文中の茶色い文字は、「アラカルトー工作howto」に
緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
④で紹介したように、内装をお気楽に作りながらボディ
の塗装を進めました。 こちらはなるべく慎重に!
さぁ、染み上がりを起こさずに無事に白いピカピカ
ボディに仕上がるでしょうか?!
この真っ赤状態からスタートです。
A:シルバーリーフ。
私は、ほとんどの塗装は缶スプレーでやってます。メッキ調塗料や調色した場合など、缶スプレーがない場合のみエアブラシ〈44〉。今回のボディはすべて缶スプレーでの塗装です。
B:プライマー。
A:染み上がり対策として、金属粒子を含んだ塗料での目留め(という表現は適切?)が一般的です。
塗装が厚くなりすぎるのを避けるために、サフと兼用に。シルバーリーフはキズもよく目立ち、サフの代わりにもなると考えました。
B:ところが、メタリック塗料の上から重ね塗りすると、食いつき悪いんですよねぇ! あとでマスキングしたりすると、シルバーの上の層が
もってかれたり(>_<) どれぐらい効果があるか分かりませんが、プライマーを吹いて今後の塗料の定着を図ります。
C:白サフ。
よし、吹けた! と思ったとたんに落としました(T_T) ルーフとボディサイドで塗装がはがれて、Bピラーはポキリ!!
はがれた所をサンディングしてるうちに赤い成形色が顔を出したので、筆塗りでシルバーの塗料を置いてカバーし直しました。
染み上がり対策に執念を燃やします! 落としたりしなけりゃ不要な執念なんですが・・・。
ピラーには溶きパテも使用。
青い線の上辺り、シルバーでカバーし直した部分です。
修正後もう一度白サフ。 C:シルバーを隠蔽して、白の本塗装を綺麗に発色させるための白サフ、です。
小キズもなく、綺麗な下地ができあがりました♪
D:キャラクターホワイト。
この塗料好きです。
変な言い方なんですが、存在感のある白。キリッとした色合いです。白の中では隠蔽力も強い方だと感じます。
製作記①の頃からしつこくイジリ続けた甲斐あって、どこにも瑕疵のない綺麗な状態になりました(^_^) このままうまく行きますように!
今回の塗装に際して、染み上がりの原因と対策について出来るだけ情報を集めました。
※メタリック塗料での目留めで防げる・・・一番知られている対策ですが、100%とは言えない。
尊敬する「模型電動士」さんがメタリック下地をしたにもかかわらず染み上がりを経験されてます。
※クリアを吹いた後で起こるコトが多い・・・これも確証はありません。色の塗装に比べて厚塗りすることが多いので、その分、溶剤がワルサ
する可能性が高くなるのかもしれません。クリアの後って・・・。悪魔の所行ですよねぇ!
※着色の素材で違う・・・「メーカーがプラの着色に使うのが染料系だと染み上がりが起こりやすく、顔料系ならメタリック下地で止まる。」
これが確かなら有力情報。ただし、どのメーカーが何を使ってプラに着色しているのかは、部外者では知り得ません。
同じく、これが確かなら「染料を使ったキットには対策がない」コトになります。
大勢のモデラーさんの染み上がり体験を集めたら、メーカーによっての傾向がつかめるかも知れませんね。
結論。起こったり起こらなかったり、対策の効果あったりなかったり、ワケ分からん、です。
結局、「各塗装間に十分乾燥の期間を置き、一度にタップリと吹きすぎない」というありふれた方針しか出せませんでした。
~ 何人もの方から情報をいただき、ありがとうございました。巡り巡って責任論のようなことになるのは本意ではないので、
情報をいただいた方の名前(HNも含めて)は挙げないことにします。ただし、模型電動士さんはご自身のHPで製作過程
を公開されているので紹介しました。該当ページにリンクを貼りましたのでご参照ください。~
E:クリアー。
もう一度ボディカラーを重ねた後、十分乾燥させてから
← いよいよこれです!
その前に、
実は、あちこち改造 & 修正 してたボディ本体に先行して、いくつかの外装パーツは研ぎ出しまで終えてます。
↓
↓
この辺りは成形色が黒
ですから、何の警戒も
なくさっさと。
こちらはリヤカウル中央のカバー。
ボディと同じ赤成形のパーツです。
最後のクリアを吹いてから2週間以上経って、染み上がりの気配はありません。
完全に安心したワケではありませんが、大丈夫かもって期待がふくらみます♪
こちらも赤成形のドアミラー。
鏡がフラットにハマるようにパテで土台を作りました。
で、
プラ板+ミラーフィニッシュ+透明プラ板
〈13〉
のサンドイッチの鏡を土台に貼って、
完成!
写り込ませたのは、オリジナルのドアミラーの
パーツです。
ドアミラーも上のカバーと同時期に塗装を終えてます。こちらも真っ白なまま!
さて、クリアパーツに手を着けたので、続いて透明な部分の細工を一気にやってしまいましょう!
製作記②で発見してた、ここの盛大なスキマ。
カウルをかぶせると目立たなくなりますが、それでもまだ放っとけないレベル。
直線的な下のラインにはプラ棒を貼って高さを稼いで、
アーチ状にカーブする上のラインはパテを補います。
整形してあてがってみると、スキマはほぼ解消。
でもカドの部分がだめですねぇ。
カウルを置いても、やっぱりカドのスキマは見えます。
どうしようか・・・・・
・・・・・プラ板で目隠しすることにしました。
まあ、デッチアゲなんですが、ガラスとルーフにスキマがある不自然さに比べたらずっとマシだと思うんです。
メドがついたので、ガラス
を磨きます。
←1500番
2000番・ラプロス〈1〉
と進めて
コンパウンド〈2〉細目→
高さを補った上下の部分はそれぞれツヤ消し黒で塗って、
本来ならヒンジのクリアランスになる窪みの所はシルバーで塗って
ゴマカシました。
下の黒い部分は凹に隠れて、
上の黒&シルバーの部分はカウルで隠れるので、
ほぼ見えません。
これでよしとします。
でっかいウィングが
アイキャッチになって
くれるでしょうし(^^;)
おぉっ、このアングルかっこいいぞぉ! 完成が楽しみ♪♪
続いてガラス。
3面一体のガラスは、分割
した方がフィッティング
良好なので切り離し。
で、キズを全部消してピカ
ピカ透明に磨きました♪
製作記⑤の最後はヘッドライトの自作です。リトラクタブルのライトを固定型に変更したので作らなきゃなりません!
製作記①でこれらは作ってあるので、それぞれ
マットブラック と メッキ調シルバーで塗装
します。
透明プラ板にカッターナイフでレンズのカットを彫ります。しっかり見えるようにそこそこ力を入れて二度彫り。
タテのカットは実車写真なんかも見ながら、幅を不均等にしてみました。
メッキ塗装したライト本体にレンズをつけて、
ボディに組み込んで見ると・・・・・
・・・カッコわるっ! 不自然ですね!!
今度はナイフをデザインナイフに替えて、
力を入れすぎないようにして一度彫り。
均等でなるべく狭い幅に彫りました。
さっきのより自然になったと思いませんか?
えっ、全然変わらないって・・・(^^;)
エンジン・足回り・内装 の各パーツがやっと仕上がったので、シャーシに接着。いよいよボディを残すのみになりました。
ボディにはすでに1回クリアを吹いたんですが、その写真をここに載せても代わり映えしないので、製作記⑥でツヤだし工程として紹介します。
ちなみに今の所は染み上がり起きてません(^_^)v 次回⑥は最終回で、ボディのツヤ出し・黒の塗り分け部分の塗装・組み立て、といった辺り。
なんだか中身薄そうですが、進めるうちに紹介したいコトも出てくるかなって思ってます。またご覧下さいな♪