文中の緑色の文字は、「愛用道具紹介」に、画像&紹介記事があります。〈 〉は記事NO.
稲村ジェーンのミゼット&ミニ四駆と、小さくて部品の
少ない模型をとんとんと2つ作って、いいリフレッシュに
なりました。
青いオープンカー3連作のラストにかかりましょう。
BTTFとか、シブイ所ではアメリカングラフィティとか
の時代を彷彿させるバカでかいアメ車。
各地の展示会で見かける、ほれぼれするような美しい
ボディカラーのアメ車作品、いつか自分も作ってみたいと
思ってました。この素敵な箱絵に近づけるといいなぁ。
2台連続でアリイのキット、いつものように七転八倒
しつつ作ってみましょ。
ボディの大きさが分かりやすいように、BBを
並べてみましたが、比較対象にはTケースMの
台座のほうがふさわしいという巨大さ。
愛用のTケースのMは長さが227ミリですが、
完全に超えてます。
調べてみたら実車の全長は5634ミリで、
24で割ると約234ミリ。
なるほど台座より大きいワケです ^^;
デカイ! ミゼットに手と目が慣れているので
ちょっと呆然としちゃいます。。。
バカでかいボディにそそり立つテールフィン、
旧いアメ車って聞いてイメージする通りの車。
ワクワクしてきます。
というワケで、今回のケースはトランぺッターのこれ。
笑。。。
中身はどうでしょう?
切り取って開閉式にするボンネットですが、
切れ目の辺り、予想通りの荒れ具合。
ボディのパーティングラインも存在感
たっぷりですな。
たい焼きのはみ出しの所がおいしい、とか
よく聞きますけど、私は好きじゃありません。。。
なかなかのズレ具合。。。
こりゃ難物そうですねぇ。。。
箱のサイドにありがたい実車写真。
オールドアメリカンの雰囲気が
ムンムンです♪
今回はホワイトリボン、綺麗に
塗らないとね。。。
ホイールのパーツは良さげ。
ここは号泣。。。
まあ、実車の繊細な造りの再現をプラモの部品に求めるのは
無理難題かもしれません。
ほぼ自作ですな。
細かいモールドがツブれたり荒れたりしてない
のは嬉しいですが、
何が正しいのか分からないぐらいズレてます。
このキット、デカールは入って
ません。C2コルベットもデカール
なしでシール(!)が入って
ましたが、何も入ってないのは
初めてだなぁ。。。
メーターも塗装でやるしかない
です、リアルにできるかなぁ。。。
上下合体が難所なキットもいくつか作りましたが、サイドの部分を接着して合体しろ、ってキットは初めてです ^^;
ダッシュボードをぴったりに
合わせろ、って?
どうせカーブが合わない
んでしょ、って当てがって
みたら、それどころじゃない。
ドアの切れ目が内と外で
大ズレです。
JAGUAR でここを合わせられ
なくて、メチャクチャ
悔やんでるので、
今回はしっかりと。
サインペンで描いたラインで
ダッシュボードをカットして
合わせます。
幌カバーも置いて様子見。
この辺りの見え方が
オープンカーではキモと
思うので、丁寧にやろうと
思います。
ここは「抜く」気マンマンです。
メッキを落として、
ボンネットとの合わせも
やっといてから、ひたすら
ルーターで削りました。
そのうち、ペリッとか
ピシッとかいって、
抜け始めたので、
(矢印の所)
400番のペーパーに持ち替えて、全部抜けるまで
ゴシゴシしました。
きれいに抜けました。
でも例えば、その下の
プレートはどうするの?
とか、課題が山積み。
というより、何をしなく
ちゃいけないかさえ
まだまだ分かってません。
どこから手を付けていいか分からないですが、
まずはボンネットを接着します。
開口部が広くて、持っただけで変形するので、
固定しちゃわないと始まらない感じです。
不細工ですが、補強のためにプラ棒・プラ板を
貼りまくりました。
端材をこんなふうに溜めてあるので、そこから
持ってきました。だから不ぞろいで不細工。。。
モールドと勝負できるぐらい存在感のある
パーティングラインも、
丁寧に削り取ってゼロ戻し。
この時に、ヘッドライト上のマーカーとそれに続くエッジモールドも落としました。
実車ではこんなにエッジが立ってないようです。
ここはプラ板で作り直して、メッキ塗装してから接着かな。
ワイパーやドアハンドルのダボ穴も荒れてます。
パーツのダボに大小の差が付けてあるワケではありません。
単に穴の大きさが不ぞろいなだけ。。。
プラ棒刺して溶きパテ塗って一度埋めます。
とにかく全身ゼロ戻しの必要な所だらけ。
このキットを作ろうと思った時に、
MCGのエッチングを購入しておきました。
アメ車模型のことならココ、の FLEETWOOD
の通販です。
あいにく’58モデルのはなくて、
モデルチェンジ後の’59のなんですが、
ELDORADOの文字やキャデラックの
エンブレム、ハブキャップなんかが
使えそうです。
なので、安心してここは削り落とし。
ここもね。
で、エンブレムの下の V 字型のオーナメントを
どうするか。しばらく迷ってましたが、横一文字の
パーティングラインを取らないといけないし、
センターのプレスラインも整えないといけません。
研ぎ出しも含めてジャマになるコトは確かです。
でも、削り落としちゃって自作だと作るのも、
ボディにフィッティングするのも、
どちらも面倒そうだし。。。
3日ほど考えてましたが、思い切って落としました。
落とした以上は自作です。
できるかどうか分かりませんが、
まずはハンダから削り出してみます。
2ミリ径。
手で持って作業したら一瞬で曲がるので、
両面テープでプラ板に貼って面を出していきます。
二晩かかった ^^;
どうでしょう。なんとか合格でしょうか?
オーナメントの付く部分だけプレスラインを
削ってフィットしやすくしました。
オーナメントとのバランスを考えて、
パテの上にエッチングを貼り付けて、エンブレムに
厚みを持たせます。
こうすれば、同時にプレスラインへの
フィッティングもできるし♪
あまりにも修正箇所・細工箇所が多いので混乱気味でしたが、この辺まで作業してるうちに方針が定まってきました。
前端から始めてだんだん後ろに移動してくコトにします。そうすれば見落としもないし、一か所ずつ細工が完了してくのでイヤにならずに
済みそうかなって (^-^)
グリル&バンパーはぴったり合うようにできたし、
エンブレム& Vオーナメントもできたので、
次はヘッドライトのフィッティングにいきます。
レンズはヘッドライトのパーツにきちんと
合いました。合う所もあるんだ ^^;
で、ボディとも合う♪
ヘッドライトのフチのとがった所からボディ
のモールに続くんですが、そこの太さが
違ってます。
実車画像を見てみると、モールが太すぎる
んじゃなくて、ライトのフチが細いようです。
ならばフチを太らせましょ。
エポパテで太さを補います。最近、こういった小さい所の
エポパテ補修に苦手意識がなくなってきた(^-^)
硬化後にこんなふうに整形ラインを書いて削ります。
ライトからモールへ綺麗にラインが
つながりました。
こっち側も。
モールがもう少しシャープにとがってる方が
いいので、こんな風に上から下から
ペーパーを当てて、エッジを出します。
シャキっとしました(よね?)。
レンズのカットが細かく深いので
あんまり見えないかもですが
丸リベットを刺してバルブの表現
をしておきましょう。
こういう所って、メッキ塗装
すると見え方が変わったり
するので念のため。
リベット刺してない右側の状態で
内部が予想外に見えたら悔しい。
続いてこれの再生。
実車観察すると、キットの
モールドみたいにエッジが
立って見えるのもあるん
ですが、多くの画像では
マーカーから後へ平らな
クロームのモールが
続いてます。
うまい工夫も思いつかず、
プラバンを切って作った
だけです。
まあ、マスキングの
手間が減ったからよしと
します。
最後に接着する時に場所を迷わないように、
スジ彫りしときます。
ヘッドライトのフィッティングが良好で
喜んだのもつかの間、窓枠とガラスの合いは
号泣状態です 。
改修して合わせるレベルじゃないですな。
窓枠のパーツはペナぺナでとても頼りないので
苦労してガラスを作ってもうまくいきそうに
ありません。
ガラスのパーツは生かして、窓枠を作り直す
コトにします。
とはいえ、窓枠を単独で作るのも
とても難しそう。
ガラスとぴったり合って、なおかつ
ボディにフィットする窓枠。。。
なので、ガラスにプラ板やパテを
くっつけて一体で作ることに
します。
とりあえず準備としてガラスを
磨き上げました。
製作記①はここまでにします。ページを改めて②で窓枠作りから続けます。下ごしらえの道のり、まだ先は長いですねぇ。。。
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