文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
とても精度の高いキットなので、足回りの調整とかいらなさそう(すでに作った方もそうおっしゃってました)。
私、タイヤ位置さえOKならば、シャーシ裏は全然こだわらないので、ここでスピードアップできるかな、って思ってます。
①の最後で言ってたように、まずはボディ色を吹きました。2000GT に吹いたピュアホワイトのくっきり鮮やかな白に対して、クレオスの
グランプリホワイトの少しくすんだ感じの色味がちょうどいいです。
この後、3日ほど乾燥させてからクリアも吹いたんですが、
結構なユズ肌になりました。缶スプレーで吹いた時に
ボディの面の構成によって、わりと綺麗に吹ける時と
ユズユズになる時があります。今作は後者のようですな。
中研ぎ必須。。。
さて、冒頭でスピードアップとかほざいてましたが、そう思ったのも束の間・・・。
ここや、
ここのキルティングを追加したくなっちゃいました。
どちらのキルティングも室内ですから、バスタブは後回し、
としたい所ですが、こんな風にタイヤハウスの切り込みに
シャーシと一体のストラット(ハウス)がはまる構成なんです。
ここの細工を終えないと、おちおち足回りに行けませんがな。
ここをシャーシから切り取って、バスタブに
くっつけちゃえば話は簡単なんですが、裏に
ストラットの頭がはまるダボがあります。
せっかく精密に足回りがきまるキットなのに、
わざわざズレる原因を作るのはイヤだもんなぁ。
方針あやふやながら、とりあえずやってみます。
簡単なここで練習。
エポパテを薄く貼り付けて、
斜めにラインを入れていきます。
柔らかそうなビニールレザーに見えてくれるかな?
コンソール&サイドブレーキとのフィッティングは
かなり丁寧にやりましたよ。
シートやダッシュボードが付くと、こんなチラ見え。
120%自己満足だけどいいんだ!
では本丸。ここを一体のキルティングカバーで覆った上で、バスタブからシャーシを外したい。できるかなぁ。。。
とやってみたら失敗。この部分にパテを塗りつける
だけで時間がかかって、スジをつけようとしたら
少し硬化が始まってて、うまくつかない。
マスキングゾルの上に、薄付けのパテを落ち着かせる
のが難しくて、時間くっちゃうんです。
セカンドチャレンジ。
作業を3段階に分けます。
まず、タイヤハウスのみ。これはノープロブレム。
2段階目は側面のみ。
これも表現はうまくできた。
この細工は、作るのより外す所がヤマです。
デザインナイフの背でスキマを開けてはそこに水を
流し込んで、すこしずつマスキングゾルを浮かせる
感じで。
で、ここにヘラを差し込んで、くいくいとコジて、
やったぁ~~~!!
この時、かなり嬉しかった。
へばりついてるゾルを綺麗に除去してから
ハメ直して、3段階目は上面のパテ盛りです。
同じように少しずつスキマを広げていって、
ワハハハァ(勝利の笑い)!
私のエポキシパテを使った細工史上で
一番の成功かも。嬉しい。。。
タミヤクオリティに負けないぐらいバチピタだぜ、
当たり前だけど。
さて、一昨年ビートルを作った時に
マップポケットをパテで作りました。
なにも考えずにセミグロスブラックを吹いたら、パテの上だけ勝手にツヤが出て、ビニールレザーっぽくなった成功体験があります。
なので、今回もそのままセミ黒を吹けばよさそう♪
実車のここはカーペット調なので、プラ板を切り出して
おいて、そこにフェルトを貼ることにします。
期待通り、勝手にツヤ感に差ができました。
柔らかそうなキルティングに見えるでしょ?
リヤの大きなガラスから結構見えると思うんですよ、
この辺り。出来栄えについては見る人によって
評価が違うでしょうが、自分では満足♪
少なくとも、ここを終えてやる気アップしましたよ。
サイドのパイピングのモールドが、前後のパーツの
合わせ目を隠してくれるすぐれた部品構成のシート。
表面のモールドも秀逸です。
ハトメのみエッチングの輪っかをくっつけます。
セミ黒吹くだけで、リアルさ満点のシートが
できちゃいます。
①で塗色を迷ってたホイール。
実車画像を見ると、オーバーフェンダーやバンパーと
色味は近い。少しだけ明度が高いかな、って感じ。
オーバーフェンダーに吹いたブライトガンメタルより
ほんの少し明るくて、金属粒子を含まない
ガンシップグレーに決めました。
発売前から話題になってたホイールのパーツ割り。マスキングなしで実車通りの塗り分けができます。とってもラクで、とっても楽しい。
インレットのリングは慎重に貼る必要はありますが、位置さえ合わせられればバチピタです。
タイヤはトレッド面にはバリがあるので400番で削り落とし。
サイドウォールは少しまだらに汚れてる感じだったので、
1500番で軽くなでてから、モデリングワックスを
塗りこんでおきました。
エアバルブのみモールドを落として、さかつう の
金属パーツを刺しました。
たくさん買ってあった さかつう のエアバルブ、
使い切っちゃった。コスモにも使いたいので買わないと。
今、普通に流通してるのかなぁ。。。
いつものように、シャーシ裏はこだわりなし。小さい部品はインストの指示色で塗るだけです。ただ、シャーシ本体はボディ色指定ですけど、
逆らってツヤ消し黒。この方が悪目立ちの心配もなくて気楽です。
フロントの足回りを組んでみたら、精度の高さは
安心そのもの。バチピタどころか、そこに部品を
持っていくと、勝手にダボ穴に吸い込まれてく
って感じです。
エンジンやリヤアクスルも色を塗って組みつけてくだけ。
掛け値なしに修正ゼロ。
内装でキルティングを細工しましたが、シャーシでも
お楽しみを一つ。S30 で印象的な縦2連マフラーを
付けてみたいな、と。
これまた実車を検索すると、千差万別のが見つかります。
アフターパーツじゃなくて、元から付いてたヤツは、そんなに太径
じゃないと思うし、細めの方が旧車の雰囲気なので、この写真
ぐらいのを目指します。タイコのフチの円周が高くなってるのも
再現しましょ。
タイコに付いてた、マフラーエンド取り付けの
ダボを、
削り落として、
塗装します。銀色の部分はインストでの指定はフラットアルミですが、好みでシルバーリーフに。ただ、綺麗な金属光沢が出過ぎないように、
少し砂吹きっぽくしました。
パイプ部分はエナメルのガンメタリックに
ツヤ消しの白&黒をブレンドして、
粒子感が少しだけ残るグレーに。
筆塗りです。
丸く切り出したプラ板の周囲に、プラ板の細切りを
巻き付けて、円周を一段高く。
で、マフラーエンドは2ミリ径のプラ棒に1.5ミリ径の
穴を開けて作ります。
斜めに削ってこんな感じ。
軸打ちしてタイコに刺さるようにしました。
こんな見え方。
ボディのマフラー出口のトンネルの中央に来てほしい
ですが、少し内側に寄っちゃいます。
まあ、これはタイコ取り付けのダボ穴を少しずらす
加工をすればよさそうかな。
で、メッキ塗装の下地の黒まで吹いたんですが、軸打ち接着での雰囲気が気に入りません。いかにもタイコに部品をくっつけました、って
見える気がして。多分100人が見ても、1人も気にしないと思いますが ^^;
タイコにマフラーエンド自体を刺したくなったので、
おちゃらけケンメリにも使った金属パイプを斜めに
削ってみました。ステンレスかと思ってたんですが、
メッキした真鍮で、簡単に削れました。
金属らしくてシャープな感じがいいですが、
径が細すぎます。タイコとのバランスから、
もう少し太いほうが。。。
で、ジャンク入れを探したら、2連で最初から
斜めにカットされてるモノを発見。
メッキも綺麗にかかってます。
太さもちょうどいいので、そのまま使うことに
しました。裏からパイプを差し込んで、スキマなしに
なるようにプラ板に開口してます。
少し肉厚ですけど、まあまあの見え方。
これでいきます。
調整し過ぎて、外側に寄り過ぎた。。。
長い排気管の部品は3か所のダボで接着ですが、
これまたピッタリの位置です。
シャーシ、本当に完成。
2000GTと同じ合皮を貼って、いつもの
固定細工も。
コスモまでできたら、白い旧車が淡いピンクの
台座に乗って3台並びます♪ それを楽しみに
作っていきましょ。。。
バンパーもリヤのパネルもバチピタ。
パネルは缶スプレーのグレーで一番黒っぽい
クレオスのSG15、MSファントムグレーを
吹きました。ホイールより少し黒に近いの
伝わるでしょうか?
タイトル通り、シャーシあっという間にできました。ノンストレスでこんなにさっさとできると気持ちいいですなぁ。
②はここで終わって、③でインテリアに
いきますが、ドア内張りだけできました。
一体成型のウィンドウレギュレーターを
切り離して「浮いてる」ように加工。
それ以外は何もしてません。
で、このリアリティ。
インレットも貼りやすかった。
内装もラクそうです (^-^)
・