文中の茶色い文字は、「アラカルトー工作howto」に
緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
8台目の製作記はこれにします。
今、手元に積んでいるキットは15箱。積みは10台まで! をモットー
にしているんですが、作りたい車はどんどん増えますよねぇ・・・。
で、どれを作ろうか、と考えた結果です。
実は湾岸MIDNIGHTの登場車を3台並べたいという
構想を持ってて、こんなケースも準備してあるんです。
黒のボディーカラーのはずいぶん長く作ってないので、
ブラックバードを最初にしようと決めました(^_^)
いつもの手順でまずは仮組み。今回のように標準車があって、それに付加パーツが付くキットの場合は特に仮組みが大事!
10年ほど前にプラモをやり始めた最初の頃、同じフジミのR32スカイラインGTーRのグループAを作った時に、塗装やらデカールやら済んだアトで
追加パーツの合いが悪いのに初めて気付いてエラく苦労しました。その時に仮組みの大切さを痛感!
台数を重ねるごとに、より慎重にやるようになってきました。それから10年、今ではパーツは合わないのが当たり前、合えばラッキーと思うように
なりました。 と言いながら前作の787B のように段取りメチャクチャになるコトもあるんですけど(^^;)
今回は改造やらディテールアップやらにハマりこまずに「早く丁寧に」が目標ですから、まずは仮組みをきちんとやります!!
まずはリヤウィング。ほぼピッタリ♪
修正は不要のようです。
でも、エンジンレスのキットなのに
スリットが開いてます!!
エンジンなんて作りませんよ・・・たぶん。
続いてガラス。これもほとんどのキットで
合わないですよねぇ! 今回は4面一体の
ガラスなので特に心配・・・
・・・でしたが、ほぼOKでした♪
リヤの ↓ の所だけスキマが空くので・・・
・・・切断。
これで解決しました。
これぐらいで済めばラッキー。
んんっ? サンルーフ??
ストイックな走り屋のチューンドカーの天井に、こんな重たいモンがついてるの?
マンガをめくって確認したら・・・もちろんありませんでした。パテ埋めします。
次はフロントスポイラー。
装着自体はほぼ問題なし。
接着してからサンディング
したら、それなりに
整いそうですが・・・
・・・あんまりカッコよくない
ので、少し手直しを。
開口してメッシュでも貼ろうかな
と考えて、ピンバイス〈12〉で
穴を開け、ニッパー〈50〉で
切り取ります。
←開口完了。
開口した結果、丸見えになる元の
バンパー部分も切り落とします。→
シャーシのキャッチ部分は落とさず
に済みました。
スポイラーにはフォグライトが付きますが、キットはこうです。 → → →
スポイラーの凹に透明のライトカバーをくっつけるだけ。カッコよくないし、本物っぽくないし、
第一フォグが真ん前を照らさずに外側向いちゃってる感じでしょ!!
中にバルブがあって、それが正面向いてて、「これはあくまでカバー」というコトかもしれませんが、
それにしても説得力不足です。
で、もうちょっとカッコよく
ならんかと、ネットで検索して
←見つけたコレ をモデルにします。
フォグが前向いてるぞぉ!
フォグライト自体は時代を
考えて、昔風のこういうの→
にしましょう。
他にカッコよくない
理由は・・・?
まずは天地が有りすぎ。
右写真の青のラインで
切断して詰めます。
それと2本の ↑ の所、上に
行くほど細くなる形状に削り
ます。(白の斜めライン)
赤↑は加工後、白↑は加工前
さらにモデルの写真を参考にリップをつけます。
0.5ミリのプラ板を接着してから、ハサミで切って出来上がり♪
のお手軽細工です。
ライトカバーは、ジャンク〈43〉から昔風の
モールドくっきりのヤツを見つけて採用。
ライト本体はガンダムのディテールアップパーツ
がちょうどいいサイズ♪
周囲を削って突起を消したアト、
斜めにサンディングして(青斜線)
フォグが正面向くようにします。
元の状態よりかなりカッコよくなったぞぉ! って思うのは
本人だけで、単なる自己満足かなぁ・・・?
でもまあ、フロントはこんな感じで行きます。
塗装前の下拵えを続けましょう。
しばらく製作記の更新が止まっていた一番の原因はこれ →
このページの上の方で修正不要って書きましたが、ボディーにはめてよく見ると
水平にならずに傾いてました。かなり大きな傾き。(なら最初から気付けよ!)
ボディー側もこのパーツもあちこち削って水平にしましたが、その結果スポイラーの
下端の形状に矛盾が出てしまったのでパテで補いました。面倒くさかったです・・・。
面倒くさかったので、写真をマメに撮るの忘れました。何がどうなったのか
分からなくてすみません(^^;)
写真左端、ウィンカーは削り落としてクリアパーツで自作します。
この車は空気抵抗の小さい、Aピラー部分に付くドアミラーに換装
してある設定で、キットにもそのパーツが入っています。
組み立て説明図にはノーマルミラーの取り付け穴は塞げとの指示。
ドアハンドルはフジミの定番のモールド。これではドアが
開かないので、一旦切り落として握れる形状にします。
← ドアハンドルをデザインナイフで切り取って、
凹をルーター〈53〉で彫り込みます。
慎重に削ってこんな風に整えます →
ドアハンドルは、切り取った部分を整形して使うつもりでしたが、
あとチョットってナイフに力を込めたら、ピッとどこかへ飛び去って
しまいました。お約束の部屋中はいずり回り、をしましたが
見つからず(T_T)(T_T)(T_T)
久しぶりに これ〈30〉 →
を使うことに・・・
飛んで行かなかった方のドアハンドルを整形して、キーシリンダー(リベット〈23〉)
を刺す穴も開けて形を仕上げてから、型取り材に押し込みます。
~ 使い方の簡単な説明は〈30〉にあります。~
小さな部品なので、取り出しやすさを考えて、周囲も少しくぼませて押し込みます。
型は複数作っておきます。
デキのいい型を選んで使えますし、パテで複製を作るのも同時進行でいくつか出来るので
効率いいんです。
← 最初に3つ作ったら、パテが
雌型にしっかり行き渡らず、
ヒケのある失敗作が2つ。
爪楊枝でツンツンとパテ
を押し込むようにして
もう1つ追加で作って、
デキのいい方を選びます →
バリを落として、整形して、穴も開けて、複製完了 ♪
うまくできました。キーシリンダーにするリベットがそのまま軸打ちの役も ちゃんと握れるグリップになってめでたしめでたし!
果たします。
ウォッシャーノズルも、塗り分けの面倒&研ぎ出しのジャマ、なので落としてパテで作ります。
0.3ミリの真鍮線をボディーに刺して、
適当にパテを盛って、
固まったらペリっとハズします。
このためにセロテープを貼っといたワケですね。
これでノズルだけツヤ消しの黒で塗装するのがラクですし、
研ぎ出しが済んでから取り付けられますし、
ウラから真鍮線を接着するので、接着剤のはみ出しリスクも
ゼロ! 一手間かかりますが、結局は効率いいと思います。
不要な取り付け穴を塞いだり、
スジボリを深めたり、
スジの乱れや失敗を直したり、
(←の所。まだ乱れてますね(^^;)
しながら・・・・
全体を600番で一皮剥きました。
サンルーフは1回では綺麗に
埋まっていないかもしれません。
とりあえず一度サフを吹いて
様子を見ましょう。
凹面がいっぱいあって、サンディング
大変でした = 研ぎ出しも大変?(^^;)
1回目のサフを吹きました。
フロントスポイラー(バンパー)の接着境目
に少し乱れ。アト、写真では見えませんが、
うっすらサンルーフの跡があります。
どちらもサンディングして2回目のサフを
吹いたらOKそうですかね?
灯火類のフィッティングに移ります。ヘッドライトはバチピタ、無問題でした(^_^)
モールドを落としてしまったウィンカーを着色ランナーから削り出します。
テールの横長レンズは浮いてしまって合いません。(合わない様子を撮った写真、間違って削除してしまいました!)
タミヤの930ターボを作った時に、リヤフードのパネルラインの所で3分割して、それぞれをリベットで固定したらうまく合った経験があるので、
今回も同じ作戦で行きます!
実車のテール写真。↓ の所で分割するワケです。
青の○のようにリベットで留めれば、接着剤なしで
クリアパーツの接着ができますし、浮き気味なのを
押さえるのにも有効です。
分割後に、天地の幅がありすぎて浮いていたクリアパーツを削ってフィッティングしたら、
ぴったりフィット。
ところが、こんなに幅が足りなくなってしまいました(>_<)
窮余の策としてプラ棒を接着して幅を補います。このプラ棒部分は黒く塗って、レンズのフチと
いうことにします。なんとかなる!・・・か?
削ってはあててみて調整していきます。
まあ許せるレベルになりましたかねぇ?
3つのパーツの上下と左右の黒塗装を
きちんとやれば、見られるんじゃないかと
思います。
ただし! 写真向かって左側のバンパーのパネルラインがレンズの分割線とかなりズレています。
線が2本ありますが、右がもとのモールド・左が彫り直したいラインです。これはクリアパーツの整形のせいで生じたズレではなく、モールドが
おかしかったんです。下の方に見えているナンバープレートのスペースとの位置関係を見てください。赤の長さで左右釣り合います。元のモールドの
黄色の長さでは短いですよね!
そこでスジボリガイドテープ〈31〉を貼って、新しいラインをけがいて・・・
元のモールドの方にはベビーパウダーを詰めておいて、
瞬着を流し込んで埋めます。
溶きパテのようにヒケないし、すぐに乾いて研磨できるので、
こういう小さい凹を埋める時には有効ですよ!
うっすらと残ったサンルーフの辺りをサンディングしました。
新たに埋めるほどではないと思うんですが・・・。
以上でボディーにパテを使うような修正は終わりました(^_^) いつもここでやれやれと思います。
製作記②では
← や →
辺りのフィッティング
を紹介します。