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フェアレディ 300ZX 製作記 ①ちょっとだけドレスアップ♪

 

製作記35 はネオクラ、Z32 フェアレディです。私、ほとんどが60~70年代、たまにモケトモとの

 

ワンメイク企画なんかでうんと新しいのも作ったりしますが、80~90年代の車はめったに作りません。

 

 

若者時代に当たるので、思い出深い車もたくさんあるんですけどねぇ。自身の乗ってたワンダーシビックや

 

BA5(3代目ね)のプレリュードは乗ってる時に作ったし、初代NSXなんかも当時作ってるので、

 

なかなか改めて作るきっかけがないのも一因かもしれません。

 

 

今作は昨年展示会が再開されて、地元モケトモとあれこれ盛り上がった中で、作りたくなった1台です。

 

憧れの車でしたが、当時作ってないのでいい機会♪

 

 

作るコトを決めてすぐにキットを買いました。

 

この車の発売された頃は、プラモは数年おきに

 

作りたくなったら作る、って程度。

 

趣味らしい趣味はなくて、月2回刊の

 

ベストカーを隅から隅まで読むのが

 

唯一の楽しみって感じの日常でした。

 

Z32の記事も夢中で読みましたが、衝撃でしたねぇ。

 

スペックも価格も、何よりデザインも、

 

こんなレベルの国産車ができたんだって。。。

 

 

Tバールーフのキットなので、ガラス面積の

 

大きいコト。おまけにフロントフードがスケルトン

 

なので、クリアパーツだらけ。

 

 

 

 

 

凄みのある顔がとてもカッコいい車でしたが、

 

全身に渡るフラッシュサーフェス仕上げの

 

質感の高さもすごかったなぁ。

 

ボディ一体型のバンパー・ヘッドライトカバー・

 

フロントフードと、面一でつながる所がデザインの

 

見せ場の一つと思いますが、その辺りの部品の

 

合いが良好で嬉しい。。。

 

 

 

 

 

これまた面一で、リヤコンビとガーニッシュが

 

ボディ幅いっぱいにつながってるのにも

 

新しさを感じたモンです。

 

ここもデザインの見せ場ですから、綺麗に

 

塗装しないとね!

 

 

 

 

 

市販車の標準装着タイヤが50扁平って

 

いうのもインパクト大きかったです。

 

70のぷくぷくタイヤが普通で、ドレスアップ派が

 

履いてる60タイヤがスポーティ、オシャレって

 

いう時代ですから。

 

キットのタイヤを見て、「あれ、32の頃にもう前後で

 

異サイズありだっけ?」って調べたらそんなことない。

 

これはキットの構成がナゾです。。。

 

 

 

とはいえ、今作は少しだけドレスアップして、

 

吊るしでもカッコいい 32Zをもっとカッコよく

 

して乗ってる、って路線で作るので、キットのタイヤ

 

をそのまま使用します。で、ナミダが出るほど

 

似合ってた BBS LM にホイールチェンジ、と。

 

一度はジャンクからこれを出してきましたが、

 

タミヤのホイールを使えば、オスメスの修正なしに

 

換装できるので、ポルシェGT2 のホイールを

 

取り寄せるコトにしました。

 

3日後には届きましたよ、タミヤCSありがたい♪

 

 

エンジンを見せる(=ちゃんと作る)のは早々に

 

やめて、フロントフード接着。

 

スジ彫り&荒れ・ヒケ修正など、いつもの下拵えを

 

開始。スジは全部浅めですが、スジ彫りブレードが

 

脱線するほどではなく、そのままなぞれば彫り増し

 

できます(それでも脱線しちゃう私)。

 

 

 

 

一通りやったらファーストサフ。

 

リヤスポはボディと一体成型なので、

 

別体っぽく見えるように彫りこみました。

 

1か所ひどい脱線してます、まったく身に覚えが

 

ないんだけど。。。

 

 

 

 

 

う~ん、覚えないなぁ。

 

 

 

 

実車のAピラーの根元はフロントフェンダーの

 

下に潜り込む形態ですが、キットはあやふやな

 

造型。潜り込ませるのはあきらめましたが、

 

フェンダー面よりAピラーが少し引っ込むように

 

修正しました。均しきれてない所がサフで見えて

 

きます。

 

 

 

 

ここもデザイン上の特徴、リヤクォーターガラスの

 

上辺のアーチ。右サイドはヨレてました。

 

矢印の所のヒケというかカケも、元々あった乱れです。

 

 

 

 

 

スジ彫りを始めて最初に目についた極細のスジ。

 

曲がり角の所でパーティングラインに

 

引っ張られるようにヨレヨレって蛇行してる

 

のが厄介です。。。

 

この角度から見るとかなり気になるヨレですが、

 

 

 

 

 

 

 

少し上から見下ろすと、あまり目立たないんです。

 

見過ごしちゃうレベルかもしれないし、最後に

 

スミ入れしたら、やたらと気になってしまうかも

 

しれない。

 

 

 

 

 

 

このモールドはなんなん?って確認したら、実車通りでした。バンパーとボディのつなぎ目をカバーするパーツがハマってるって

 

コトですかね。この下はボルト?

 

画像は地元モケトモの うたたね さんが撮影されてきた

 

モノをいただきました。今作で大いに参考にさせて

 

いただきます。

 

30年前の車を、このコンディションに保っている

 

オーナーさん、素敵ですねぇ。

 

 

 

 

スジとスジの間が細すぎて、彫り直しをうまく

 

できるか自信がなくて迷いましたが、決心して

 

パテ埋め。

 

 

 

 

 

直す所に片っ端から溶きパテを置いて、

 

マスキングテープのカケラを貼って目印に

 

しておきます。

 

一晩経つと、溶きパテにサフの色が溶け込んで

 

目立たなくなってるコトあるでしょ。そうすると

 

研磨し忘れたりするもんで。。。

 

 

 

 

一番気になってる所から。

 

まず平らになるまで削って、

 

 

 

 

 

ガイドテープを貼って、それに沿ってミゾを

 

切り直し。力を入れ過ぎると、ブレードが元の

 

よれたミゾに行っちゃうので、少しず~つ

 

彫っていきます。うまくできました。

 

今作の「ファースト良かった」ですな♪

 

 

 

 

 

 

全部直し終わった所で、取り寄せたホイールを

 

合わせてみます。なんてカッコいいんだ!

 

9年前にブラックバードを作った時にも

 

このホイールを使いましたが、すばらしい造形の

 

傑作パーツですね。

 

 

 

今作は黄色のボディにLM、って組み合わせに

 

しようと決めてるので、最終下地はライトサンド。

 

ストラトスを作った時、この下地にタミヤ缶スプレー

 

のイエロー上塗りで綺麗な発色だったので、

 

今回もそうします。

 

 

 

 

スジ彫りくっきり、気持ちよく下拵え完了。

 

 

 

 

 

このページのタイトル、ちょっとだけドレスアップ、

 

ですが、インチアップしたLMへの換装と同時に

 

少しローダウンします。

 

4輪マルチリンクを再現したすばらしい構成の

 

サスのパーツ群ですが、狙った場所にタイヤ/ホイール

 

を収めるために、醜い改造をしなくちゃいけません。

 

 

 

 

改造前のタイヤ位置です。前輪はタイヤ外周とフェンダーアーチ上辺がスキマなしでピタピタ。後輪は1ミリほど空いてますね。

 

前後とも1ミリ下げて、前輪の外周が少しフェンダーに隠れるぐらい、後輪はアーチとピタピタ、辺りを目指します。

 

模型の1ミリ下げ=実車の2.4cm下げ。いい線♪

でも、その前に。

 

フロント、少しはみ出してます。

 

ディスク側を削ったら解消できそうです。

 

 

 

 

 

後輪はイカンです。

 

これ見て、やっぱりこのホイール使うのやめよかな

 

って、ちょっとヒヨりました。

 

むちゃしないと解消できないレベルでしょ。

 

でも、前後異サイズのタイヤ、リヤホイールの

 

深リム、このカッコよさは捨てがたい。

 

やっぱりむちゃするしかない。。。

 

 

 

 

 

サスの部品、精密感があってカッコいいだけじゃ

 

なくて、合いも良好。青の2か所のダボではまる

 

んですが、きっちり合うんです。この合いを

 

生かしたいので、引っ込め作業はオレンジの

 

ラインの外側で済ませることにします。

 

 

 

 

 

 

歴代フェアレディZで初採用のマルチリンクサスに謝ります。ごめんなさい。。。塗装も何も考えずに全部接着した上で、ルーターノコを

 

高回転にして切断しました。

 

 チュイィーーーンって甲高い音で回転させて

 

少し怖かった。保護メガネもしたし、手先にも

 

集中して作業しました。切断後は強度最優先で

 

プラ棒・プラ板で補強。醜い。。。

 

 

 

 

 

 

フェンダーのフチは元々そんなに分厚くないですが、さらに薄く削ってあります。そのフェンダー面に限りなく近い所に収まりました。

うふふ。

 

 

 

 

 

この角度から見ると、少し引っ込み気味に

 

見えるんですが、上の2枚の画像のように

 

これでほぼいっぱいいっぱいなんです。

 

 

 

 

 

ローダウンの作業も同時にやりました。

 

フロントタイヤの上辺、少しフェンダーに

 

隠れたでしょ。

 

 

 

 

 

後輪はフェンダーアーチとピタピタ位置。

 

 

 

 

 

 

元。

改修後。

 

インチアップ、ローダウンと来て、もう一つドレスアップはマフラー交換。

 

これまたダボがきっちり合って、いい場所にマフラーエンドが収まります。この車のマフラーが左右各2本の4本出しって、今回パーツを

 

見て初めてはっきり意識しました。

 

太径にしてドレスアップを主張したいけど、太径4本? 2本ずつまとめて左右太径1本ずつ? 全部まとめて太径1本?

 

どれもありそうですが、どうせなら当時一番ポピュラーだったヤツにして、共感を得られるカタチにしたい。。。

 

で、ドレスアップ&チューンナップにお詳しい

 

単身赴任模型堂さんに LINE で「教えてぇ」って

 

お願いしました。

 

曰く、太出し1本が軽くて安いぜ、ってノリも

 

あったけど、定番は左右2本出しだったよ、って。

 

ありがたい即答をいただきました (^-^)

 

 

 

そこで、こんなのを、

 

 

 

 

 

こんな感じ、で方針決定。

 

 

 

 

サス同様、ダボを生かしつつ改造します。

 

形状・位置を確認しながら進められるように

 

片方を残したまま作業します。

 

大削りした後もダボ穴が元の位置で残るように

 

補強しといて、ペン書きラインで削ります。

 

 

 

 

 

削ったらそのままタイコの形になるように、

 

内側に光硬化パテを充填しといて、

 

 

 

 

 

切って削ってこうします。ダボ穴温存成功♪

 

 

 

 

 

4ミリ径のプラ棒が手元になかったので、

 

ジャンクからこんなのを探してきて整形。

 

予定より短くなっちゃったので、プラ棒を

 

継ぎ足して長さを稼ぎました。

 

ヘンだけど見えない所なのでこれで。。。

 

 

 

 

元のマフラーよりほんの少し後ろに出ます。

 

せっかくのマフラー交換だから、ちょっと

 

目立つようにね。

 

 

 

 

 

こうなりました。

 

 

 

 

 

ね、ちょっとだけ目立つでしょ。

 

 

 

 

 

タイコのフチにプラ板の細切りをぐるりと

 

貼ってそれらしい形にして完了。

 

オールステンって感じに綺麗に塗装しよ。

 

逆側もやらないと。同じ作業なので手を動かす

 

だけですが、左右対称だけ気をつけます。

 

 

 

 

さて、ふたたび うたたね さんにいただいた画像です。

 

上の方で、ストラトスみたいに鮮やかなイエローで

 

って言ってましたが、この画像見てて色の勘違いに

 

気づきました。真っ赤や真っ黒なZ32 のイメージで

 

黄色もソリッドの真っ黄色って思ってましたが、

 

実車は優しいクリームがかった黄色で、しかも

 

パールカラーだった。いつもながら私の記憶

 

は頼りないです。。。

 

 

 

最初は缶スプレーのイエローのつもり(画像右端)。パールイエローって気づいて、上からパールクリア吹き重ね(右から2番め)。

 

いやいや、こんな鮮やかな色味じゃないぞ、と黄色とパールホワイトを1:1で調色(右から3め番)。

 

まだ彩度が高いので、黄色:パールホワイト:ホワイトを1:2:0.5で調色(左端)。これぐらいかなぁ? 少し白くなりすぎ?

と、調色してるうちに、下地のライトサンドが

 

濃色過ぎないか気になってきました。

 

そこであわれなコスモスポーツの1個めの

 

ボディで実験。こうしといて、

 

 

 

 

 

スプーンの3番めのを吹いてみました。

 

これはイカンですねぇ。

 

 

 

 

白サフを吹き直しました。

 

下地が白なので、ボディカラーの塗料は

 

もう少し黄色みを加えてもいいかもしれません。

 

さらにテストして決めようと思います。

 

 

 

 

 

 

というワケで、モケトモさん達の全面協力(他力本願 笑)の元、下拵えがそこそこ進みました。

 

灯火類(特にモールドをくり抜いちゃったリヤサイドのリフレクター)やドアミラーのフィッティングをしてから黄色くしようと思います。

 

続きは製作記②で。