2020、2021と当HPでweb展を
開催させていただきましたが、実際の
展示会参加はゼロ。
欲求不満の塊になっていた所に
嬉しいお誘いをいただきました。
(詳細はサイト内ブログ【500】に)
会場の名前だけでときめく
ツインメッセ静岡に行ってきました♪
こんな展示もあって、まさに
ミニHSの雰囲気です。
浜北模型同好会からオートモデルジャンルを独立させた
新クラブ、浜名湖オートモデラーズクラブにビジター参加
です。
この展示会は例年はタミヤフェア時に行われていて
静岡のクラブのみが出展できる催し。
私には縁のないモノと思っていましたが、嬉しい機会を
いただきました。
浜名湖オートモデラーズクラブは初日と2日目で展示の内容を大きく変えられました。まずは初日のテーブルの様子です。
今展示会に合わせて作られたクラブ名のプレートを真ん中に三段組みのひな壇。以下、一段目右からスタートして上段へと紹介していきます。
こういう意匠の作品群から。
カードのクラブ名で分かるようにゲストさん
の作品です。
もとのキットはこういう無骨なミリタリー車両なんですが、
こんな素敵な雰囲気の模型に変身です。コカ・コーラって、超ロングセラーですけど、CMのセンスが良いコトもあって、いつまで経っても
お洒落なイメージが失われませんよね。お洒落とは無縁のミリタリーカーがこんな風に変身。作者さんも楽しいでしょうけど、見る人も
なんだかハッピーな気持ちになっちゃう。メインカラーの赤/白だけじゃなくて、黄色や緑、水色なんかも配されてセンスいいですねぇ。。。
こちらもゲスト参加の茶菓餅さんの作品です。ナスカーにGTマシンにロードカーにラリー車。すべてジャンルの違う4台の展示。
精緻・精密そのものの工作で、とんでもないハイレベルです。ドアやフードを開けた状態で見える内部の作り込みがこれでもかって
緻密さなのに加えて、スムーズにすっと閉まると位置がぴたりと決まって、均一で細~いパネルラインにまた驚嘆って感じです。
スパイクタイヤの表現で本当に金属線が植えられてたり、オイルゲージを抜くことができたり、まあ開いた口が塞がりません。。。
すばらしい作品を拝見して、楽しくお話もさせていただけました。眼福♪
私はこの2年間に作って、部屋から出たこと
ない5台を持参しました。
青いオープン3連作と劇中車2台。
アリイのキャデラックを作った経験のある
方と「作った人しか分からない」トークが
できてすんごく楽しかったです。
これこそ展示会の楽しみの神髄ですな♪
ビートル& JAGUAR の金属線のあしらい
についてたくさんの方とお話しました。
私の356Aの隣は sugi さんの1/16の356C。黒のボディがお揃いです(^-^)
私は劇中車モデルにもかかわらず、インテリアカラーを勝手に黒にしちゃいました。どうも映画の登場車は sugi さんの作品のような色だった
みたいです。。。
さて2段目に上がったので、今度は左から右へ。
こちらもゲストモデラー、長野さんのバイク作品です。いつも言ってますが私はバイク音痴でなにも分かりません。
でも、これらの作品の精密再現の凄みは感じます。車もバイクも様々な素材でできたたくさんの部品の集合体なので、一つ一つの部分の
素材感をリアルにすることが精密感・本物感のアップに直結する。そんなことを考えてしまうすばらしい工作です。
どこもかしこもきっちり形状が決まっていて、質感もスーパーリアル。
これは新作。背景がちゃんとしてたら本物にしか見えないでしょうねぇ。
HSのたびにじっくり眺めさせていただいている「ぺいんと マイスターズ」ラジコンボディ。同クラブの会長の平野さんの作品もゲスト出展
されてました。今回ちゃんと紹介していただきましたが、私、たぶんHSの時に平野さんにお話伺ったことありました。
同卓展示させていただけたおかげで塗装について詳しくお聞きできて楽しかったです。透明パーツを裏から塗るラジコンボディは塗装のノウハウ
がプラモと全然違うので興味深いんですよ。一番最初に塗るのはパネルラインの黒! プラモなら最後の最後ですよねぇ。頭、パニック。。。
一度塗った部分はそれで確定、「上から色を重ねる」ことはできないワケで。理解しようとしても頭と体がついていかないって感じです。
いやぁ、興味深い。
でかいボディの全面に細かくきれいに塗装が施されてます。LIFE GUARD のボトルは実物で、ボディの色見がしっかり一致してます。
ボトルに飲料が入っているように見えますが、こちらも塗装です(^-^)
デカールが周囲の色と同調した表現。これも「裏から」ならではのノウハウでできてます。
浜北模型同好会のウータン会長の930ターボ。一見タミヤの930ね、って見えますが、
横から見るとチョロQ風のデフォルメ作品。ボディを7か所で切断して寸を詰めて、ラインや曲面がつながるように仕上げたモノです。
10年ほど前、うーたん さんはこのデフォルメを連作
されてて、その中にコブラもありました。
ちょうどコブラが完成した私は、デフォルメコブラと
並べさせていただこうと浜北さんのイベントにお邪魔
しました。この時が県外に模型を持ち出した初体験。
その後、展示会初心者の私に各地で声をかけていただいて
お世話になってきた恩人です。
(この写真がピンぼけなのは痛恨。。。)
さきほどバイク模型を紹介した長野さんは、こんな大作も出展されてました。イエガーマイスターカラーの1/12です。
こちらも大スケールの魅力を最大限に発揮した超精密作品。エンジン・シャーシ・フロントの各所の機構・機械の精密再現と車全体の姿を
同時に堪能できるように並べて展示する見せ方。ただでさえ見応えのある大スケールのポルシェを内外装ともとことん作りこんで、
しかも中身と外見を同時に見せる。泣く子も黙ります。。。
金属・樹脂・ゴム・スエード、各素材感の表現の見事なこと。強烈な説得力ですねぇ。スゴイ。。。
続いて他のテーブルを回りましょう。カーモデルオンリーのクラブは2つだけで、飛行機中心のクラブがとても多かった。
全テーブルの写真を紹介しつつ、門外漢の私の目を惹いた作品もいくつかお見せしますね。
まずこちらのテーブルはズラリ たまごひこーき。
こちらも飛行機オンリーです。
プレートにピントが合ってませんが、「コクピットの会」さん。クラブ名からしてやはり飛行機メインのクラブでしょうか。
ぎっしり大迫力ですね。
ね、飛行機がとても多い印象でしょ。こちらのテーブルの大きな模型は注目度抜群でした。
大きすぎて翼を外した状態での展示です。
紹介された雑誌(ムック?)が置いてありました。
100個しかないキット?
15万円?
140cm?
完成することが勝利?
すごいですね。
こちらはスケールモデルのオールジャンルといった雰囲気でしょうか。左端のジオラマが大作でした。
各国のスーパーカーの競演で
お金持ちそうな人々が大勢。
「我が家の日曜日を再現してみました」だと
やっかんでしまいそうですが、このコメントは
とても親近感(^-^)
車もガレージもフィギュアもとても
ハイクオリティでした。すごかったですよ。
こちらもクラブ名も展示された模型もまるまる飛行機。
静岡AFVの会 さん。重厚感・迫力満点のテーブルです。
小さなフィギュアの見事な塗装。
浜名湖オートモデラーズクラブのお隣はこちらのクラブ。スケールモデルだけじゃなくてキャラクター模型も含めたまさにオールジャンル。
オートモデルオンリーのクラブさん。1/12のF1が核になるクラブとお聞きしました。ハイクォリティな作品が2卓にぎっしり。
2卓を3枚の写真に分けてご紹介しますね。
こちらも飛行機が中心ですね。
キャラクターモデル中心のテーブルですけど、私のお目当ては左上のカーモデル。
方々の展示会で、特に静岡オー集でお世話になっている mutti さんのGTマシン。2年ぶりにお会いして感無量でした。
会った瞬間に「えっ、なんでいるの?」ってびっくりされました。はい、三重からノコノコとお邪魔してるんです笑笑
色違いのBMW2台。ハイライトはフロントフード上のツヤの3変化。地のボディはグロス・黒い部分はセミグロス・3色ラインはツヤ消し。
塗装順や塗り分け(ツヤ分け)のキモを教えていただきました。ツヤ分け表現する時に実践させていただきま~す。
まず目を惹くのはツヤ分け部分ですけど、その他の所もじっくり拝見。2年ぶりに見せていただきましたが、相変わらずどこにもスキのない
美しくてカッコいい仕上がりです。
カーボン部分も含めて、デカールの貼り込みが見事です。コンペカーらしい迫力と美しさが匂い立ちます♪
私の顔を見るなり、ノコッチさんを電話で呼んでくださいました。もちろんノコッチさんとも2年ぶり。
こちらもブレない作風の痛車作品を出展されてます。
白いボディにふんわりした印象のデカールが綺麗に溶け込んでるサイドの表現がとても魅力的ですね。ロードスターのボディの曲面・形状に
フィットさせたデカールの造形が秀逸です。
レーザープリンターにて自作されたデカールを
使われてます。
仲良しコンビモデラーのお二人と再会して
お話させていただき嬉しかったです。
お二人とも私の模型もじっくり見て
くださいました。
こちらは船のクラブさん。
オトナの模型趣味の
王道って感じの
ボトルシップ。
とても上品でオシャレ
です。
こちらのクラブはAFVのジオラマ主体です。
こちらのジオラマ作品、見れば見るほどディテールの再現度がすごかったです。
ヤマハモデラーズクラブさん。
こちらは車以外のオールジャンルって感じです。
こちらもオールジャンル。
たまごひこーき と たまご潜水艦。
本物の卵の殻を使ったスクラッチですって。
見る人が笑顔になるアイデアです♪
2卓ぶち抜きでこの密度。にぎやかさ満点です。
ちょっと脇道に逸れて、会場のあれこれネタをいくつかどうぞ。
クリスマスのイベントらしく、親子で製作体験って
いうブースがいっぱい出てました。
ステンドグラスにドールハウスの小物に
木工作品作りにアクセサリー製作、etc.
こちらは講師さんの作例展示と親子参加のブースを
大きなスペースを使って展開されてました。
静岡出身の漫画家さんですって。
体験ブースを取り巻くように作例が
たくさん展示されてました。
その中で趣旨が分かりやすそうな作品の
写真を紹介します。
百均の小物入れや団扇の骨とプラモのジャンク
を組み合わせて作った宇宙船?です。
廃品や雑多な小物とジャンクパーツから
自由な発想でオリジナルメカを作るワケですね。
こんな感じで、親子の参加者で常ににぎわってました。親子でこういうモノ作り体験、いいですよね。
お次はクルマ好きおじさんの喜ぶ実車展示。
ブリティッシュグリーンのMGミジェット。
全身の写った写真を載せようと思ったんですが、
各部のアップのしか撮ってませんでした^^;
見つけた瞬間「模型の資料見っけ!」モードに
なってたんでしょうね。。。
各プラモメーカーも新製品の展示や先行販売で
賑わってました。
ちょっと前に発売を知ったばかりの MR2。
Tバールーフと通常ルーフの選択式って
どういうこと? って思ってましたが、現物を
見て納得。Cピラーとボディが連続面じゃなくて、
黒い樹脂を挟んでつながるデザインなので、
そこから上を入れ替え式にすれば可能なんですね。
ハセガワの担当者さん曰く、
「開発者が思い入れがあるみたいで、見えない所
まで凝りに凝ってるんですよ」
とのコトでした(^-^)
昨今はやりの「リベンジ消費」。私も道具や材料で面白いのを見つけたら、財布のヒモを緩める気マンマンだったんですが、プラモ関連の出店は
そんなにたくさんじゃなかった。。。
結局これを買っただけです。
BMCタガネの0.125が長らく欠品で
困ってたので、これは嬉しかった。
0.15ですが使いやすそうです。
私にとって永遠の目標
「シャープなパネルライン」、
これ使って精進しましょ。
下戸で甘いもの好きです、私。
でもすぐにオナカがたぷたぷしてくるので、
ふだんはかなりガマンしてます。
今回はいろいろ 自分にご褒美 の気分だった
ので、こんなのも食べました 笑笑
キッチンカーや食品ブースもたくさん出てて
お祭りムードに一役買ってましたよ。
展示会に戻りましょう。
最後に浜名湖オートモデラーズクラブの二日目展示&背中合わせの場所で2卓展開されてた浜北模型同好会の様子を紹介します。
浜北さんはオールジャンルのクラブ。静岡HSでの「浜北コンペ」をご覧になったり投票したりしたコトがおありじゃないですか?
今回はクルマ&バイクの模型が背中越しに両クラブを行ったり来たり活発に動いて、どちらの展示も刻々と様子が変わったんですが、
中央・左側・右側と3分割した写真をどうぞ。バラエティに富んだオールジャンルの作品がズラリ。(ないのは船ぐらいですね)
sugi さんのシトロエン。高価で希少なエレールの1/16の完成作が3台並ぶシーンってかなり珍しいのでは?
浜北卓と浜名湖オート卓を行ったり来たりしてました。sugi さんは私達ビジターの展示と卓全体のバランスを優先させて、
大量にお持ちになった自作をしょっちゅう移動させてくださってたんです。
どれも色が魅力的ですねえ。
私、個人的にはうぐいす色&
オフホワイトのがDSっぽいなぁ
って感じます。
車種を離れて単純に惹かれる色合いは
ガンメタ&ブラック。
今、ガンメタの車を作りたいと
思ってて、車種を考え中なので
この妖艶な色と光沢には惹かれます。
ワインレッドのオープンは昨年の
web展に参加していただきました。
こちらも両卓を行き来していた劇中車3台。エヴァコスモとヤタベRSは今年のweb展参加作品です。
マットコスモとの2台並び、写真でだけ拝見してたんですが実物を見るコトができました。白ボディに赤ラインの劇中車2台並び、
引力ありますねぇ♪
パーツ分割の工夫への評価の声が高いタミヤの240Zが3色。両端の赤と白が sugi さんで、中央のマルーンが会員の K さん作。
これまた引力抜群の展示ですねぇ。
K さんはこれまで他のジャンルの模型を作られてて、クルマはこのZでまだ4台目なんですって、すごい。。。
K さんとはクルマ模型作りでウエイトを置くポイントに共通点が多くて、楽しくお話させていただきました。
次回作も見せっこさせてくださいね♪
こちらも会員さんですが、なんと高校2年生。ジャッキアップのBBに架空のカラーリングのGTマシンにシャコタンクラウン。
高2でこんなに多彩な変化球を投げ分けて末恐ろしいですなぁ。変化球なだけじゃなくて、仕上がりも丁寧ですばらしかったです。
ジャンクパーツ販売でどえらい量の買い物されてました。それ使ってまた改造するんでしょうねぇ。。。次回作もまたおじさんに見せてね。
浜北会長のうーたん さんの356、あの有名な人の有名な事故シーンの再現のジオラマです。
添えてあった雑誌記事を見ながら「この写真を再現されたんですね?」「いえいえ、この模型の写真ですよ」「えええ~」
という来場者さんとの会話が何回繰り返されたことか。
つぶれたボディはアルミ皿をボディ形状に叩き出し成形した上でつぶしたモノ。すごいですねぇ。。。
こちらも うーたん さんのジオラマ。ルパン一味が札束ぎっしりの金庫をチンクチェントで引っ張って来て奪取に成功したシーンですが、
実際のルパン物語にある場面ではなくて創作シーンとのこと。
全て接着してある紙幣を始めとして、どこを見てもとてつもない技術と労力の結集で、いくらでも見ていられます。
私はこのレンガの再現にのけぞりました。元はただのスチレンボードですって。
えぇ! だって一個ずつ形違うじゃないですか。気が遠くなります。錆びた鉄骨も蔦も漆喰の表現もとてもリアルですね。
一目見てにっこり、じっくり見て寒気、その後、1周まわって感動の笑いが止まらなくなります。
こちらも本当にたくさんの方が見入ってました。
浜名湖オートモデラーズクラブの2日目はこんな展示でスタートしました。
黄色矢印は sugi さんが作られた、当HPのモケトモ展示 on web のポップ。2020の「オープンカー」、2021の「劇中車」の sugi さんと私の
参加作が揃うので準備してくださったんです。卓の左側はweb展特集って感じに♪
(たぶん)最終的にはこんな展示でした。前列中央のマジョーラカラーのロードスターは、240Zを作られた K さんのカーモデル3台目。
1週間経って写真を眺めてると、スタートの時の高揚した気持ちも、終盤の満足感も思い出されます。
夜な夜な記事を編集してる机の隅に、まだこれ置いてます。
配布された出展者PASS も緑と赤でクリスマス気分だし、
sugi さんが作ってくださったカッコいいネームカードも
今回の展示会を思い出す素敵な記念品になりました。
以上、2年以上ぶりのリアル展示会の参加レポートでした。うーたん会長はじめ浜北模型同好会&浜名湖オートモデラーズクラブのみなさん、
会場でご交流いただいたみなさん、そして新クラブ立ち上げと同時に今展示会の準備に尽力された sugi さんに改めて御礼申し上げます。
楽しい時間を本当にありがとうございました。展示会のできる世情が今後も続きますように。
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