文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
ボディもシャーシも、やるべきコトをきちんと終えたワケでは
ないんですが、気分を変えてペースアップすべく、内装に
手を付けましょ。
シートは背面のフタをくっつけて、スキマをシアノンで埋めます。
スキマも広めだけど、形もいただけませんね。
カドを丸めてシートらしく見えるようにしましょう。
400番で削りまくってるうちに、ヘッドレストの切り離しを
思いつきました。
オープンカーですから完成後も見えてやり甲斐ありますし。
カドを丸めると同時にパーティングラインも削り落として
柔らかそうな質感出ました。
ふむふむ、ちょっとした細工ですけど、
楽しくてやる気アップしますなぁ。
製作記③で決めたように、インテリアは薄いベージュで塗りますが、
シート以外のインテリアのパーツはグレー成型なので、色味が
違ってしまわないように、シートにもグレーサフを吹いて
揃えておきます。
内装の部品のうち、どこにどれだけ手を加えるか、
まだちゃんと見通してないですが、いつものように
気が付いた所から泥縄方式で進めます。
矢印の所が XJ-S と違ってます。
実物は赤い線のようにフチがつながってて、木目パネルは一段
下がってますね。パーツの様子は全然違う。
(たぶん)XJ-SC と XJ-S の違いなんでしょうね。
シフトゲートやスイッチの配置なども違うようです。
コンソールボックスのリッドも
カクカクで不自然。
これはカドを丸めて済ませますけど。
とりあえず上の写真の青矢印のモールドを削り落として
様子見します。
ここに赤ラインのように一続きの「フチ」を
付けるのは無理そう。シフトゲートやスイッチの配置も
直したいし。
なるべく作業量を少なくしたいけど、仕方ないので、
ここはくり抜きます。
木目表現をするパネルの中で、一番面積が広くて
目立つ所なので別パーツ化してちゃんと描きましょう。
「フチ」を一続きにするために、ここを切り離して
コンソールにくっつけます。
プラ棒と光硬化パテで、木目パネルの接着代を作って、
切り離したオーディオのパネルはコンソールに接着。
エポキシパテでフチを整形します。
プラ板を切り出して曲げを付けて
木目パネルを作ります。
これで土台はできました。
オーディオのモールドは再利用するつもり
でしたが、切り落とす時にナイフの刃が
滑っちゃって台無しになりました。
ジャンクから良さそうなのを探そ。
どんどん作業量が増えてくなぁ (T_T)
こちらはカドを丸めて、スジ彫りを追加。
らしくなりました。
内装の下ごしらえを続けます。
メーターのデカールはこんなの。
なんだかボンヤリとかすんだような、変な印刷だなぁって思ってました。
実車のメーターも変わってるのか?って確かめたけどそんなことありません。
で、インスト見たらやっとワケが分かりました。
クリアパーツの裏からデカール貼って、メーターにガラスが
入っているように表現する部品構成。
つまり、貼り付ける糊面の方にメーターがプリントされてる
デカールなんですね。
親切設計ですけど厚みがあり過ぎですなぁ。
このまま作るとトンデモなく奥まった所にメーターが
ある状態になってしまいます。
なので、この部分の厚みを、
裏から削ってこれぐらいまで薄くします。
クリアパーツは薄い透明プラ板に変えて、そこにデカール貼りましょ。
ドア内張は問題てんこ盛り。
・木目パネル、ただの凹モールド。
・直線の2本のモール&スピーカーリングのクローム表現。
・インナードアハンドルもクロームで、その周囲は黒。
木目やクロームの部分はツヤ有りで、内張りそのものは半ツヤorツヤ消し。しかも上部はベージュで下部はグレーの2トーン塗り分けになります。
一つの部品の上で、これらを全部塗り分けようとすると手順が多過ぎ。失敗のリカバリーもとても面倒くさくなってしまいます。
木目はプラ板に描いて貼り付けるコトにしましょ。
気の済むまで描き直しできますね (^-^;
ここは潔く切り離し。
ベージュの内張りの中で、ここだけ黒とメッキで
塗るのは難しい上に、メッキ塗料が光るような
下地を作るのも面倒と考えました。
直線のモールも、スピーカーを囲むリングも、金属で表現した方が
リアルなので、モールドは落とします。
スピーカーの網目も、モールドを生かすのはあきらめて
金属のメッシュで再現しましょう。
裏からちょうどいい曲面をぐりぐりと押し付けて、
スピーカーっぽい丸みをつけます。
直線モールはアルミ線埋め込み、スピーカーのリングは
手持ちのMFHのエッチングを使用。
このリングのエッチング、パンテーラの時も
重宝しました。
そうそう、このメッシュはエアファンネル用の
ディテールアップパーツです。使うアテもないまま
大昔に購入してあったモノですが、出番が来ました♪
アームレストの部品はシート同様にカドを丸めたり
厚みを削ったり。
右が元の状態、左が整形後です。
ここまでの成果がこんな感じ。
ひたすらマスキングして
塗り分けを続けるよりは各部の
質感がよくなっていると
信じたい。。。
インナードアハンドルの部分は
塗装後にぴったり収まるように
プラ棒&シアノンで周囲を整形
しときます。
一通り改修ができたので、
キャラクターフレッシュを吹き
ました。隠ぺい力極小の塗料なので
何回も重ねました。
新品のスプレー1本使い
切っちゃった。。。
ここから木目を描いたり、グレーで
塗り分けたり、各所のツヤ表現に
差を付けたり。ヤマほどやること
あります。
アルミ線に乗った塗料を落とす時に
あちこち汚してしまったので
内張りは塗装やり直しだし。。。
ヤルこといっぱいですけど、とりあえず木目描きの練習から行こうと思います。ジタバタする様子を見て楽しんでくださいませ (^-^;
もうちょっとこのページに追記します。
おぞましいブツブツは紺色の塗面ごと
さっさと落としてしまい、
サフを吹き直し。
気になっていた小傷や小ヒケを解消できた
のが救いです。。。
ゴールドのラインがもう一組入ってますが、
紺色のボディ&随所にクローム加飾、って
いう組み合わせには、やっぱりシルバーが
よかったなぁ。
しばし迷いつつ、ラインなしに決めました。
キャラクターフレッシュを砂吹きした内装は
マスキングして2色目のヘイズグレーを吹きます。
後ろの細長い突起の行列は、実車ではクローム。
これ以上砂吹きで塗料が重なると後が面倒なので、
隠しておきましょう。
このグレーの部分は実車では
カーペット調。
布表現は難しいのでやりませんが、
せめて極端に砂吹きしときます。
マスキングをはずした後に、
ツヤ消しクリアを重ねましたが、
これも砂吹きで。
ちょっと休憩。
ビートルでやったのと同じ方法でフロアマットを作ります。
貼れる布、使いやすくて好きです。
かかとの所のパット、こんなものにグイグイと押し付けて、
凹凸付けてみました。
かすかにスジがついてるの見えますか?
オープンカーといえども、完成後には分からない
だろう不毛の工作。。。
さて、今作の内装の見せ場の一つ、木目塗装にかかりましょう。
ずいぶん前にプラスプーンにキャラクターフレッシュを吹いて、
練習の準備はしてあります。
何パターンか試してみて、こんなやり方に決めました。
バーズアイに当たる「節」には塗料を点付けで盛って、
周囲の木目は濃淡をおおげさ気味に描いておいて、
ラッカー溶剤でぼかし → クリアオレンジを一塗り
っていう手順です。
ブログ【416】にもう少し詳しく書いてます。
まあ、なんとかそれらしいかな、ぐらいですが、
クリアコートして表面を平滑に磨くと綺麗に見える(ハズ)なので
これでいきます。
で、パーツを塗装。
木目パネルはドア・コンソール・メーターの両側
です。
クリアコートする前に、ちょこっとだけ1000番を当てておきます。
これで濃淡の境い目が一層ぼやけます。
もちろん、やり過ぎると濃淡の差がゼロになっちゃうので、
軽く一削りね。
シートベルトのキャッチ、ジャンク入れを漁ってたら、いいのを
発見。これを使いましょう。
レース仕様の6点式、みたいなのはディテールアップパーツとして
売ってますけど、こういう普通のってないですよねぇ。
しかも、キットではここは省略されてることがほとんどだし。
いつもプラ板から削り出して作らなくちゃいけなくて面倒です。
どこか商品化してくれないでしょうかねぇ、20個入り500円とか。
3つ買います!
脚はアルミ線に置き換えて、自由に角度付けられるように。
フロアのこの辺に刺します。
シートの外側にはリクライニング(と思う)のレバーがあるので、
これはプラ板削り出しで作ります。このレバーはメッキぴかぴか。
キャッチはこんな配置でよさそうですね。
内張りからくり抜いたインナードアハンドル&ロックスイッチ。
クリア → コンパウンド → メッキ塗装 → ベース部分につや消し黒筆塗り
の順番に塗装しました。これを内張りと一体のままやるのは厄介でしょ。
別体化した甲斐があります。
うふふ。
ボディの紺色や木目パネルのクリアなど、カブらせずに塗装したい部品がたくさんありますが、天気がひどいです。連日雨で湿度は80%超。
短気を起こしてボディ塗装をまたやり直し、なんてコトになったらさすがに気持ちがもたないと思うので、ちまちまと他を進めましょ。
アームレスト下部にカーテシーランプの凹モールドがありますが、パーツは入ってません。この部品はいくらでも放っておけるので、ダイソーの
カラーレジンを使ってみました。硬化が遅いのでお蔵入り(ブログ【406】)と思ってましたが、急がないなら使えます(^^;
それにしても色は薄いので、硬化後にクリアレッドを一重ねしようと
思います。ほぼ見えないだろう場所なのでお気楽トライですな。
先に凹を赤く塗っておけばよかった、今気づきました。。。
ちなみに天気が悪いので太陽光には当てられてないです。
卓上灯から15cmの場所に放置して、翌日には一応液体ではなくなって
ました。翌々日は固まってたけど、表面は少しベタ付きます。
ひょっとしたら最終的にベタ付いた仕上がりなのかもしれません。
「鏡」のパーツも入ってません。
ルームミラーのパーツは、フレームからほんのちょっとしか深さがないので、
プラ板やら金属板やらで鏡を作ると、フレームより厚みが出てしまいます。
鏡面フィニッシュでいくしかないです。黒く塗ってからフィニッシュを
貼りますが、貼り付け面の「平ら」を保ちたいので、黒の塗料がのらないように
マスクしておきます。
こっちは深さが十分なので金属板で。
F40 の別売りエッチングの鏡がほぼジャストサイズ♪
天地方向が気持ち大きかったので、少しだけ削ったらぴったりです。
コンパウンドかけて鏡面にして使います。
塗装日和に備えて、ここも磨いておきましょう。
青キャップコンパウンド&綿棒で。
マスキングは直線ばかりなので、面倒だけど簡単。
シフトレバー周辺はキットと違うので修正します。
灰皿はそのままでOK。
シフトゲートが長すぎるので、短縮します。
実車では3つ並ぶスイッチがキットでは2つしかない。
こういう極小の部品を作るの苦手。なかなか形が揃わないんだもん。
そういえば、クローズドボディ用にもう一組コンソール入ってたハズ
って箱を見たらちゃんとありました。こっちからスイッチ流用したら
3連にできるやん、嬉し (^-^)
切り取りに失敗したステレオもこっちから移植できます。
この予備パーツに気づいたの、最近では一番嬉しい出来事かも。。。
・・・・・ありゃ、予備パーツ、右ハンドル仕様じゃないか!
知らなかった。右ハンドルの方がよかったのに。。。
内装、まだまだやるコトいっぱいだし、ボディ塗装もこれからです。④はずいぶん長くなってきたのでここで区切り。
製作記⑤でかなり終盤まで行くと思います。
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