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Alfa Romeo Giulia Sprint GTA 製作記 ②シャーシの手直し

      ①でボディの下拵えを終えたんですが、一つやり残しがあったので、②はそこから。

 

 

フロントサイドのウィンカーがボディにモールドされてたんですが、最初期に削り落としてました。クリアパーツで表現したいですからね。

 

ジャンクケースから、オレンジの着色ランナーのカケラを持ってきて、ちまちまとフロントサイドのウィンカーを切り出します。


 

いつものやり方。セロテープでボディを養生しておいて、エポキシパテでウィンカーのベース部分を作ります。

 

真ん中の写真の状態で硬化を待って、テープごとハズしてから整形しました。

 

ボディが微妙に曲面なので、パテで沿わせるのが無難と思ったんですが、出来映えが微妙。。。アトで違う方法で作り直すかもしれません。


 

さあ、足回りのパーツを

 

仮り組みして、タイヤ位置を

 

確認しましょう。

 

 

 

床下、立体的な造形で

 

かっこいいですね。

 

 

手は加えませんが、塗装は

 

なるべく丁寧にやろうと

 

思います。

 

 

 

では上下合体、修正不要だと嬉しいなあ、と念じながら (^_^;)

旧車ですから、全体的に腰高な感じでしょうけど、少し前が高いかなあ。実車画像を見てみましたが、前上がりな印象はないですね、やっぱり。

 

フロントを1ミリほど下げることにします。   さらにいろんな角度から見てみると・・・・・


                                   あれっ、左の前輪おかしくないか? 前作でもやらなかった鬼キャンだぁ !!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ひえぇ~~~。

 

 

                     フロントのサスユニットをハズして観察してみると、

 

            右輪はちゃんと垂直。                       で、左輪はご覧の通り


 

 

 

いろいろ観察しましたが、ここを延長して、

 

タイヤの上側を外に追い出してやるのが、

 

一番帳尻が合いそうでした。

 

 

 

プチって切断して、アルミ線でつないで延長。

 

 

 

上の修正をしたせいかどうか不明ですが、

 

少しトーアウトだったので、

 

同じやり方で左右輪をつなぐこのパーツを

 

延長して両輪が平行になるように直しました。

 

 

トーイン気味ならともかく、前から見て

 

ガニ股では情けないですもんね (^_^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、おめでとう♪

 

 

 

フロントの車高下げ。

 

 

 

これまたいろいろ観察して、

 

サスユニットとシャーシの接点になる

 

3か所の「背を低くする」コトに

 

しました。

 

線が細くて見にくいですが、

 

赤・白・緑、それぞれ接地面を

 

1ミリ削って、ダボも頭を1ミリ

 

飛ばしてます。

 

 

左が元の高さ、右が1ミリ下げ。

 

伝わりますか?

 

白の所はナイフがすべってダボを

 

切り落としてしまったので、

 

真鍮線で置き換えてます。

 

 

最初の状態では、タイヤの上端とホイールアーチの間にスキマがありましたが、

 

1ミリ下げて、タイヤ外周とホイールアーチのスキマがなくなりました。 これで前上がりな印象が消えて、バランスいい姿勢 になりましたね♪

 

 

 

マフラーは長~い一体パーツ。

 

ぐるりとパーティングラインが1周してます。

 

 

処理し始めたんですが、途中でイヤになりました。

 

他にやることがなくなるまで放置します。

 

 

 

前作のケンメリ同様、マフラーエンドがただの断面だったので、

 

開口だけはやりました。

 

 

こういう作業は面白いからイヤじゃないのよね。。。

 

 

 

 

 

完成後は下向きにちょこっと顔を出すだけなんですが、

 

やっぱり穴が開いてないとイヤです。

 

 

 

赤成形だったシャーシはラバーブラックの

 

砂吹きで塗装しました。

 

 

ダッシュボードやシートが付いた後でも

 

よく見えるフロアトンネルの部分をこういう

 

質感にしたかったので。

 

 

 

 

これらのパーツの塗装指示は半ツヤの黒

 

ですが、ラバーブラックのシャーシとの

 

コントラストを考えて、メタルブラックや

 

ツヤ有りの黒など、光沢の強い色で

 

塗りました。

 

 

 

リアリティより「やった」感を重視♪

 

 

私はこういうのが好きです。

 

 

          ドアハンドル作らなきゃ。外装でフィッティングが必要な最後の部分です。

 

 

0.8ミリ径のアルミ線をボディの穴の幅に

 

合わせて コの字 に曲げます。

 

 そのままではずんどうで、

 

 ドアハンドルっぽくないので、

 

 右のように削って形に変化をつけて、

 

 左のように鏡面に研磨します。


 

 

← 1ミリ径のプラ棒の先端に、

 

  キーホールのエッチングを貼り付けて、

 

 

      ドアハンドルはこんな感じに →

 

 

 

イマイチな気もしますが、ボディ塗装後はもっと

 

良く見えると信じましょう。。。


このラインで2トーンに塗り分けます。

 

実車画像を漁って、このラインの塗り分け

 

をたくさん発見して、かっこいいと

 

思ったので。

 

 

C2コルベットとか、ロータス7とか、

 

「なんとなくのイメージ」を確かめるため

 

に実車の画像を探すと、たくさんの新たな

 

発見があります。

 

 

1台作ると、その車について少し詳しく

 

なれるのは嬉しいですねぇ。

 

 

 

白くしたい辺りにだけ、白サフを吹きました。

 

 

 

乾燥後にさらにホワイトの本塗装を重ね塗りして、

 

 

マスキングして隠します。

 

「段付き」の所の境目がややこしい形状なので、

 

追従性重視でメタルックを使用。

 

 

で、最終サフはピンク。

 

 

 

 

ただいま乾燥中ですが、

 

赤の本塗装をするまで

 

マスキングは

 

ハズしません。

 

 

 

         もともと赤かったボディを銀色に塗って、その上からピンクに塗って、最後はまた赤くする・・・。

 

           プラモやらない人からすれば、「この人は何をやってるんだろう」って感じでしょうね (^_^;)

 

 

 

 

ドアの内張のパーツは、多少の面の荒れ

 

はあるものの、リベットも含めて

 

繊細なモールドです。

 

 

ただ、塗り分けよりも別体化の方が

 

絶対キレイになるので、モールドを

 

落とします。

 

 

 

取っ手類をこれ〈30〉を使って複製しましょう。

 

久しぶりの使用。

 

お湯でぐらぐら煮て、こんな風に割り箸で押しつけます。

 

噛んでる途中のガムぐらいの軟らかさ。

 

 

十分に押しつけたら流水で冷やします。冷えて固まると堅めの消しゴム

 

ぐらいの感じ。これで雌型完成。

 

私、プラモ専用の雪平ナベ持ってます。料理用のを使うのは、さすがに

 

気が引けるもんで。 (この鍋、雪平って名前なの知ってました?)

 

 

      パテを凹みに行き渡らせます。

 

      今回は光硬化パテにしました。量産第一!


 

 

光硬化パテって、使用法には「蛍光灯で約2分」って書いて

 

ありますが、机上のスタンドに2,3cmまで近づけたら

 

ほんの数秒で固まります。

 

 

 

こんな風にぐいって反らせたら、空気が入って簡単に

 

外れます。

 

 

 

ウィンドレギュレータハンドル、

 

ドアグリップ、

 

インナードアハンドル

 

の複製ができました。

 

← バリを取って

 

 

     

       裏側を削ってアーチ状に整形    →


 

 

 

   あとは、各パーツに0.3ミリの穴を開けて

 

   同径のアルミ線で軸打ちするだけです。

 

 

 

   ふふ。

 

 

ところが、ドアグリップは細すぎて、

 

穴を開けるのが予想以上に難しかった。

 

 

 

整形済みの2本はあっという間に失敗(>_<)

   ( 矢印の2本ね )

 

 

 

効率が悪いので、先に穴を開けて、成功した

 

ヤツを整形する作戦に変更しました。

 

 

いっぱい失敗して( ○のヤツね )、

 

やっと2本確保。

 

 

 

 

 

軸打ち完了。

 

 

 

 

 

 

 

 

     ふふふふふ。

 

 

 製作記②はここまで。③でボディが赤くなります。それとメーター周りの改修かな。しばしお待ちを (^^)