展示会参加レポート vol.63  第31回 オートモデラーの集い in 名古屋     【 2024.12.15 】

私の一年の締めくくりの模型イベント、今年もオートモデラーの集い in 名古屋に参加しました。初めて参加

 

したのは2013年。車の模型イベントの会場としては、これ以上は望めないでしょ、のトヨタ博物館での開

 

催。今回は名古屋港湾会館というお役所っぽい名称の会場に。昔はここで開催されてたって話には聞いてま

 

した。

官庁っぽい名称と裏腹に、楽し気なロケーション

 

でしたよ。名古屋港水族館が隣接してるし、

 

徒歩数分でフードコートはあるし、

 

ベイサイドの観光スポットって感じ。

 

この写真で卓の約半分ですかね。開場早々に

 

模型もモデラーも高密度で、今日一日の楽しさ

 

への期待が膨らみます(^-^)

 

 

 

 

それでは、当日拝見したすばらしい作品の数々を、ほんの一部ですけど紹介させていただきましょう。(撮影順です)

 

 

 

マシグレ3 さんのS2000です。妖しくも美しい塗装がお見事ですね。フロントフードのみカーボン表現にされたのが、絶妙のバランスではないでしょ

 

うか? 艶やかなラップ塗装のブルーのボディに、カーボン模様のフードで引き締まった外観。で、白いシートと青のシートベルトで爽やかなインテ

 

リア。構想段階からさぞ楽しいモデリングだったろうなぁ、って想像しちゃいます。ラップ塗装のノウハウをお聞きしようって考えてから、実際にお

 

話しするまで2時間。それぐらい、みんなそれぞれ盛り上がってたんですよねぇ。お祭り状態。。。

 

こちらの2台並べもマシグレ3 さん。幌車とRFのコンビで、それぞれのカラーリングをしっかり計算されて決定したのが伝わりますよね。小粋な展

 

示だなぁ♪ どの作品も丁寧で美しく仕上げられてて素敵でした。

 

 

早ウマの I さんのスターレットです。発売後、数週間しか経ってないニューキットを、このクォリティで完成させて、早々と展示会で披露。まさにI

 

さんの真骨頂って感じの作品です。とても端正なかっちりした完成度ですね。ハセガワらしく、上下の合体がタイトとのことで、それを解決するため

 

にバンパーに手を加えられて、取り付け方法を工夫されてます。それで3週間。。。ご本人は「ちょっと長くかかり過ぎちゃった」っておっしゃって

 

ましたが ^^;

 

 

うたたね さんのR32。最新作は右端のシルバー。どれもきっちり細部までスキなく仕上がったすばらしい出来栄えで、それが4台並ぶと壮観です。せ

 

んだってご一緒させていただき、富士でカルソニックの実車を見たばかりな上に、こんな展示を見ちゃうと作りたい気マンマンになります。初心者時

 

代にフジミ、パーツパネル仕上げでタミヤを作った経験があるので、ぜひハセガワを入手してしっかり作りたいです。

白のRには PROJECT Fのロゴ(^-^)

 

2ショット記念撮影です。いつもお世話に

 

なってる同クラブの S.HEMMI さんに、

 

会場からLINEでこの写真を送りましたよ。

 

来年のオー集ではぜひこの2台並べたいと

 

思います♪

 

 

 

 

 

 

 

 

Lake Hamana Automodeler's Club 卓です。お馴染みの「これ何人の合同展示? sugi 会長一人です」展示。。。GノーズなしのZまで、最近のタ

 

ミヤの再販&新作の模型がズラリの迫力、すごい。。。240ZGとABARTHは私も作ったので、いろいろな会場で記念撮影もしていただいて、そのた

 

びに楽しませていただきました♪

 

今はこれの真っ最中。今年始められた3Dプリンタを駆使してのパーツ作りの様子を展示されてました。って、もう3日も経ったから、そろそろ完成

 

してるかも ^^; Iさんにもこのキットのお話をいろいろ伺いましたが、こんな成型色なんですね。塗装ありきのおじさんモデラーは白成型が好物で

 

すけど、楽プラ・プリペイントキット愛好者にとっては「なんだ白じゃん」ってことで、メーカーさんも悩ましいらしいです。

 

 

Dragon Life さんのランタボ。先月のタミヤフェアで同卓展示させていただいたんですが、その時には見かけなかったのでお聞きしたら、別卓に展示

 

されてたとのことでした。今年のHS以来、ご一緒するたびに作品を紹介させていただいていますが、なんせクリーンフィニッシュ。とてつもなく美

 

しいです、全部。同じクリーンフィニッシュを目指している私としては、憧れの仕上がりですねぇ。最近、サフより前の面の整えに注力すべきかも、

 

って考えていたところなのでお聞きしたら、やっぱりとても丁寧な下拵えをされてるとのコトでした。よ~し、次作から私もそうするぞぉ。

 

 

こちらもすっかり各地の展示会でお馴染みの、mutti さんの大判デカール作品。この2台を始めて拝見しました。パンダ模様の方は、実際のレースを

 

ご覧になって、これ作りたい、って思ってたらデカールが発売されたので、即購入されて作られたそうです。マニアックですねぇ、大判デカールの世

 

界。いつもながら、お時間割いていただき、お話してくださいました。

 

 

隣はもちろん ノコッチ さん。黄色のNA2台につづいて、今回初めて拝見したのがコチラ。かっこいいホイールだなぁって思ったら、このホイールを

 

含むコンバージョンキットを組み込んで作られた作品でした。真円のフォグカバーがかっこいいフロントバンパーも、いかにもカスタムって感じで、

 

よく似合いますね。

 

 

2013年に初めて名古屋オー集に参加した時以来、ず~っと展示会のたびにお話させていただいてる naovia さんのR35。もう11年のお付き合いになる

 

んですねぇ。この11年で、私、ずいぶん老けましたけど、naovia さんは変わらず若々しいです、いつも若者。今回、会場では気づかなかったんですけ

 

ど、写真を編集してたら作者名が「エンモケ」さんに変わってました。今度お会いしたら経緯をお聞きしなくちゃ。塗色と仕上がりの美しさに惹かれ

 

る魅力的な作品です。塗料のサフブレンドの工夫のお話が興味深かったですねぇ。いつも、とても参考になるノウハウをお話いただいてます。

 

こちらは発売後1週間!のGT3。曰く「なんとか今日に間に合わせたくて、今朝の2時まで作ってました。1時にはまだホイール塗ってました 笑」

 

・・・うっ、HS直前の悪夢を思い出すよぉ。このボディ色も印象強いですね。ブレーキディスク、完全にエッチングと思いましたが塗装。こちらも

 

ノウハウ伺いました。本当にいつも研究されてます。

 

 

ギャバン さんの展示です。去年の名古屋オー集の終り頃に、うたたね さんに紹介だけしていただいてたんですけど、今回はモケトモ展示へのご参加も

 

含めてたくさんお話させていただきました。お若いですが、手練れのモデラーさんで、とてもハイレベルな作品ばかりです。世の中スゴい人がいるも

 

んですねぇ。。。ワンダーシビック作りたくなっちゃったなぁ。こんな風に、感動した作品見るたびに作りたいキットばかりが増えていきます。年に

 

3台ぐらいしか作れないのに。。。

 

 

ploverbell さんのゴルフ5。今夏の関西オー集で、「エンジンを持ってくるの忘れちゃった」だったんですが、今回会場でご挨拶した時に、エンジン

 

持って来たよ、ってお声かけいただきました。さっそく拝見。

 

上の写真はエンジンの部品をばらしてる所ですが、後刻に組んだ状態を展示されたのでもう一度撮影にお邪魔しました。昨今のトレンドだと、3Dで

 

作ったよ、なんでしょうけど、氏はプラ板・プラ棒での自作です。これを素材から自作。。。恐ろしいですねぇ。今後の進捗も楽しみにしたいと思い

 

ます。

 

 

水曜倶楽部のみなさんのミニ達。ホイール、フォグ、カラーリング、その他の仕様、それぞれの個性が発揮されてて、オシャレな集合です。名車なら

 

ではの光景ですね。昨夏の2&4のスーパー7企画もそうでしたが、こういう名車をそれぞれの好みで作って並べるのって、模型展示会で最高にオシ

 

ャレな展示だと思います。

 

同クラブのOさんのNA。ブリティッシュグリーンに黄色のストライプですか、これまたオシャレ。背景を工夫しての「実車見え撮影」をして遊んで

 

いらっしゃって、その写真も見せてくださいました。目からウロコの工夫。オートモデル好きだけが集まった会場、聞く情報一つ一つが興味深くて刺

 

激的です。

 

 

N.O.S. 卓のセリカGr.5。ベースからして Rydel さんの作品と思いますけど、今回、N.O.S.卓でお話するタイミングがなかったので、元のキットの正

 

体も含めて詳細不明です。タミヤの1/20ですかね? デカールも塗り分けも難しそうですが、隅々まで綺麗に仕上げられてますねぇ。スーパーカーと

 

ともに子ども時代に刷り込まれてます、シルエットフォーミュラ。大好物です、かっこいい♪ 

 

 

こちらもN.O.S卓、Iさんの作品です。昨年の名古屋オー集では、同じくビッグスケールのフル開閉ミウラを拝見しましたが、今回はフル開閉2000G

 

T。大きな模型でのフル開閉、しかもミウラに2000GTと並んだら、まさに最高のラインナップですねぇ。

 

 

たなやん さんのアストンマーチンDB5の2台並べです。左のは古いオモチャ系キットで、サンルーフから「悪者」を強制排除するバネのギミックが

 

ついてるそうです笑笑。で、そのオモチャキットをご覧のクォリティで。右はちょっと前にレベルから発売されたキットです。ボディカラー、なんと

 

も言えない上品な色味です。メーカー違いの同車種の複数展示、しかも極上の仕上がり。たなやん さんワールドですねぇ。

 

 

こちらは面識のない方の作品です。作品カードからすると、たぶんモデラーネーム:パリジャンさん。振り切った竹ヤリ出っ歯仕様ですけど、鉄仮面

 

の赤黒ツートンってセンスが大好きです。赤がソリッドの真っ赤じゃなくて、ワインがかった色味にしてあるのがこの仕様にとても似合ってるなぁ、

 

って感じました。で、そういう色味でも、元の赤黒ツートンをイメージしますよねぇ。すばらしい設定。

 

 

高松ニッパーズの卓にお邪魔したら、ずらりと並んだ32スケールが。Fさん曰く「ニッパーズはついに楽プラクラブになりました笑。」 確かにこの

 

光景にはちょっとびっくりしました。これまでニッパーズさんの卓では拝見したコトのない景色です。この写真は かば さんの作品。グレード・年式に

 

こだわって、塗色にも気を配られてます。楽する所は楽して、こだわりポイントと塗装は注力。そういうモデリングかと拝察しました。

 

 

こちらはFさん。実車の塗料そのものを使われてる作品も。32スケールの小さめの模型に実車の塗料って伺って、粒子の大きさがミスマッチになるの

 

では、って近くでシゲシゲと拝見しましたけど、違和感なし。色味は完全に実車のカラーですから、最高です。

 

 

うん、これこれ、こういう色だよねぇ、ってワケです。いいコトずくめですが、唯一のネガはキットより塗料の方が高価な所ですって ^-^;

 

 

これなんかは箱から出した時に品質の高さに驚くよ、っておっしゃってました。ホントに緻密ですね。お時間割いていただき、いろいろお話いただい

 

てありがとうございました。来春の四国オー集が仕事と丸カブリで参加できないコトも直接お伝えできてよかったです。来春は涙をのみますが、次に

 

参加できる時はよろしくお願いいたします。

 

 

こちらもニッパーズ、Mさんのテスタロッサです。端正って言葉がぴったりの逸品。サイドフィンの精密さ・繊細さが素晴らしいですね。フロント周

 

辺の雰囲気もとてもリアルで素敵です。ボディ全体の佇まい・曲線、曲面もとても美しいし。昔、タミヤのキットのサイドフィンを切り落として、湾

 

岸MIDNIGHT仕様で作ったコトがありますが、こういうのを拝見すると、サイドフィン付き・派手なウイングなし、のオトナ上品仕様で再挑戦って気

 

持ちになります。(また作りたいの増えた。。。)

 

 

ご主催TDMCのT会長の作品。作品カード見ないと、1台も車名分かりません。実車への造詣も、キットの知識も、工作技術もどれもハイレベルで

 

すねぇ。右も左も分からずに展示会に参加し始めた最初の頃から、T会長には気さくにお話していただいてます。ありがたいコトです、感謝感謝。

 

 

同じくTDMCの ribechan さんのF1スクラッチ作品です。昨年はデフォルメの着想の面白さと作り込みの精緻さを兼ね備えた作品に驚きましたが、

 

今回はセンターに製作初期のカウルとモノコックが展示されてました。この姿を覚えておいて、今後の進捗を拝見して驚きましょう!

 

 

名古屋オー集では、この2人のF1スクラッチャーさんが揃われるんですよねぇ。こちらは8マンさんのメルセデスAMG 2024。夏のMIEMOで拝見し

 

た時は、ケミカルウッド色でしたけど、今回は美しい塗装が施されてました。エアインテークの所のグラデーション塗装のお見事なコト! とても難

 

度の高い塗装だと思いますが、いつもこういうグラデーションをため息レベルで塗られます。

 

 

私自身は、名古屋オー集はモケトモ展示が頭の中の9割ですけど、一応個人展示もしてます。今年完成のABARTHとプリンス スカイライン、それぞれ

 

にコンビになる2台を添えて4台。小ぶりのランチョンマットで充分な少数展示です。今回も無事自分の展示の写真を撮り忘れずにすみました ^^;

 

おじさんホイホイなラインナップなので、おじさん達が眺めてくれてましたよ♪

 

という辺りで、第31回 オートモデラーの集い in 名古屋 の参加レポを終わります。それにしても皆さんレベル高いですねぇ。うまくて当たり前、と

 

でも言いますか、そんな感じです。仕上がりのレベルで突出するなんて、私には絶対ムリ。でも、なるべく注目していただいて模型話が盛り上がる、

 

っていうのは目指したいので、じゃあどうするか。ホントはオトナっぽいシブイ製作に憧れますけど、それでは埋没しまくりは明らかだもんなぁ。

 

 

ともあれ、主催者の皆様、ご交流いただいた皆様、年の瀬に幸せな一日をありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

 

 

明晩から part2の編集を始めます。

 

右の画像クリックでpart2へ。