強度もしっかり出ます。

 

 

上の作業の間に1枚もはずれず!!!  また1つ手放せない道具が増えました(^_^)

 

 

 

 

          ~~~ ボディーサイドの整え & スジボリ ~~~

 

 

 

ボディーサイドの前から後まで貫くモール部分が

 

レールみたいになっちゃってます。

 

 

 

また、バンパーが前下がり。水平にするには

 

ホイールアーチの凸モールドがジャマになりますね。

 

 

 

バンパーのパーティングラインも強烈 (^^;)

 

← まずはサンディングして、レール状態を解消。

 

  続いて面の乱れ、モールドのあいまいな所 を

 

  600番で直します。

 

 

 

                 スッキリ →


 

 

バンパーと干渉する凸モールドを削って、

 

丸みを帯びた形に整えます。(青矢印部分)

 

 

 

 

さらに、浅くてあいまいなスジボリを0.2ミリの

 

BMCタガネ〈10〉で彫り直します。(左側)

 

 

 

 

見てきたばかりの横浜オートモデラーの集い。上級者の方達のスジボリが細くてクリーンなのに感動したので、今回は普段よりスジボリの正確さを

 

心がけようと思います。

 

 

ヒケをパテ埋めしたココなどは

 

スジボリガイドテープ〈31〉

 

使って慎重に!


 

 

 

やっと1回目のサフ。

 

 

 

 

ほぼ全ての面に乱れが

 

ありましたが、綺麗に

 

均せました。

 

 

 

 

スジボリもシャキっと

 

入りましたよ!

 

 

ボディーとグリルのフィッティング、

 

プレスラインも含めて綺麗に

 

仕上がりました。

 

 

 

キャノピー接合部はまだ修正が必要

 

ですが、おおまかな形はできたことに

 

します。

 

 

     フロントのパテは、この部分に

 

 

     欠け・乱れ が集中。

 

 

 

   溶きパテ → 2回目のサフ ですね。

 

 

        製作記②では、もう少しボディーの下拵えをして、最終サフ(できればピンク塗装)まで行く予定です。

  

 

 

 

 

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