文中の茶色い文字は、「アラカルトー工作howto」に

                   緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.

コブラ製作記 ⑤  エンジンと展示テーブルの製作

最初、このキットを作り始めた時は、

 

「オープンカーだから、内装をがんばろう! タイヤマークやら新しいメッキ調塗料やら、初めて使うものも多いから、外観にも手間ヒマかけよう! だから、シャーシは真っ黒、エンジンはシルバー1色の超手抜きモードやね。見えない所だし。」

 

と考えていました。 なのに、製作中にフッと「エンジンもしっかり作って車のヨコに飾ったらシャレてるやん♪」と思いついて、

またまた製作期間が長くなってしまいました・・・

 

 

 

 

まずはエンジンの見せ方を考えます。

 

車をベースの上に載せて、エンジンは車の背後に見えるのがいいと思い、ならば車より高い所に

置かなければ・・・

 

というワケでプラ版&プラ棒でエンジンを載せるテーブルを作ることにしました

サークルカッター、持っててよかった!!

 

 

 

テーブルの上にエンジンをポンと置くだけではナンなので、

 

 

こんな部品やら・・・

 

 

あれこれ作りました。

 

エンジン→テーブル→支柱→テーブルの土台、と全て軸打ちして安定を図ります。

 

テーブルはミラーフィニッシュ〈13〉で銀ぴかにすることにしました。

 

 

 

こんな感じです♪

 

 

ところが、エンジンのディスプレーの画像をいろいろ探していたら、

 

ミッションまで一体でディスプレーしていることはめったにありません。

 

私が探した中では1例だけでした。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・切断!! 当然断面を細工することになり、また時間がかかることに!!

 

この断面の画像はほとんど見つかりませんでした。

とくに一時代前のものは皆無。

最近の車のエンジンの画像を見て、雰囲気をマネします。

 

プラ版を貼って、その上に丸く中心を切り抜いたプラ版を重ねて、

エッチングやら金属線やらをくっつけてでっち上げます。

 

雰囲気です、メカに詳しい方、笑って見逃してください!

 

 

 

 

等間隔に平行に突き刺すのタイヘンでした。

 

中心にさらに金属パーツをあしらって・・・

 

 

 

最終的にはこうなりました。

 

 

 

エキマニのパーツです。

 

パーティングラインが、パーティング段差(!)と呼たいぐらい

盛大についています。

 

 

 

シコシコと研磨して整えました。

 

こういうパイプ系のパーツのパーティングライン消って、とても面倒くさいですね!

 

 

 

‘ 穴 ’も深く・広くしました。

 

 

 

ベルトのパーツ。

 

角材みたいに厚みのある状態だったので、折れないように注意しつつ薄く削りました。

  (3辺のうち、上の1辺が削った後です)

 

仕上げはツヤ消し黒フィニッシュ〈13〉の細切りをぐるりとベルトに貼り付け。 

 

 

デストリビュータ(でいいんですよね?)にはコードを生やしたいので穴を開けます。

 

直径0・8ミリぐらいのところに、0・3ミリの穴を開けるので、ピンバイスの歯が中心からとてもズレやすい。

 

見やすいように黒く塗って、ドリル歯を中心に置きやすいように一工夫。(ガンダムマーカーです)

 

 

 

8個の穴を開けて、8本のプラグコード〈11〉を植えます。

 

コーティングを少しはがして、露出した金属線を差し込むとラクでちょうどいいです。

 

瞬着をほんの少量つけました。 

 

ヘッドカバーは文字のモールドをきれいに仕上げたいので・・・

 

 

 

ラッカーのシルバーで塗装後、そのシルバーを保護するためにラッカーのクリアでコート。

 

                   ↓

 

              エナメルの艶消し黒を筆塗り。

 

                   ↓

         エナメル溶剤〈22〉をしみこませたティッシュで拭き取り

 

 

 

 

 

 

エナメル溶剤が凸部(ここでは文字とライン)の黒の塗料を拭き取って、

 

エナメル溶剤には侵されないラッカー塗料のシルバーが残ります。

 

凹部には溶剤が当たらないので、エナメルの黒が残るワケです。

 

 

細かいモールドの塗り分けに有効な方法です。なお、私は失敗の経験から、

この方法をとる時はラッカーのクリアで地色を保護するようにしています。

 

「タミヤのエナメル溶剤はわずかにラッカーを侵す。ゆえにこの種の作業には

 油絵の具の希釈液〈22〉を使うといいよ」by Bluebell

 

 

プラ板でこんなものを製作。

 

左のように切り出してから、右のサイズまで削って小さくします。

 

ちなみに軸打ちにつかっている真鍮線〈25〉は0.3ミリです。パーツの小ささ分かっていただけますか。

 

上のパーツはこの部分の受け具です。

 

この車のエンジンである「 NASCAR 427ユニット」の資料に、

こんな感じのパーツが見えたので、2ミリのプラ棒に1ミリのプラ棒を組み合わせて自作しました。

 

フチの銀色はジュラルミンフィニッシュ〈13〉です。

ツヤ消しの金属の雰囲気があるので、結構使い道ありますよ! 

拡大します
拡大します

 

 

プラグコード以外にも何本かコード類をあしらって、エンジン完成!!

メカに強い人、見ないでぇ!! 

 

テーブルは、支柱と同じ銀ぴかにする予定だったのですが、車のボディーカラーと

合わせるアイデアが浮かんでこうなりました。Cobra の文字はキット付属のデカールです。

                          (ナンバープレート用?) 

 

我ながらナイスアイデアと思いますが、どうでしょう?