文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
製作記①でZ32の黄色の色味の勘違いについて
書きましたが、今作はクリーム色がかった黄色で
しかもパール。色名はイエローパールです。
でも、やっぱり真っ黄色の記憶も否定しきれないので
調べてみたら、
マイナーチェンジ・ボディカラー追加で、最終型には「ライトニングイエロー」っていう名前の彩度の高い黄色があったんですね。
最新のRZ34には「イカズチイエロー」っていう色名がありますが、32とカミナリつながりの命名なのかな、って思いました。
というワケで、怪しさ急加速中の私の記憶も、合ってるコトもあるのが分かってちょっと嬉しかった。。。
閑話休題。。。ボディカラーの調色と同時進行で
外装パーツの合わせを進めます。
これをやっちゃわないと色塗れませんからね。
リヤサイドのリフレクターはボディの
モールドをくり抜いて穴が開いてる状態
なので、ジャンクのクリアパーツを整形
してハマるように自作します。
台形に削って外ハメ。
ハメてみては削って、を繰り返して
面一に。
外装、一つ解決です。
太径マフラーに替えたので、バンパー下部に
逃がし加工しときます。
そのままでも当たりませんが、この方がカッコいい
かなって。。。
バンパー内蔵のフォグ・ウィンカー。
窪みにちゃんとフィットするのを確認。
良好です。
ドアミラーは三角部分を少し削るだけで
きっちり合いました。
が、すごいバリが。
それと、可倒部分の切れ目のスジがスッキリ
してないので整えます。
右、彫り増し後です。
シャキっとしたでしょ。
下側はスジが消滅してます。
同じく右のようにスジ彫り追加。
この方向も右のように見えるように。
鏡のパーツはこれなので、使わずにプラ板で
映る鏡を作ります。
作った鏡の接着を簡単にするために、
内部を埋めときましょう。
硬化後に取り外しやすいように先を曲げた
真鍮線を仕込んでおいて、パカっと。
真鍮線を引っこ抜いて、
鏡の厚み分引っ込むようにパテを削ります。
この写真で伝わるかどうか全く自信ありませんが、スプーンに比べて、ボディの方が青味がかって見えます。もちろん微妙な差なんですが。
隠ぺい力最弱な黄色なので、白サフの上とアイボリーのスプーンの上では色味が変わってしまうみたい。
また、たっぷりパールホワイトが入ってるのにパールの粒子がほぼ見えない。。。
上からパールクリアを掛けてやれば改善するかなぁ。でも、クリーム色方向に振りたかった色味なのに、青っぽさを感じるのはイヤだなぁ。
とか考えてるうちに、黒点発見。4年前に黄色いスーパーカーを連作した時に散々苦労したヤツです。
いやあ、久しぶりにこんにちはです。会いたくなかった。。。(フェンダーの方の点はウィンカー場所目印の穴です)
黒点が塗り直しを決心させてくれました。
溶きパテを使いまくってるので、シンナー風呂は
ダメ。1000番で削りまくります。
泣ける作業ですが、微細なキズまで綺麗に消えるぜ、
って、無理やり納得しながらゴシゴシ。。。
削りカスは黄な粉みたいでおいしそうよ ^^;
塗料でスジが浅くなってるので全部彫り直して、
下地のグレーやらベージュやらでマダラになった
ボディに再度白サフ。さらにスプーンと同じ発色
になるようにレーシングホワイトを吹いて、
2回目の下地を仕上げました。
色を作り直します。今度はパールホワイトは使わずに調色。タミヤのレーシングホワイトに、ピュアイエローを少しずつ足していって、
「クリーム色、クリーム色」って呪文を唱えながら調色しました。
光の当たり方で違って見えて難しいですが、
今度は思った色味になったかな♪
パールクリアを上掛けするので、それで少し
白っぽくなるのを見込んでます。
試行錯誤のスプーン達と記念撮影。。。
で、最後にパールクリアを吹いて塗装完了。下の写真はその後に一層クリアコートした所です。これでボディは一段落ですけど、まだクリアを
吹き重ねるので、黒点の恐怖はつきまといます。付かないでほしいです、心から。色味はふんわり優しめの黄色が表現できたかな。
ドアミラーはプラ板にミラーフィニッシュで。
三角の部分は黒で塗り分けです。
コスモの仕上げやら展示会参加やらで、しばらくZの記事の更新を放置でしたが、少し進んだので追記します。
今回は中研ぎ&仕上げクリアの行程に行かずに、一発目のクリアのあとそのまま磨き上げました。
仕上げクリアを吹く時に黒点に取りつかれて、またまたやり直しってなるのを避けたかったんですよね。
少しユズ肌があり、ラプロスのグレーで均せるかどうかギリギリって感じでしたが、幸いフィニッシングペーパーは使わずに済みました。
下の写真は白キャップまで終えたところ。光の当たる部分はパールっぽく白光りします。これで正解ってほどの自信はないですけど、色味も納得
してます。
クリアコートした直後=いい色合い。
しばらく乾燥後=あれ? 彩度上がった気が・・・エラく黄色み増してないか?
磨き後=白っぽさが戻って、ちょうどよくなった。
って具合。微妙で難しいですねぇ、薄めの黄色。。。
シャーシを進めるためにエンジンを作ります。
部品を切り出してみたらカッコいいので、
ハメ殺しのボンネット下ではもったいないかな
って思いました。
240でこれをやってるので、今作もお揃いって
いうのも面白いかな。。。
どれどれ、スペースはあるかな?
大丈夫そうですねぇ。
という所まで考えたんですけど、
実車のエンジン画像を観察してみたら、
クラッチケースとのつなぎめの辺りの
ごちゃごちゃ感がパーツには全然再現されて
ないのが分かりました。あっという間に
思い付きは却下して、エンジン手抜きモードに
戻ります。下から覗いた時に見えるトコだけ
パーティングラインやバリを処理して
シルバーと黒で塗っておしまい。。。
シャーシ全体はボディ色、タイヤハウスと
フロントが黒、ってインストの指示で
塗装します。ただ、黄色はボディ色じゃなくて
濃い色にします。床下で陰になる所なので、
チラ見えした時に濃い色のほうがいい気が
したもんで。。。
マフラー以外は接着済みです。
重層的でカッコいいパーツ構成ですね。
今作のBBS LM はスポークの間から奥がよく
見えるので、ディスクをちょっとだけ細工
します。ジャンクエッチングからサイズの合う
のを見つけてきて、
割りばしの先に両面テープでくっつけて、
スポンジ研磨材の上でクルクルします。
400番です。
擦過痕のお手軽細工です。
黒くて見えませんが、パッドには「NISSAN」
のモールドがあります。bremboのデカール
持ってたら赤く塗りたいトコですが、ないので
日産純正のままで。
ディスクは斜めにミゾの切れてるのが純正
ですかね? その辺りはいつものごとく
都合よく無視しちゃいます。。。
製作記②の最後はガラスの塗装。
ブルーグリーンでサンシェード状に着色されて
ガラス全体も薄く色がついてます。
こちらも うたたね さんにいただいた画像ですが、
サイドガラスもブルーグリーンなのが分かります。
ネット漁りしたら、スモークカラーのもある
みたい。また、ルーフのガラスの色もブラウンとか
あるそうです。正解調べはシンドイので、ルーフも
含めぜんぶブルーグリーン、ってことにします。
そういう仕様の実車画像も見つけたしね。
買ってきました。
ガイアの塗料にこだわったワケではありませんが、
手持ちのこれらと相性いいかなって思ったので。
美しい着色ガラス表現の名手の おたっくけん さん
に教わったように、クリアをたっぷり混ぜて
色味の薄い塗色を作ります。
青1・5、緑1、クリアブラック超微量、
にクリアをたくさん混ぜて調色しました。
初めてやるので、慎重を期していっぱい練習。
試行錯誤の結果、サンシェードの部分だけ
吹いておいてから、全体に着色するのが
よさそうかなと。
グラデーションという程ぼやけた境界じゃない
けど、くっきり塗り分けでは不自然なので、
少しボカしたい。
なので、厚みのあるナイロンのラインテープを
5枚重ね貼りして、
斜線分の高さを作っておいて、
そこにプラ板で作ったステンシルを貼ります。
ガラスから1ミリちょっとぐらい浮いた状態。
で、吹き付けると少し境界線がボケた塗り分け
になるワケです。
こんな感じ。
クリアカラーの塗装は、背後の色によって
めちゃくちゃ見え方が変わるので、案配が
難しいですね。濃いのか薄いのか
ちょうどいいのか分かりません。。。
溶剤の分量も慎重に調整して、全体の着色を。
かなり綺麗に吹けたんですが、フロントが
ユズ肌になっちゃいました。
困った時のモケトモ LINE に help!って
お願いして、「クリア吹いてから研磨」って
決まりました。
ボディの鏡面仕上げと同様にってコトですね。
(目視ではこの写真よりずっと薄色です)
このクルマは黒で塗り分けのところがいっぱい
あるんですが、まずは上半身を。
ミスなく吹けました。
ちょっと嬉しくなってきた(^-^)
内装を背景にしないとホントの所は分からない
けど、ガラスの色の濃さ、ちょうどいい気が
します。うふふ。。。
製作記②はここまで。下半身の黒塗り分けやガラスの研磨も③ですね。手付かずのインテリアもこれからだし。
まだ半分も来てませんが、だんだん楽しくなってきましたよ♪
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